JPS59309Y2 - 構造物の引起し装置 - Google Patents

構造物の引起し装置

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JPS59309Y2
JPS59309Y2 JP343876U JP343876U JPS59309Y2 JP S59309 Y2 JPS59309 Y2 JP S59309Y2 JP 343876 U JP343876 U JP 343876U JP 343876 U JP343876 U JP 343876U JP S59309 Y2 JPS59309 Y2 JP S59309Y2
Authority
JP
Japan
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accumulator
gravity
center
raising
cylinder
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Expired
Application number
JP343876U
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English (en)
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JPS5296870U (ja
Inventor
正敏 新井
Original Assignee
日本鋼管株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は一基のクレーンにて船殻ブロック等の重量の大
なる構造物を、加工又は組付作業等の目的で、安全に反
転させることのできる船殻ブロック等の構造物の引起し
装置に関するものである。
従来地上に置かれた重量の大きな構造物を一基のクレー
ンによって引起す場合、反転時の重心位置の移動により
クレーンに衝撃が作用することから危険性が高かった。
即ち、第1及び第2図に示す如く、木材1の上に載置さ
れた重量の大きな構造物2の一端に設けられている弔意
PをクレーンCのワイヤーロープYの先端にて懸吊して
持上げ引起す場合、弔意Pがaで示される位置附近では
構造物2の重心Gは図中で支持点Oを通る垂直線より右
側に位置するが、更に引起しが進んで弔意Pがbで示さ
れる位置に反転される途中にて重心Gが前記垂直線の左
側へ移行する際クレーンCに衝撃が作用するので危険性
が高かった。
本考案の目的は前述した如き衝撃力の発生を防止して、
安全に作業を行い得る構造物の引起し装置を提供するこ
とである。
本考案による引起し装置は、反転される構造物の少なく
とも部分荷重を受止めるトラニオン型の受シリンダー機
構を有し、該受シリンダー機構がアキュムレータと絞り
弁を介して接続され、該アキュムレータの蓄圧作用で負
荷を吸収するように構成したことを特徴とする。
以下に本考案の詳細を実施例につき図面を参照して説明
する。
第3図に示される如く、反転台3の上部の一端に軸受4
が形成され、この軸受4に対し伸縮梁5の一端5aが回
転自在に軸支されるとともに伸縮梁5の他端5bは反転
台3の他端上部に配設された斜め上方へ軸受4の方向に
向けて僅かに傾斜されて配向せるロッドトラニオン型の
シリンダー6のピストン10の上端上に置かれている。
シリンダー6はゴムホース7を介しマニホールド8を経
てアキュムレータ9に連通されている。
その作動原理は、第5図を参照して説明すれば、シリン
ダー6内のピストン10が上方に伸長された状態にある
として、ピストン10の上部に載置された重量物Wによ
りピストン10が下降されるとシリンダー6内の油がゴ
ムホース7及び絞り弁12を経てアキュムレータ9内に
蓄圧され、ゴムホース7は逆止弁13aを有する管13
によって小型ハンドポンプ14を介してアキュムレータ
9に連通されているので、圧力調整用絞り弁11により
重量物Wの降下速度が調整出来、小型ハンドポンプ14
によってピストン10の高さを調整出来、アキュムレー
タ9によって等速度の降下速度を得ることが出来るので
ある。
次に本考案の装置の操作を説明する。
第6図、第7図、第8図、第9図に示すように構造物2
の一端に設けられた弔意PをワイヤロープYの先端に連
結して第6図に示すように構造v02の他端は反転台3
の上部の一端3aに載せておき、これを引き起す場合弔
意Pを上方にクレーンCによって引上げ、第7図に示す
ように構造物2の重心Gが構造物2を支持する支持点O
の上部を通過する直前に伸縮梁5を構造物2の底面2a
にそってセットする。
次にクレーンCのワイヤロープYが上昇して構造物2の
引起しが進むにつれ重心Gが支持点Oを通る鉛直線lを
通過するとき第8図に示すように構造物2の底面2aが
伸縮梁5に当接し構造物2の重量の一部は伸縮梁5によ
って支持される。
更にワイヤロープYを引上げることによって第9図に示
すように伸縮梁5によって構造物の重量の大部分が支持
されて構造物2の重心Gが支持点Oを通る鉛直線lを通
過するとき伸縮梁5によって支持された構造物2の重量
によってシリンダー6内のピストン10を下降させ、そ
の下降速度は前記構造物2の重量に関係なく等速であっ
てその下降によりシリンダー6内の油はアキュムレータ
9に蓄圧され前記の如き重心Gが支持点Oの真上を通過
する時生ずるクレーンCに対する衝撃を吸収することが
でき、作業を安全にすることができる。
以上のように、本考案によれば構造物の引起しの時、構
造物の重心が引起しの進行につれて支持点を通る鉛直面
を通過する瞬間、これにより生じる衝撃荷重はアキュム
レータを蓄圧することにより吸収され、しかもこの蓄圧
速度は絞り弁により調節可能である。
従って、好ましい状態での蓄圧により衝撃荷重の吸収が
遠戚できる。
また、アキュムレータに蓄圧された圧力は受シリンダー
のピストンを上昇させて次の反転部材に対する待機状態
に復帰させ得るので、このための大掛りな装置を不用と
する。
このように、構造物の引起し時の衝撃荷重を簡単な構成
の装置によって容易に吸収でき、作業性、経済性、安全
性に優れた作業を可能とする多大な効果を得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来における構造物引起しの様態を説明する
側面図。 第2図は同じく平面図。第3図は本考案の装置の側面図
、第4図は同じく平面図。 第5図は第4図におけるアキュムレータの動作を説明す
るブロック図。 第6図、第7図、第8図、第9図は本考案の装置によっ
て構造物を引起す時の引起しの進行に伴う構造物と反転
台の関係を示す側面図。 3:反転台、5:伸縮梁、6:シリンダー、9:アキュ
ムレータ、G:構造物の重心、l:支持点Oを通る鉛直
線、O:支持点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 大重量構造物を引起して反転させるための引起し装置で
    あって、反転される構造物の少くとも部分荷重を受止め
    るトラニオン型の受シリンダー機構を有し、該受シリン
    ダー機構がアキュムレータと絞り弁を介して接続され、
    該アキュムレータの蓄圧作用で負荷を吸収するように構
    成したことを特徴とする構造物の引起し装置。
JP343876U 1976-01-19 1976-01-19 構造物の引起し装置 Expired JPS59309Y2 (ja)

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JP343876U JPS59309Y2 (ja) 1976-01-19 1976-01-19 構造物の引起し装置

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JP343876U JPS59309Y2 (ja) 1976-01-19 1976-01-19 構造物の引起し装置

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Publication Number Publication Date
JPS5296870U JPS5296870U (ja) 1977-07-20
JPS59309Y2 true JPS59309Y2 (ja) 1984-01-06

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ID=28464105

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JPS5296870U (ja) 1977-07-20

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