JPS5929554B2 - 樹木用固型肥料 - Google Patents

樹木用固型肥料

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Publication number
JPS5929554B2
JPS5929554B2 JP50109598A JP10959875A JPS5929554B2 JP S5929554 B2 JPS5929554 B2 JP S5929554B2 JP 50109598 A JP50109598 A JP 50109598A JP 10959875 A JP10959875 A JP 10959875A JP S5929554 B2 JPS5929554 B2 JP S5929554B2
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JP
Japan
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fertilizer
solid fertilizer
vinyl acetate
trees
powder
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Expired
Application number
JP50109598A
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English (en)
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JPS5234261A (en
Inventor
尚人 大迫
良憲 金子
浩 清水
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Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は固型肥料殊に樹木用に適した固型肥料に関する
ものである。
樹木への施肥は通常、苗木を定植してから3〜5年間程
度が樹木の成育の面から最も重要である。
従来、苗木の定植の際に化成肥料又は尿素のような単胴
を施用しているが、これらの肥料は緩効性のものでも1
年程度で肥効効果がなくなってしまう。
このため、定植後においても5年間ぐらいは毎年1回程
度の追肥を行う必要がある。
この追肥の作業は緑化用地、植林用地内などの広範囲な
地域の樹木にそれぞれ施肥をするため極めて多大な労力
を有する。
そこで少くとも定植後の苗木の成育が盛んな期間中(3
〜5年程度)持続して肥効のある肥料があれば、定植の
際に植穴などに必要量の肥料を施用するだけで追肥の必
要性はなくなる。
しかしながら従来の肥料ではこのような長時間の肥効を
示すものは見当らない。
肥料の肥効を延ばす方法としては、例えば、緩効性肥料
などを圧縮成型して粒径の大きな粒状肥料を得る方法が
考えられるが、単に粒状化しただけではある程度の粒効
果は見られるものの見掛けよりも水中保形性に乏しく肥
効の持続性は樹木用肥料としては十分でない。
また、成形すること自体も肥料の成形性から極めて困難
であり、成形歩留りも低いので実用的ではない。
本発明者等は上記欠点の改良された固型肥料を得るべ(
種々検討した結果、イソブチリデンジウレア粉粒体に鉱
物性重質油を加えて圧縮成形することにより3〜5年と
優れた肥効を有する固型肥料が得られることを知り、先
に特許出願を行った(特開昭50−134867号)。
この固型肥料は肥効面では全く問題なく、又鉱物性重質
油を併用したことにより成型性もよく、得られた製品は
見掛けもよいものとなった。
しかしながら、落下等の衝撃を加えると10個中1〜2
個割れを生ずることがあり、実際の輸送等の取扱い時若
干の問題があった。
本発明者等はこのような欠点を改善するために、更に検
討をした結果、ある特定の化合物と鉱物性重質油とを特
定割合で併用して圧縮成形すると落下等の衝撃に対して
極めて強い固型肥料が得られることを知り本発明を完成
した。
すなわち本発明は、インブチリデンジウレア粉粒体に粉
粒体に対し1〜5重量%の鉱物性重質油と1〜5重量%
の酢酸ビニル樹脂及び/またはエチレン・酢酸ビニル共
重合樹脂とを添加し、圧縮成形してなる樹木用固型肥料
に存する。
本発明を更に詳細に説明するに、本発明において肥料成
分として用いられるインブチリデンジウレアとは、2モ
ルの尿素と1モルのイソブチルアルデヒドとの縮合反応
によって得られる化合物であり、通常、緩効性肥料とし
て市販されているイソブチリデンジウレア肥料の粉粒体
が挙げられる。
また、インブチリデンジウレアの他に、難水溶性或いは
拘溶性の焼成燐肥、溶成燐肥、燐鉱石及び緩効性燐酸カ
リ肥料などの肥料成分を適宜配合してもよい。
これらの肥料の粉粒体は通常、含水率を1〜15重量%
、好ましくは3〜10重量%程度に調節すると圧縮成型
が良好となるので好ましい。
一方鉱物性重質油としては、いわゆる潤滑油が適当であ
るが、潤滑油と類似の重質油例えば燃料用重油等も用い
ることができ例えばスピンドル油、ダイナモ油、タービ
ン油、マシン油、モビル油、流動パラフィン、C重油、
ミナス重油等が挙げられる。
また、これらの鉱物性重質油は2種以上併用してもよい
また、本発明で使用する酢酸ビニル樹脂及びエチレン−
酢酸ビニル共重合樹脂としては、接着剤または塗料など
の分野で市販されているものでよく、例えば分子量が1
0万〜100万程度のものが挙げられる。
これらの樹脂は粉末状またはエマルジョンタイプのいず
れのものでもよい。
粉末状のものはそのまま添加してもよく、また適当な有
機溶媒に溶解して使用してもよい。
また、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂は酢酸ビニル成
分が70%以上含まれるものが特に好ましく、通常エマ
ルジョンタイプのものがよい。
これらの樹脂の添加量は粉粒体に対し、1〜5重量%、
好ましくは1.5〜3重量%(樹脂成分として)である
この割合が上記範囲より小さいと十分な効果が発揮され
ず、また大き過ぎても著しい効果の向上があるわけでは
なく経済的でない。
また本発明では、ポリビニルアルコール、スチレン・ブ
タジェンゴムラテックスのようなゴムラテックス、石油
樹脂、クマロン樹脂などの適当な第3成分の添加剤を適
宜併用してもよい。
本発明では、上記酢酸ビニル樹脂及び/またはエチレン
−酢酸ビニル共重合樹脂は、通常予め粉粒体に添加して
おく方法が採用されるが、鉱物性重質油は予め粉粒体に
添加してもまた一部または全部を成形機のモールド部に
スプレーする方法を用いてもよい。
成型物の容量は肥効の持続性及び成型性を考慮して通常
は5〜100cnとするのがよい。
また、成型物の硬度は成型物の形及び容量によっても異
なるがあまり小さいと保形性が悪(なり十分な肥効持続
効果は得られず、取扱い時に粉化したり破砕したりする
従って、ブリケットマシンによる成型はロール間の間隙
、原料の供給速度等を適当に調整し、成型物硬度が少く
とも2 kg/crA以上となるような成型圧力で実施
すると成型が良好に行われる。
本発明によれば、固型肥料の表面に割れが入ることもな
(、極めて高い強度を有する製品が得られる。
そのため、輸送等の取扱い中に固型肥料が壊れる心配も
なく、肥効時間も更に長時間となる。
また、勿論、本発明の固型肥料を樹木に施肥した場合に
は、3〜5年に亘り肥効を持続することもできる。
次に、本発明を実施例により更に詳細に説明する。
実施例1〜3及び比較例1 イソブチリデンジウレア粉粒体(含水率6%、粒径07
〜2.01−三菱化成工業■製、商品名IBDU)10
0kyに、80℃に加熱したミナス重油3に9とエチレ
ン−酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョン(ヘキスト合成
社製商品名モビニールL −77)を第1表に示す割合
で加え、10分間攪拌して均一混合したのち、アーモン
ド型ブリケットマシン(モールド部容積34X34X2
0%)にて、モールド部に流動パラフィン1.5に9を
スプレーしながら圧縮成形した。
このようにして得られた固型肥料につき製品硬度、落下
強度及び歩留の測定を行ない第1表に示す結果を得た。
実施例 4 エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョンの代りに
酢酸ビニル樹脂粉末(ヘキスト合成社製商品名モビニー
ルパウダーM)2に9を添加する以外は実施例1と同じ
方法で固型肥料を得た。
この固型肥料について物性測定を行ったところ落下強度
7%、製品硬度10.5に9/個、歩留90%であった
実施例5.6及び比較例2 ミナス重油とエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂エマルジ
ョンを第2表に示す量ずつ使用する以外は実施例1と同
じ方法で固型肥料を得た。
得られた固型肥料についての物性測定結果を第2表に示
す。
参考例 実施例1〜4及び比較例1で得られた固型肥料につき、
水中硬度、水中保形性、肥効持続期間の測定を行い第3
表に示す結果を得た。
上表の結果より、本発明の製品は肥効面においては、鉱
物性重質油のみを添加した固型肥料(比較例1)と同程
度であることがわかった。
なお、本発明で実施した試験方法は下記の通りである。
(1)製品硬度 本屋式破壊硬度計により圧縮破壊圧力を測定。
(2)落下強度 製品15kpを袋詰めして、コンクリート床上に高さ1
.5mより2回自然落下させたときに生ずる破砕物の製
品に対する重量比。
(3)成型歩留り 成型機に供給した粉粒体全量に対する完全成型物の重量
比。
(4)水中硬度 水50’Omlを入れた11ビーカー中に試料5コを常
温で24時間放置した後、試料をとりだして本屋式硬度
計にて圧縮破壊圧力を測定。
(5)水中保形性 上水が51 / hrの速度で流れている水槽中に試料
を1年間放置し保形性を外から肉眼観察する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 イソブチリデンジウレア粉粒体に、該粉粒体に対し
    、1〜5重量%の鉱物性重質油と1〜5重量%の酢酸ビ
    ニル樹脂及び/またはエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂
    とを添加し、圧縮成形してなる樹木用固型肥料。
JP50109598A 1975-09-10 1975-09-10 樹木用固型肥料 Expired JPS5929554B2 (ja)

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JP50109598A JPS5929554B2 (ja) 1975-09-10 1975-09-10 樹木用固型肥料

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JP50109598A JPS5929554B2 (ja) 1975-09-10 1975-09-10 樹木用固型肥料

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Publication Number Publication Date
JPS5234261A JPS5234261A (en) 1977-03-16
JPS5929554B2 true JPS5929554B2 (ja) 1984-07-21

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JPS5234261A (en) 1977-03-16

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