JPS5930843B2 - 防波堤 - Google Patents

防波堤

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JPS5930843B2
JPS5930843B2 JP53017788A JP1778878A JPS5930843B2 JP S5930843 B2 JPS5930843 B2 JP S5930843B2 JP 53017788 A JP53017788 A JP 53017788A JP 1778878 A JP1778878 A JP 1778878A JP S5930843 B2 JPS5930843 B2 JP S5930843B2
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JP
Japan
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structures
fixed
sea
breakwater
fixed structure
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JP53017788A
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JPS54110631A (en
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哲一郎 中西
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Hitachi Zosen Corp
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Hitachi Zosen Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A10/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE at coastal zones; at river basins
    • Y02A10/11Hard structures, e.g. dams, dykes or breakwaters

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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は海岸を離れた海上において設置される防波堤
に関する。
近年、原子炉を含むプラントを搭載したプラット・フオ
ーム(台船)を防波堤で囲った静水域に係留するいわゆ
る浅海浮上式原子力発電所の建設が具体化しているが、
これは原子力発電所を他の工業地帯より離れて設ける必
要があり、核燃料の搬入と搬出のための専用港を設ける
必要があるからである。
従来の防波堤は、海底から海上に至るまでの全範囲に堤
壁が設けられていたために、このような浅海浮上式原子
力発電所の建設は、防波堤工事の経済性から水深lO〜
20m程度の海域を対象として行なわれる。
ところで、海岸から急激に深くなっている海域にも上記
原子力発電所が建設できれば、建設の対象海域が大幅に
増大することになるが、それにはいわゆる消波技術の実
用化および原子炉を含むプラント自体の耐動揺性の問題
の解決が前提とされている。
消波技術の一環としてこれまでに研究開発されているい
わゆる消波堤については、これが特定の波長、波高によ
って同調現象を起こすことが知られており、その防止対
策として、消波堤の固有動揺周期を波浪の状態に応じて
変更するように、たとえば注排水区画やダンパーを設置
するなどの種々の手段を消波堤に付属させることも考え
られているが、即時対応性や信頼度などの点で実用的に
は疑問な点が多い。
この発明の目的は、従来の防波堤床堀、堤内浚渫、捨石
マウンド投入均し、消波ブロック据付は等の一連の防波
堤建設工事のほとんどを省略することができて、防波堤
の建設工期を非常に短縮することができ、しかし使用材
料が少なくてすみ、きわめて経済的であるうえに、立体
的な構造を有していて、確実な防波作用を果たすことが
でき、また海岸より急激に深くなっている海域にも建設
することができて、上記原子力発電所の建設対象海域を
大幅に増大させることができる防波堤の構造を提供しよ
うとするにある。
この発明を、以下図面に示す実施例に基づいて言腎明す
る。
実施例 1 第1図において、1は少なくとも上端部を海面12上に
表わした多数の固定構造物で、それぞれの両側部に中間
構造物受止め段状突部2が設けられている。
各固定構造物1は、コンクリート製のケーソン11内に
亜硫曹石膏および鉱滓等の産業廃棄物よりなる充填物1
0が充填せられてなるものである。
そして各固定構造物1は、それらにあげられた杭打ち機
または杭打ち機材挿入用の貫通孔3より海底13に打ち
込まれた3個の杭4と、これらの杭4にそれぞれ接続さ
れた支柱5とによって相互間に所定間隔をあげてかつ水
平状態に海底13に固定されており、隣接する固定構造
物1同志の互いに対向する中間構造物受止め段状突部2
の各段2a、2bがほぼ同レベルに保持されている。
6は段状突部2の各段2a、2bの内海A側の端部に設
げられた脱出防止突部で、これは隣接固定構造物1の側
に突出するとともに、各突部6の外海B側に係合斜面6
aが形成せられている。
7.8は相互に隣接する固定構造物1同志の間にほぼ水
平に渡し止められた2枚1組の偏平ブロック状の中間構
造物で、それぞれの両側縁部が隣接固定構造物1の互い
に対向する段状突部2の各段2a、2bに受けとめられ
、ボルト締めその他の適宜の手段で固定構造物1に結合
せられている。
9は各中間構造物7,8の内海A側の先端部両側に設け
られた凹部で、これは固定構造物1の脱出防止突部6と
嵌め合わせられる。
各凹部9には、突部6の係合斜面6aに当接せしめられ
る係合斜面9aが設けられている。
なお偏平ブロック状の中間構造物7,8は、コンクリー
ト製ケーソン17.18内に上記のような充填物10が
充填せられてなるものである。
上記防波堤は、つぎのようにして建造される。
まず、固定構造物1と中間構造物7,8を構成するケー
ソン11.17.18がたとえば造船所の船渠、船台等
を利用して陸上で築造され、ついでこれらが海上に引き
降されて浮べられ、たとえば第2図に示すように、曳船
14によって所定の防波堤建造地点まで曳船される。
つぎに固定構造物1のケーソン11が沈下せしめられる
とともに、固定構造物1にあけられた貫通孔3より海底
13に打ち込まれた3個の杭4と、これらの杭4に接続
された支柱5とによって固定構造物1が相互間に所定間
隔をあけてかつ水平状態に固定される。
つぎに、第3図に示すように、隣接固定構造物1同志の
間に、下側中間構造物7のケーソン17が外海B側より
嵌め込まれ、この中間構造物7の先端部両側の四部9に
固定構造物1の脱出防止突部6が嵌め入れられて、両者
の係合斜面9aと6aとが互いに係合せしめられる。
つぎにこの状態でケーソン17内に鉱滓等の充填物10
が充填せられて、下側中間構造物7が沈下せしめられ、
その両側縁部が段状突部2の下段2aに受は止められて
、この下側中間構造物7が隣接固定構造物1同志の間に
水平状態に渡し止められる。
ついで、上側中間構造物8のケーソン18が同様に外海
B側より嵌め込まれた後沈下せしめられ、その両側縁部
が段状突部2の上段2bに受は止められて、下側中間構
造物7の上に水平状態に積み重ねられる。
なお、各中間構造物γ、8はたとえばボルト締めなどの
手段で固定構造物1に結合せられる。
また各中間構造物7,8の凹部9の係合斜面9aと、固
定構造物1の突部6の係合斜面6aとが互いに係合せし
められているから、外海B側からの波浪による中間構造
物7,8の内海A側への脱出が防止せられるとともに、
中間構造物7.8と固定構造物1との結合が漸次増大せ
しめられるものである。
実施例 2 第4図はこの発明の第2実施例を示すもので、大型の防
波堤を建造する場合力錐弥されている。
上記第1実施例と異なる点はつぎのとおりである。
すなわち、固定構造物21を海底13に固定する支柱2
5は、杭4に接続される2本の棒材26が埋め込まれた
コンクリート製の略1字形ケーソンに上記第1実施例と
同様の充填物が充填せられてつくられたもので、大型の
防波堤をつくるために強度の太きいものとなされている
そして各固定構造物21の両端部にそれぞれ上下方向の
支柱嵌込み用切欠き部23が設けられ、これらの切欠き
部23に上記支柱25が下端部を残して嵌め止められ、
各支柱25の下端部に突出している2本の棒材26が海
底13に打ち込まれた杭4それぞれ接続せられることに
より、固定構造物21が海底13にしっかりと固定せら
れている。
なお、各支柱25と固定構造物21とは、図示しない継
目板などによって相互に結合される。
そして各固定構造物21の側面は斜めにつくられていて
、互いに対向する傾斜側面同志の間隔が下方に至るほど
狭くなるようになされるとともに、各傾斜側面の下縁に
中間固定構造物受止め突部22が設げられており、隣接
固定構造物21同志の間にテーパー状両側面を有する3
個の偏平ブロック状中間構造物27.28.29が積重
ね状態で水平に配置され、その最下位の中間構造物27
の両側縁部が隣接固定構造物21の受止め突部22にそ
れぞれ受止められることにより、すべての中間構造物2
7゜28.29が隣接固定構造物21に渡し止められて
いるものである。
なお、上記支柱25の略1字形のケーソンは、固定構造
物21のケーソンと(に陸上で築造され、海上に浮べて
所定の防波堤建造地点まで曳航されたのち、固定構造物
21と同様にして沈下せしめられるものである。
この第2実施例のその他の点は、上記第1実施例の場合
と同様であり、図面において同一のものには同一の符号
を付した。
この発明による防波堤は、上述のように、少な(とも上
端部を海上に表わした複数個の固定構造物1,21が、
それらに設けられた貫通孔3または切欠き部23より海
底13に打ち込まれた複数個の杭4と、各杭4に接続さ
れた支柱5,25とによって所定間隔置きに水平状態に
固定せられ、これらの固定構造物1,210両側縁部に
中間構造物受止め突部2,22がそれぞれ設けられ、相
互に隣接する固定構造物1,21同志の間に複数個の偏
平ブロック状の中間構造物7,8,27゜28.29が
相互に重ね合わされた水平状態に配置され、これらの中
間構造物7,8,27,28゜29のうち少なくとも最
下位の中間構造物7゜270両側縁部が固定構造物1,
21の受止め突部2,22に受止められているから、防
波堤は立体的であって、波浪の進行方向に対して充分大
きい幅を有するものであるから、非常にすぐれた消波作
用を果たし得るものである。
しかも固定構造物1,21の内海A側の端部の両側に脱
出防止突部6がそれぞれ設けられ、各中間構造物7,8
,27,28,29の内海A側の端部両側に凹部9がそ
れぞれ設けられていて、これらの凹部9と固定構造物1
,21の脱出防止突部6とが互いに嵌め合わせられてい
るから、外海B側からの波浪に対して中間構造物7,8
,27゜28.29が内海A側へ脱出するようなことが
なく、非常に強度が太きいものであり、したがってこの
発明の防波堤は、海岸より離れた海域においてもすぐれ
た消波作用を充分に発揮し得るものである。
また固定構造物1,21に設けられた貫通孔3または切
欠き部23を利用して海面12かも直接海底13に杭4
を打ち込む作業ができるから、従来の防波堤建造のさい
の防波堤床堀、堤内浚渫、捨石マウンド投入均し、消波
ブロック据付は等の一連の工事のほとんどを省略するこ
とができて、防波堤の建設工期を非常に短縮することが
できる。
しかも各固定構造物1,21が杭4と支柱5゜25とに
よって支持されているから、海底から海上に至るまでの
全範囲に堤壁がつくられていた従来の防波堤に比べて使
用材料が少なくてすみ、きわめて経済的であるし、海岸
より急激に深くなっている海域にも防波堤を建設するこ
とができ、原子力発電所などの建設対象海域を大幅に増
大させることができるという効果を奏する。
なお、この発明による防波堤を海上の浮上発電所の周囲
に設置することによって、浮上発電所から生ずる温排水
の拡散を有効に防止しうるとともに、この温排水をたと
えば養殖漁業やいわゆる温度差発電等に積極的に利用す
ることができるという利点がある。
またこの発明による防波堤は、その建設工期が短くてす
むので、たとえば浮上発電所とこれの周囲に設けられる
港湾とを並行して建設することもでき、経済土臭に有利
である。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の実施例を示すもので、第1図は第1実
施例の部分斜視図、第2図は防波堤の建設時においてケ
ーソンを曳航する状態を示す斜視図、第3図は中間構造
物の嵌込み状態を示す斜視図、第4図は第2実施例の部
分斜視図である。 1.21・・・固定構造物、2・・・中間構造物受止め
段状突部、3・・・貫通孔、4・・・杭、5,25・・
・支柱、6・・・脱出防止突部、7,8,27,28,
29・・・中間構造物、9・・・凹部、10・・・充填
物、11゜17.18・・・ケーソン、12・・・海面
、13・・・海底、22・・・中間構造物受止め突部、
23・・・切欠き部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 少なくとも上端部を海上に表わした複数個の固定構
    造物1,21が、それらに設げられた貫通孔3または切
    欠き部23より海底13に打ち込まれた複数個の杭4と
    、各杭4に接続された支柱5゜25とによって所定間隔
    置きに水平状態に固定せられ、これらの固定構造物1,
    210両側縁部に中間構造物受止め突部2,22がそれ
    ぞれ設けられるとともに、固定構造物1,21の内海A
    側の端部の両側に脱出防止突部6がそれぞれ設けられ、
    相互に隣接する固定構造物1,21同志の間に複数個の
    偏平ブロック状の中間構造物7,8,27゜28.29
    が相互に重ね合わされた水平状態に配置され、各中間構
    造物7,8,27,2L29の内海A側の端部両側に凹
    部9がそれぞれ設けられていて、これらの凹部9と固定
    構造物1,21の脱出防止突部6とが互いに嵌め合わせ
    られ、これらの中間構造物7,8,27,28,29の
    うち少なくとも最下位の中間構造物7,270両側縁部
    が固定構造物1,210受止め突部2,22に受は止め
    られている防波堤。
JP53017788A 1978-02-17 1978-02-17 防波堤 Expired JPS5930843B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS618529U (ja) * 1984-06-19 1986-01-18 日本特許管理株式会社 容器

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JPS618529U (ja) * 1984-06-19 1986-01-18 日本特許管理株式会社 容器

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