JPS5932042B2 - サ−ミスタ - Google Patents
サ−ミスタInfo
- Publication number
- JPS5932042B2 JPS5932042B2 JP14459879A JP14459879A JPS5932042B2 JP S5932042 B2 JPS5932042 B2 JP S5932042B2 JP 14459879 A JP14459879 A JP 14459879A JP 14459879 A JP14459879 A JP 14459879A JP S5932042 B2 JPS5932042 B2 JP S5932042B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermistor
- temperature
- support container
- brazing
- pot
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
- Thermistors And Varistors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、電気絶縁性基板の少なくとも一方の面上に、
電極と感温抵抗体とを形成してなるサーミスタチップを
鑞付けしてなるサーミスタに関するものである。
電極と感温抵抗体とを形成してなるサーミスタチップを
鑞付けしてなるサーミスタに関するものである。
現在温度感知器としてサーミスタが非常に多く使用され
ている。
ている。
これらサーミスタは感温抵抗体がマンガン、ニッケル、
コバルト、鉄などの酸化物からなる焼結型サーミスタと
ゲルマニウム、炭化珪素などの薄膜からなるサーミスタ
に大別される。後者チップの構成は電気絶縁性基板上に
電極と感温抵抗体の膜質を形成したもので、前者の大半
は電極と焼結された感温抵抗体単独からなり、用途によ
つては電気絶縁性基板上に感温抵抗体を形成した場合も
ある。通常サーミスタチップは、金属、セラミック、ガ
ラスなどの円筒形の保護ケースに内蔵され使用している
。例えば、ガスオープン、電気オープンなどの庫内温度
、湯沸器などの熱交換器中の水の温度、さらには、エア
コン、除湿器などの熱交換器の管壁表面、放熱板表面の
温度や、ガス調理器などにおいて鍋底の温度をサーミス
タで検知する場合、燃焼排ガス2湿度、水などからサー
ミスタチップを保護するために、サーミスタチップを、
前述の保護ケースに内蔵し固定および封止がされる。
コバルト、鉄などの酸化物からなる焼結型サーミスタと
ゲルマニウム、炭化珪素などの薄膜からなるサーミスタ
に大別される。後者チップの構成は電気絶縁性基板上に
電極と感温抵抗体の膜質を形成したもので、前者の大半
は電極と焼結された感温抵抗体単独からなり、用途によ
つては電気絶縁性基板上に感温抵抗体を形成した場合も
ある。通常サーミスタチップは、金属、セラミック、ガ
ラスなどの円筒形の保護ケースに内蔵され使用している
。例えば、ガスオープン、電気オープンなどの庫内温度
、湯沸器などの熱交換器中の水の温度、さらには、エア
コン、除湿器などの熱交換器の管壁表面、放熱板表面の
温度や、ガス調理器などにおいて鍋底の温度をサーミス
タで検知する場合、燃焼排ガス2湿度、水などからサー
ミスタチップを保護するために、サーミスタチップを、
前述の保護ケースに内蔵し固定および封止がされる。
これらサーミスタチップの固定方法としては、有機質、
無機質系の接着、充填による方法や、スプリングによる
圧着、鑞付による鑞付け、半田付けなどがあり、鑞付け
法を除き耐熱性、機械的強度、熱的接触状態にかかる温
度検知精度が悪いなどの理由より実用性に欠けていた。
その中で実用性のある鑞付け法で接着されたサーミスタ
では熱応答性をより速くすることが望まれていた。本発
明は支持容器にサーミスタ素子を鑞付けしてなるサーミ
スタにおいて、支持容器に貫通口を開け、この貫通口を
介し鑞付が支持容器外に露出することを特徴としたサー
ミスタであり、従来の鑞付け法によるサーミスタの熱応
答性を改善したものである。以下実施例により本発明の
サーミスタの構成・効果を具体的に説明する。
無機質系の接着、充填による方法や、スプリングによる
圧着、鑞付による鑞付け、半田付けなどがあり、鑞付け
法を除き耐熱性、機械的強度、熱的接触状態にかかる温
度検知精度が悪いなどの理由より実用性に欠けていた。
その中で実用性のある鑞付け法で接着されたサーミスタ
では熱応答性をより速くすることが望まれていた。本発
明は支持容器にサーミスタ素子を鑞付けしてなるサーミ
スタにおいて、支持容器に貫通口を開け、この貫通口を
介し鑞付が支持容器外に露出することを特徴としたサー
ミスタであり、従来の鑞付け法によるサーミスタの熱応
答性を改善したものである。以下実施例により本発明の
サーミスタの構成・効果を具体的に説明する。
本発明のサーミスタは第1図に示す如く、薄膜サーミス
タ素子1にリード線2を取付けたのち、支持容器3にこ
の素子1を鑞付4で鑞付けにより固定した構成からなる
サーミスタにおいて、すくなくとも支持容器3に貫通口
aを設け、この貫通口aを含む部分で鑞付けをしてサー
ミスタ素子と支持容器を鑞付4により固定するものであ
る。
タ素子1にリード線2を取付けたのち、支持容器3にこ
の素子1を鑞付4で鑞付けにより固定した構成からなる
サーミスタにおいて、すくなくとも支持容器3に貫通口
aを設け、この貫通口aを含む部分で鑞付けをしてサー
ミスタ素子と支持容器を鑞付4により固定するものであ
る。
該素子1は絶縁性基板の一方の表面に感温抵抗体膜と電
極膜とを形成して構成される。該素子1の寸法はL6.
5xWl.8t=0.5wnで、また電極膜はリード線
4に接合されている。この素子1は絶縁性基板の他の表
面にメタライズ処理によりメタライズ層が形成され、こ
の面と支持容器3の面とが相対する如く鑞材4により鑞
付けされる。素子1の絶縁性基板は純度95%アルミナ
、感温抵抗体膜は炭化珪素、電極膜は金一白金ペースト
メタライズ層はタングステンで、リード線2は白金線0
.150rfr1n、支持容器3はSUS−430(′
鑞材4は銀一銅共晶鑞(M.p779℃)である。支持
容器3の寸法はDl4Oxh7.5t=0.3瓢ですく
なくとも該素子1の取付け位置に該素子1の形状より小
さな貫通口を開けている。SUS一430の熱膨張係数
119×10−7/℃(25〜700℃)は、アルミナ
の熱膨張係数76X10−7/℃(25〜700℃)に
近いもので、これらの材質は通常、熱膨張係数を相互に
近似であれば良い第2図は従来の鑞付け法により該素子
1と支持容器5を固定したものを示すものである。
極膜とを形成して構成される。該素子1の寸法はL6.
5xWl.8t=0.5wnで、また電極膜はリード線
4に接合されている。この素子1は絶縁性基板の他の表
面にメタライズ処理によりメタライズ層が形成され、こ
の面と支持容器3の面とが相対する如く鑞材4により鑞
付けされる。素子1の絶縁性基板は純度95%アルミナ
、感温抵抗体膜は炭化珪素、電極膜は金一白金ペースト
メタライズ層はタングステンで、リード線2は白金線0
.150rfr1n、支持容器3はSUS−430(′
鑞材4は銀一銅共晶鑞(M.p779℃)である。支持
容器3の寸法はDl4Oxh7.5t=0.3瓢ですく
なくとも該素子1の取付け位置に該素子1の形状より小
さな貫通口を開けている。SUS一430の熱膨張係数
119×10−7/℃(25〜700℃)は、アルミナ
の熱膨張係数76X10−7/℃(25〜700℃)に
近いもので、これらの材質は通常、熱膨張係数を相互に
近似であれば良い第2図は従来の鑞付け法により該素子
1と支持容器5を固定したものを示すものである。
各構成は支持容器5には貫通口は設けていないことを除
き、前記の本発明のサーミスタと同じである。次に鍋底
直径が約20cTnのアルミのヤカンと、それと同寸法
のホーロー鍋に沸騰水(温度T1℃)1tを満たし、室
温(T2℃)に保持されたサーミスタを鍋底に密着せし
めた。密着せしめた時を起点として、サーミスタの検出
温度がT2+0.9(T1−T2)℃に至るに要する時
間を加熱90(!)応答時間として各サーミスタで測定
した。その結果、本発明のサーミスタの加熱90g6応
答時間は、アルミヤカンで3.0秒、ホーロ鍋で4.4
秒であつた。
き、前記の本発明のサーミスタと同じである。次に鍋底
直径が約20cTnのアルミのヤカンと、それと同寸法
のホーロー鍋に沸騰水(温度T1℃)1tを満たし、室
温(T2℃)に保持されたサーミスタを鍋底に密着せし
めた。密着せしめた時を起点として、サーミスタの検出
温度がT2+0.9(T1−T2)℃に至るに要する時
間を加熱90(!)応答時間として各サーミスタで測定
した。その結果、本発明のサーミスタの加熱90g6応
答時間は、アルミヤカンで3.0秒、ホーロ鍋で4.4
秒であつた。
このときの鑞付けの厚さは〜0.3rrmであつた。ま
た従来のサーミスタ(鑞付け厚み〜0.3rwL)では
アルミヤカンで4.8秒、ホーロ鍋で6.0秒であつた
。次に加熱9001)応答時間の測定と同じ要領で、ア
ルミャカン,ホーロ鍋に水道水(温度T1℃)1tを満
たし、もう一組のアルミヤカンとホーロ鍋に沸騰水(温
度T2℃)1tを用意しサーミスタをこの鍋底に密着せ
しめ、サーミスタが熱的定常状態に達した後、前組(T
1℃)の鍋底にサーミスタを密着せしめた。
た従来のサーミスタ(鑞付け厚み〜0.3rwL)では
アルミヤカンで4.8秒、ホーロ鍋で6.0秒であつた
。次に加熱9001)応答時間の測定と同じ要領で、ア
ルミャカン,ホーロ鍋に水道水(温度T1℃)1tを満
たし、もう一組のアルミヤカンとホーロ鍋に沸騰水(温
度T2℃)1tを用意しサーミスタをこの鍋底に密着せ
しめ、サーミスタが熱的定常状態に達した後、前組(T
1℃)の鍋底にサーミスタを密着せしめた。
密着せしめた時を起点として、サーミスタの検出温度が
T2+0.9(T1−T2)℃に至るに要する時間を冷
却90($応答時間として測定しtらその結果、本発明
のサーミスタの冷却90%応答時間は、アルミャカンで
4.6秒、ホーロ鍋で6.1秒であつた。
T2+0.9(T1−T2)℃に至るに要する時間を冷
却90($応答時間として測定しtらその結果、本発明
のサーミスタの冷却90%応答時間は、アルミャカンで
4.6秒、ホーロ鍋で6.1秒であつた。
また従来のサーミスタでは同じ試験で、アルミヤカンで
8.0秒、ホーロ鍋で9.8秒であつた。以上の如く、
本発明のサーミスタは従来サーミスタに比べ熱応答性が
優れていることが明らかになつた。
8.0秒、ホーロ鍋で9.8秒であつた。以上の如く、
本発明のサーミスタは従来サーミスタに比べ熱応答性が
優れていることが明らかになつた。
さらに室温15分←600℃15分をlサイクルとして
1000〜3000サイクルの熱サイクル試験をおこな
い、その経過後において該素子1の剥離,割れなどは生
じなかつた。以上の如く本発明のサーミスタは従来の欠
点を解消し、充分に実用に耐える有用なサーミスタであ
る。
1000〜3000サイクルの熱サイクル試験をおこな
い、その経過後において該素子1の剥離,割れなどは生
じなかつた。以上の如く本発明のサーミスタは従来の欠
点を解消し、充分に実用に耐える有用なサーミスタであ
る。
第1図は本発明のサーミスタを模式的に示した図、第2
図は従来のこの種サーミスタを模式的に示した図である
。 1・・・・・・薄膜サーミスタ素子、2・・・・・・リ
ード線、3・・・・・・支持容器、4・・・・・・鑞材
、a・・・・・・貫通口。
図は従来のこの種サーミスタを模式的に示した図である
。 1・・・・・・薄膜サーミスタ素子、2・・・・・・リ
ード線、3・・・・・・支持容器、4・・・・・・鑞材
、a・・・・・・貫通口。
Claims (1)
- 1 支持容器にサーミスタ素子を鑞付けしてなるサーミ
スタにおいて、支持容器に貫通口を設け、この貫通口を
含む部分で鑞付けをしてサーミスタ素子と支持容器を固
定したことを特徴とするサーミスタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14459879A JPS5932042B2 (ja) | 1979-11-07 | 1979-11-07 | サ−ミスタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14459879A JPS5932042B2 (ja) | 1979-11-07 | 1979-11-07 | サ−ミスタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5667901A JPS5667901A (en) | 1981-06-08 |
JPS5932042B2 true JPS5932042B2 (ja) | 1984-08-06 |
Family
ID=15365766
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14459879A Expired JPS5932042B2 (ja) | 1979-11-07 | 1979-11-07 | サ−ミスタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5932042B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6128823U (ja) * | 1984-07-26 | 1986-02-21 | 三井木材工業株式会社 | 目印線付き階段 |
JPH025784U (ja) * | 1988-06-24 | 1990-01-16 | ||
JPH02500137A (ja) * | 1987-05-21 | 1990-01-18 | 坂井 直樹 | エスカレータ広告 |
-
1979
- 1979-11-07 JP JP14459879A patent/JPS5932042B2/ja not_active Expired
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6128823U (ja) * | 1984-07-26 | 1986-02-21 | 三井木材工業株式会社 | 目印線付き階段 |
JPH02500137A (ja) * | 1987-05-21 | 1990-01-18 | 坂井 直樹 | エスカレータ広告 |
JPH025784U (ja) * | 1988-06-24 | 1990-01-16 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5667901A (en) | 1981-06-08 |
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