JPS5930879Y2 - 太陽熱利用の葉たばこ乾燥制御装置 - Google Patents

太陽熱利用の葉たばこ乾燥制御装置

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JPS5930879Y2
JPS5930879Y2 JP9517178U JP9517178U JPS5930879Y2 JP S5930879 Y2 JPS5930879 Y2 JP S5930879Y2 JP 9517178 U JP9517178 U JP 9517178U JP 9517178 U JP9517178 U JP 9517178U JP S5930879 Y2 JPS5930879 Y2 JP S5930879Y2
Authority
JP
Japan
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temperature
control device
leaf tobacco
solar heat
drying chamber
Prior art date
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Expired
Application number
JP9517178U
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English (en)
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JPS5513306U (ja
Inventor
聖一 千葉
武男 安藤
Original Assignee
日本たばこ産業株式会社
金子農機株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、太陽熱利用の葉たばこ乾燥装置において、太
陽熱の吸熱量(太陽光の入射量)の変化に対応して、葉
たばこの乾燥に適した乾燥室内の空気調和を自動的に図
るための太陽熱利用の葉たばこ乾燥制御装置に関する。
葉たばこの乾燥にあたっては、単にその含有水分を除去
するのみ′でなく、乾燥中に加水分解酵素の働きにより
内容成分の分解を図りながら、一定品質の状態に達した
時点でその分解作用を止め、かつ所定の乾燥状態に仕上
げなければならない。
ところで、在来種、バーレ種の葉たばこの乾燥は長時間
を要するが、その間に細菌等による腐蝕を抑え、かつ加
水分解酵素の活性を十分に保つのに適した温度は30〜
45℃、相対湿度は70〜90%であって、この条件下
において、黄変期を経て褐変終了時までに葉たばこの含
有水分を30〜20%まで乾燥すればよいことは、既に
多くの実験によって明、らかにされている。
そして、上記温度および相対湿度の条件下における乾球
温度と湿球温度の差は2〜5℃であることも明らかであ
る。
近時、省資源の要請から太陽熱を利用した葉たばこ乾燥
装置が種々開発され、かつ実用に供されているが、強制
換気装置を備え、かつ乾燥室内の空気調和を乾球温度お
よび湿球温度によって制御する方式を採用したものにあ
っては、太陽熱の吸熱量(太陽熱の入射量)が多く乾燥
室内の乾球温度が設定値以上に昇温した状態になると、
湿球温度による制御のみとなるので、これがため、乾燥
室内の空気温度および湿度を適正範囲に維持することは
困難となり、葉たばこが急乾燥状態に陥いり、その品質
低下をまねく原因となっていた。
本考案は前記に鑑み、葉たばこ乾燥室内の乾球温度およ
び湿球温度の差により吸排気ダンパーを開閉制御するこ
とと併せて、太陽熱の吸熱量(太陽光の入射量)の変化
に対応して乾球温度が設定上限おび下限値を越えて上下
した際にのみ冷却器(または加湿器)あるいは加熱器を
制御するように構成したことにより、太陽熱の吸熱量(
太陽光の入射量)の変化に対応して常に乾燥室内の温度
および湿度を前記適正範囲内に自動的に維持せしめ、も
って、太陽熱の効果的な利用による省資源化を図り、し
かも葉たばこを急乾燥状態に陥らせたり、品質低下をま
ねくことなく、良好に乾燥することができる葉たばこ乾
燥制御装置を提供しようとするものであって、以下に本
考案装置の構成を添附図面に示された一実施例について
説明する。
第1図および第2図において、1は乾燥室であって、こ
の乾燥室1は太陽熱の透過吸収作用に富んだ透光性被覆
カバー2を被覆せしめて形成されており、上記乾燥室1
内には通気排気性遮光幕3を上面に敷設し、周囲に不通
気性の仕切幕4を垂設して構成してなる葉たばこ収容室
5が配設されている。
また、6は乾燥室1内の一側に設置した加熱器であって
、この加熱器6は適温の熱風を発生せしめるものである
そして、上記加熱器6の下部に一端を接続した送風胴7
は葉たばこ収容室3内へ設置すると共に、送風胴7の周
囲には多数の噴風口8・・・・・・が開口されている。
加熱器6の上部には乾燥室1と連通ずる循環口9が開口
されると共に、一端を乾燥室1外へ開口させた吸気筒1
0が接続されている。
なお、上記循環口9と吸気筒10の接続位置には適宜の
切替弁(図示せず)が配設されており、前記切替弁の作
動で循環口9を開口して乾燥風の循環作用や循環作用と
吸気作用を同時に行わせたり、あるいは吸気作用のみを
営ませることができるようになっている。
送風胴7の基部には適宜の冷却器11が設けられている
12は乾燥室1の一側に設けた排気筒であって、上記排
気筒12には開閉ダンパー13が設けられている。
Aは葉たばこ収容室3内に収容された葉たばこである。
第3図には前記の如く構成された乾燥装置における乾燥
制御装置が示されている。
この図において、14は乾球温度検知器、15は湿球温
度検知器であって、これら同温度検知器14.15は乾
燥室1内の適所に配置されている。
16は演算回路であって、この演算回路16には乾球温
度検知器14および湿球温度検知器15の各出力信号が
与えられ、その同温度検知器14.15の検知温度差が
算出される。
17は比較回路であって、上記演算回路16の出力は、
比較回路17において動作設定値と比較され、その出力
がダンパー開閉機構18に与えられるようになっている
19はダンパーを開閉させる上記温度差の設定器である
上記演算回路16、比較回路17およびダンパー開閉機
構18によってダンパー開閉制御装置が構成されている
また20.21は比較回路であって、比較回路20には
乾球温度検知器14の出力信号が、他方の比較回路21
にも逆比較をなすようにその出力信号が与えられるよう
になっている。
22は乾燥室1内温度の上限および下限設定回路であっ
て、その上限設定器23は比較的回路20に、その下限
設定器24は比較回路21にそれぞれ接続されている。
25は冷却器0N−OFFスイッチ、26は加燃器0N
−OFFスイッチであって、上記比較回路20と冷却器
0N−OFFスイッチ25によって冷却制御装置が、ま
た上記比較回路21と加熱器0N−OFFスイッチ26
によって加熱制御装置がそれぞれ構成されている。
なお、冷却器11に代えて加湿器を用いることもでき、
この場合には前記冷却器0N−OFFスイッチ225に
冷却器に代えて加湿器を接続するのみで、他の回路構成
は全く同様である。
次に本考案の作用について説明する。
今、図示の如き状態で葉たばこAの乾燥中は、乾燥室1
内の空気の温度、湿度が乾球温度検知器14および湿球
温度検知器15によって常時検知され、同温度検知器1
4および15の検知温度差が演算回路16において算出
される。
冒頭において述べた如く、葉たばこの乾燥に適しな温度
および相対湿度は30〜45℃、70〜90%であり、
この場合の乾湿法温度差は2〜5℃であるから、比較回
路17の設定器19を操作して、その設定値を上記2〜
5℃の範囲内の温度に設定する。
また同時に乾燥室1内の温度、すなわち乾球温度を上限
および下限設定回路22の上限設定器23、下限設定器
24を操作してそれぞれ設定する。
かくして、乾燥室1の太陽熱の吸熱があり、乾燥室1内
の温度および相対湿度が適正範囲にあれば、その状態で
葉たばこの乾燥が行われるが、今、太陽光の入射量が多
く、乾、燥室1の温度が上り、かつそれにつれて相対湿
度が上がって乾湿法の温度差が設定器19による設定値
を越えると、ダンパー開閉機18が作動して開閉ダンパ
ー13が開かれ、乾燥室1内に外気が吸入されてその温
度および湿度が適正範囲に維持される。
そして、太陽光の入射量が著しく多く、乾燥室1内の温
度が設定上限値を越えることがあれば、この際には冷却
器0N−OFFスイッチ25がONとなり、冷却器11
が作動して乾燥室1内の温度が適正値まで下げられる。
また、逆に太陽光の入射量が少く、乾燥室1内の温度が
設定下限値以下になった場合には、加熱器0N−OFF
スイッチ26がONとなり、加熱器6が作動して乾燥室
1内の温度を適正範囲まで上昇せしめる。
なお、冷却器11に代えて加湿器を用いた場合には、気
化潜熱により空気の冷却が図られ、同時に相対湿度が低
くなり過ぎることに対する加湿がなされるので、ダンパ
ー13の開閉によって乾燥室1内の湿度および湿度を適
正に保つための自動制御が一層容易かつ的確に行われる
ことになる。
要するに本考案は、葉たばこ乾燥室内1に乾球温度検知
器14と湿球温度検知器15とを設け、これら面温度検
知器14.15の検知温度差により、それが設定値を越
えると乾燥室1の吸排気ダンパー13を閉じ、かつそれ
以下では開くダンパー開閉制御装置を設けると共に、乾
燥室内温度の上限および下限設定回路22を設け、太陽
熱の吸熱量(太陽光の入射量)の変化に対応して前記乾
球温度検知器14の検知温度が設定上限値を越えた場合
にのみ冷却器11(または加湿器)を作動させる冷却制
御装置と、それが設定下限値以下になった場合にのみ加
熱器6を作動させる加熱制御装置を設けたから、葉たば
こ乾燥室1内の乾球温度と湿球温度の差により吸排気ダ
ンパー13を開閉制御することと併せて、太陽熱の吸熱
量(太陽光の入射量)の変化に対応して葉たばこ乾燥室
1内の温度が所定範囲を越えて上下した際にのみ冷却ま
たは加熱することにより、太陽熱の吸熱量(太陽光の入
射量)の変化に対応して常に葉たばこ乾燥室1内の温度
および湿度を適正範囲内に自動的に維持せしめ、もって
、太陽熱の効果的な利用による省資源化を図り、しかも
葉たばこを急乾燥状態に陥らせたり、品質低下をまねく
ことなく、良質な乾燥葉たばこを容易に得ることができ
る効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案装置の一実施例を示すものであって、第1
図は葉たばこ乾燥装置の縦断正面図、第2図は同上縦断
側面図、第3図は葉たばこ乾燥制御装置の回路図である
。 1・・・・・・乾燥室、5・・・・・・葉たばこ収容室
、6・・・・・・加燃器、7・・・・・・送風胴、8・
・・・・・噴風口、9・・・・・・循環口、10・・・
・・・吸気筒、11・・・・・・冷却器、12・・・・
・・排気筒、13・・・・・・開閉ダンパー、14・・
・・・・乾球温度検知器、15・・・・・・湿球温度検
知器、16・・・・・・ダンパー開閉制御装置を構成す
る演算回路、17・・・・・・同じく比較回路、18・
・・・・・同じくダンパー開閉機構、20・・・・・・
冷却制御装置を構成する比較回路、25・・・・・・同
じく冷却器0N−OFFスイッチ、21・・・・・・加
熱制御装置を構成する比較回路、26・・・・・・同じ
く加熱器0N−OFFスイッチ、22・・・・・・乾燥
室内温度の上限および下限設定回路、23・・・・・・
その上限設定器、24・・・・・・その下限設定器、A
・・・・・・葉たばこ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 葉たばこ乾燥室内に乾球温度検知器と湿球温度検知器と
    を設け、これら面温度検知器の検知温度差により、それ
    が設定値を越えると乾燥室の吸排気ダンパーを閉じ、か
    つそれ以下では開くダンパー開閉制御装置を設けると共
    に、乾燥室内温度の上限および下限設定回路を設け、太
    陽熱の吸熱量(太陽光の入射量)の変化に対応して前記
    乾球温度検知器の検知温度が設定上限値を越えた場合に
    のみ冷却器(または加湿器)を作動させる冷却制御装置
    と、それが設定下限値以下になった場合にのみ加熱器を
    作動させる加熱制御装置を設けたことを特徴とする太陽
    熱利用の葉たばこ乾燥制御装置。
JP9517178U 1978-07-12 1978-07-12 太陽熱利用の葉たばこ乾燥制御装置 Expired JPS5930879Y2 (ja)

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JPS5513306U JPS5513306U (ja) 1980-01-28
JPS5930879Y2 true JPS5930879Y2 (ja) 1984-09-03

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