JPS5932197Y2 - 全閉形整流子機 - Google Patents

全閉形整流子機

Info

Publication number
JPS5932197Y2
JPS5932197Y2 JP10919679U JP10919679U JPS5932197Y2 JP S5932197 Y2 JPS5932197 Y2 JP S5932197Y2 JP 10919679 U JP10919679 U JP 10919679U JP 10919679 U JP10919679 U JP 10919679U JP S5932197 Y2 JPS5932197 Y2 JP S5932197Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
commutator
brush
bracket
impeller
rotating shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10919679U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5627882U (ja
Inventor
宗一 向坂
Original Assignee
富士電機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 富士電機株式会社 filed Critical 富士電機株式会社
Priority to JP10919679U priority Critical patent/JPS5932197Y2/ja
Publication of JPS5627882U publication Critical patent/JPS5627882U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5932197Y2 publication Critical patent/JPS5932197Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)
  • Motor Or Generator Current Collectors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は回転に伴うブラシの摩耗粉を容易にほそくし
て除去できるように改良した全閉形整流子機に関する。
全閉形整流子機では導電性のよい黒鉛等を主成分とする
ブラシの微細な摩耗粉がコイル等の絶縁物の表面に付着
して絶縁性能を低下させることがあるので、従来は整流
装置部とコイル部との間に隔壁を設けて前記摩耗粉がコ
イル側へ浸入しないようにし、さらに整流装置を包囲す
るブラケットの内面に吸着剤を塗着する等して摩耗粉を
吸着させるようにしていた。
しかし前記では吸着剤の付近に浮遊する摩耗粉を吸収す
るのみで、大部分の摩耗粉は浮遊状態を続け、この摩耗
粉が整流装置の充電部へ付着して絶縁抵抗を低下させ、
また軸受部へ浸入して潤滑を阻害することがあった。
さらに前記吸着剤は定期的に点検して取替える必要があ
るが、ブラケットを取外して行わなければならないので
取替えに多くの手数を要するという欠点があった。
この考案は前記の欠点を除去するために、ブラシの摩耗
粉を容易にほそくして除去できるようにした全閉形整流
子機を提供することを目的とする。
この考案は前記の目的を達成するために、軸受を介して
回転軸を支持するブラケットの内側面にリング状のブラ
シロッカを固定し、前記回転軸とともに回転する整流子
の外周面を圧接するブラシを前記ブラシロッカに電気的
に絶縁して保持した全閉形整流子機において、前記ブラ
シロッカは前記ブラケットニ軸方向の空間を介して固定
され。
前記整流子と隣接してブラケット側の回転軸上に整流子
側から吸気し前記空間に吐出する羽根車を装着し、この
羽根車の回転に伴って生した空気の流れを前記ブラシロ
ッカの外周近傍を軸方向に貫通して設けた貫通穴を介し
て還流させるとともに。
この貫通穴に前記ブラシの摩耗粉をほそくさせるフィル
タを取付けることによって構成される。
以下、この考案の実施例を図面にもとづいて説明する。
図はこの考案による全閉形整流子機の要部を示すもので
ある。
この図における整流子機は、軸受1を介して電機子2お
よび整流子3を嵌着した回転軸4を回転可能に支持する
ブラケット5が固定子6を包囲する固定子外枠7の端面
に固定され、このブラケット5の外周部に前記整流子3
およびこの整流子3の外周面と圧接するブラシ8等を点
検するための点検窓9と、この点検窓9を閉鎖する点検
窓蓋10とが設けられている。
前記ブラケット5の内側面には軸方向の空間を介してリ
ング状のブラシロッカ11が固定され、このブラシロッ
カ11に電気的に絶縁して棒状のブラシスピンドル12
が電機子2側を向いて突設され、このブラシスピンドル
12の先端部に固定されたブラシ保持器13によって前
記ブラシ8が適当な押圧力で整流子3の外周面に圧接す
るように保持されている。
前記整流子3と軸受1との間の回転軸4には整流子3側
から吸気する羽根車14が整流子3と隣接して装着され
、電機子2の回転に伴って前記羽根車14により生じた
空気の流れを還流させるために、前記ブラシロッカ11
の側面に貫通穴11aが貫通して設けられている。
前記羽根車14により生じた空気の流れは矢印で示すよ
うにブラケット5とブラシロッカ11との間を通って前
記貫通穴11aから整流子3の外周側に還流するように
なっている。
また整流子3の回転に伴って生じたブラシ8の摩耗粉8
aをほそくするためのフィルタ15が前記貫通穴11a
[挿入して前記点検窓9から着脱可能にブラシロッカ1
1に取付けられている。
着脱可能とするためには、フィルタ15はフィルタ材料
にコ字状の薄板金属材が部分的に取付けられ、その先端
部が弾性的に貫通穴11aに係止され、点検窓9の側か
ら着脱可能とされる。
前記実施例によれば整流子3の外周面上に生じたブラシ
8の摩耗粉8aは羽根車14により吸引されて運ばれ、
ブラシロッカ11に取付けたフィルタ15によりほそく
される。
このフィルタ15は点検窓9から着脱することができる
ので、定期的にフィルタ15を取外してほそくした摩耗
粉8aを除去することは容易にできる。
したがって点検窓9からブラシの摩状態のみならずフィ
ルタ15の目づまり状態を点検できるとともにブラシの
交換は末だ不要であってフィルタ15の清掃のみが必要
なときこれを点検窓9から取り出せばよいのでブラケッ
ト5を固定子外枠7から取り外すなどの手間のかかる作
業をさげることができる。
前記では全閉形整流子機について説明したが、集電装置
を内蔵する巻線形誘導機についても実施できる。
以上述べたように、この考案によれば整流子と隣接して
ブラケット側に整流子側から吸気する羽根車を装着し、
この羽根車により生じた空気の流れをブラケットの内側
面に固定したリング状のブラシロッカに軸方向に貫通し
て設けた貫通穴を介して還流させるとともに、この貫通
穴にブラシの摩耗粉をほそくさせるフィルタを着脱可能
に取付げることにより全閉形整流子機を構成したので、
整流子の回転に伴って生じたブラシの摩耗粉をほそくす
ることができ、したがってコイル等の絶縁物ないし各部
充電部の表面に付着する摩耗粉の付着量を少なくするこ
とができるので絶縁性能の低下を防止することができ、
また軸受部へ摩耗粉が浸入して潤滑を阻害することも防
止できる。
また前記フィルタからほそくした摩耗粉を定期的に除去
することも容易にできる。
さらに羽根車を整流子と隣接してブラケット側に装着し
たので、電機子または整流子で発生した熱は前記羽根車
から放散され、ブラケットとブラシロッカとの間の空間
を介してブラケットのより広い全表面から放散されるこ
とになり、軸受に伝達される熱が小さくなるので、軸受
および潤滑剤の寿命を長くすることができるという多く
の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案による全閉形整流子機の要部を示す縦断面
図である。 1・・・軸受、3・・・整流子、4・・・回転軸、5・
・・ブラケット、8・・・ブラシ、8a・・・摩耗粉、
9・・・点検窓、11・・・ブラシロッカ、11a・・
・貫通穴、14・・・羽根車、15・・・フィルタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸受を介して回転軸を支持するブラケットの内側面にリ
    ング状のブラシロッカを固定し、前記回転軸とともに回
    転する整流子の外周面を圧接するブラシを前記ブラシロ
    ッカに電気的に絶縁して保持した全閉形整流子機におい
    て、前記ブラシロッカは前記ブラケットに軸方向の空間
    を介して固定され、前記整流子と隣接してブラケット側
    の回転軸上に整流子側から吸気し前記空間に吐出する羽
    根車を装着し、この羽根車の回転に伴って生じた空気の
    流れを前記ブラシロッカの外周近傍を軸方向に貫通して
    設けた貫通穴を介して還流させるとともに、この貫通穴
    に前記ブラシの摩耗粉をほそくさせるフィルタを取付け
    たことを特徴とする全閉形整流子機。
JP10919679U 1979-08-08 1979-08-08 全閉形整流子機 Expired JPS5932197Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10919679U JPS5932197Y2 (ja) 1979-08-08 1979-08-08 全閉形整流子機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10919679U JPS5932197Y2 (ja) 1979-08-08 1979-08-08 全閉形整流子機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5627882U JPS5627882U (ja) 1981-03-16
JPS5932197Y2 true JPS5932197Y2 (ja) 1984-09-10

Family

ID=29341793

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10919679U Expired JPS5932197Y2 (ja) 1979-08-08 1979-08-08 全閉形整流子機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5932197Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58138295A (ja) * 1982-02-12 1983-08-17 Hitachi Ltd ポンプ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5627882U (ja) 1981-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105380571B (zh) 清洁头
JPS5932197Y2 (ja) 全閉形整流子機
US5784752A (en) Rope cleaning device
US1919522A (en) Electric motor
US5414319A (en) Dynamoelectric machine with brush having slanted core
JPH04161039A (ja) スリップリング装置
US1963398A (en) Ventilating apparatus for dynamoelectric machines
JP2924300B2 (ja) 回転電機の回転軸接地装置
JPH0713409Y2 (ja) ファンモータの軸受装置
US2041442A (en) Floor polishing machine
US1684341A (en) Rotary oiler
US3038764A (en) Oil thrower arrangement for dynamoelectric machines
US2892664A (en) Motor bearing assembly
JPH025643Y2 (ja)
KR101276107B1 (ko) 차량용 모터
CN210418678U (zh) 放线省力的线缆放线架
CN214691862U (zh) 一种除尘输送带可旋转清洁装置
CN210536015U (zh) 便于清洁的配电柜转盘结构
JPH09200996A (ja) 整流子電動機
CN215470171U (zh) 碳刷研磨工装
CN211161950U (zh) 电主轴双轴承支撑结构
JPH025656Y2 (ja)
JPS60101292U (ja) 回転電機の軸受構造
JPS622911Y2 (ja)
JPH0357109Y2 (ja)