JPS5929824A - ワンウェイクラッチ用クラッチ要素収容ケージリング - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、クランプ体に付属する押圧ばねがケージリン
グの側壁に支承され、一方ではその支持腕でケージリン
グに保持され他方ではそのばね腕てクランプ体のストッ
パ面に保持されてクランプ体に対してそのクランプ位置
の方向に力を作用し、クランプ体が脱落しないようケー
ジリングに保持される静止位置をばね作用によってとる
ようにした、組立のためにケージリングの空隙部に半径
方向に嵌め込み可能て個別にばね力を加えられたクラン
プ体を備えたフリーホイールクラッチ用ケージリングか
ら出発している。

このようなケージリングはドイツ連邦共和国特許第］９
１５５６７号明細書によって知られている。このケージ
リングは、クランプ体を所定の角度でケージリングの空
隙部に半径方向に嵌め込み、次に押圧ばねの作用（でよ
ってその静止位置に旋回させることによって容易にクラ
ンプ体を装着することができる。この位置において、ク
ランプ体のくびれ部に対向して周囲方向に突出したクラ
ンプ体のヘッドは、フリーホイール内輪とフリーホイー
ル外輪との間にまだ組み込まれていない場合でも、クラ
ンプ体が滑り落ちることを防止する。

しかしながら、このクランプ体の組立は、くびれ部を備
えた前記クランプ体の場合にだけ可能である。しかるに
、はｇ円い形状をもち周囲方向のケージリングのそれ自
体はＶ半径方向に伸びた彎曲した案内面に移行させるよ
うにした経費のか〜らないクランプ体の場合には、クラ
ンプ体が滑り落ちることを防止する突出したクランプ体
ヘッドがないため、不可能である。特に、低い回転数の
場合に遠心力の作用のもとで取り除く必要があり（内輪
または外輪による場合もある）、従って周囲方向にある
一定の旋回半径を必要とするようなりランプ体の場合に
も前記組み込みは不可能である。

従って、円い形状をしたクランプ体は、これに付属する
圧縮ばねも同じであるが、ケージリングを完成する前に
ケージリングに嵌め込む必要がある。そのため複数の部
品からなるケージリングが使用され、従って製造費およ
び組立費が冒頭に記載した一体のケージリングの場合よ
り高くなる。

従って、本発明の目的は、完成されたケージリングの中
へ円い形状をしたクランプ体を半径方向に押し込んで組
立てることができ、部品を追加することな（クランプ体
を脱落しなし・ようケージリングの中に保持することが
できる。フリーホイ−ルクラッチ用ケージリングを提供
することである。

この目的は、本発明によれば、ケージリングに自身を支
える圧縮ばねの支持腕はクランプ体を半径方向に嵌め込
む際にクランプ体のストン・２面に対応してその支持位
置から外方に旋回可能であり、支持位置におし・て支持
腕がはね返る際にクランプ体が脱落しないようケージリ
ングに保持される静止位置にクランプ体を旋回するよう
にすることによって達成される。

本発明の特徴は、押圧ばねの端部、即ち通常の動作時に
単に押圧ばねの固定基部を形成する支持腕をケージリン
グの中へある一定の自由空間部を設けて組み込み、押圧
ばねの属するクランプ体を挿入する際に撓むことができ
、挿入後にクランプ体を、ケー・ノリングから抜は落ち
ないような静止位置に旋回させるようにすることにある
。従来は作用をもたず、たに基部またはストン・ξの役
割をするばね脚部も、本発明においてはクランプ体を保
持する新しい働きをする。

装備の完了したケージリングを組み込む際、クランプ体
はフリーホイール内輪および外輪によって、その静止位
置から稼動位置に旋回される。

これによってこのばね脚部は力が作用しなくなり、また
これに対して他方のばね脚部はクランプ体と当接し、通
常の押圧作用を行なう。

従って、本発明は、形状が複雑でないため製造経費が少
く、多様な使途をもつ円形のクランプ体においても、簡
単に組立てられ、脱落しないよう保持されるという長所
がある。

クランプ体を半径方向に嵌め込む際に支持腕が余計に回
転し過ぎないようにするため、支持腕の旋回範囲をケー
ジリングのストツノξによって限定することが好ましい
。このようにすることによってクランプ体の挿入動作に
対するストツノξが与えられ、クランプ体はこのストッ
、ｏ位置で解放され、その結果、クランプ体は脱落しな
いよう保護された静止位置において支持腕によって旋回
することができるため、このような対策は同時にクラン
プ体の組立を容易にする。

クランプ体を組み込む際に、他方のばね脚部、即ちクラ
ンプ体に対してクランプ方向に作用力を加えるばね腕が
、不必要に偏位して力が作用しないようにするため、こ
のばね腕の静止位置をクランプ体の静止位置にはｇ合わ
せることが好ましい。このようにすることによって、ク
ランプ体がその動作位置に旋回した時に、はじめてはね
腕が動作する。ばね腕の静止位置は、ケージリングのス
トン・ξによって限定するのが好ましい。

ケージリング自体は、一体重、特に鋳造部品として形成
するのがよく、その場合に圧縮ばねはそれ自体公知の方
法でケージリングの挿入可能な孔に支承されることが好
ましい。この孔には、２つのばね脚部用の前記ストン・
ξ面が連もなっている。このようにすることによって、
ばねはケーｕ　ＩＪソング中である一定の作用力を受け
、このばねが所属するクランプ体が組み込まれる前でも
脱落が防止される。

クランプ体の形状に関しては、数多くの変形例がある。

クランプ体ははｇ円い形状をもち、支持腕またばばね腕
に相応した２つの溝が小さい直径をもった円周面によっ
て連結されるようにすることが、経費の点で好ましい。

このようにすることによって変形が極めて少くなる。

最後に、遠心力の除去が外輪によって行なわれ、例えば
ドイツ連邦共和国特許第２００４４５７号明細書から公
知のようにクランプ体を半径方向に支えることができる
場合には、遠心力除去のためクランプ体旋回軸に対して
側方にずれた重心をもったクランプ体を使用することも
できる。

本発明の詳細および特徴を次に示す実施例の説明によっ
て明確にする。

第１図は、半径方向に貫通した開放された空隙部２を範
囲におけるケージリング１の一部分を示している。この
空隙部２は、はぼ半径方向に伸びた隔壁部３または４に
よって、周囲方向に隣接した同じ形状の空隙部から隔離
されている。隔壁部３，４はそれぞれ一方の側に、クラ
ンプ体の円い形状に適合する部分的に凹状に彎曲した面
３ａを備えている。その他方の側には周囲方向に突出し
、クランプ体の円い形状に適合する突出部４ａが取り付
けられている。さらに、空隙部２は、ケージリング１の
周囲方向に伸びた２つの側壁（そのうち後側の側壁５は
図に表われている）によって区画されている。

後側の側壁５には円筒状の孔６があり、この孔６に巻ば
ね７の形状をした押圧ばねが嵌め込まれている。巻ばね
７はその端部に突出したばね脚部を備え、そのうち一方
は支持腕７ａとしての作用を行ない、他５′方はばね腕
７ｂとしての作用を行なう。

巻ばね７がクランプ体の組立前にケージリング１の中の
ある一定した位置に取り付けられんがために、両方のば
ね脚部はケージリング１に張設される。支持腕７ａはス
トッパ面２ａに接し、ばね腕７ｂはケージリング１のス
ト２７２面２ｂに接している。

巻ばね７の組立は、内部または外部がら半径方向に巻ば
ね７を空隙部２の中へ押し込み、次に円筒状の孔６に嵌
め込むようにして行なわれる。その場合に、両方のばね
脚部は、ばね力に逆らって少し旋回する必要があり、こ
のようにすることによって、ばね脚部はストッパ面２ａ
および２ｂに張設される。

続いて、第２図および第３図に一層詳しく示されている
ように、個々のクランプ体の組立が行われる。

参照符号８で示されたクランプ体は、その外周部に通常
の凸形のクランプ面、即ち外部クランプ面８ａと内部ク
ランプ面８ｂとを備え、これらのクランプ面８　ａ　、
　ｓ、ｂは、全体のケージリングが組み込まれた状態で
、外部リングまたは内部リングのクランプ軌道に適合し
ている。

クランプ面８ａおよび８ｂの間には、天才孔の場合に内
部クランプ面８ｂと同軸に延びるはｇ円筒状の案内面８
ｃおよび８ｄがある。本実施例においては、案内面８ｄ
は、内部クランプ面８ｂと同じ直径上にあり、無段階に
この面８ｂに移行する。これに対して、他方の案内面８
ｃは小さい直径上にあり、はｇ半径方向に伸びたストン
・ξ面８ｅおよび８ｆを介して隣りのクランプ面に移行
する。

クランプ体は、当然ことであるが、著しく不規則な形状
にすることができる。クランプ体が巻ばねの両方のばね
脚部用のストッパ面を備えること、およびこれに加えて
、ドイツ連邦共和国特許第１９１５５６７号明細書にも
該当することであるが、クランプ体がある一定の角度位
置で空隙部に内部から半径方向、または外部から半径方
向（実施例では内部から半径方向）に押し込まれ、続い
てねじることによって半径方向に抜は落ちることが防止
されるように、空隙部とクランプ体との形状が、合って
いることだけは必要である。この場合、本提案における
ほぼ円筒形に形成されたクランプ体の場合には不可能で
あるが、くびれだ形状にすることによってクランプ体の
落下が防止される。

第２図に示すように、クランプ体８は、静止位置から約
３０°ねじれた角度位置で内部から半径方向にケージリ
ングの空隙部に押し込まれ、この状態でスト２７２面８
ｆは巻ばね７の支持腕７ａと当接している。このように
することによって、支持腕７ａは、ケージリングのスト
ン・ξに当接するまで負荷されたばね力に抗して上方に
押圧されている。このストン・ξは、例えばケージリン
グの突出部４ａの半径方向内側の周囲面によって形成さ
れる。このストン・ｑは、クランプ体がさらに空隙部の
中の半径方向に押し込まれることを妨げ、その側面がク
ランプ体にぶつかることによって自動的に挿入運動を旋
回運動に移行させる。その場合、クランプ体は時計回り
に旋回し、その案内面８ｄは面３ａのうしろ部分に転り
込む。この旋回運動は、クランプ体のストン・２面８ｆ
に当接する巻ばねの支持腕７ａがストン・２面２ａの静
止位置に達するまで続行される。そのあとクランプ体は
他方のストッパ面８　ｅ、によって他方のばね脚部、す
なわちばね腕７ｂにほぼ当接する。クランプ体の静止位
置に相当するこの状態は第３図に示されている。

第３図において、ストン・２面８ｆ［当接する巻ばねの
支持腕７ａが、クランプ体が逆回転することを防止する
ことが明瞭にわかる。その案内面８ｄも面３ａの凹形の
うしろの部分に自動的に保持される。突出部４ａが、そ
の凹形の端面によって、クランプ体の旋回軸の下方ばか
りでなく上方のレベルまでクランプ体の隣の案内面８Ｃ
を包囲しているため、クランプ体が半径方向に外部へ落
下することが、同様に防止される。

第４図に示すように、組立が完了したケージリングが、
フリーホイール内輪９とフリーホイール外輪１０との間
に組み込まれると、クランプ体はさらに時計回りに回さ
れる。その場合、置の方向にクランプ体に荷重がかＮる
ことによって、その通常の作用を行なう。これに対して
他方のばね脚部、すなわち支持腕７ａは、クランプ体と
の係合が外れ、ケージリングのストツノξ２ａに当接し
、支持作用はもはや行なわない。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は本発明の装置の一実施例をそれぞ
れ組立段階別に示す一部切欠側断面図、第４図は第１図
ないし第３図に示す過程を経て組立完成された本発明に
よる一実施例を示す一部切欠側断面図である。 １・・・・・・ケージリング　２・・・・・・空隙部２
ａ　、２ｂ・・・ストラフξ面 ３・・・・・・隔壁部　　　　３ａ・・・凹面４・・・
隔壁部　　　　　４ａ・・・突出部５・・・・・・側壁 ６・・・・・孔 ７・・・・・巻ばね ７ａ・・・支持腕 ７ｂ・・・ばね腕 ８・・・・・クランプ体 ８ａ・・・外面クラップ面 ８ｂ・・・内部クランプ面 ８ｃ、８ｄ・・案内面 ８ｅ、８ｆ・・・ストラフξ面 ９・・・・・フリーホイール内輪 １０・・・フリーホイール外輪。 特許出願人 リングスパン　アルブレヒト　マウラーコマンデイット
　ゲゼルシャフト

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　クランプ体に付属する押圧ばねがケージリンプ体に
   対してそのクランプ位置の方向に力を作用し、クランプ
   体が脱落しないようケージリングに保持される静止位置
   をばね作用のもとでとるようにした、組立のためにケー
   ジリングの空隙部に半径方向に嵌め込み可能で、個別に
   ばね力を加えられたクランプ体を備えたフリーホイール
   クラッチ用ケージリングにおいて、ケージリング（１）
   に自身を支える押圧ばね（７）の支持腕（７ａ）は、ク
   ランプ体（８）を半径方向に嵌め込む際に、クランプ体
   （８）のストッパ面（８ｆ）に対応し、その支持位置か
   ら外方に旋回可能であること、そして支持腕（７ａ）は
   、支持位置において支持腕（７ａ）がはね返る際にクラ
   ンプ体（８）が脱落しないように、ケージリング（１）
   に保持される静止位置にクランプ体（８）を旋回させる
   ことを特徴とするフリーホイールクラッチ用ケージリン
   グ。 ２　支持腕（７ａ）の旋回範囲がケージリングのストン
   ・ξ（２ａ）によって限定されることを特徴とする特許
   請求の範囲第１項記載のフリーホイールクラッチ用ケー
   ジリング。 ３　クランプ体（８）に対してクランプ方向に力を作用
   するばね腕（７ｂ）の静止位置がクランプ体（８）の静
   止位置とはｙ一致することを特徴とする特許請求の範囲
   第１項または第２項記載のフリーホイールクラッチ用ケ
   ージリング。 ４　ばね腕（７ｂ）の静止位置がケージリングのストツ
   ノξ（２ｂ）によって定められることを特徴とする特許
   請求の範囲第３項記載のフリーホイールクラッチ用ケー
   ジリング。 ５、　ケージリングが一体であることを特徴とする特許
   請求の範囲第１項ないし第４項のいずれかに記載のフリ
   ーホイールクラッチ用ケージリング。 ６、　押圧ばね（７）が、それ自体公知の方法でケージ
   リングの側面の孔（６）に支承されることを特徴とする
   特許請求の範囲第１項ないし第５項のいずれかに記載の
   フリーホイールクラッチ用ケージリング。 ７、　クランプ体（８）がほぼ円い形状をもっことを特
   徴とする特許請求の範囲第１項ないし第６項のいずれか
   に記載のフリーホイールクラッチ用ケージリング。 ８、　クランプ体（８）が、遠心力を除去するために、
   クランプ体（８）の旋回軸に対して少しずれた重心をも
   っことを特徴とする特許請求の範囲第７項記載のフリー
   ホイールクラッチ用ケージリング。