JPS5930013Y2

JPS5930013Y2 - 植樹用巻込式防風ネツト

Info

Publication number: JPS5930013Y2
Application number: JP11475081U
Authority: JP
Inventors: 実阿部
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1981-07-31
Filing date: 1981-07-31
Publication date: 1984-08-28
Also published as: JPS5821013U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は植樹用巻込式防風ネットに関する。

季節的に台風の発生や、雪国の冬期的に発生する暴風、
風雪などによる寒冷風や、突風の防げなどにより市街地
、公園、道路の防風林など、環境的な植樹が大変な損害
を受けている。

このような問題を解決しようして、昔から簡単な防風柵
のコモ、ムシロ張りや、波付鋼板、コンクリート板を使
用した柵が見受けられ、現在に至っても適当な改良製品
は見受けられていない。

また、今日使用されているムシロ張り防風柵は丸太を使
用して枠柱を組合せ、その空隙にムシ口を張り暴風や風
雪を防ぐ方法を用いている。

ムシ口を使用する方法は、一時的な方法としては良いが
、腐蝕をする欠点があり、耐用年数も２午と使用するの
は不可能とされている。

別な方法としては、波付鋼板を使用しての方法もあるが
、鋼板を使用した場合、風速に対して風圧速度の強、弱
の状態において、鋼板の連設的な取り付は部分が振れ合
って、そのたびに金属性の厳しい金属雑音を発生し大変
な公害前となる。

前述のコモ、ムシ口の使用や波付鋼板の使用する方法は
美観上としても、また、環境的においても大変見ぐるし
く感するものがある。

また、このような防風柵は暴風、風雪の防げを受けない
時期に前述の説明のとおり、美観的見ぐるしさから取り
外しを必要とする状態が大変多いのである。

そのたびに解体経費や、小運搬費用が必要とされ、経費
の損失をまぬがれない。

本考案は、前述の如き利用方法の欠点を解決することに
おいて巻込式防風ネットを提供する。

本考案の構成を図面の実施例によって説明する。

保持枠柱１は防風ネット２を保持する主柱で、主柱の上
端より下端に適当な間隔にて複数個の防風ネット係止金
具５を設け、主柱１の上端に位置したところに防風ネッ
ト収納ケース３を取付ける。

また、防風ネット２を収納ケース中央部のネット巻取り
主軸４に固定すると共に、防風ネットは、収納ケースの
底部から保持枠柱の表面を密着スライドによって、下方
に引出される。

引出された防風ネットは前述の保持枠柱の係止め金具５
の蝶ナツトを防風ネット先端穴８にはめ込み、締付密着
固定する。

図中、７はコンクリート基礎である。また、上記保持枠
柱１は当該保持枠柱の下端からし端まで一本ものでも、
また、下段１′、中段１″、上段１″′の複数段に区分
したものを上下方向に連結したものでもよい。

そして、この連結については第４図ないし第８図を参照
して、公知の方法を採用している。

すなわち、下方に位置する下段１′の上端面に上方に位
置する中段１″の下端面を当接し、この当接個所を表裏
の連結板１Ａで挾持しながらポル）ＩＢで緊締するとよ
い。

中段１″と上段１′″の関係も同様である。

また、植樹等が季節風や、風雪等による妨害の恐れがな
い状況時においては、防風ネット２と係止め金具５を取
り外し上端の収納ケースに防風ネットを収納する。

本考案は、以上のように構成されているので次のような
効果を得ることが出来る。

（１）防風ネットが収納巻込式のため、道路側面に使用
しても、防風ネット収納時は開口部分は、ムシロ張りや
波型鋼板の固定型と違って空隙率が大きいため透視も十
分可能であり、道路側面に使用しても交通安全の防げと
ならない。

（２）本考案は、本体が固定式にして使用するので、組
立、取り外しの作業経費の節約が大きい。

（３）どのような場所に使用されても美観上また環境的
にも見ぐるしく感するところはない。

（４）本考案は、永久的構造体であるので、耐年用数は
半永久的である。

本考案は、以上のような実施例の前述の通り防風効果を
十分発揮し得ると確信する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る植樹用巻込式防風ネットの実施例
を示す正面図、第２図は第１図のＡ−Ａ線を拡大した断
面図、第３図は第１図のＢ−Ｂ線を拡大した断面図、第
４図は保持枠柱の他の実施例を示す側面図、第５図はＡ
−Ａ部分の拡大図、第６図はＢ−Ｂ部分の拡大図、第７
図はＣ−Ｃ線拡大断面図、第８図はＤ−Ｄ線拡大断面図
である。１・・・・・・保持枠柱、２・・・・・・防風ネット、
３・・・・・・巻込収納ケース、４・・・・・・防風ネ
ット巻込主軸、５・・・・・・係止め金具、６・・・・
・・保持枠柱ツナギ胴縁、７・・・・・・コンクリート
基礎、８・・・・・・防風ネット先端穴。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

（１）左、右一対の保持枠柱１，１に適当間隔して係止
め金具５を取り付け、保持枠柱の上端に防風ネット巻込
式収納ケース３を取り付けると共に、上記収納ケース３
内には防風ネット２を巻きつけたネット巻取り主軸４を
水平に取付け、上記収納ケース３から引出される防風ネ
ット２を保持枠柱に止着し、または上下方向に移動し、
巻込収納が出来るよう構成したことを特徴とする植樹用
巻込式防風ネット。
（２）左、右一対の保持枠柱１，１を左、右に連設組合
せからなる実用新案登録請求の範囲第１項記載の植樹用
巻込式防風ネツＩ・。
（３）上記保持枠柱１は当該保持枠柱１の長手方向に対
して下段１′、中段１″、上段１″′の複数段に区分さ
れ、かつ、これらが上下方向に連結されている実用新案
登録請求の範囲第１項または第２項記載の植樹用巻込式
防風ネット。