JPS5930332Y2 - 換気扇のフイルタ取付装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は換気扇に使用されるフィルタの取付装置に関
するものであり、フィルタを確実に固定することができ
る換気扇のフィルタ取付装置を提供することを目的とす
るものである。

以下、この考案の一実施例を第１図および第２図に従っ
て説明すると、図において１は天井２の野縁３に取付け
られた外筐で、室内側に開口した吸気口４と排気口５が
設けられている。

６は上記外筐１に内設された羽根７および電動機８から
成る送風機、９は上記排気口５に取付けられた筒体で、
先端側の方が断面積が小さくなるようテーパ状に形成さ
れている。

１０はこの筒体の先端に回動自在に設けられたシャッタ
で、風圧により開閉する。

１１は上記筒体９と嵌合された排気ダクトで、テープ１
２により気密に取付けられている。

１３は上記吸気口４の対向する側壁内面に設けられた係
合片で、係合孔（図示せず）が設けられている。

１４は上記吸気口４を覆うように設けられた化粧グリル
で、通気口１５が形成されるとともに、この通気口１５
の両側部にバネ取付板１６が設けられている。

１７はＶ字状に形成されたバネで、ネジ１８によりバネ
取付板１６に取付けられ、Ｖ字方向に変形させ、上記保
合片１３の係合孔に係合させることにより、化粧グリル
１４は外筐１に取付けられる。

またネジ１８の先端はバネ取付板１６より突出する。

１９は上記通気口１５を覆うように上記化粧グリル１４
の内面に設けられた柔軟性を有するフィルタで、対向す
る両端部には保持板２０が設けられネジ２１で化粧グリ
ル１４に取付けられている。

２２はバネ性を有し矩形に設けられたフィルタ保持枠で
、上記ネジ１８とバネ取付板１６との間に位置して保持
されフィルタ１９の中頃を押えている。

上記のように構成された換気扇においては、送風機６を
運転することにより、室内空気は通気口１５からフィル
タ１９を通して排気口５に至り排気ダクト１１により室
外へ排気される。

このように通気口１！Ｆから室内空気を吸気することに
より、柔軟性を有するフィルタ１９は送風機に吸い込ま
れるようにして変形し、フィルタ１９を通ることなく室
内空気が吸気されようとするが、フィルタ保持枠２２に
よりフィルタ１９が押えられ、フィルタ１９の変形を防
止している。

これにより室内空気は必ずフィルタ１９を通して吸気さ
れ、送風機６等が汚れるのを防ぐ。

この考案は以上説明したとおり、吸気口と排気口が設け
られた外筐と、この外筐に内設された送風機と、上記吸
気口を覆うよう通気口を有して形成されるとともに、上
記外筐に係合部材を介して取付けられるよう設けられた
化粧グリルと、上記通気口を横切って設けられた柔軟性
のフィルタと、上記係合部材に掛止され上記フィルタを
上記化粧グリルに保持するよう設けられたフィルタ保持
枠とを備えたことにより、フィルタを確実に固定するこ
とができ、送風機の運転によりフィルタが変形すること
がなく、送風機等の汚れが少なくなる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の一実施例を示す断面図、第２図はそ
の化粧グリル部分を示す斜視図である。 なお、各図中同一符号は同一部分を示し、１は外筐、４
は吸気口、５は排気口、６は送風機、７は羽根、８は電
動機、１４は化粧グリル、１５は通気口、１６はバネ取
付板、１７はバネ、１９はフィルタ、２２はフィルタ保
持枠である。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）吸気口と排気口が設けられた外筐と、この外筐に
   内設された送風機と、上記吸気口を覆うよう通気口を有
   して形成されるとともに、上記外筐に係合部材を介して
   取付けられるよう設けられた化粧グリルと、上記通気口
   を横切って設けられた柔軟性のフィルタと、上記係合部
   材に掛止され上記フィルタを上記化粧グリルに保持する
   よう設けられたフィルタ保持枠とを備えて成る換気扇の
   フィルタ取付装置。
2. （２）フィルタ保持枠がバネ性部材で形成されているこ
   とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第１項記載の換
   気扇のフィルタ取付装置。