JPS5930168Y2 - インタ−ク−ラ付過給機関のエアヒ−タ装置 - Google Patents
インタ−ク−ラ付過給機関のエアヒ−タ装置Info
- Publication number
- JPS5930168Y2 JPS5930168Y2 JP16162580U JP16162580U JPS5930168Y2 JP S5930168 Y2 JPS5930168 Y2 JP S5930168Y2 JP 16162580 U JP16162580 U JP 16162580U JP 16162580 U JP16162580 U JP 16162580U JP S5930168 Y2 JPS5930168 Y2 JP S5930168Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- intercooler
- air heater
- air
- intake manifold
- supercharged engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Direct Air Heating By Heater Or Combustion Gas (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は過給機付き機関の始動性能を向上させるため０
エアヒータの構成に係り、特に加熱体をインタークーラ
と吸気マニホールドとの間に介装して取付け、機関の小
型化、加熱効率の向上等を図ったインタークーラ付過給
機関のエアヒータ装置に関するものである。
エアヒータの構成に係り、特に加熱体をインタークーラ
と吸気マニホールドとの間に介装して取付け、機関の小
型化、加熱効率の向上等を図ったインタークーラ付過給
機関のエアヒータ装置に関するものである。
小型内燃機関においては従来、空気冷却器（インターク
ーラ）付き過給機関はその構造が複雑なためあまり発達
していなかったが、近年、省資源等の傾向によりインタ
ークーラ付過給機関が無過給又は過給機のみをもつ機関
に較べて有利であるため車輌用等の小型機関にも適用さ
れ始めている。
ーラ）付き過給機関はその構造が複雑なためあまり発達
していなかったが、近年、省資源等の傾向によりインタ
ークーラ付過給機関が無過給又は過給機のみをもつ機関
に較べて有利であるため車輌用等の小型機関にも適用さ
れ始めている。
即ち、出力の向上を目的とした過給機付き機関では、過
給機により機関に送られる空気は、圧縮されて高温とな
り膨張するため、機関に送入する前にインタークーラに
より圧縮空気を冷却し、空気の密度を増大させた後機関
内へ送り込み、燃焼効率の向上及び過給機の圧縮効率の
向上を図っているが、始動時等の冷態によりの運転時に
は機関が十分暖まっていないため通常の高速運転時と同
様に給気を冷却した場合には過冷却により給気冷却器内
に凝縮水が発生し、この凝縮水がシリンダ内へ入ってウ
ォータハンマ現象やライナの摩耗を招き、又シリンダの
低温腐蝕や、直噴機関における青白煙の原因となり、且
つ始動時の暖気運転時間が長くなる等の欠点がある。
給機により機関に送られる空気は、圧縮されて高温とな
り膨張するため、機関に送入する前にインタークーラに
より圧縮空気を冷却し、空気の密度を増大させた後機関
内へ送り込み、燃焼効率の向上及び過給機の圧縮効率の
向上を図っているが、始動時等の冷態によりの運転時に
は機関が十分暖まっていないため通常の高速運転時と同
様に給気を冷却した場合には過冷却により給気冷却器内
に凝縮水が発生し、この凝縮水がシリンダ内へ入ってウ
ォータハンマ現象やライナの摩耗を招き、又シリンダの
低温腐蝕や、直噴機関における青白煙の原因となり、且
つ始動時の暖気運転時間が長くなる等の欠点がある。
又過給機付機関は無過給の場合に比べて圧縮比を下げて
最高爆発圧を下げるため低温始動性が著しく低下するこ
とも知られている。
最高爆発圧を下げるため低温始動性が著しく低下するこ
とも知られている。
そのため始動補助装置としてエアヒータを設は始動時の
給気温度を上げているが、従来のエアヒータは温めた空
気が各気筒に均等に入るようにする為、過給機とインタ
ークーラの間のダクト内に設置されているが、この場合
−変温められた空気がインターターラフインによって冷
却されてしまいその効果が期待できず、大電力のエアヒ
ータが必要であった。
給気温度を上げているが、従来のエアヒータは温めた空
気が各気筒に均等に入るようにする為、過給機とインタ
ークーラの間のダクト内に設置されているが、この場合
−変温められた空気がインターターラフインによって冷
却されてしまいその効果が期待できず、大電力のエアヒ
ータが必要であった。
又、同様の問題を解決するため第１図示の如きエアヒー
タ１と吸気マニホールド２の各気筒の吸気ポート３近傍
に装備する場合もあるが、これは気筒数が多くなると取
付スペースが大きくなり、又配線が複雑化し、大電流の
電線が必要で取扱いにも注意を要する。
タ１と吸気マニホールド２の各気筒の吸気ポート３近傍
に装備する場合もあるが、これは気筒数が多くなると取
付スペースが大きくなり、又配線が複雑化し、大電流の
電線が必要で取扱いにも注意を要する。
なお、上記エアヒータに代る加熱手段として機関冷却水
を通過させる熱交換器を給気通路に設け、給気を加熱す
るもの（実開昭４８−８２３０７号公報参照）や、電気
ヒータで加熱した外気を給気通路に設けた熱交換器に通
じて給気を加熱するもの（実開昭５２−５１９０８号公
報）が提案されているが、一般にこれら熱交換器を用い
たものは、熱効率の面で難があると共に、配管が複雑に
なり、装置コストが高騰する問題がある。
を通過させる熱交換器を給気通路に設け、給気を加熱す
るもの（実開昭４８−８２３０７号公報参照）や、電気
ヒータで加熱した外気を給気通路に設けた熱交換器に通
じて給気を加熱するもの（実開昭５２−５１９０８号公
報）が提案されているが、一般にこれら熱交換器を用い
たものは、熱効率の面で難があると共に、配管が複雑に
なり、装置コストが高騰する問題がある。
本考案は上記の如き従来の給気加熱装置の欠点に着目し
、エアヒータとしてエアヒータとインタクーラとの合わ
せ面に挟着保持し得る薄型長方形状の枠型ケーシングの
中央空間内に波形線状電熱体を配設した電気式エアヒー
タを用い、給気を直接加熱すると共に、エアヒータの取
付けを容易ならしめもって前記問題点を解消せんとする
ものである。
、エアヒータとしてエアヒータとインタクーラとの合わ
せ面に挟着保持し得る薄型長方形状の枠型ケーシングの
中央空間内に波形線状電熱体を配設した電気式エアヒー
タを用い、給気を直接加熱すると共に、エアヒータの取
付けを容易ならしめもって前記問題点を解消せんとする
ものである。
即ち、上記目的を達成するための本考案の構成は、イン
タークーラと吸気マニホールドとの間に介装したエアヒ
ータをインタークーラと吸気マニホールドとの合わせ面
形状に合致する薄型長方形状の枠型ケーシングと、該枠
型ケーシングの中央空間部内に前記合わせ面と平行な波
型に配設された線状電熱体とからなる電気式ヒータによ
り構成せしめた点にある。
タークーラと吸気マニホールドとの間に介装したエアヒ
ータをインタークーラと吸気マニホールドとの合わせ面
形状に合致する薄型長方形状の枠型ケーシングと、該枠
型ケーシングの中央空間部内に前記合わせ面と平行な波
型に配設された線状電熱体とからなる電気式ヒータによ
り構成せしめた点にある。
続いて第２図以下の添付図面を参照して本考案を具体化
した実施例につき詳しく説明する。
した実施例につき詳しく説明する。
ここに第２図は本考案の一実施例であるエアヒータを設
けた吸気マニホールドの側断面図、第３図は同エアヒー
タの斜視図である。
けた吸気マニホールドの側断面図、第３図は同エアヒー
タの斜視図である。
これらの図において、過給機４と連結されたダクト５に
外覆された連絡室６はテーパ状に先端部はど細くなって
おり、このダクト５はフランジ部７によって細長のイン
タークーラ８に連結さ石、更に該インタークーラ８はそ
の下部のエアヒータ９を介して吸気マニホールド１０の
上部フランジ１１に取付けられている。
外覆された連絡室６はテーパ状に先端部はど細くなって
おり、このダクト５はフランジ部７によって細長のイン
タークーラ８に連結さ石、更に該インタークーラ８はそ
の下部のエアヒータ９を介して吸気マニホールド１０の
上部フランジ１１に取付けられている。
上記インタークーラ８は左右側板１２及び１３を貫通す
る複数の伝熱管１４を軸方向に配設し、該伝熱管１４に
直角の冷却フィン１５を複数植設した構造となっており
、エアヒータ９のケーシング１６は吸気マニホールド１
０の上部フランジ１１と正確に密着する様、ホソ同一形
状となっている。
る複数の伝熱管１４を軸方向に配設し、該伝熱管１４に
直角の冷却フィン１５を複数植設した構造となっており
、エアヒータ９のケーシング１６は吸気マニホールド１
０の上部フランジ１１と正確に密着する様、ホソ同一形
状となっている。
上記エアヒータ９は例えば第３図に示す如く薄型長方形
状の枠型のケーシング１６中に波型の発熱体１７を有し
、該発熱体１７の両端がケーシング１６に絶縁的に取付
けられていて、それぞれ結線用の端子１８．１９に接続
されている。
状の枠型のケーシング１６中に波型の発熱体１７を有し
、該発熱体１７の両端がケーシング１６に絶縁的に取付
けられていて、それぞれ結線用の端子１８．１９に接続
されている。
又上記エアヒータ９の長さｌはＣｙ１〜Ｃｙ６の多気筒
へ向かう吸気ホートラ一体に有する吸気マニホールド１
０の長さＬにはゾ等しく構成されている。
へ向かう吸気ホートラ一体に有する吸気マニホールド１
０の長さＬにはゾ等しく構成されている。
従って過給機４より送出された給気はダクト５のテーパ
部２０に当って進行方向を曲げられ、インタークーラ８
中を通過した後エアヒータ９を通り、始動時には千−ス
イッチにより操作されたエアヒータにより暖められて吸
気マニホールド１０へ流入し、各気筒の吸気ポートＣｙ
１〜Ｃｙ６分配される。
部２０に当って進行方向を曲げられ、インタークーラ８
中を通過した後エアヒータ９を通り、始動時には千−ス
イッチにより操作されたエアヒータにより暖められて吸
気マニホールド１０へ流入し、各気筒の吸気ポートＣｙ
１〜Ｃｙ６分配される。
本考案は以上述べた如く、インタークーラと吸気マニホ
ールドとの間に加熱体を介装したものであるから、スペ
ースをとらず、加熱機構をインタークーラと吸気マニホ
ールド間でコンパクトに収容することができると共に２
個Ｑ）端子に配線するのみで操作できるところから配線
が簡単となり、極めて実用的なエアヒータ装置を提供す
るものである。
ールドとの間に加熱体を介装したものであるから、スペ
ースをとらず、加熱機構をインタークーラと吸気マニホ
ールド間でコンパクトに収容することができると共に２
個Ｑ）端子に配線するのみで操作できるところから配線
が簡単となり、極めて実用的なエアヒータ装置を提供す
るものである。
殊に、エアヒータとして薄形長方形状に形成すイ］ば前
記両者の間で共線めが可能となり、組立作業の能率が向
上する利点もある。
記両者の間で共線めが可能となり、組立作業の能率が向
上する利点もある。
第１図は従来のエアヒータの一例を示す側断面図、第２
図は本考案の一実施例であるエアヒータを設けた吸気マ
ニホールドの側断面図、第３図は同エアヒータの斜視図
である。 ４・・・・・・過給機、８・・・・・・インタークーラ
、９・・・・・・エアヒータ、１０・・・・・・吸気マ
ニホールド、１７・・・・・・発熱体。
図は本考案の一実施例であるエアヒータを設けた吸気マ
ニホールドの側断面図、第３図は同エアヒータの斜視図
である。 ４・・・・・・過給機、８・・・・・・インタークーラ
、９・・・・・・エアヒータ、１０・・・・・・吸気マ
ニホールド、１７・・・・・・発熱体。
Claims (1)
- インタークーラと吸気マニホールドとの間にエアヒータ
を介装してなるインタークーラ付過給機関において、前
記エアヒータをインタークーラと吸気マニホールドとの
合わせ面形状に合致する薄型長方形状の枠型ケーシング
と、該枠型ケーシングの中央空間部内に前記合わせ面と
平行な波型に配設された線状電熱体とからなる電気式ヒ
ータにより構成せしめたことを特徴とするインタークー
ラ付過給機関のエアヒータ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16162580U JPS5930168Y2 (ja) | 1980-11-11 | 1980-11-11 | インタ−ク−ラ付過給機関のエアヒ−タ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16162580U JPS5930168Y2 (ja) | 1980-11-11 | 1980-11-11 | インタ−ク−ラ付過給機関のエアヒ−タ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5783235U JPS5783235U (ja) | 1982-05-22 |
| JPS5930168Y2 true JPS5930168Y2 (ja) | 1984-08-29 |
Family
ID=29520517
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16162580U Expired JPS5930168Y2 (ja) | 1980-11-11 | 1980-11-11 | インタ−ク−ラ付過給機関のエアヒ−タ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5930168Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ITTO20120187A1 (it) * | 2012-03-02 | 2013-09-03 | Denso Thermal Systems Spa | Modulo raffreddatore/riscaldatore, integrato in un collettore di aspirazione di un motore a combustione interna per il condizionamento di un fluido gassoso di aspirazione |
-
1980
- 1980-11-11 JP JP16162580U patent/JPS5930168Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5783235U (ja) | 1982-05-22 |
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