JPS5931658Y2 - つり上げ電磁石の制御装置 - Google Patents

つり上げ電磁石の制御装置

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JPS5931658Y2
JPS5931658Y2 JP16082378U JP16082378U JPS5931658Y2 JP S5931658 Y2 JPS5931658 Y2 JP S5931658Y2 JP 16082378 U JP16082378 U JP 16082378U JP 16082378 U JP16082378 U JP 16082378U JP S5931658 Y2 JPS5931658 Y2 JP S5931658Y2
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JP
Japan
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magnetic flux
lifting electromagnet
excitation
error amplifier
control device
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JP16082378U
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JPS5578673U (ja
Inventor
茂次 森
Original Assignee
西芝電機株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は磁束制御型の鋼板枚数制御式つり上げ電磁石の
制御装置の改良に関する。
つり上げ電磁石により鋼板のつり上げ枚数を制御するこ
とは従来より行われているが、通常かSる鋼板をつり上
げ運搬したあと、釈放する為にはただ単に電磁石の励磁
を切るのみでは目的を達することか出来なかった。
単に励磁を切るのみでは鋼板及び電磁石内に残る残留磁
束により鋼板が釈放しきれない時が多く、その為、通常
は励磁の極性を切り替え逆方向に弱励磁して残留磁束を
打ち消して釈放していた。
この方法で確かに釈放の目的は達することが出来るが、
逆励磁は常に一定量であるから必ずしも完全に消磁出来
るとは云えず種々問題があった。
即ち (1) 磁気が残留すると鉄粉が付着し易くなり塗装
の妨げとなることがある。
(2)自動溶接機で溶接を行なう場合、磁気力でアーク
が曲げられ寸法が不正確になる。
この為従来はつり上げ電磁石を使って運搬した鋼板で上
記のような欠点が出ては困る場合、鋼板を消磁装置の中
を通して消磁していたが、消磁装置は大がかりな設備投
資が必要なだけでなく、大電力を必要とし極めて不経済
である欠点があつ篩木考案はか\る欠点を一掃し鋼板に
磁気を残留させないつり上げ電磁石を提供せんとするも
のである。
鋼板のつり上げ枚数を制御するためには従来はその電流
を加減していたが、確実性がないのでそれに代る方法と
して磁束を検出し、それを設定値通りに制御する装置が
提案されている。
本考案は上記の制御装置を更に発展させたものである。
本考案の一実施例を第1図に示す。
図に於て1はつり上げ電磁石、2はその励磁巻線、3は
つり上げ電磁石10発生磁束と鎖交しその変化量に応じ
た誘起電圧を発生するサーチコイル、4はサーチコイル
の誘起電圧を積分して磁束に比例した電圧に変換する積
分器、5はつり上げ電磁束1から発生する磁束を設定す
る磁束設定器、6は磁束設定器5の出力信号と積分器4
の出力信号との誤差分を増幅する誤差増幅器、7,8は
誤差増幅器6の出力極性が正極性あるいは負極性によっ
て各々別個に制御され、交流を直流に変換してつり上げ
電磁石1に励磁電流を供給する制御整流器で、一方の制
御整流器7はつり上げ電磁石1に対して正励磁電流が流
れるように、また、他方の制御整流器8は逆励磁電流が
流れるように励磁回路を構成している。
すなわち、前述の制御装置と異なり制御整流器を2組設
け、正逆両方向に電流を流せるようにしである。
尚、このように誤差増幅器6の出力極性に応じてつり上
げ電磁石1に正励磁から逆励磁へ連続して制御出来るよ
うに構成することは公知の静止レオナード装置等と同様
であるのでその装置等の図面および説明は省略している
次にこのように構成したつり上げ電磁石の制御装置の作
用について説明する。
まず、磁束設定器5の設定値を零から大きくすると、そ
の設定値が誤差増幅器6で増幅されるので、誤差増幅器
6からはその設定値に応じた正極性の信号が出力される
誤差増幅器6から正極性の信号が出力されると図示して
いない公知の制御装置によって制御整流器7が制御され
、つり上げ電磁石の励磁巻線2に正励磁電流が流される
つり上げ電磁石1に正励磁電流が流されると磁束が発生
し、積分器4からその磁束に比例した電圧が出力される
ので、サーチコイル3と積分器4とによりフィードバッ
ク制御ループが形成され、つり上げ電磁石1の磁束量は
磁束設定器5の設定値まで自動的に増加して安定にその
値に保持される。
次に、このような状態から磁束設定器5の設定値を小さ
くする場合について説明する。
まず、つり上げ電磁石1は磁束を発生しておリサーチコ
イル3と積分器4とによりフィードバック制御ループが
形成されているので、磁束設定器5の設定値を小さくす
ると、積分器6の出力電圧より磁束設定器5の設定値の
方が小さくなり、誤差増幅器6からはその誤差に応じた
負極性の信号が出力される。
誤差増幅器6から負極性の信号が出力されると図示して
いない公知の制御装置によって制御整流器7から制御整
流器8へ切換え制御され、つり上げ電磁石1の励磁巻線
2にその誤差に応じた逆励磁電流が流される。
従って、つり上げ電磁石1かも発生していた磁束は急激
に磁束設定器5の設定値まで自動的に減少し安定してそ
の値に保持される。
このように本考案の制御装置は磁束設定器5の磁束設定
値を大小可変しても磁束設定値と発生磁束との間にヒス
テリシスがなく可変後の磁束設定値に対応した磁束をつ
り上げ電磁石1がら発生させることができ、磁束設定値
を零に設定することにより、つり上げ電磁石1の磁気を
零にすることができる。
すなわち、つり上げ電磁石1に残留磁気が残らず、つり
上げ運搬後磁化した鋼板を直接消磁できる。
いいかえると磁化した場所を直接消磁するので消磁の効
率が良く、又完全に消磁される。
本考案の変形例について説明する。
第2図に示すごとく、制御整流器は1個のみとし、誤差
増幅器6の出力極性を判別する電圧継電器10によって
正励磁回路と逆励磁回路とを切換える正逆切換接触器9
を設ける。
このように構成しても第1図の実施例と同様の制御を行
なうことができる。
更に他の変形例について説明する。
第3図の如く励磁巻線2と重ねて更に逆励磁巻線2aを
設け、これに常に逆励磁電流を流しておく。
逆励磁電流は主励磁を切った時充分に消磁できる程度に
調整固定しておく。
このようにすると主励磁を制御するのみで残留磁束をO
になるよう自動制御することが出来る。
このように本考案の制御装置はつり上げ電磁石から発生
する磁束に比例した電圧と磁束設定器の設定値との誤差
を誤差増幅器で増幅し、誤差増幅器の出力極性によって
つり上げ電磁石の正励磁と逆励磁とを自動的に切換える
と共に誤差増幅器の出力量に応じた励磁電流を流すよう
構成したので次のような効果がある。
(1)磁束設定器の磁束設定値を大小可変しても磁束設
定値と発生磁束との間にヒステリシスがなく可変後の磁
束設定値に対応した磁束をつり上げ電磁石から発生させ
ることができる。
(2)磁束設定器の磁束設定値を零に設定することによ
りつり上げ電磁石の磁気を零にすることができる。
(3)つり上げ電磁石を鋼板上に塔載した状態で磁束設
定器の設定値を零にすると自動的に鋼板の残留磁気を零
にでき、運搬後の鋼板の残留磁気による弊害を別個消磁
装置を用いることなく解消できる。
(4)運搬後、つり上げ電磁石を鋼板上に置いた状態で
磁化した場所を直接消磁するので消磁効率が良く、又完
全に消磁できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係わるつり上げ電磁石の制御装置の回
路図、第2図はその制御整流器を単一にした場合の回路
図、第3図は励磁巻線に逆励磁巻線を重ね巻きした場合
の巻線構成図である。 2・・・・・・励磁巻線、2a・・・・・・逆励磁巻線
、3・・・・・・サーチコイル、4・・・・・・積分器
、5・・・・・・磁束設定器、6・・・・・・誤差増幅
器、7,8・・・・・・制御整流器、10・・・・・・
電圧継電器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. つり上げ電磁石の磁束変化量に応じた電圧を誘起するサ
    ーチコイルと、前記サーチコイルの誘起電圧を積分して
    磁束に比例した電圧に変換する積分器と、前記つり上げ
    電磁石の発生磁束を設定する磁束設定器と、前記磁束設
    定器の磁束設定値と前記積分器の出力電圧との誤差を増
    幅する誤差増幅器と、前記誤差増幅器の出力極性によっ
    て前記つり上げ電磁石の正励磁と逆励磁とを自動的に切
    換えると共に誤差増幅器の出力量に応じた励磁電流を前
    記つり上げ電磁石へ流す励磁回路とから成るつり上げ電
    磁石の制御装置。
JP16082378U 1978-11-24 1978-11-24 つり上げ電磁石の制御装置 Expired JPS5931658Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5578673U JPS5578673U (ja) 1980-05-30
JPS5931658Y2 true JPS5931658Y2 (ja) 1984-09-06

Family

ID=29154963

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