JPH094560A - 冷凍剤ポンプ - Google Patents
冷凍剤ポンプInfo
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- JPH094560A JPH094560A JP8117482A JP11748296A JPH094560A JP H094560 A JPH094560 A JP H094560A JP 8117482 A JP8117482 A JP 8117482A JP 11748296 A JP11748296 A JP 11748296A JP H094560 A JPH094560 A JP H094560A
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- JP
- Japan
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- chamber
- liquefied gas
- piston
- supercharging
- valve
- Prior art date
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B15/00—Pumps adapted to handle specific fluids, e.g. by selection of specific materials for pumps or pump parts
- F04B15/06—Pumps adapted to handle specific fluids, e.g. by selection of specific materials for pumps or pump parts for liquids near their boiling point, e.g. under subnormal pressure
- F04B15/08—Pumps adapted to handle specific fluids, e.g. by selection of specific materials for pumps or pump parts for liquids near their boiling point, e.g. under subnormal pressure the liquids having low boiling points
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B19/00—Machines or pumps having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B17/00
- F04B19/02—Machines or pumps having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B17/00 having movable cylinders
- F04B19/022—Machines or pumps having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B17/00 having movable cylinders reciprocating cylinders
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S417/00—Pumps
- Y10S417/901—Cryogenic pumps
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Reciprocating Pumps (AREA)
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 容器内の液化ガスの全て又は殆どを取り出す
ことができるようにすることを目的としている。 【解決手段】 液化ガスを1個の容器から別の容器又は
1個の使用場所へ圧送する為の冷凍剤ポンプが開示され
ている。このポンプは一連の室と連結弁とを備え、液化
ガスを容器の底部近傍の入口端部から出口通路へ順次圧
送する。このポンプ構造によると容器を実質的に空にす
ることができ、これにより収納された液化ガスの無駄を
省くことができる。
ことができるようにすることを目的としている。 【解決手段】 液化ガスを1個の容器から別の容器又は
1個の使用場所へ圧送する為の冷凍剤ポンプが開示され
ている。このポンプは一連の室と連結弁とを備え、液化
ガスを容器の底部近傍の入口端部から出口通路へ順次圧
送する。このポンプ構造によると容器を実質的に空にす
ることができ、これにより収納された液化ガスの無駄を
省くことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般的には機械式の
ポンプに関し、特に液化ガスを飽和液体状態で圧送する
冷凍剤ポンプに関する。
ポンプに関し、特に液化ガスを飽和液体状態で圧送する
冷凍剤ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】水素、酸素、窒素、アルゴン及び液化ハ
イドロカーボン、即ち、メタン又は天然ガスのような冷
凍剤液体又は流体は主として加圧状態の容器内に貯蔵さ
れ且つ搬送される。この容器は特によく遮蔽され且つ非
常な低温に冷凍される。このような冷凍剤流体を容器間
又は1個の容器から使用場所へ搬送するのにはポンプが
使用される。多くのポンプが長年に亘り開発されてきた
が、往復型の機械式ポンプが多くの用途に好まれてき
た。そのような機械式の冷凍剤ポンプは正味正の吸入ヘ
ッド(NPSH)、即ち、ゼロより高い吸入ヘッドを持
つことが、ポンプの詰込みロスを防ぎ、又はキャビテー
ションを防止する為に要求されてきた。流れの制限は一
般にNPSHの維持の結果として得られ、従って負の吸
入ヘッド又はゼロより低いNPSHで作動しうるポンプ
の採用が望まれている。
イドロカーボン、即ち、メタン又は天然ガスのような冷
凍剤液体又は流体は主として加圧状態の容器内に貯蔵さ
れ且つ搬送される。この容器は特によく遮蔽され且つ非
常な低温に冷凍される。このような冷凍剤流体を容器間
又は1個の容器から使用場所へ搬送するのにはポンプが
使用される。多くのポンプが長年に亘り開発されてきた
が、往復型の機械式ポンプが多くの用途に好まれてき
た。そのような機械式の冷凍剤ポンプは正味正の吸入ヘ
ッド(NPSH)、即ち、ゼロより高い吸入ヘッドを持
つことが、ポンプの詰込みロスを防ぎ、又はキャビテー
ションを防止する為に要求されてきた。流れの制限は一
般にNPSHの維持の結果として得られ、従って負の吸
入ヘッド又はゼロより低いNPSHで作動しうるポンプ
の採用が望まれている。
【0003】このような機械式冷凍剤ポンプの一例がス
プラジスに対して発行された米国特許第5188519
号に図示されている。この特許に開示されたポンプは流
体入口と流体出口を持つ1個のシリンダーと、上記流体
入口と流体出口との間のシリンダー内で往復動可能な1
個のピストンとを備えている。上記ピストンはその内部
を貫通し一般に上記シリンダーと同芯の1個の流体流路
を持ち、上記流体流路はシリンダーの流体入口に連通し
た1個の入口端部と、シリンダーの流体出口に連通した
1個の出口端部とを備えている。上記ピストンに1個の
ピストンロッドが取り付けてあり、上記ピストンを上記
シリンダー内でシリンダー流体出口方向へ往復動作でき
るようにしてある。上記ピストンロッドとピストン流体
流路入口端部の間にあって動作可能に連動する1個の弁
が上記入口を流路に交互に開閉し、上記弁は上記ピスト
ンロッドとピストンがシリンダー流路出口方向へ動く時
には閉じ、上記ピストンロッドとピストンが反対方向に
動かされる時には開く。
プラジスに対して発行された米国特許第5188519
号に図示されている。この特許に開示されたポンプは流
体入口と流体出口を持つ1個のシリンダーと、上記流体
入口と流体出口との間のシリンダー内で往復動可能な1
個のピストンとを備えている。上記ピストンはその内部
を貫通し一般に上記シリンダーと同芯の1個の流体流路
を持ち、上記流体流路はシリンダーの流体入口に連通し
た1個の入口端部と、シリンダーの流体出口に連通した
1個の出口端部とを備えている。上記ピストンに1個の
ピストンロッドが取り付けてあり、上記ピストンを上記
シリンダー内でシリンダー流体出口方向へ往復動作でき
るようにしてある。上記ピストンロッドとピストン流体
流路入口端部の間にあって動作可能に連動する1個の弁
が上記入口を流路に交互に開閉し、上記弁は上記ピスト
ンロッドとピストンがシリンダー流路出口方向へ動く時
には閉じ、上記ピストンロッドとピストンが反対方向に
動かされる時には開く。
【0004】往復式の冷凍剤ポンプの別の例がゴルツに
対して発行された米国特許第4239460号に開示さ
れており、そこにはゼロより低いNPSHで動作するよ
うに設計されたポンプが記載されている。このポンプは
1個の往復ピストンを採用し、このピストンは筒状ハウ
ジングを吸込み室と排出室とに区画している。1個のガ
ス入口孔がハウジングの側部を通して延び、液化ガスが
吸込み室へ導入されるように構成されている。1個の固
定ピストンがハウジングの出口端部から排出室内に延び
ている。上記固定ピストンは上記往復ピストンに保持さ
れた筒状スカート内に摺動自在に嵌合して高圧室を形成
している。加圧された液化ガスは固定ピストン内の通路
を通して出口に供給される。一方向弁が上記入口、各種
室、出口を通る液化ガスの流れを制御する。
対して発行された米国特許第4239460号に開示さ
れており、そこにはゼロより低いNPSHで動作するよ
うに設計されたポンプが記載されている。このポンプは
1個の往復ピストンを採用し、このピストンは筒状ハウ
ジングを吸込み室と排出室とに区画している。1個のガ
ス入口孔がハウジングの側部を通して延び、液化ガスが
吸込み室へ導入されるように構成されている。1個の固
定ピストンがハウジングの出口端部から排出室内に延び
ている。上記固定ピストンは上記往復ピストンに保持さ
れた筒状スカート内に摺動自在に嵌合して高圧室を形成
している。加圧された液化ガスは固定ピストン内の通路
を通して出口に供給される。一方向弁が上記入口、各種
室、出口を通る液化ガスの流れを制御する。
【0005】出願人は、名称冷凍剤ポンプ、出願番号0
8/384970、出願日1995年2月7日、本件出
願人へ譲渡された出願中の出願で1個の改良された機械
式ポンプを開示しており、そこには1個の第1筒状ハウ
ジング内に配置された1個の往復ピストンがあり、この
ピストンは上記ハウジングの内部をピストンの反対側の
1個の過給室と1個の排出室に区画している。少なくと
も1個の過給室入口孔が筒状ハウジングを通して直接往
復ピストンの背後に延び、液化ガスを液化ガス入口から
過給室へ導入可能としている。1個の固定ピストンが上
記ハウジングに装着され且つ排出室内に延びている。上
記固定ピストンは上記の可動ピストンに保持されている
スカートに嵌合して可動ピストンと固定ピストンの間に
1個の高圧室を形成している。1個の液化ガス出口が上
記固定ピストンを通して上記高圧室から最終出口まで延
びている。上記過給室からの余剰流体は好ましくは1又
はより多くの制限オリフィスを通して貯蔵容器内に排出
され、減圧弁の必要性をなくしている。
8/384970、出願日1995年2月7日、本件出
願人へ譲渡された出願中の出願で1個の改良された機械
式ポンプを開示しており、そこには1個の第1筒状ハウ
ジング内に配置された1個の往復ピストンがあり、この
ピストンは上記ハウジングの内部をピストンの反対側の
1個の過給室と1個の排出室に区画している。少なくと
も1個の過給室入口孔が筒状ハウジングを通して直接往
復ピストンの背後に延び、液化ガスを液化ガス入口から
過給室へ導入可能としている。1個の固定ピストンが上
記ハウジングに装着され且つ排出室内に延びている。上
記固定ピストンは上記の可動ピストンに保持されている
スカートに嵌合して可動ピストンと固定ピストンの間に
1個の高圧室を形成している。1個の液化ガス出口が上
記固定ピストンを通して上記高圧室から最終出口まで延
びている。上記過給室からの余剰流体は好ましくは1又
はより多くの制限オリフィスを通して貯蔵容器内に排出
され、減圧弁の必要性をなくしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これらの往復機械式ポ
ンプは1個の同様な欠点を備えており、なぜならば、そ
れらは冷凍剤流体容器内に浸し得るようにはなっておら
ず、どうしてもそのような容器の内容物を空にすること
はできず、その理由は液化ガス入口を含む各種の構成要
素の配置による。冷凍剤流体の一部が上記容器内に残る
のである。冷凍剤容器内に沈めることができ且つそのよ
うな容器から全ての又は殆どの流体を吸い出すことので
きる改良された冷凍剤ポンプを提供することは、この分
野では進歩である。
ンプは1個の同様な欠点を備えており、なぜならば、そ
れらは冷凍剤流体容器内に浸し得るようにはなっておら
ず、どうしてもそのような容器の内容物を空にすること
はできず、その理由は液化ガス入口を含む各種の構成要
素の配置による。冷凍剤流体の一部が上記容器内に残る
のである。冷凍剤容器内に沈めることができ且つそのよ
うな容器から全ての又は殆どの流体を吸い出すことので
きる改良された冷凍剤ポンプを提供することは、この分
野では進歩である。
【0007】
【課題を解決するための手段】加圧された冷凍剤容器内
に沈めることができ、その容器内の液化ガスを別の容器
又は使用場所に搬送する為の改良された冷凍剤ポンプで
あって、本発明によると、1個の内側筒状ハウジング内
に配置された1個の往復ピストンを備えている。このピ
ストンはこの内側ハウジングの内部を上記ピストンの反
対側の1個の過給室と1個の溜め室とに別けている。上
記ポンプの一端で1個の液化ガス入口が液化ガス容器と
溜め室との間にのびており、加圧容器からポンプ内へ液
化ガスが導入されるように構成されている。1個の外側
ハウジングが内側ハウジングを取り囲み、両者間に液化
ガス貯槽又は予圧室を形成している。1個の過給室入口
孔が上記往復ピストンの直後の筒状内側ハウジングを通
して延び、液化ガスが予圧室ガス入口から過給室に導入
されるように構成されている。1個の固定ピストンが上
記ハウジング内に装着され且つ上記溜め室内にのびてい
る。上記固定ピストンは上記可動ピストンに保持された
スカートに嵌合し、可動ピストンと固定ピストンの間に
高圧室を形成している。1個の液化ガス出口が上記高圧
室から固定ピストンを通して延びている。本発明の構成
と作用は添付図面と共に下記の記載を参照することによ
り最もよく理解することができ、図面中の同様な構成部
分には同じ参照符号が付けてある。
に沈めることができ、その容器内の液化ガスを別の容器
又は使用場所に搬送する為の改良された冷凍剤ポンプで
あって、本発明によると、1個の内側筒状ハウジング内
に配置された1個の往復ピストンを備えている。このピ
ストンはこの内側ハウジングの内部を上記ピストンの反
対側の1個の過給室と1個の溜め室とに別けている。上
記ポンプの一端で1個の液化ガス入口が液化ガス容器と
溜め室との間にのびており、加圧容器からポンプ内へ液
化ガスが導入されるように構成されている。1個の外側
ハウジングが内側ハウジングを取り囲み、両者間に液化
ガス貯槽又は予圧室を形成している。1個の過給室入口
孔が上記往復ピストンの直後の筒状内側ハウジングを通
して延び、液化ガスが予圧室ガス入口から過給室に導入
されるように構成されている。1個の固定ピストンが上
記ハウジング内に装着され且つ上記溜め室内にのびてい
る。上記固定ピストンは上記可動ピストンに保持された
スカートに嵌合し、可動ピストンと固定ピストンの間に
高圧室を形成している。1個の液化ガス出口が上記高圧
室から固定ピストンを通して延びている。本発明の構成
と作用は添付図面と共に下記の記載を参照することによ
り最もよく理解することができ、図面中の同様な構成部
分には同じ参照符号が付けてある。
【0008】
【発明の実施の形態】図面、特に図1に関連して、本発
明による液化ガスポンプ10は1個の内側筒状ハウジン
グ12とその内側筒状ハウジングを囲む1個の外側筒状
ハウジング14を備えている。上記の内側筒状ハウジン
グは1個の内側ハウジング入口端部16と、1個のポン
プ入口/排出端部18と、1個の中央部分20と、1個
の長手軸芯22とを有する。内側ハウジング入口端部1
6は中央部分20と一体に形成され、一方、ポンプ入口
/排出端部は1個の複合ポンプ入口/排出ヘッド24を
備え、このヘッドは内側筒状ハウジング12の端部で且
つ外側筒状ハウジング14の端部の内側に位置する円板
形ブロック部分として示されている。1個のOリング2
6が円板形ブロック部分の環状溝内に嵌合し外側筒状ハ
ウジング14の内壁28との間の液密を提供している
(以下により詳細に記載される)。1個の端板30が上
記の円板形ブロック部分に複数のボルト31により締着
され、これにより外側筒状ハウジングの端部32とポン
プ10の底端部とを閉塞し、ポンプ10は液化ガス容器
の底部近傍に着座する(より詳細には図7に示されてい
る)。
明による液化ガスポンプ10は1個の内側筒状ハウジン
グ12とその内側筒状ハウジングを囲む1個の外側筒状
ハウジング14を備えている。上記の内側筒状ハウジン
グは1個の内側ハウジング入口端部16と、1個のポン
プ入口/排出端部18と、1個の中央部分20と、1個
の長手軸芯22とを有する。内側ハウジング入口端部1
6は中央部分20と一体に形成され、一方、ポンプ入口
/排出端部は1個の複合ポンプ入口/排出ヘッド24を
備え、このヘッドは内側筒状ハウジング12の端部で且
つ外側筒状ハウジング14の端部の内側に位置する円板
形ブロック部分として示されている。1個のOリング2
6が円板形ブロック部分の環状溝内に嵌合し外側筒状ハ
ウジング14の内壁28との間の液密を提供している
(以下により詳細に記載される)。1個の端板30が上
記の円板形ブロック部分に複数のボルト31により締着
され、これにより外側筒状ハウジングの端部32とポン
プ10の底端部とを閉塞し、ポンプ10は液化ガス容器
の底部近傍に着座する(より詳細には図7に示されてい
る)。
【0009】内側筒状ハウジング12内に装着された1
個の往復ピストン34は上記のハウジング内で長手軸芯
22に沿い往復動作する。1個の駆動ロッド36が往復
ピストン34から後方へ延び、両者は図1に示すように
一体に形成される。この駆動ロッド36は内側筒状ハウ
ジング12の後方延長部分38を通して延びている。駆
動ロッド36と後方延長部分38の内側筒状壁との間に
配置されている軸シール40は駆動ロッド36に沿う液
の漏出を阻止している。駆動ロッド36は電気モーター
及びカム配列(図示せず)のような適当な駆動機構に例
えば中空のカム従動ロッド42を介して連結される。カ
ム従動ロッド42は駆動ロッド36と往復ピストン34
とを前後に動かし、この機械式ポンプ配列に対してポン
プ作用を提供する。駆動ロッド36とカム従動ロッド4
2は協同するねじ部分44により連結することができ
る。
個の往復ピストン34は上記のハウジング内で長手軸芯
22に沿い往復動作する。1個の駆動ロッド36が往復
ピストン34から後方へ延び、両者は図1に示すように
一体に形成される。この駆動ロッド36は内側筒状ハウ
ジング12の後方延長部分38を通して延びている。駆
動ロッド36と後方延長部分38の内側筒状壁との間に
配置されている軸シール40は駆動ロッド36に沿う液
の漏出を阻止している。駆動ロッド36は電気モーター
及びカム配列(図示せず)のような適当な駆動機構に例
えば中空のカム従動ロッド42を介して連結される。カ
ム従動ロッド42は駆動ロッド36と往復ピストン34
とを前後に動かし、この機械式ポンプ配列に対してポン
プ作用を提供する。駆動ロッド36とカム従動ロッド4
2は協同するねじ部分44により連結することができ
る。
【0010】往復ピストン34は前方突出筒状スカート
46を備え、このスカートは環状のリング溝とピストン
リング48を持ち、このリングは内側筒状ハウジング1
2の中央部分20の内壁に係合している。往復ピストン
34は内側ハウジング12の内部を内側筒状ハウジング
12の入口端部16の1個の過給室50とポンプ入口/
排出端部18の溜り室52とに区画し、溜り室は低圧室
である。
46を備え、このスカートは環状のリング溝とピストン
リング48を持ち、このリングは内側筒状ハウジング1
2の中央部分20の内壁に係合している。往復ピストン
34は内側ハウジング12の内部を内側筒状ハウジング
12の入口端部16の1個の過給室50とポンプ入口/
排出端部18の溜り室52とに区画し、溜り室は低圧室
である。
【0011】1個の固定ピストン54がポンプ入口/排
出ヘッド24から往復ピストンスカート46内に延びて
いる。固定ピストン54はピストンリング56を備え、
このピストンリングはスカート46の筒状内壁58に係
合している。高圧室60が往復ピストン34と固定ピス
トン54との間に形成されている。ポンプ入口/排出ヘ
ッド24に螺合した1個のプラグ62が入口/排出ヘッ
ドを通して固定ピストン54内に延びている。このプラ
グ62は入口/排出ヘッド24に対してプラグ62と入
口/排出ヘッド24の間の協同ねじ64により固着さ
れ、ガスケット66がプラグ62を入口/排出ヘッドに
対してシールしている。出口又は排出孔68、72、7
0は固定ピストン54、プラグ62、入口/排出ヘッド
24の端部を通して延びている。より特定的には、図1
及び図2により特別に示しているように、入口/排出ヘ
ッド24内で中央孔72はプラグ62を通して横切り、
上記中央孔72は固定ピストン54の端部内の固定ピス
トン端部孔74と同芯となっている。
出ヘッド24から往復ピストンスカート46内に延びて
いる。固定ピストン54はピストンリング56を備え、
このピストンリングはスカート46の筒状内壁58に係
合している。高圧室60が往復ピストン34と固定ピス
トン54との間に形成されている。ポンプ入口/排出ヘ
ッド24に螺合した1個のプラグ62が入口/排出ヘッ
ドを通して固定ピストン54内に延びている。このプラ
グ62は入口/排出ヘッド24に対してプラグ62と入
口/排出ヘッド24の間の協同ねじ64により固着さ
れ、ガスケット66がプラグ62を入口/排出ヘッドに
対してシールしている。出口又は排出孔68、72、7
0は固定ピストン54、プラグ62、入口/排出ヘッド
24の端部を通して延びている。より特定的には、図1
及び図2により特別に示しているように、入口/排出ヘ
ッド24内で中央孔72はプラグ62を通して横切り、
上記中央孔72は固定ピストン54の端部内の固定ピス
トン端部孔74と同芯となっている。
【0012】容器からの液体は複数の入口吸入孔76を
通してポンプ10内に入り、入口吸入孔は端板30及び
ポンプ入口/排出ヘッド24から溜め室52内へ延びて
いる。平坦板状の1個の溜め室弁78が図1に示されて
いる閉じた位置から開位置へと前記軸芯に沿い可動で、
開位置では平板弁が固定ピストン54の環状溝内に固定
されたリテーナーリング80に係合する。溜め室52は
貯蔵容器からポンプ10内に入る流体の最初の室を提供
する。流体は溜め室内が低圧状態の時に溜め室内に吸入
される。
通してポンプ10内に入り、入口吸入孔は端板30及び
ポンプ入口/排出ヘッド24から溜め室52内へ延びて
いる。平坦板状の1個の溜め室弁78が図1に示されて
いる閉じた位置から開位置へと前記軸芯に沿い可動で、
開位置では平板弁が固定ピストン54の環状溝内に固定
されたリテーナーリング80に係合する。溜め室52は
貯蔵容器からポンプ10内に入る流体の最初の室を提供
する。流体は溜め室内が低圧状態の時に溜め室内に吸入
される。
【0013】予圧室82又は予圧流体リザーバーは内側
筒状ハウジング12と外側筒状ハウジング14の間に形
成されている。2個の筒状ハウジングは同芯に配置さ
れ、一端では端部キャップ84により、又他端では排出
ヘッド24により閉塞されている。環状のOリング86
がポンプの夫々の端部をシールしている。予圧室82は
溜め室52と液で繋がっており、その時球弁88が動い
て両室間の孔90を開放している。予圧室82はポンプ
10の第2の室領域を提供している。
筒状ハウジング12と外側筒状ハウジング14の間に形
成されている。2個の筒状ハウジングは同芯に配置さ
れ、一端では端部キャップ84により、又他端では排出
ヘッド24により閉塞されている。環状のOリング86
がポンプの夫々の端部をシールしている。予圧室82は
溜め室52と液で繋がっており、その時球弁88が動い
て両室間の孔90を開放している。予圧室82はポンプ
10の第2の室領域を提供している。
【0014】第3の流体室は過給室50で準備されてい
る。内側ハウジング12の内側ハウジング入口端部16
は複数の孔又は通路94(図1及び図4に示されてい
る)を備え、この通路は予圧室82から過給室50内へ
流体を繋ぐ。過給室50は往復ピストン34の直後の位
置にある。別の平坦板状の1個の過給弁96が図1に示
す閉位置から開位置へ前記長手軸芯に沿い動き、開位置
では平坦板は内側ハウジングに固定されたリテーナーリ
ング98に係合する。
る。内側ハウジング12の内側ハウジング入口端部16
は複数の孔又は通路94(図1及び図4に示されてい
る)を備え、この通路は予圧室82から過給室50内へ
流体を繋ぐ。過給室50は往復ピストン34の直後の位
置にある。別の平坦板状の1個の過給弁96が図1に示
す閉位置から開位置へ前記長手軸芯に沿い動き、開位置
では平坦板は内側ハウジングに固定されたリテーナーリ
ング98に係合する。
【0015】第4の室を形成する1個の高圧室60は過
給室50の前にあり、より特定的には図1及び図5に示
されているように、流体を過給室から適当な時に吸入弁
102を介して受け入れる。吸入弁102はテーパー形
板ヘッド104と幹106とを備え、上記幹はブッシュ
108内に摺動自在に装着されている。スチールで裏打
ちされたモーリーテフロン材料製のブッシュ108(普
通DUブッシュと呼ばれている)は往復ピストン34の
スカート46の後部に圧入されている。吸入弁102の
弁本体110は孔112(図5参照)を備え、孔は往復
ピストン34(図1及び図3参照)の後部内の通路94
と共に液化ガスが過給室50から高圧室60に入ること
を許し、その時吸入弁102は開放している(即ち図1
に示されている位置から右に動かされている)。吸入弁
102は図1に示されているように、幹106上でブッ
シュとロックナット118との間に配置したスプリング
116により閉位置に付勢されている。スプリング11
6の圧縮力はロックナット118により調整することが
でき、ロックナットは幹106のねじの切られている後
部に螺合している(調整範囲は弁の適当な移動が得られ
る範囲である)。
給室50の前にあり、より特定的には図1及び図5に示
されているように、流体を過給室から適当な時に吸入弁
102を介して受け入れる。吸入弁102はテーパー形
板ヘッド104と幹106とを備え、上記幹はブッシュ
108内に摺動自在に装着されている。スチールで裏打
ちされたモーリーテフロン材料製のブッシュ108(普
通DUブッシュと呼ばれている)は往復ピストン34の
スカート46の後部に圧入されている。吸入弁102の
弁本体110は孔112(図5参照)を備え、孔は往復
ピストン34(図1及び図3参照)の後部内の通路94
と共に液化ガスが過給室50から高圧室60に入ること
を許し、その時吸入弁102は開放している(即ち図1
に示されている位置から右に動かされている)。吸入弁
102は図1に示されているように、幹106上でブッ
シュとロックナット118との間に配置したスプリング
116により閉位置に付勢されている。スプリング11
6の圧縮力はロックナット118により調整することが
でき、ロックナットは幹106のねじの切られている後
部に螺合している(調整範囲は弁の適当な移動が得られ
る範囲である)。
【0016】高圧室内の流体はポンプサイクルの適当な
時に前述の出口孔68、70、72を介してポンプから
排出される。1個の排出弁120がプラグ孔72の上流
端と固定ピストン端部孔74との間に配置されており、
この排出弁は固定ピストン54の内面上の排出弁座12
8に係合し、上記弁座は固定ピストン端部孔74の開放
と閉塞を司どる。排出弁120が前方(排出端側)に押
されると、流体は固定ピストン端部孔74を通して流
れ、弁120の周りの固定ピストン54と弁120の間
の周囲スペース130を通り、より特定的に図6で示す
ように、排出ダクト又は交叉孔132から長手孔72内
に入る。1個の出口又は排出路136が入口/排出ヘッ
ド24に接続され、図1及び図2に示されているように
高圧の排出液化ガスが受け止められる。
時に前述の出口孔68、70、72を介してポンプから
排出される。1個の排出弁120がプラグ孔72の上流
端と固定ピストン端部孔74との間に配置されており、
この排出弁は固定ピストン54の内面上の排出弁座12
8に係合し、上記弁座は固定ピストン端部孔74の開放
と閉塞を司どる。排出弁120が前方(排出端側)に押
されると、流体は固定ピストン端部孔74を通して流
れ、弁120の周りの固定ピストン54と弁120の間
の周囲スペース130を通り、より特定的に図6で示す
ように、排出ダクト又は交叉孔132から長手孔72内
に入る。1個の出口又は排出路136が入口/排出ヘッ
ド24に接続され、図1及び図2に示されているように
高圧の排出液化ガスが受け止められる。
【0017】過給室50内の圧力が高くなり過ぎると、
往復ピストン34はポペット弁138を備え、このポペ
ット弁は往復ピストンの駆動ロッド36内の中心孔を通
してカム従動ロッド42内の同芯の孔へ圧力を逃す。駆
動ロッド36を通して排出された余剰の流体又はガスは
再び容器内に戻り、再利用される。漏洩は往復ピストン
34の後退行程中に発生し、この事は以下により詳細に
説明されるであろう。
往復ピストン34はポペット弁138を備え、このポペ
ット弁は往復ピストンの駆動ロッド36内の中心孔を通
してカム従動ロッド42内の同芯の孔へ圧力を逃す。駆
動ロッド36を通して排出された余剰の流体又はガスは
再び容器内に戻り、再利用される。漏洩は往復ピストン
34の後退行程中に発生し、この事は以下により詳細に
説明されるであろう。
【0018】動作中には、往復ピストン34の後退行程
(即ち入口/排出ヘッドから離れる方向への動作)中に
次の動作が起る。 (1)溜め室52内の圧力が減少し、貯蔵容器内の高圧
液化ガスが円板弁78に作用して溜め室52内に吸入さ
れる。 (2)液化ガス及び蒸気は過給室50内でその容積が減
少することにより圧縮される。この増大した圧力は過給
室内の蒸発したガスを液化し、この高圧流体は弁102
をスプリング116の弾力に抗して入口/排出ヘッド2
4方向に押し、これにより液化ガスが高圧室60に入る
ことが許される。 (3)過給室50内の圧力上昇により過給円板弁96が
内側ハウジング12の入口端部16に向い(図1で左方
に)動いて閉じる。
(即ち入口/排出ヘッドから離れる方向への動作)中に
次の動作が起る。 (1)溜め室52内の圧力が減少し、貯蔵容器内の高圧
液化ガスが円板弁78に作用して溜め室52内に吸入さ
れる。 (2)液化ガス及び蒸気は過給室50内でその容積が減
少することにより圧縮される。この増大した圧力は過給
室内の蒸発したガスを液化し、この高圧流体は弁102
をスプリング116の弾力に抗して入口/排出ヘッド2
4方向に押し、これにより液化ガスが高圧室60に入る
ことが許される。 (3)過給室50内の圧力上昇により過給円板弁96が
内側ハウジング12の入口端部16に向い(図1で左方
に)動いて閉じる。
【0019】往復ピストン34の戻り又は前進、即ち排
出端部側への行程中には、次の動作が起る。 (1)往復ピストン34の前進中には溜め室52の容積
は減少し、球弁88を外室の内壁に向い押し付ける(図
1に破線で示されている球の位置を参照されたい)。こ
の動作により孔90が開き、溜め室内の液化ガス及び蒸
気の混合物が予圧室82に入ることを許す。 (2)過給室50内の容積は往復ピストン34の前進の
結果として増加して内部に低圧が発生し、この低圧が過
給弁96をリテーナーリング98に当たるまで前進さ
せ、この弁が開く。液化ガスは往復ピストン34が前進
行程の終端に達するまで過給室50内に流入する。 (3)高圧室60内の液化ガスは排出弁120を弁座1
28から離れる方向に、又入口/排出ヘッド24方向に
押し、これによりこの弁は開く。加圧状態の液化ガスは
端部孔74を通して固定ピストン内に入り、更にプラグ
62内の中心孔と入口/排出ヘッド24内の排出ダクト
70を通り、排出路136に達する。高圧室内の圧力は
往復ピストン34の前進行程中に吸入弁102を閉状態
に保つ。
出端部側への行程中には、次の動作が起る。 (1)往復ピストン34の前進中には溜め室52の容積
は減少し、球弁88を外室の内壁に向い押し付ける(図
1に破線で示されている球の位置を参照されたい)。こ
の動作により孔90が開き、溜め室内の液化ガス及び蒸
気の混合物が予圧室82に入ることを許す。 (2)過給室50内の容積は往復ピストン34の前進の
結果として増加して内部に低圧が発生し、この低圧が過
給弁96をリテーナーリング98に当たるまで前進さ
せ、この弁が開く。液化ガスは往復ピストン34が前進
行程の終端に達するまで過給室50内に流入する。 (3)高圧室60内の液化ガスは排出弁120を弁座1
28から離れる方向に、又入口/排出ヘッド24方向に
押し、これによりこの弁は開く。加圧状態の液化ガスは
端部孔74を通して固定ピストン内に入り、更にプラグ
62内の中心孔と入口/排出ヘッド24内の排出ダクト
70を通り、排出路136に達する。高圧室内の圧力は
往復ピストン34の前進行程中に吸入弁102を閉状態
に保つ。
【0020】図7に示されているように、ポンプ10の
入口/排出端部は液化ガスの容器142の底部140の
近傍に配置される。ポンプの入口孔は容器の底部140
にあるので、容器内の実質的に全ての液化ガスをよりた
やすく取り出すことができる。内部に適当な開口146
を有する1個のブラケット144が容器内にポンプを支
持している。本発明のポンプ設計は、冷凍剤容器又はタ
ンクが車両内に装備されるような用途で特に有効であ
り、その理由はポンプ動作がタンク内の流体の動揺に影
響されないからである。
入口/排出端部は液化ガスの容器142の底部140の
近傍に配置される。ポンプの入口孔は容器の底部140
にあるので、容器内の実質的に全ての液化ガスをよりた
やすく取り出すことができる。内部に適当な開口146
を有する1個のブラケット144が容器内にポンプを支
持している。本発明のポンプ設計は、冷凍剤容器又はタ
ンクが車両内に装備されるような用途で特に有効であ
り、その理由はポンプ動作がタンク内の流体の動揺に影
響されないからである。
【0021】好ましい実施例の上述の詳細な記載は、こ
の出願の提出時に本発明の実施の為に発明者が熟考した
最適実施例であり、一例として提示されており、限定の
為に提示されたものではない。従って、上述の好ましい
実施例に対して各種の変形が発明の範囲から離れること
なく可能である。従って、発明が1個の特別な実施例に
ついて記載され示されてきたが、発明の属する分野の当
業者に明らかな各種の変更や変形が、請求項に記載され
た発明の精神と範囲内で可能である。
の出願の提出時に本発明の実施の為に発明者が熟考した
最適実施例であり、一例として提示されており、限定の
為に提示されたものではない。従って、上述の好ましい
実施例に対して各種の変形が発明の範囲から離れること
なく可能である。従って、発明が1個の特別な実施例に
ついて記載され示されてきたが、発明の属する分野の当
業者に明らかな各種の変更や変形が、請求項に記載され
た発明の精神と範囲内で可能である。
【0022】
【発明の効果】本発明のポンプ構造によると、この冷凍
剤ポンプは液化ガス入口が容器の底部近傍に配置される
ように液化ガス容器内に配置することができる。従って
移動又は搬送工程において容器内の液化ガスの全て又は
殆どを取り出すことができる。
剤ポンプは液化ガス入口が容器の底部近傍に配置される
ように液化ガス容器内に配置することができる。従って
移動又は搬送工程において容器内の液化ガスの全て又は
殆どを取り出すことができる。
【図1】 本発明による冷凍剤ポンプの断面図である。
【図2】 図1の2ー2線に沿う断面図である。
【図3】 図1の3ー3線に沿う断面図である。
【図4】 図1の4ー4線に沿う断面図である。
【図5】 図1の5ー5線に沿いポンプの一部を縦断し
た拡大断面図である。
た拡大断面図である。
【図6】 図1の6ー6線に沿いポンプの一部を縦断し
た拡大断面図である。
た拡大断面図である。
【図7】 図1のポンプを液化ガス容器内に漬けた状態
を示す部分断面図である。
を示す部分断面図である。
12 内側筒状ハウジング 14 外側筒状ハウジング 18 ポンプ入口/排出口端部 22 長手軸芯 34 往復ピストン 46 前方突出筒状スカート 50 過給室 52 溜め室 54 固定ピストン 60 高圧室 68、72 出口又は排出孔 76 入口吸入口 78 溜め室弁 88 球弁 96 過給弁 102 吸入弁 120 排出弁 138 ポペット弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロバート・イー・クロール アメリカ合衆国78418テキサス州コーパ ス・クリスティ、カルロス・フィフス・コ ート13510番 (72)発明者 フィリップ・ジェイ・ウェスターマン アメリカ合衆国92630カリフォルニア州エ ル・トロ、ヘイゼルウッド22952番
Claims (16)
- 【請求項1】 液化ガスを容器から搬送する為の浸漬型
の冷凍剤ポンプであって次の構成を有するもの:1個の
長手軸芯と1個の排出端部を有する1個の主ポンプハウ
ジング;上記主ハウジング内で上記長手軸芯に沿い配置
されて上記ハウジング内を過給室と溜め室とに区画する
1個の往復ピストンであって、上記過給室と溜め室の容
積は上記ピストンが上記ハウジングの排出端部へ向い又
はその逆に動くことにより逆に変化する;上記溜め室内
に延びる1個の固定ピストンであって、上記往復ピスト
ンと固定ピストンとの間に容積可変の高圧室を形成す
る;液化ガス入口であって、ハウジングを通して延び且
つ排出端部の近傍で溜め室に連通している;1個の溜め
室弁であって、上記往復ピストンが上記排出端部から離
れる方向に移動する時に液化ガスが溜め室に入ることを
許す;1個の予圧室;1個の予圧室弁であって、溜め室
と予圧室とを繋ぎ、液化ガスが溜め室から予圧室へ流れ
ることを許す;1個の過給室弁であって、予圧室と過給
室の間を繋ぎ、液化ガスが予圧室から過給室へ流入する
ことを許す;1個の高圧室弁であって、高圧室と過給室
とを繋ぎ、ガスが過給室から高圧室へ流れることを許
す;1個の高圧出口通路であって、上記高圧室と流体接
続している;及び上記出口通路内の1個の排出弁。 - 【請求項2】 上記液化ガス入口が上記溜め室内に連通
し上記長手軸芯と並行な複数の孔で構成されている請求
項1に記載の冷凍剤ポンプ。 - 【請求項3】 過給室から余剰な液化ガスを排出する為
の1個の高圧逃し弁を備えている請求項1に記載の冷凍
剤ポンプ。 - 【請求項4】 上記往復ピストンは上記長手軸芯と同芯
の長い孔を備え、上記固定ピストンは往復ピストン内の
上記長い孔内に延びている請求項1に記載の冷凍剤ポン
プ。 - 【請求項5】 上記出口通路は上記固定ピストン内を通
して延びている請求項4に記載の冷凍剤ポンプ。 - 【請求項6】 上記溜め室、予圧室、高圧室、排出弁の
夫々が一方向弁である請求項5に記載の冷凍剤ポンプ。 - 【請求項7】 上記予圧室が主ポンプハウジングを取り
囲む外側ハウジングにより形成され、予圧室は両ハウジ
ングの間に形成されている請求項6に記載の冷凍剤ポン
プ。 - 【請求項8】 液化ガスを容器から搬送する為の浸漬型
の冷凍剤ポンプであって次の構成を有するもの:1個の
長手軸芯と、1個の内壁と、1個の入口端部と、1個の
排出端部とを有する1個の内側ハウジング;上記内側ハ
ウジングを取り囲む1個の外側ハウジング;上記内側ハ
ウジング内で上記長手軸芯に沿い摺動自在に配置された
1個の往復ピストンであって、上記内側ハウジングを1
個の過給室と1個の溜め室とに区画し、上記可動ピスト
ンは上記ハウジングの内壁に摺動自在に嵌合した1個の
スカートを備え、上記過給室と溜め室との容積は上記往
復ピストンが上記排出端部側へ又はその反対に動くこと
により逆に変化する;1個の固定ピストンであって、上
記溜め室内で延び、上記往復ピストンスカートの内壁に
摺動自在に嵌合し、上記往復ピストンと固定ピストンと
の間に1個の高圧室を形成している;液化ガス入口;上
記外側ハウジング内の1個の予圧室であって、上記内側
ハウジングの入口端部と流体連結している;1個の一方
向溜め室弁であって、上記ポンプ排出端部の液化ガス入
口を上記溜め室に繋ぎ、上記往復ピストンが排出端部か
ら離れる方向に動く時に液化ガスが溜め室に入ることを
許す;1個の一方向予圧室弁であって、上記溜め室を上
記予圧室に繋ぎ、上記往復ピストンが排出端部側へ移動
する時に流体が予圧室に入ることを許す;1個の一方向
過給室弁であって、予圧室を過給室に繋ぎ、上記往復ピ
ストンが排出端部に向い動く時に液化ガスが過給室に入
ることを許す;1個の一方向高圧室弁であって、上記可
動ピストンが排出端部から離れる方向に動く時に過給室
を高圧室に繋ぐ;上記加圧液化ガスの為の1個の出口;
及び1個の一方向排出弁であって、上記往復ピストンが
排出端部側へ動く時に上記高圧室を上記出口に接続す
る。 - 【請求項9】 上記液化ガス入口は、上記溜め室に開口
し上記長手軸芯と並行な複数の孔を備えている請求項8
に記載の冷凍剤ポンプ。 - 【請求項10】 上記排出端部が上記内側ハウジングの
排出端部を塞ぐ排出ヘッドを備えている請求項8に記載
の冷凍剤ポンプ。 - 【請求項11】 上記排出ヘッドが1個のブロック形部
材を備え、上記複数の孔が上記ブロック形部材を通して
延びている請求項10に記載の冷凍剤ポンプ。 - 【請求項12】 上記ブロック形部材が1個の出口ダク
トを備え、上記高圧室を出口に接続している請求項11
に記載の冷凍剤ポンプ。 - 【請求項13】 更に上記出口ダクトに接続した1個の
出口通路を備えている請求項12に記載の冷凍剤ポン
プ。 - 【請求項14】 上記出口ダクトがポンプの長手軸芯を
横切る面内の出口通路に開口している請求項13に記載
の冷凍剤ポンプ。 - 【請求項15】 更に1個の高圧逃し弁を備え、過給室
から余剰の液化ガスを排出できるようにした請求項8に
記載の冷凍剤ポンプ。 - 【請求項16】 上記固定ピストンが排出ヘッドと一体
に形成されている請求項10に記載の冷凍剤ポンプ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/439,723 US5575626A (en) | 1995-05-12 | 1995-05-12 | Cryogenic pump |
US08/439723 | 1995-05-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH094560A true JPH094560A (ja) | 1997-01-07 |
JP2877751B2 JP2877751B2 (ja) | 1999-03-31 |
Family
ID=23745870
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8117482A Expired - Lifetime JP2877751B2 (ja) | 1995-05-12 | 1996-05-13 | 冷凍剤ポンプ |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5575626A (ja) |
EP (1) | EP0743451B1 (ja) |
JP (1) | JP2877751B2 (ja) |
AT (1) | ATE174665T1 (ja) |
DE (1) | DE69601142T2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010185461A (ja) * | 2010-06-02 | 2010-08-26 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 低温流体用昇圧ポンプ |
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