JPS5929016Y2 - 電線・ケ−ブル用ドラム - Google Patents
電線・ケ−ブル用ドラムInfo
- Publication number
- JPS5929016Y2 JPS5929016Y2 JP1978112954U JP11295478U JPS5929016Y2 JP S5929016 Y2 JPS5929016 Y2 JP S5929016Y2 JP 1978112954 U JP1978112954 U JP 1978112954U JP 11295478 U JP11295478 U JP 11295478U JP S5929016 Y2 JPS5929016 Y2 JP S5929016Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding drum
- drum
- cables
- electric wires
- flange plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は電線・ケーブルの保管、運搬等に用いるドラム
に関するものである。
に関するものである。
従来、プラスチック製のドラムでは、このドラムを用い
て電線・ケーブルを製造する場合あるいは配線工事をす
る際に、鍔板の軸孔に鋼管等の軸を挿通して回転させる
ために軸孔が摩耗損傷し易いことと、ドラムの巻胴部の
内部に小さな孔から水が入るようなことが発生するとプ
ラスチックの耐水性が災いして逆に外部に水を排出し難
くなり、ドラムが使用できなくなるばかりでなく、巻か
れている電線・ケーブルへの悪影響を及ぼすおそれがあ
った。
て電線・ケーブルを製造する場合あるいは配線工事をす
る際に、鍔板の軸孔に鋼管等の軸を挿通して回転させる
ために軸孔が摩耗損傷し易いことと、ドラムの巻胴部の
内部に小さな孔から水が入るようなことが発生するとプ
ラスチックの耐水性が災いして逆に外部に水を排出し難
くなり、ドラムが使用できなくなるばかりでなく、巻か
れている電線・ケーブルへの悪影響を及ぼすおそれがあ
った。
本考案はこのような状況に鑑みてなされたもので特に、
鍔板の軸部を補強するとともに排水性をよくシ、電線・
ケーブルの取出口を合理的な構造にする等一連の改良を
加えた電線・ケーブル用ドラムである。
鍔板の軸部を補強するとともに排水性をよくシ、電線・
ケーブルの取出口を合理的な構造にする等一連の改良を
加えた電線・ケーブル用ドラムである。
以下図面を参照しつつ本考案を説明する。
１は円筒形の巻胴、２は１対の円形の鍔板で、例えば杉
、松、檜等の鋸屑あるいはそれら木材の粉粒状物等の木
材の粉体、粒体或は小片を補強材としてｌＯ〜２０重量
多添加し混練したポリエチレン、ビニル等のプラスチッ
クの押出成形、射出成形あるいはプレス成形等により成
形して製造される。
、松、檜等の鋸屑あるいはそれら木材の粉粒状物等の木
材の粉体、粒体或は小片を補強材としてｌＯ〜２０重量
多添加し混練したポリエチレン、ビニル等のプラスチッ
クの押出成形、射出成形あるいはプレス成形等により成
形して製造される。
上記に於て巻胴１は外径が一定で内径が中央部位が小径
で漸次端部に至るに従い大径となるようにテーパー１ａ
付されており中央部は厚肉であって補強効果をあげると
ともに万一ドラムの巻胴内に水が入ってもこれは鍔板方
向に流れ後に述べる排水溝から外部に出易くなっている
。
で漸次端部に至るに従い大径となるようにテーパー１ａ
付されており中央部は厚肉であって補強効果をあげると
ともに万一ドラムの巻胴内に水が入ってもこれは鍔板方
向に流れ後に述べる排水溝から外部に出易くなっている
。
（第１．３図）
鍔板２は外輪部３、側受部４、軸受部５がそれぞれ他の
部位よりも厚肉に構成され強化されている。
部位よりも厚肉に構成され強化されている。
側受部４には緊締枠６を挿入する挿入孔７を５個互に所
要の間隔にし、かつ側受部４の内外面に貫通して開設し
てあり、また側受部４の外側部位に電線・ケーブルの巻
き始め端部の取出口８を開設している。
要の間隔にし、かつ側受部４の内外面に貫通して開設し
てあり、また側受部４の外側部位に電線・ケーブルの巻
き始め端部の取出口８を開設している。
（第２，４図）９は上記取出口８の一側縁より連続して
上記外側部位の内外面にそれぞれ凹設された電線・ケー
ブルを案内する傾斜面で電線・ケーブルをこの傾斜面に
沿って容易に取出口の内面から外面につき出して固定す
ることができる。
上記外側部位の内外面にそれぞれ凹設された電線・ケー
ブルを案内する傾斜面で電線・ケーブルをこの傾斜面に
沿って容易に取出口の内面から外面につき出して固定す
ることができる。
１０は上記側受部４の内面とその外側部位の肉厚内に連
続して凹設された排水溝で、その４個を互いに等間隔に
しかつ放射状に配置してあり、これによって巻胴１の内
面のテーパー１ａにより鍔３の内側に集められた水は巻
胴１を回転することによって排水溝１０より容易に外部
に排水し易くなっている。
続して凹設された排水溝で、その４個を互いに等間隔に
しかつ放射状に配置してあり、これによって巻胴１の内
面のテーパー１ａにより鍔３の内側に集められた水は巻
胴１を回転することによって排水溝１０より容易に外部
に排水し易くなっている。
１１は軸孔２ａ内に嵌装ねれた管状の補強体で、例えば
鋼製で管状の基体１１ａの外周面に所要本数のピン状突
起１１ｂが形成されており（第５図）、鍔板３の成形時
に厚肉部５内に、ピン状突起１１ｂが、埋設されるよう
にインサートシ、管状部が、軸孔２ａ内に嵌着するよう
にしであるので、ここに軸を挿入してドラムを回動して
も軸孔が変形したり破壊したりするおそれは全くない。
鋼製で管状の基体１１ａの外周面に所要本数のピン状突
起１１ｂが形成されており（第５図）、鍔板３の成形時
に厚肉部５内に、ピン状突起１１ｂが、埋設されるよう
にインサートシ、管状部が、軸孔２ａ内に嵌着するよう
にしであるので、ここに軸を挿入してドラムを回動して
も軸孔が変形したり破壊したりするおそれは全くない。
しかしていま一方の鍔板２の挿入孔７に緊締枠６をそれ
ぞれ挿入し、これらの緊締俸６に巻胴１を嵌め、その巻
胴１の一方の開口端部を当該鍔板２の側受部４に嵌合す
るとともに、各緊締枠６の巻胴１より突出した突出端部
を他方の鍔板２の対応する各挿入孔７に挿入し、かつ巻
胴１の他方の開口端部な当該鍔板２の側受部４に嵌合し
て、それら両鍔板２の間に巻胴１を挾み込んである。
ぞれ挿入し、これらの緊締俸６に巻胴１を嵌め、その巻
胴１の一方の開口端部を当該鍔板２の側受部４に嵌合す
るとともに、各緊締枠６の巻胴１より突出した突出端部
を他方の鍔板２の対応する各挿入孔７に挿入し、かつ巻
胴１の他方の開口端部な当該鍔板２の側受部４に嵌合し
て、それら両鍔板２の間に巻胴１を挾み込んである。
そして上記他方の鍔板２の挿入孔７より突出した各緊締
枠６の突出端にナンド１２を螺合して締め付けることに
よってドラムが形成されている。
枠６の突出端にナンド１２を螺合して締め付けることに
よってドラムが形成されている。
更に又、前述の排水溝１０は内側部位を巻胴１の内方に
、外側端部を巻胴１の外方にそれぞれ開口して巻胴１の
内外に連通しているので、当該ドラムに巻いた電線・ケ
ーブルの水中耐電圧試験或いは降雨等によって軸孔２ａ
等まり巻胴１の内部に入った水は容易に排水される。
、外側端部を巻胴１の外方にそれぞれ開口して巻胴１の
内外に連通しているので、当該ドラムに巻いた電線・ケ
ーブルの水中耐電圧試験或いは降雨等によって軸孔２ａ
等まり巻胴１の内部に入った水は容易に排水される。
（第３図）以上述べたところから明らかなように、本考
案のドラムはプラスチツノ製であるので軽量で型さへ作
れば量産できるのでコストも安く、耐水性で腐食するお
それはなく、又、釘やボルトナンドを多数使用して組立
てるドラムとは異なり、巻胴の開口端を鍔板内面の側受
部に嵌合し、かつ緊締枠で締付けるだけであるので組立
も容易であり、又、排水溝は側受部の内壁に設けられて
いるのでドラムの回動により容易に排水され、巻胴内壁
のテーパー面によってこの溝に水が流れ易い構造である
のでこの点からも排水効果が優れておりしかも軸孔の補
強体は基体の外周面に形成された複数個のピンが鍔板の
厚内内に強固に埋設されているので、この補強体の軸線
方向及び円周方向のいずれの方向にかかる荷重にも充分
耐え、使用中に鍔板から緩んで脱落することもなく、強
靭な軸孔部を構成するので長期にわたり実用性が大きく
、更に、電線・ケーブルの取出口は内外に傾斜面を設け
て無理なく端部を取出せるようにしである等各種の効果
を奏するものである。
案のドラムはプラスチツノ製であるので軽量で型さへ作
れば量産できるのでコストも安く、耐水性で腐食するお
それはなく、又、釘やボルトナンドを多数使用して組立
てるドラムとは異なり、巻胴の開口端を鍔板内面の側受
部に嵌合し、かつ緊締枠で締付けるだけであるので組立
も容易であり、又、排水溝は側受部の内壁に設けられて
いるのでドラムの回動により容易に排水され、巻胴内壁
のテーパー面によってこの溝に水が流れ易い構造である
のでこの点からも排水効果が優れておりしかも軸孔の補
強体は基体の外周面に形成された複数個のピンが鍔板の
厚内内に強固に埋設されているので、この補強体の軸線
方向及び円周方向のいずれの方向にかかる荷重にも充分
耐え、使用中に鍔板から緩んで脱落することもなく、強
靭な軸孔部を構成するので長期にわたり実用性が大きく
、更に、電線・ケーブルの取出口は内外に傾斜面を設け
て無理なく端部を取出せるようにしである等各種の効果
を奏するものである。
図は本考案のドラムの実施例を示すもので、第１図は正
面図、第２図は側面図、第３図は第２図Ｉ−Ｉ線断面図
、第４図は鍔板の内面図、第５図は鍔板の要部縦断面図
である。 １：巻胴、１ａミテ一パー面、２：鍔板、２ａ：軸孔、
３：外輪部、４：側受部、５：軸受部、６：緊締枠、７
：挿入孔、８：電線・ケーブル巻始め端取出口、９：ケ
ーブルを案内する傾斜面、１０：排水溝、１１：補強体
、１１ａ：管状の基体、１１ｂ：ピン状突起、１２：ナ
ンド。
面図、第２図は側面図、第３図は第２図Ｉ−Ｉ線断面図
、第４図は鍔板の内面図、第５図は鍔板の要部縦断面図
である。 １：巻胴、１ａミテ一パー面、２：鍔板、２ａ：軸孔、
３：外輪部、４：側受部、５：軸受部、６：緊締枠、７
：挿入孔、８：電線・ケーブル巻始め端取出口、９：ケ
ーブルを案内する傾斜面、１０：排水溝、１１：補強体
、１１ａ：管状の基体、１１ｂ：ピン状突起、１２：ナ
ンド。
Claims (1)
- プラスチック製の巻胴と鍔板とからなり、鍔板は外輪部
と側受部と軸受部とが他の部位より肉厚で、軸受部には
管状の基体の外表面に複数個のピン状突起を付した金属
補強体が前記ビン状突起を鍔板の肉厚内に埋設するよう
にして軸孔に嵌着され、側受部では巻胴の端部を嵌合支
持するとともに巻胴内に張られ２枚の鍔板間を緊締する
複数本の緊締枠をその端部が挿入孔を貫通して設けられ
、かつ側受部の内面には巻胴端の内外を連通ずるような
複数個の排水溝が設けられ、巻胴は外径が一定で内径が
中央部位で小径で漸次端部に至るに従い大径となるよう
にテーパーが付され、更に鍔板の側受部位に設けられた
電線・ケーブルの巻き始め端部の取出口の内外面に電線
・ケーブルを案内するための傾斜面がそれぞれ凹設され
ていることを特徴とする電線・ケーブル用ドラム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1978112954U JPS5929016Y2 (ja) | 1978-08-19 | 1978-08-19 | 電線・ケ−ブル用ドラム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1978112954U JPS5929016Y2 (ja) | 1978-08-19 | 1978-08-19 | 電線・ケ−ブル用ドラム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5418681U JPS5418681U (ja) | 1979-02-06 |
| JPS5929016Y2 true JPS5929016Y2 (ja) | 1984-08-21 |
Family
ID=29062310
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1978112954U Expired JPS5929016Y2 (ja) | 1978-08-19 | 1978-08-19 | 電線・ケ−ブル用ドラム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5929016Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0326596Y2 (ja) * | 1985-10-09 | 1991-06-10 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5028373U (ja) * | 1973-07-06 | 1975-04-01 |
-
1978
- 1978-08-19 JP JP1978112954U patent/JPS5929016Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5028373U (ja) * | 1973-07-06 | 1975-04-01 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5418681U (ja) | 1979-02-06 |
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