JPS5932467B2 - 5員環不飽和ラクトンの製造方法 - Google Patents

5員環不飽和ラクトンの製造方法

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JPS5932467B2
JPS5932467B2 JP56030720A JP3072081A JPS5932467B2 JP S5932467 B2 JPS5932467 B2 JP S5932467B2 JP 56030720 A JP56030720 A JP 56030720A JP 3072081 A JP3072081 A JP 3072081A JP S5932467 B2 JPS5932467 B2 JP S5932467B2
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JP
Japan
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membered ring
reaction
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unsaturated lactone
ring unsaturated
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JP56030720A
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JPS57144275A (en
Inventor
孝也 三瀬
邦夫 洪
博史 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
RIKEN Institute of Physical and Chemical Research
Original Assignee
RIKEN Institute of Physical and Chemical Research
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Furan Compounds (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、5員環不飽和ラクトンの製造方法に関するも
のであり、更に詳細には、ロジウム化合物とアルカリ金
属化合物の存在下に、一酸化炭素、アセチレン化合物及
びモノヒドロキシ化合物を反応せしめて選択的に5員環
不飽和ラクトンを得ることを特徴とする5員環不飽和ラ
クトり0製造方法に関するものである。
従来より、アセチレン化合物のカルボニル化反応は、工
業的に重要な反応として数多くの研究例がある。
工業的に実施されているものとしては、例えばニッケル
触媒を使用しアセチレンからアクリル酸誘導体を製造す
るレツペ反応がある。また・オレフィン化合物のカルボ
ニル化反応も、同様に工業的に重要な反応として研究さ
れている。工業的に実施され、現在も次々と改良されて
いるものとしては、例えば■族遷移金属触媒を使用しオ
レフィンからアルデヒドやアルコールを製造するオキソ
反応がある。しかしながらアセチレン化合物と、アルコ
ール類を同時に使用してカルボニル化反応せしめ選択的
に有用物質を製造する研究例はほとんどない。本発明者
らは、ロジウム化合物触媒存在下に、一酸化炭素と、ア
セチレン化合物とオレフィン化合物とを反応せしめて選
択的に5員環不飽和ラクトンを製造する方法を見い出し
たが、ロジウム化合物とアルカリ金属化合物を併用する
ことにより、オレフイン化合物の代りにアルコール類を
はじめとするモノヒドロキシ化合物を使用しても選択的
に5員環不飽和ラクトンを製潰することができることを
見出し本発明を完成するに至つた。
本発明は (a)ロジウム金属の塩類及び/又はロジウム錯体、及
び(b)アルカリ金属化合物 の存在下忙、一酸化炭素と、一般式: (式中、R1及びR2は独立に、水素原子、アルキル基
、アリール基を示すが、R1及びR2が同時に水素原子
を示すことはない。
)で表わされるアセチレン化合物と、一般式:(式中、
R3はアルキル基を示す。
)で表わされるアルカノールとを反応せしめて、一般式
:(但し、式中R4=R1、R5=R2またはR4=R
2、R5=R1であり、R1、R2、R3は前記に同じ
)で表わされる5員環不飽和ラクトンを得ることを特徴
とする5員環不飽和ラクトンの製造方法であり、次の反
応式により簡潔に表わされる。本発明に用いられるアセ
チレン化合物としては、たとえば、プロピン、2−ブチ
ン、3−ヘキシン、1−フエニルプロピン、ジフエニル
アセチレン、ビス(P−トリル)アセチレン、等が挙げ
られる。
また、他方の原料化合物であるモノヒドロキシ化合物と
してはメタノールをはじめとして、エタノール、n−プ
ロパノール、2−プロパノール、ブタノール、オクタノ
ール、ラウリルアルコール等のアルカノールが挙げられ
、これらの化合物は、反応の際溶媒として用いられる。
次に本発明において用いうる触媒としては水溶性塩化ロ
ジウム(RhCl3・XH2O)をはじめとするロジウ
ム金属の塩類またはRh4(CO),2、Rh6(CO
)16、Rh2(CO)4C12、Rh(CO)2(C
H3COCHCOCH3)のようなロジウムカルボニル
をはじめとするロジウム錯体力撮適である。
上記ロジウム化合物と併用されるアルカリ金属化合物と
しては、その炭酸塩、炭酸水素塩、酢酸塩、水酸化物あ
るいはそのアルコキシドが挙げられる。特にNaOAC
lNa2CO3、NaHCO3、Li2CO3、LiO
ACが有効であるが、その他K2CO3、KHCO3、
NaOH,.KOH,.NaOMelNaOEt..c
S2cO3、Rb2CO3など、およびこれらの混合物
も使用することができる。
反応に使用するRh触媒量は、原料アセチレン1m01
当り0.001〜0.02原子程度で充分であり、アル
カリ金属化合物の添加量は、ロジウム原子のモル数に対
して1〜2倍モルという微量で十分であるが、一般に過
剰に用いればよく、アセチレン化合物のモル数と同程度
用いても支障ない。
本発明においてはこれらのアルカリ金属化合物を添加す
ることは必須の要件であり、比較例に示すように、添加
剤のない系では本反応はほとんど進行しない。本発明方
法においては、ラクトン合成のために一定量0一酸化炭
素を必要とするものであるが、反応器に注入する圧力は
通常1〜1001<g/Cd、好ましくは30k9/C
ri!L〜50kg/Cdで充分である。
反応温度は用いる原料化合物により異なるが、通常室温
〜200℃であり、好ましくは80〜150℃である。
また反応時間は通常約1〜10時間であり、さらに好ま
しくは約3〜6時間である。本発明によつて得られる目
的化合物は、医薬、農薬等の原料化合物として有用であ
る。
以下に本発明を実施例によつて詳細に説明するが、本発
明は何らこれらに限定されるものではない〜 実施例 1 内容積200m1の振とう式ステンレス製オートクレー
ブにジフエニルアセチレン(1.787)、エタノール
(50m1)、炭酸ナトリウム(1.06t)及びRh
Cl3・3H20(26TIZ9)を加え、一酸化炭素
40kg/Cdを充填し、125℃で6時間反応させた
反応混合物を沢過し、炭酸ナトリウムを除去した沢液を
減圧濃縮し、濃縮液をシリカゲルカラムクロマトグラフ
イ一で分離精製した。ベンゼン一塩化メチレン(3/1
)で溶出する部分から、2.10yの5−エトキシ−3
・4−ジフエニル一2(5H)−フラノン(1)を得た
(収率75%)。実施例 2 反応温度を100℃とした他は、実施例1と同様の方法
で反応及び後処理を行い、1.517の化合惣1)を得
た(収率54%)。
実施例 3 反応温度を150℃とした他は、実施例1と同様の方法
で反応及び後処理を行い、1.177の化合物(1)を
得た(収率42%)。
実施例 4 RhC3・3H20の代わりにRh4(CO)12(1
9ヮ)を使用し、反応温度を150℃とした他は、実施
例1と同様の方法で反応及び後処理を行い、1.417
の化合物(1)を得た(収率50%)。
実施例 5〜12炭酸ナトリウムの代わりに第1表に示
した塩基を使用した他は、実施例4と同様9方法で反応
を行つた。
なお、各例において、ガスクロマトグラフイ一によつて
化合物(1)の定量を行つた。その結果も第1表に示す
。実施例 13 エタノール(50m0の代わりに、n−プロパノール(
50TL0を用いた以外は実施例1と同様に反応及び後
処理を行い、ベンゼン一塩化メチレン(3/1)で溶出
する部分から、1.687の5一プロポキシ一3・4−
ジフエニル一2(5H)−フラノン(2)を得た(収率
57%)。
実施例 14 エタノ一ル(50m0の代わりに2−プ叶くノール(5
0m0を用いた以外は実施例1と同様に反応及び後処理
を行い、ベンゼンで溶出する部分から、1.417の5
−(2−プロポキシ)−3・4−ジフエニル−2(5H
)−フラノン(3)を得た(収率48%)。
実施例 15 エタノ一ル(50m0の代わりにオクタノ一ル(50m
l)を、RhC13・3H20の代わりにRh4(CO
)12(197!9)を使用し、炭酸ナトリウムの量を
0.21yとした他は、実施例1と同様に反応及び後処
理を行い、ベンゼンーヘキサン(2/1)で溶出する部
分から、O.7527の5−オクトキシ−3・4−ジフ
エニル−2(5H)−フラノン(4)を得た(収率21
%)。
ノ 実施例 16 エタノ一ル(50mOの代わりにメタノ一ル(50m0
を、RhCl3・3H20の代りにRh4(CO)12
(19即)を使用し、炭酸ナトリウムの量をO.O5y
とし、反応温度を100℃とした他は、実施例1と同様
に反応及び後処理を行い、べンゼンーヘキサン(3/1
〜4/1)で溶出する部分から、0.65Vの5−メト
キシ−3・4−ジフエニル−2(5H)−フラノン(5
)を得た(収率24%)。
′− V〜る轟晶)為V↓▲)ニPUノ 実施例 17 ジフエニルアセチレンの代わりに2−ブチン(1.08
7)を用いた以外は実施例1と同様に反応を行〜・、減
圧蒸留によつてO.94yの5−エトキシ−3・4−ジ
メチル−2(5H)−フラノン(6)を得た(収率30
%)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1(a)ロジウム金属の塩類及び/又はロジウム錯体、
    及び(b)アルカリ金属化合物 の存在下に、一酸化炭素と、一般式: R^1−C≡C−R^2 (式中、R^1及びR^2は独立に、水素原子、アルキ
    ル基、アリール基を示すが、R^1及びR^2が同時に
    水素原子を示すことはない。 )で表わされるアセチレン化合物と、一般式:R^3O
    H (式中、R^3はアルキル基を示す。 )で表わされるアルカノールとを反応せしめて、一般式
    :▲数式、化学式、表等があります▼(但し、式中R^
    4=R^1、R^5=R^2またはR^4=R^2、R
    ^5=R^1であり、R^1、R^2、R^3は前記に
    同じ。 )で表わされる5員環不飽和ラクトンを得ることを特徴
    とする5員環不飽和ラクトンの製造方法。
JP56030720A 1981-03-04 1981-03-04 5員環不飽和ラクトンの製造方法 Expired JPS5932467B2 (ja)

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