JPS5932317Y2 - 海苔貯留槽 - Google Patents

海苔貯留槽

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Publication number
JPS5932317Y2
JPS5932317Y2 JP1983042398U JP4239883U JPS5932317Y2 JP S5932317 Y2 JPS5932317 Y2 JP S5932317Y2 JP 1983042398 U JP1983042398 U JP 1983042398U JP 4239883 U JP4239883 U JP 4239883U JP S5932317 Y2 JPS5932317 Y2 JP S5932317Y2
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JP
Japan
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seaweed
seawater
storage tank
screen
raw
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Expired
Application number
JP1983042398U
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English (en)
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JPS5947495U (ja
Inventor
銑一 宝蔵
Original Assignee
ベスト工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、海苔運搬船から汲み上げた海水と海苔用原藻
との混合物1時貯留するために使用する海苔貯留槽に関
する。
般に食用海苔は、海水中で養殖栽培した海苔用原藻を採
取し、海苔用原藻と海水との混合物を海苔運搬船で海岸
まで運んで一旦海苔貯留槽等へ汲み上げ、その後当該混
合物を海苔製造プラントへ順次移送して脱水、圧延、裁
断、乾燥等の各処理を施すことにより製造されている。
而して、海苔運搬船より汲み上げ、海苔貯留槽に貯えら
れた海苔用原藻は、その呼吸作用等により貯留時間の経
過と共に順次温度が上昇する。
そして、温度が上昇したままで一定時間例えば10時間
位い経過すると海苔用原藻の品質が劣化し、その結果最
終製品である海苔の香りや艶が喪失されることになる。
一方、海苔用原藻の品質の劣化を防止するために、海苔
貯留槽自体を冷蔵庫に入れたり、或いは冷却水管を貯留
槽内へ配設して海苔用原藻を冷却する方策が一部採用さ
れている。
然し乍ら、冷蔵庫等を利用する方法は設備費が大幅に高
騰するという難点があるうえ、単に外部から冷却するだ
けでは、どうしでも海苔の香りや艶の喪失を防止するこ
とができないという欠点がある。
本考案は、従前の海苔貯留槽に於ける上述の如き問題の
解決を課題とするものであり、貯留槽内の海苔用原藻と
海水との混合物を攪拌羽根によって攪拌すると共に、混
合物内へ冷海水を流通させることにより、海苔用原藻の
貯留時間の大幅な延伸と製品品質の劣化(香りや艶の喪
失)の防止を可能とした海苔貯留槽を提供することを目
的とするものである。
上記目的を達成するため、本考案では海苔貯留槽を、上
方に冷却用海水の供給口をまた下方に冷却用海水の排出
口を夫々有する槽本体と; 該槽本体内に回転自在に配
設した攪拌羽根と; 前記冷却用海水の排出口を覆うス
クリーンと: 該スクリーンの槽内方側の表面に接触し
つつ回転する掻落し羽根と; 該掻落し羽根の回転駆動
装置とより構成することを基本とするものである。
又、前記構成とすることにより、海苔運搬船から汲み上
げた海水と海苔用原藻の混合物の貯留時間を大幅に延長
することができると共に、製品の香りや艶の喪失を略完
全に防止することができる。
以下、第1図及び第2図に示す本考案の一実施例に基づ
いて、その詳細を説明する。
第1図は本考案に係る海苔貯留槽の縦断面図であり、第
2図は第1図のA−A視断面図である。
図に於いて、1はプラスチック製の槽本体であり、側壁
上方には冷却用海水の供給口2が、更に側壁下方には冷
却用海水の排出口3が夫々形成されている。
又、4は海苔用原藻の投入口、5は投入口の蓋体、6は
貯留物の取出口、7はオーバフロ用の孔、8はオーバフ
ロ一孔の前面を覆うスクリーン、9は攪拌羽根であって
回転方向並びに回転速度が夫々切替自在となっている。
前記冷却用海水の排出口3は、直径0.5〜1.5朋φ
の多数の小孔を有するスクリーン10で覆われでおり、
貯留物11内の海苔用原藻が流出しないようにしている
前記スクリーン10の槽内太細には、その表面へ軽く接
触せしめた状態で掻落し羽根12が回転自在に配設され
ており、軸13を介してモータ等の回転駆動装置14に
より回転されるようになっている。
尚本実症例にあっては、冷却用海水の排出口3の外側に
カバ一体15を設け、このカバ一体15の外方に回転駆
動装置14を取付けると共に、その下方から排水管16
を引出す構成としている。
次に、本考案の作用並びに効果についで説明する。
当該海苔貯留槽は通常海岸近くに設置され、海苔運搬船
から汲上げられた海水と海苔原藻の混合物11は、ポン
プ若しくはその他の適宜の方法により投入口4から順次
投入される。
一定量の混合物11が貯留されると、攪拌羽根9がモー
タ17によって10〜30RPMの速度で運転され且つ
30〜60秒間隔でその回転方向が切替えられる。
また、冷却用海水の供給口2からは、ポンプ(図示省略
)を介して冷海水Wが供給され、貯留物11内へ混入さ
れてこれを冷却した海水Wは、スクリーン10の網目を
通して排水区画18へ順次排出され、排水管16を介し
て外部へ排出される。
尚、冷海水Wの供給量と排水W′の排出量とがバランス
するように、制御弁19及び20が制御されるのは勿論
であり、通常は貯留物11の温度が略10℃を越えない
様に冷海水Wの供給量や攪拌羽根9の回転数が制御され
てIJ)る。
一方、海水W′ の排出と共にスクリーン10の網目に
は混合物内の海苔原藻が付着するが、掻落し羽根12が
常時回転しているため付着した海苔原藻は順次掻落され
ることになり、スクリーン10に目詰まりを生ずること
は殆んど無い。
上述の如く、攪拌羽根9の回転と冷海水の通水により、
海苔原藻は海中にあるのと略同じ条件下で冷却されるこ
とになり、貯留時間が長くなってもその鮮度と品質を略
最初の状態に保持することができる。
特に、冷海水を貯留物内へ通すことによって冷却を行な
う様にしているため、海水中に含まれる空気や各種のバ
クテリヤが海苔原藻の品質保持に極めて有効に作用し、
同じ温度で同じ時間貯留した場合でも、冷蔵庫等を使用
する場合に比較して海苔製品の香りや艶が全く異なった
ものとなり、高品質の海苔を得ることができる。
更に、掻落し羽根12によって常時スクリーン10の表
面に付着した海苔原藻を掻落ししているため、スクリー
ン10に目詰まりを生ずる虞れは全くなく、極めて円滑
に海水W′の排出を行ない得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る海苔貯留槽の縦断面図である。 第2図は第1図のA−A視断面図である。1・・・・・
・槽本体、2・・・・・・冷海水供給口、3・・・・・
・海水排出口、4・・・・・・海苔原藻投入口、6・・
・・・・貯留物取出口、9・・・・・・攪拌羽根、10
・・・・・・スクリーン、12・・・・・・掻落し羽根
、14・・・・・・回転駆動装置、19.20・・・・
・・制御弁、W・・・・・冷海水、W′・・・・・・排
海水。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上方に冷却用海水の供給口2を、また下方に冷却用海水
    の排出口3を夫々有する槽本体1と:該槽本体1内に回
    転自在に配設した攪拌羽根9と;前記冷却用海水の排出
    口3を覆うスクリーン10と; 該スクリーン10の槽
    内方側の表面に接触しつつ回転する掻落し羽根12と;
    該掻落し羽根12の回転駆動装置14とより構成した
    海苔貯留槽。
JP1983042398U 1983-03-23 1983-03-23 海苔貯留槽 Expired JPS5932317Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983042398U JPS5932317Y2 (ja) 1983-03-23 1983-03-23 海苔貯留槽

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JP1983042398U JPS5932317Y2 (ja) 1983-03-23 1983-03-23 海苔貯留槽

Publications (2)

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JPS5947495U JPS5947495U (ja) 1984-03-29
JPS5932317Y2 true JPS5932317Y2 (ja) 1984-09-10

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ID=30172941

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