JPS5930677B2 - 粒状肥料組成物 - Google Patents
粒状肥料組成物Info
- Publication number
- JPS5930677B2 JPS5930677B2 JP50090792A JP9079275A JPS5930677B2 JP S5930677 B2 JPS5930677 B2 JP S5930677B2 JP 50090792 A JP50090792 A JP 50090792A JP 9079275 A JP9079275 A JP 9079275A JP S5930677 B2 JPS5930677 B2 JP S5930677B2
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- JP
- Japan
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- granular fertilizer
- fertilizer
- added
- weight
- polyvinyl alcohol
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、固結性および水面浮上性の改善された粒状肥
料組成物に関するものである。
料組成物に関するものである。
粒状肥料は、長期間の貯蔵中に固結し易いので、従来よ
り製造後に固結防止剤を添加する方法が採られている。
り製造後に固結防止剤を添加する方法が採られている。
この固結防止剤としては、珪藻土、タルク等の珪酸質物
質粉末が最も一般的に使用されている。
質粉末が最も一般的に使用されている。
しかして、粒状肥料の中でも特に燐安系粒状肥料は、水
田に施用した場合、肥効成分の溶出に伴い粒状物の殻が
水面に浮上するという問題があるが燐安系粒状肥料に上
記珪藻土、タルク等をそのまま添加すると、固結防止は
達成されるもののこの浮上現象が増大する欠点がある。
田に施用した場合、肥効成分の溶出に伴い粒状物の殻が
水面に浮上するという問題があるが燐安系粒状肥料に上
記珪藻土、タルク等をそのまま添加すると、固結防止は
達成されるもののこの浮上現象が増大する欠点がある。
しかも、この現象は、珪酸質物質を添加した直後よりも
1〜数ケ月経過後の実際の施用時に著しく犬となる傾向
がある。
1〜数ケ月経過後の実際の施用時に著しく犬となる傾向
がある。
本発明者等は、上記実情に鑑み種々検討した結果、成る
特定の化合物と珪酸質物質粉末とを燐安系粒状肥料に併
用添加する場合は、固結性は勿論のこと水面浮上性の改
善された燐安系粒状肥料が得られることを知見し本発明
を完成した。
特定の化合物と珪酸質物質粉末とを燐安系粒状肥料に併
用添加する場合は、固結性は勿論のこと水面浮上性の改
善された燐安系粒状肥料が得られることを知見し本発明
を完成した。
すなわち、本発明の要旨は、燐安系粒状肥料に、0.5
〜3重量%の珪酸質物質粉末および0.01〜10重量
%のポリビニルアルコールを添加してなる粒状肥料組成
物に存する。
〜3重量%の珪酸質物質粉末および0.01〜10重量
%のポリビニルアルコールを添加してなる粒状肥料組成
物に存する。
本発明の詳細な説明するに、本発明の対象となる燐安系
粒状肥料は、全肥料成分に対し通常10重量%以上(P
205換算)の燐安を含み、他の肥料成分として、硫安
、硝安、尿素、塩化カリ等を適宜配合した粒状肥料であ
る。
粒状肥料は、全肥料成分に対し通常10重量%以上(P
205換算)の燐安を含み、他の肥料成分として、硫安
、硝安、尿素、塩化カリ等を適宜配合した粒状肥料であ
る。
この肥料は、通常、湿式燐酸をアンモニア化して得た燐
安スラリーに上記肥料成分を所定量配合したのち、公知
の造粒方法に従って粒状1〜51程度となるように造粒
し、次いで、乾燥、冷却、篩分けして得られる。
安スラリーに上記肥料成分を所定量配合したのち、公知
の造粒方法に従って粒状1〜51程度となるように造粒
し、次いで、乾燥、冷却、篩分けして得られる。
本発明で使用する珪酸質物質粉末は、通常、5i02含
量が45重量%以上のものであり、例えば、珪藻土、タ
ルク、フライアッシュ、風化頁岩、珪石粉、珪砂等肥料
用の珪酸系固結防止剤として使用されているものが適当
であるが、なかでも、珪藻土、タルクが好ましい。
量が45重量%以上のものであり、例えば、珪藻土、タ
ルク、フライアッシュ、風化頁岩、珪石粉、珪砂等肥料
用の珪酸系固結防止剤として使用されているものが適当
であるが、なかでも、珪藻土、タルクが好ましい。
珪酸質物質の添加は、粒状肥料の乾燥前であると十分な
固結防止効果が得られないことがあるので、通常は肥料
の乾燥後に行われ、粒状肥料の表面に均一に付着するよ
うに肥料を転動させながら行うのがよい。
固結防止効果が得られないことがあるので、通常は肥料
の乾燥後に行われ、粒状肥料の表面に均一に付着するよ
うに肥料を転動させながら行うのがよい。
しかして、その添加量は、通常、粒状肥料に対して0.
5〜3重量%、好ましくは1〜2重量%である。
5〜3重量%、好ましくは1〜2重量%である。
本発明は、珪酸質物質粉末とともにポリビニルアルコー
ルを併用添加することを最大の特徴とする。
ルを併用添加することを最大の特徴とする。
ポリビニルアルコールとしては、例えば5〜20重量%
程度の水溶液等の種々の溶液、あるいは粉末として用い
ることができるが、粉末で添加するのが浮上防止効果が
大きくて好ましい。
程度の水溶液等の種々の溶液、あるいは粉末として用い
ることができるが、粉末で添加するのが浮上防止効果が
大きくて好ましい。
ポリビニルアルコールの添加時期は、これが粉末の場合
は肥料の造粒後ないし包装前の任意の段階でよいが、溶
液の場合は肥料の乾燥前に添加するのが好ましい、ポリ
ビニルアルコールの添加量は、あまり少量であると十分
な浮上防止効果が得られず、また多量すぎても著しい効
果の向上は期待できず経済的でないので、通常は粒状肥
料に対して0.01〜10重量%、好ましくは0101
〜3重量%である。
は肥料の造粒後ないし包装前の任意の段階でよいが、溶
液の場合は肥料の乾燥前に添加するのが好ましい、ポリ
ビニルアルコールの添加量は、あまり少量であると十分
な浮上防止効果が得られず、また多量すぎても著しい効
果の向上は期待できず経済的でないので、通常は粒状肥
料に対して0.01〜10重量%、好ましくは0101
〜3重量%である。
なお、本発明に於いては、珪酸質物質粉末とポリビニル
アルコールの添加順序は、同時でも任意の異なった順序
でもよい。
アルコールの添加順序は、同時でも任意の異なった順序
でもよい。
本発明の粒状肥料組成物は固結性は勿論、水面浮上現象
がほとんど完全に改善された優れたものであり、特に、
経時変化により浮上現象が増大するということもない。
がほとんど完全に改善された優れたものであり、特に、
経時変化により浮上現象が増大するということもない。
この原因については明らかではないが、ポリビニルアル
コールが固結防止剤に何んらかの影響を及ぼしているか
、又は粒状肥料表面に形成される殻を崩し易くしている
ものと推察される。
コールが固結防止剤に何んらかの影響を及ぼしているか
、又は粒状肥料表面に形成される殻を崩し易くしている
ものと推察される。
次に、本発明を実施例により更に詳細に説明する。
実施例 1
燐安317g、尿素174g、硫安114gおよび塩化
力IJ 278 gよりなる肥料成分を皿型造粒機にて
造粒し、次いで得られた造粒物を70℃の温度で60分
間乾燥し、粒径1〜4.51の燐安系粒状肥料を得た。
力IJ 278 gよりなる肥料成分を皿型造粒機にて
造粒し、次いで得られた造粒物を70℃の温度で60分
間乾燥し、粒径1〜4.51の燐安系粒状肥料を得た。
この乾燥の前後にポリビニルアルコール(日本合成株製
、商品名ゴーセノールGL−05)を第1表に示す割合
でそれぞれ添加し、次いで粒状肥料を転動させながら1
5gの珪藻土を添加した。
、商品名ゴーセノールGL−05)を第1表に示す割合
でそれぞれ添加し、次いで粒状肥料を転動させながら1
5gの珪藻土を添加した。
(粒状肥料に対する珪藻土のコーテイング量は1.6重
量%であった。
量%であった。
)こうして得た燐安系粒状肥料を35℃の雰囲気下で6
0目間貯蔵したのち、各試料について水面浮上率を測定
し第1表に示す結果を得た。
0目間貯蔵したのち、各試料について水面浮上率を測定
し第1表に示す結果を得た。
なお、各試料について固結性を測定したところ、ポリビ
ニルアルコールを添加しない試料と同程度であった。
ニルアルコールを添加しない試料と同程度であった。
Claims (1)
- 1 燐安系粒状肥料に、0.5〜3重量%の珪酸質物質
粉末および0.01〜10重量%のポリビニルアルコー
ルを添加してなる粒状肥料組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50090792A JPS5930677B2 (ja) | 1975-07-25 | 1975-07-25 | 粒状肥料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50090792A JPS5930677B2 (ja) | 1975-07-25 | 1975-07-25 | 粒状肥料組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5216362A JPS5216362A (en) | 1977-02-07 |
JPS5930677B2 true JPS5930677B2 (ja) | 1984-07-28 |
Family
ID=14008425
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50090792A Expired JPS5930677B2 (ja) | 1975-07-25 | 1975-07-25 | 粒状肥料組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5930677B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3319345A1 (de) * | 1983-05-27 | 1984-11-29 | Skw Trostberg Ag, 8223 Trostberg | Stickstoffduengemittel mit langzeitwirkung und verfahren zu seiner herstellung |
DE102015122070A1 (de) * | 2015-12-17 | 2017-06-22 | Thyssenkrupp Ag | Harnstoffhaltige Düngemittel und Verfahren zu ihrer Herstellung |
-
1975
- 1975-07-25 JP JP50090792A patent/JPS5930677B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5216362A (en) | 1977-02-07 |
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