JPH075258Y2 - ポンプ装置 - Google Patents

ポンプ装置

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JPH075258Y2
JPH075258Y2 JP3950290U JP3950290U JPH075258Y2 JP H075258 Y2 JPH075258 Y2 JP H075258Y2 JP 3950290 U JP3950290 U JP 3950290U JP 3950290 U JP3950290 U JP 3950290U JP H075258 Y2 JPH075258 Y2 JP H075258Y2
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JP
Japan
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pressure
pump
seal
liquid
low
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JP3950290U
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JPH041678U (ja
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信男 東條
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Maruyama Manufacturing Co Inc
Original Assignee
Maruyama Manufacturing Co Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、2個のポンプを直列に接続して高い吐出圧
を得るポンプ装置に係り、詳しくは高圧側ポンプのシー
ル部材の潤滑用及び押圧用の液体の供給を改善されるポ
ンプ装置に関するものである。
〔従来の技術〕
往復部材の往復動に対してポンプ室のシールを複数個の
シール部材により多段階で保持する場合、シール部材の
間の空間に例えば吸入口の液体を供給して、ポンプ室殻
の液体が外部へ漏出することの防止、及びシール部材の
潤滑を図っている。
一方、複数個のポンプを直列に接続して、吐出圧の上昇
を図るポンプ装置では、高圧側ポンプのポンプ室のシー
ルを往復部材の摺動に対して保持するために、高圧シー
ルと中圧シールとの間へ中間圧として吸入口の圧力を供
給するとともに、中圧シールと低圧シールとの間に吸入
口の液体の圧力より低い圧力の余剰液体を供給して、中
圧シールから液体の漏出防止及び中圧シールの潤滑を図
るのが好ましい。
特開昭55-72670号公報等は、吸入口のシールを往復部材
の摺動に対して保持するシール部材から漏出した液体を
別のポンプにより吸入することを開示しており、これら
先行技術からの類推により、前述の複数個のポンプを直
列に接続したポンプ装置においても、別のポンプを付加
して、中圧シールと低圧シールとの間の空間へ液体を供
給することが考えられる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、別のポンプを付加することは、装置全体が複雑
になり、製造やコストの点で著しく不利となる。
この考案の目的は、複数個のポンプを直列に接続して高
い吐出圧を生成するポンプ装置において、新たにポンプ
を付加することなく、中圧シールの潤滑用液体を供給す
ることである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案を、実施例に対応する図面の符号を使用して説
明する。
この考案のポンプ装置では、高圧側ポンプ(32)は、ポ
ンプ室(56)の容積を増減する往復部材(52)の往復動
に対してポンプ室(56)のシールを保持する高圧シール
(62)、中圧シール(64)及び低圧シール(66)をポン
プ室(56)側から備えている。第1の減圧空間(70)は
高圧シール(62)と中圧シール(64)との間に、また、
第2の液圧空間(72)は中圧シール(64)と低圧シール
(66)との間に、それぞれ形成され、第1の液圧空間
(70)は高圧側ポンプ(32)の吸入口(42)へ連通して
いる。低圧側ポンプ(14)から吐出された液体(12)
は、調圧装置(24)により調圧されて、高圧側ポンプ
(32)の吸入口(42)へ送られ、調圧装置(24)からの
余剰液体は第2の液圧空間(72)へ供給される。
〔作用〕
高圧側ポンプ(32)の吸入口(42)には、低圧側ポンプ
(14)から吐出されて調圧装置(24)により調圧された
圧力P2の液体(12)が供給され、高圧側ポンプ(32)
は、この液体(12)をさらに高めた圧力P1(P1>=P2)
を吐出する。高圧側ポンプ(32)の吸入口(42)に導入
された液体(12)の一部は第1の液圧空間(70)へ送ら
れ、高圧シール(62)は、ポンプ室(56)及び第1の液
圧空間(70)の側からポンプ室(56)の液体(12)の圧
力P1と吸入口(42)の液体(12)の圧力P2とを受けると
もに、それら液体(12)により潤滑される。一方、調圧
装置(24)からの余剰液体は、高圧側ポンプ(32)の吸
入口(42)の圧力P2より適当に低い圧力P3を有し、高圧
側ポンプ(32)の第2の液圧空間(72)へ送られる。こ
れにより、中圧シール(64)は第1の液圧空間(70)及
び第2の液圧空間(72)の側から吸入口(42)の液体
(12)の圧力P2と余剰液体の圧力P3とを受けるともに、
それら液体(12)により潤滑される。
〔実施例〕
以下、この考案を図面の実施例について説明する。
第1図はポンプ装置全体の構成図である。タンク10は液
体12を貯蔵し、低圧側往復ポンプ14は、吸入ホース16を
介して吸入口18へタンク10内の液体12を吸入するととも
に、圧力を増加させた液体12を吐出口20ヘ吐出する。ア
キュムレータ22及び調圧装置24は低圧側往復ポンプ14の
吐出口20へ接続され、アキュムレータ22は低圧側往復ポ
ンプ14の吐出圧の脈動を抑制し、調圧装置24は低圧側往
復ポンプ14の吐出圧を一定値に調整する。調圧装置24に
より調圧された液体12は中間ホース26へ送られ、調圧装
置24より中間ホース26へ送られなかった液体12は調圧装
置24の余液口28から余液ホース30へ導かれる。三連式高
圧側プランジャポンプ32は、クランク軸34を内部に配設
されてクランク軸34の両端部を回転自在に軸支するクラ
ンクケース36と、複数個の締付けボルト38によりクラン
クケース36に接合されるマニホールド40とを有してい
る。吸入口42及び吐出口44はマニホールド40の両側壁に
形成され、吸入口42は中間ホース26を介して低圧側往復
ポンプ14の吐出口20へ接続され、吐出口44はノズル等へ
接続されている。導入口46及び導出口48は、マニホール
ド40の上面部の相互に反対側の端部にそれぞれ形成さ
れ、調圧装置24からの余剰の液体12は、余液ホース30を
介してマニホールド40の導入口46へ導入され、その後、
導出口48から導出されて、戻しホース50を経てタンク10
へ戻される。
第2図は導入口46の位置における三連式高圧側プランジ
ャポンプ32の垂直縦断面図である。プランジャ52は、コ
ンロッド54を介してクランク軸34に連結し、クランク軸
34の回転に伴って往復動する。ポンプ室56は、プランジ
ャ52の先端側において形成され、プランジャ52の往復動
に伴って容積を増減される。ポンプ室56の吸入口42側及
び吐出口44側には吸入弁58及び吐出弁60が配設され、吸
入口42からポンプ室56を経て吐出口44への一方向の液体
12の流れを許容する。高圧シール62、中圧シール64、低
圧シール66及びオイルシール68は、プランジャ52の軸方
向に沿ってポンプ室56側から配置されて、内周縁をプラ
ンジャ52と摺接している。環状の中圧空間70は、高圧シ
ール62と中圧シール64との間に形成され、吸入口42へ連
通し、また、環状の低圧空間72は、中圧シール64と低圧
シール66との間に形成され、導入口46及び導出口48へ連
通している。オイルシール68はクランクケース36からの
オイルの漏出を阻止する。
実施例に作用について説明する。
タンク10内の液体12は、低圧側往復ポンプ14及び三連式
高圧側プランジャポンプ32により2段階で加圧されて、
三連式高圧側プランジャポンプ32の吐出口44からノズル
等へ圧送される。低圧側往復ポンプ14の吐出口20から吐
出された液体12は、調圧装置24により所定値P2に調圧さ
れて、中間ホース26を介して三連式高圧側プランジャポ
ンプ32の吸入口42へ送られる。また、一部の液体12は、
余剰の液体12として調圧装置24の余液口28から余液ホー
ス30を経て、導入口46へ送られ、余剰の液体12の圧力P3
は吸入口42に到達した液体12の圧力P2より適当に低い
(P3<P2)。三連式高圧側プランジャポンプ32におい
て、中圧空間70及び低圧空間72には、それぞれ吸入口
(42)の液体12及び導入口46の余剰の液体12が供給され
て、高圧シール62、中圧シール64及び低圧シール66を潤
滑する。また、高圧シール62は、ポンプ室56及び中圧空
間70の側からポンプ室56の液体12の圧力P1と吸入口42の
液体12の圧力P2(P2=<P1)とを受け、中圧シール64は
中圧空間70及び低圧空間72の側から吸入口42の液体12の
圧力P2と余剰の液体12の圧力P3(P3>=P2)とを受け
る。
図示の実施例では、低圧側往復ポンプ14が使用されてい
るが、低圧側ポンプとしては、往復ポンプ以外のポンプ
を採用することも可能である。
〔考案の効果〕 この考案によれば、高圧側ポンプのポンプ室のシールを
往復部材の往復動に対して保持する高圧シール、中圧シ
ール及び低圧シールが設けられ、高圧シール及び中圧シ
ールの間の空間には、高圧側ポンプの吸入口から液体が
供給され、中圧シール及び低圧シールの間の空間には低
圧側ポンプの調圧装置からの余剰液体が供給される。し
たがって、ポンプを新たに付加することなく、中圧シー
ルと低圧シールとの間へ液体を供給することができ、ポ
ンプ装置が簡単化され、製造の容易化及びコストの低減
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例に関し、第1図はポンプ装置全
体の構成図、第2図は導入口の位置における三連式高圧
側プランジャポンプの垂直縦断面図である。 12……液体、14……低圧側往復ポンプ(低圧側ポン
プ)、24……調圧装置、32……三連式高圧側プランジャ
ポンプ(高圧側ポンプ)、42……吸入口、52……プラン
ジャ(往復部材)、56……ポンプ室、62……高圧シー
ル、64……中圧シール、66……低圧シール、70……中圧
空間(第1の液圧空間)、72……低圧空間(第2の液圧
空間)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】高圧側ポンプ(32)が、ポンプ室(56)の
    容積を増減する往復部材(52)の往復動に対して前記ポ
    ンプ室(56)のシールを保持する高圧シール(62)、中
    圧シール(64)及び低圧シール(66)を前記ポンプ室
    (56)側から備え、第1の液圧空間(70)が前記高圧シ
    ール(62)と前記中圧シール(64)との間に、及び第2
    の液圧空間(72)が前記中圧シール(64)と前記低圧シ
    ール(66)との間に、それぞれ形成され、前記第1の液
    圧空間(70)は前記高圧側ポンプ(32)の吸入口(42)
    へ連通し、低圧側ポンプ(14)から吐出された液体(1
    2)が、調圧装置(24)により調圧されて、前記高圧側
    ポンプ(32)の吸入口(42)へ送られ、前記調圧装置
    (24)からの余剰液体が前記第2の液圧空間(72)へ供
    給されることを特徴とするポンプ装置。
JP3950290U 1990-04-16 1990-04-16 ポンプ装置 Expired - Lifetime JPH075258Y2 (ja)

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