JPS5929733B2 - 杭打込装置 - Google Patents

杭打込装置

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JPS5929733B2
JPS5929733B2 JP52094497A JP9449777A JPS5929733B2 JP S5929733 B2 JPS5929733 B2 JP S5929733B2 JP 52094497 A JP52094497 A JP 52094497A JP 9449777 A JP9449777 A JP 9449777A JP S5929733 B2 JPS5929733 B2 JP S5929733B2
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hydraulic cylinder
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計彦 増井
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は油圧およびバネによる杭打込装置に関するも
ので、打込時の振動および騒音を除去するようにしたも
のである。
従来、矢板、コンクリートパイルその他の杭打、杭抜き
作業においては、ドロップハンマー、バイブロハンマー
、デイゼルハンマーおよび杭打した杭からの反力を利用
して杭打する方法、その他の装置が知られている。
さらにこれらの方法は、レッカー等により装置を吊り上
げると共に該装置の下部にて杭を掴み打込む方法、およ
び櫓を立て杭上部に重りを当て打込む方法、また10m
以上もあるリーダーを装置に取付は上部回転体(こ錐を
回転自在に設置し下降させることにより地盤を軟弱にし
て杭を入れる方法等がある。
而してこれらの方法は全て杭打込み部が杭上部にあるた
め、装置の安定性が悪くそのため装置の横転事故が多く
発生し、杭下部で作業していた作業者が災害を受けるこ
とがあった。
さらにまた装置自体が打込杭の長さより2〜3m高いた
め、架線、陸橋等の高さに制限がある場所においてはこ
れらの作業は困難であり、また殆ど不可能に近かった。
そのうえ、装置は大型のものが多く小型のものでも運搬
機械を必要とするので狭い場所での作業は困難である。
さらにこれらの装置は杭の掴み部より打込み点までの距
離が長いため、打込む力が大きいものでは杭の切損、曲
がりが発生したり杭のつなぎ作業においても杭が不安定
なため垂直性が失われる等の現象が発生した。
また、地盤を軟化する工法でも地盤性下等の弊害が起き
たりする。
これらの装置、工法にうちには無公害のものもあるが、
二次公害の原因となるものもあった。
また、矢車チャッキング機構に滑らかに変動する荷重を
加えることにより杭打へ速度を向上させるものは、特開
昭50−6113号公報に示される如く既に知られてい
るが、荷重変動発生に使用するカムに大きな圧接力が加
わり、耐久性に問題があった。
本発明者はこれらの問題点を除去し、作業範囲を拡大し
作業者の安全性を確保すると共に狭い場所でも作業がで
きるように鋭意研究の結果この発明を完成したものであ
る。
図面についてこの発明の一実施例を説明する。
自走車1の上部前側に油圧シリンダー2により前後方向
にのみ移動可能な所の前後移動台3を取付けると共に、
該前後移動台3上に油圧シリンダー4にて左右方向にの
み移動可能な所の左右移動台5がそれぞれ取付けられて
いる。
左右移動台5上には垂直柱6および油圧シリンダー7が
立設されており、該垂直柱6Iこ上下方向にのみ移動可
能な所の案内棒8が取付けられると共に、該案内棒8Q
こは油圧シリンダー7にて昇降する前方張出昇降箱9が
固定されている。
また前方張出昇降箱9の下面には回転座12が固着され
ており、該回転座12の垂直円孔の内周壁には環状溝が
設けられている。
回転座12中に挿通垂下した回動筒13の上端鍔部を前
記回転座12の環状溝中に回転自在に嵌め、回動筒13
は回転座12の下方に延びている。
回動筒13の上端鍔部の周囲には環状ギヤー10が嵌合
固着されており、回転座12の周囲枠部に支承したギヤ
ー64が環状ギヤー10に噛合い、回転座12の周囲枠
部に固定した油圧モーター11により360°正逆回転
可能に構成されている。
またさらに、該回動筒13の下部には矢車チャッキング
機構りの本体14が取付けである。
矢車チャッキング機構りは、大別すると本体14とチャ
ッキングアーム19と油圧シリンダー17とより構成さ
れている。
回動筒13の下部に固定された略円筒状の本体14の外
側には、2個の双股状ブラケット15.16が設けられ
ている。
本体14に設けた窓穴68中に水平方向移動可能に挿入
されたところのチャッキングアーム19の外面側の一端
は一方のブラケット16にピン67によって枢着されて
いる。
本体14に設けた切欠69中に配置した油圧シリンダー
17の一端はピン66によって他方のブラケット15に
枢着され、且つ油圧シリンダー17の他端はクレビス1
8によってチャッキングアーム19の外面側の他端に枢
着されている。
また、本体の一部をなす固定挟持片14aとチャッキン
グアーム19の移動挟持片19aとは本体14内の空間
において相対向する如く構成されている。
そして油圧シリンダー17を伸長すると挟持片19aが
挟持片14aから離れ、また油圧シリンダー17を短縮
すると挟持片19aが挟持片14aに接近し両者の間に
矢板20を挟み固定できるようになっている。
前方張出昇降箱9の上面に立設した4本の案内杆62に
はバネ21により常時前方張出昇降箱9の上面に圧着さ
れる方向の力を受ける衝撃板22が昇降可能に設置され
ており、この衝撃板22による衝撃力の調整はナツト5
1を介してバネ21の圧縮量を調整することにより行う
ことができる。
また前方張出昇降箱9の天井板の上面lこは衝撃音を吸
収するためのゴムパッド23が取付けである。
次に、下端を前方張出昇降箱9の底板24上に枢支され
た左右前後4個の第1アーム25の上端にストッパ一部
26を介して第2アーム27の下端が配置され、さらに
前後の第1アーム25゜25の上部を内外両側から挟む
連結片28が設けられており、これら第1アーム25の
上端、第2アーム2γの下端、連結片28とは共通の枢
軸により枢着されている。
そして左右両側の内側の連結片28の後端は連結棒29
により相互に固着関係に連結されている。
また各第2アーム27の上端にはローラー30がそれぞ
れ枢支されている。
そして、ローラー30が通過する窓穴が前方張出昇降箱
9の天井板に設けられている。
前記前方張出昇降箱9の後部底板24上にはブラケット
31が設けられている。
このブラケット31には流体ホイスト32のシリンダ一
部が枢軸61にて枢支されており、且つ流体ホイスト3
2のロンド部は連結棒29にピン連結されている。
なお、流体ホイスト32の伸縮により第1アーム25は
ピン65を支点として円運動を行い、第1アーム25の
前進起立過程においてはストッパ一部26が第2アーム
27の下端と接触して該2アーム27のローラー30に
より衝撃板22を押上げると共に、第2アーム27のロ
ーラー30が思案点33を越えると、ストッパ一部26
と第2アーム27の下端とが離れて第2アーム27が第
1アーム25に対して折れ曲がり、ローラー30が前方
張出昇降箱9の天井板の上面より下位に没入し、バネ2
1により衝撃板22が前方張出昇降箱9の上面に衝突す
るようになっている。
以上により衝撃機構Eが構成されている。
一方自走車1の後部には自走車の左右のフレーム間にロ
ーラー34を介して横架・支承した所の前方向に移動す
るウェイト板35が配置されており、該ウェイト板35
は自走車1に取り付けたモーター36の回転をスプロケ
ット37に伝える。
また、自走車1には横方向の水平なシャフト39が回転
自在に支承してあり、シャフト39の中央にはスプロケ
ット40が固定され、シャフト39の左右両端にはスプ
ロケット41が固定しである。
スプロケツ1−37.40間にはチェーン38が張架さ
れており、モーター36の回転はスプロケット37、チ
ェーン38、スプロケット40、シャフト39を介して
スプロケツh41,41に伝えられる。
ウェイト板35に取付けられたチェーン42.42はス
プロケット41.41を介してエンドレスに張架されて
いるのでモーター36の回転により前後方向に移動する
ことができる。
また、自走車1のフレーム43の後端の左右には油圧シ
リンダー44+こて上下自在に昇降するスライドヘッド
45を有する後部アウトリガ−46゜46が取付けられ
ており、さらにフレーム43の前端には油圧シリンダー
47の伸縮により前後方向に移動するアウトリガ一台4
8,48が左右に取付られ、該アウトリガ一台48,4
8に設けられた前部アウトリガ−60には油圧シリンダ
ー50にて上下可能に昇降するスライドヘッド49が装
着されている。
次に、第7図に示す如く前方張出昇降箱9に固定したブ
ラケット52に油圧シリンダー53の基端が枢支され、
該油圧シリンダー53のロッドエンド54にフック55
を取付けると共に、該フック55に、2個のフォーク5
6.57の上部を油圧シリンダー58にて連結し、且つ
下部をピン59にて枢着して構成されたチャッキング装
置Fが懸吊されており、フォーク56.57を開閉する
ことにより矢板20を掴むことができる。
以上の構成において、矢板20の打込作業について説明
する。
まず、自走車1を矢板20打込場所に移動させると同時
に後部アウトリガ−46の油圧シリンダー44を伸長し
てスライドヘッド45を伸ばすと共に、油圧シリンダー
47を伸長して前部アウトリガ一台48を所定の位置に
伸ばし、且つ油圧シリンダー50を伸長してアウトリガ
−60のスライドヘッド49をそれぞれ地面に載置し、
さらにモーター36を作動してチェーン42を介してウ
ェイト板35を自走車1の前部に移動し杭打込み時の水
平と安定度を確保する。
次に、油圧シリンダー2にて前後移動台3を、また油圧
シリンダー4にて左右移動台5をそれぞれ移動させ回動
筒13の中心が打込杭20の位置に来るように調整し、
油圧シリンダー7を伸長して前方張出昇降箱9を上昇さ
せる。
その次に、クレーンにて前方張出昇降箱9および回動筒
13内へ矢板20を上方より挿入し、油圧シリンダー7
が上昇した状態で矢車チャッキング機構りの油圧シリン
ダー17を作動して矢板20を掴み固定する。
油圧シリンダー7を収縮し、前方張出昇降箱9を下降さ
せれば前記矢板20には油圧シリンダー7の油圧と、衝
撃板22、前方張出昇降箱9、回動筒13等の重量が加
わる。
而して油圧シリンダー7の収縮限度に達すると矢車チャ
ッキング機構りを緩めて再び油圧シリンダー7を伸長し
て前方張出昇降箱9を上昇させ、前回と同じ作業を繰り
返せば矢板20は徐々に地中63へ圧入される。
通常の杭圧入は前記の方法による自重で十分であるが、
矢板20の下端が石にぶち当たったときには、石を打ち
割るために瞬間的に大きな衝撃力をようする。
このような場合には、第7図に示す如く流体ホイスト3
2を伸長すれば連結棒29および連結片28を介して各
第1アーム25および第2アーム27は起立しローラー
30にて衝撃板22を上方に押し上げる。
さらに流体ホイスト32を伸長すれば第1アーム25お
よび第2アーム27は直立しつつ思案点33を越えると
ストッパ一部26は急激に離れて第2アーム27が第1
アーム25に対し折れ曲がりバネ21の弾力により衝撃
板22が前方張出昇降箱9の上面に衝突し、矢板20に
衝撃力となって伝わり、矢板20の下端で石を打ち割る
ものである。
この衝撃力により石を砕くときの矢板20の下行変位量
は極く僅かで、しかも衝撃板22は間を置いて必要だけ
落下衝撃を繰り返し、石が砕ければ直ちにその落下衝撃
を停止するものである。
衝撃板22が落下衝撃するときには、大きな衝撃騒音を
発生するから落下回数は必要最小限に抑えるものである
ところで自走車1に前後方向にのみ摺動自在に取付けた
前後移動台3との間には、摺動自在にするためその嵌合
部に通常の遊隙が設けられている。
また前後移動台3に左右方向にのみ摺動自在に取付けた
左右移動台5との間には、摺動自在にするためその嵌合
部に通常の遊隙が設けられている。
更に垂直柱6に上下方向にのみ摺動自在に取付けた案内
棒8との間には、摺動自在にするためその嵌合部に通常
の遊隙が設けられている。
油圧シリンダー7により前方張出昇降箱9を下方に押圧
した状態においては杭20からの反力により前方張出昇
降箱9は第1図において反時計方向のモーメントを受け
、案内棒8は垂直柱6に対しその遊隙の範囲のぎりぎり
まで反時計方向に回動変位し、左右移動台5は前後移動
台3に対しその遊隙の範囲ぎりぎりまで反時計方向に回
動変位し、前後移動台3は左右移動台5に対しその遊隙
の範囲ぎりぎりまで反時計方向に回動変位している。
ところが、衝撃板22により前方張出昇降箱9の衝撃時
には前方張出昇降箱9は第1図において時計方向のモー
メント受け、案内棒8は垂直柱6に対してその遊隙の範
囲内において時計方向に回動変位し、左右移動台5は前
後移動台3Iこ対しその遊隙の範囲内において時計方向
に回動変位し、前後移動台3は左右移動台5に対しその
遊隙の範囲内において時計方向Oこ回動変位する。
前述の3つの遊隙はいずれも衝撃板22から可成り離れ
た位置にあるため、前方張出昇降箱9の衝撃部に対して
は充分な上下方向変位置となって現われる。
また、油圧シリンダー7(こ連結した油管(図示せず)
は内部油圧の増大と共に若干ではあるが膨張する。
さらに前方張出昇降箱9は衝撃荷重が加わったときには
弾性変形する。
すなわち、油圧シリンダー7は全く短縮しなくても、衝
撃板22の1回の衝撃に基づく杭20の僅かな降下量だ
けは前方張出昇降箱9が下行変位することが出来る。
衝撃が済んだのち次の衝撃に移る迄の間に杭20の押込
量だけ油圧シリンダー7が短縮すると共に案内棒8、左
右移動台5、前後移動台3が第1図において反時計方向
に回動変位し最初の状態に戻る。
それ故油圧シリンダー7及びその油圧回路には特別な油
逃がし装置を設ける必要がないので油圧シリンダー7の
構造が簡単である。
また、たとえ特別な油逃がし装置を設けても、衝撃時に
は瞬間的に僅かな変位をするだけであるから、油の粘性
により油圧シリンダー7中の油は殆ど流動しないもので
ある。
次に矢車チャッキング機構りを弛め油圧シリンダー1を
伸長して前方張出昇降箱9を上昇させ、再び矢車チャッ
キング機構りにて矢板20を掴むと共に油圧シリンダー
1を収縮して、順次前回と同じ工程を繰返して行えば矢
板20を地中に圧入することができる。
この場合衝撃板22と前方張出昇降箱9の上面との最大
距離は経験上から100mm以下が望ましいものである
前記2方法による以上の圧入力を必要とするときは、前
方張出昇降箱9に装着された油圧シリンダー53の先端
に取付けられたチャッキング装置Fの油圧シリンダー5
8を作動して、既に地中63に圧入された矢板20を掴
みその反力を前記2方法に加えて同時に操作することに
よりさらに大きい圧入力が得られる。
なおこの場合の圧入力は〔自重十埋込済杭よりの反力+
((バネ定数×バネ本数)×バネ変形量〕で表わすこと
ができる。
次に、矢板20の引抜き作業について説明する。
正大作業時と同様に自走車1を矢板20の引抜き位置に
移動する。
地中63が水平な場合は後部アウドリガー46および前
部アウトリガ−60は使用することなく作業をすること
ができる。
すなわち、油圧シリンダー2,4を作動して矢板20に
対して位置決めを行い、油圧シリンダー7を収縮して前
方張出昇降箱9を下降させ矢車チャッキング機構りによ
り矢板20を掴むと共に、油圧シリンダー7を伸長して
前方張出昇降箱9を上昇させる。
また油圧シリンダー7のストロークが土塊に達すると油
圧シリンダー17を操作して矢車チャッキング機構りを
開放し、且つ油圧シリンダー7を再び収縮して前方張出
昇降箱9を下降させる。
而してかかる作業を繰返して矢板20の引抜きを行うこ
とができる。
すなわち油圧シリンダー7の能力のみで引抜きが可能で
ある。
また、ウェイト板35は作業時には自走車1の前方に移
動させるが、自走車1が移動するのみの場合は後方に定
置して全体のバランスを保つようにする。
以上説明したようにこの発明は、自走車1の上部前側側
に前後方向にのみ移動する所の前後移動台3を取付け、
該前後移動台3上に左右方向にのみ移動する所の左右移
動台5を取付け、左右移動台5上に立設した垂直柱6に
沿い且つ油圧シリンダー7により上下方向にのみ移動す
る前方張出昇降箱9を取付け、該前方張出昇降箱9に上
下不能且つ動力により回動可能に垂下した回動筒13の
下部に矢車チャッキング機構りを取付け、また前方張出
昇降箱9上にバネ21により常時前方張出昇降箱9の上
面に圧着される方向の力を受ける衝撃板22を載置し、
且つ下端を前方張出昇降箱9の底板24上に枢支した第
1アーム25の上端にストッパ一部26を介して第2ア
ーム27の下端を枢支し、流体ホイスト32により揺動
する第1アーム25の前進起立過程においてはストッパ
一部26が接触して第2アーム27の上端により衝撃板
22を押上げると共に第2アーム2γの上端が思案点3
3を越えるとストッパ一部26が離れて第2アーム27
が第1アームに対して折れ曲がりバネ21により衝撃板
22が前方張出昇降箱9の上面に衝突する衝撃機構Eを
設けるいっぽう、自走車1の後部に前後方向に移動する
ところのウェイト板35を自走車1の左右フレーム間に
横架支承して構成されているので、自走車1の水平と安
定が容易に得られると共に、矢車チャッキング機構りが
前後、左右、上下自在に移動できると共に鉛直線を中心
に回動できるので矢板20のつなぎ作業および同一位置
において複数本の矢板20の打込み、引抜き作業ができ
、また杭や矢板20の長さに等しい空間があれば作業を
行うことができ、さらに矢車チャッキング機構りがこの
装置の下部にあって杭や矢板20は前方張出昇降箱9の
内部で立設保持されているので横転等の危険はなく作業
者の安全性は十分確保できる等多くの利点がある。
また、矢車チャッキング機構に滑らかに変動する荷重を
加える従来のものに比べ、本発明においては矢車チャッ
キング機構に衝撃荷重を連続的に加えるので、著しく杭
打込み速度を向上することが出来る。
なお、上述の実施例においては、前方張出昇降箱9にチ
ャッキング装置Fを有する油圧シリンダー53を枢支し
たものを示したが第1図において自走車1が右に進行し
ながら次々に杭20を打込んでゆくタイプのものいおい
ては、アウトリガ−48近傍の左右のフレームに横杆を
渡し、該横杆に油圧シリンダーを介してチャッキング装
置Fを取付けるようにすることも出来るものである。
さらにまた自走車1の大きさや重量によってはウェイト
板35を省くことも出来るものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示すもので、第1図は全体
の側面図、第2図は同平面図であるがフレームは透視し
た状態で示しである。 第3図は同拡大正面図である。 第4図は垂直柱の左右への移動状況をも示す正面図、第
5図は第2図における回動筒を90°回動させたときの
状態を示す平面図である。 第6図は打込装置の平面図、第7図は一部切欠同拡大側
面図である。 第8図は第1図のA斜視概略図、第9図は同B斜視概略
図、第10図は同C断面図である。 第11図は衝撃機構の作業状況を示す説明図、第12図
は第7図のD−D切断平面図、第13図は第7図のE−
E切断正面図である。 1・・・・・・自走車、3・・・・・・前後移動台、5
・・・・・・左右移動台、6・・・・・・垂直柱、7・
・・・・・油圧シリンダー、9・・・・・・前方張出昇
降箱、11・・・・・・油圧モーター、13・・・・・
・回動筒、21・・・・・・バネ、22・・・・・・衝
撃板、24・・・・・・底板、25・・・・・・第1ア
ーム、26・・・・・・ストラパ一部、27・・・・・
・第2アーム、32・・・・・・流体ホイスト、33・
・・・・・思案点、D・・・・・・矢車チャッキング機
構、E・・・・・・衝撃機構。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 自走車の上部前側に前後方向(このみ移動する所の
    前後移動台を取付け、該前後移動台上に左右方向をこの
    み移動する所の左右移動台を取付け、左右移動台上に立
    設した垂直柱に沿い且つ油圧シリンダーにより上下方向
    にのみ移動する前方張出昇降箱を取付け、該前方張出昇
    降箱に上下不能且つ動力により回動可能に垂下した回動
    筒の下部に矢車チャッキング機構を取付け、また前方張
    出昇降箱上にバネにより常時前方張出昇降箱の上面に圧
    着される方向の力を受ける衝撃板を載置し、且つ下端を
    前方張出昇降箱の底板上に枢支した第1アームの上端に
    ストッパ一部を介して第2アームの下端を枢支し、流体
    ホイストにより揺動する第1アームの前進起立過程にお
    いてはストッパ一部が接触して第2アームの上端により
    衝撃板を押上げると共に第2アームの上端が思案点を越
    えるとストッパ一部が離れて第2アームが第1アームに
    対して折れ曲がりバネQこより衝撃板が前方張出昇降箱
    の上面に衝突する衝撃機構を設けてなる杭打込装置。 2 自走車の上部前側に前後方向にのみ移動する所の前
    後移動台を取付け、該前後移動台上に左右方向にのみ移
    動する所の左右移動台を取付け、左右移動台上に立設し
    た垂直柱に沿い且つ油圧シリンダーにより上下方向にの
    み移動する前方張出昇降箱を取付け、該前方張出昇降箱
    に上下不能且つ動力により回動可能に垂下した回動筒の
    下部に矢車チャッキング機構を取付け、また前方張出昇
    降箱上にバネにより常時前方張出昇降箱の上面に圧着さ
    れる方向の力を受ける衝撃板を載置し、且つ下端を前方
    張出昇降箱の底板上に枢支した第1アームの上端にスト
    ッパ一部を介して第2アームの下端を枢支し、流体ホイ
    ストにより揺動する第1アームの前進起立過程において
    はストッパ一部が接触して第2アームの上端により衝撃
    板を押上げると共に第2アームの上端が思案点を越える
    とストッパ一部が離れて第2アームが第1アームに対し
    て折れ曲がりバネにより衝撃板が前方張出昇降箱の上面
    に衝突する衝撃機構を設ける一方、自走車の後部に前方
    向に移動する所のウェイト板を自走車の左右フレーム間
    に横架・支承してなる杭打込み装置。
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