JPS5928909B2 - 電子写真のカラ−画像転写装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、像担持体上に形成された画像を転写材に複数
回転写することによつて転写材上にカラー画像を得るよ
うにした電子写真のカラー画像転写装置に関する。

電子写真法によつてカラー画像を得るに際し、同一の感
光体ドラムに各原色毎に帯電、露光、現像を行い、そし
てその都度同一の転写紙に転写を行うワンドラム方式で
は、導電性のドラムに紙を固定し、この紙裏面に接する
ドラムに電圧を印加して感光体ドラムに圧接し、かく圧
力と電界によつて感光体ドラムのトナー粒子を紙に転写
している。

この方法は、圧接により画像がみだれ、又高い電圧を印
加する必要がある。更に、紙の裏面よりトナー極性と逆
極性のコロナチャージを行って転写をすることは転写効
率および画質の点ですぐれているが、この方式は位置ず
れなく数回の転写を行うことは困難である。本発明は、
従来のカラー画像転写装置に逆極性コロナチャージを用
いしかも位置ずれをなくすることを目的とする。

以下に、添附の図面について本発明の実施例を説明する
。第１図に於て、回転可能に装着された感光体ドラム１
の周辺に沿ラて帯電装置２、露光装置３、現像装置４、
転写装置５、掃除装置εが配置されている。

現像装置４は、現像位置へ移動可能でぁりシアン、マゼ
ンタ、イエロ−および黒の着色トナーを含む現像液を入
れた４個の現像箱４Ａ、４Ｂ、４Ｃ、４Ｄを備えており
、現像性１に達した各現像箱はカム７により感光体Ｆ゛
ラム１へ近接するように持上げられる。転写装置５は回
転可能に装着されたクランピングドラム８、クランプ装
置９、転写用コロナ放電器１０および紙支持体１１を備
えており、これらについては後述する。１２は画像を転
写すべき転写紙、そして１３、を紙垂れ下り防止板であ
る。

掃除装置６は、ケース６Ａ内にスポンジ状ベルト１４を
ローラ１５によ、り回動可能に装着し、このケース６Ａ
内へはクリーニング液槽１６より管ＩＴを介してクリー
ニング液を循環供給している。１８は汲み上げポンプ、
そして１９は濾過材料である。

第２図に於て、クランピングドラム８は回転軸ｊ２０に
より回転支持され、紙クランプ位置８Ａを除いてドラム
の胴部は転写紙のサイズ分がすべて開放となつている。

クランプ装置９はクランピングソレノイド２１、そのプ
ランジヤ２１Ａおよびこれに固定したクランプ板２２を
備え、このクランプ板２２は紙クランプ位置８Ａに設け
たクランプ溝２３を覆う位置にある。送りローラ２４を
介して送り込まれた紙１２の先端は、このとき紙クラン
プ位置８Ａより離隔した位置にあるクランプ板２２と紙
クランプ位置８Ａとの間へ差し込まれ、ついでソレノイ
ド２１に通電してこれを付勢することにより、プランジ
ヤ２１Ａが引込まれてクランプ板２２はクランプ位置８
Ａとの間へ差し込まれた紙端をクランプする。２５は、
クランピングドラム８の支持ベアリング軸である。

クランピングドラム８内には、第２図の左方に示す転写
用コロナ放電器１０およびコイル状紙支持体１１が挿入
され、側板に固定される。

紙支持体１１は、クランピングドラム８に紙１２を巻き
っけた時、紙がクランピングドラム８の胴部に設けた広
い開口部でドラム内へ落込むのを防止し、かっ電熱線と
して用い紙を乾燥する用をなすものである。上述のよう
に本発明の装置では、クランピングドラム８の胴部は、
その紙クランプ位置８Ａを除ぃて開放されているので、
クランピングドラム８に巻かれた紙の画像を転写すべき
部分は、クランピングドラム８と感光体ドラム１とが互
に対向す ２る転写位置では、紙の裏面に直接転写用コ
ロナ放電器１０が位置することになる。

従つて、コロナ放電による電界が有効に作用し転写効率
を向上させると共に、クランプされていない紙部分も静
電作用により感光体ドラム１に順次密着され、位置 ３
（ずれの生ずることはない。紙支持体１１としては、金
網状のものを用いてもよく、又第３図に示すように、く
し状の部材２６を支持体により、例えば転写用コロナ放
電装置のシールド板を兼用する支持体２７ｊ・〔より連
結したものでもよい。

実際の転写に際しては、クランピングドラム８の回転に
より紙クランプ位置８Ａがコロナ放電装置１０を通過し
終るとき、こＸにクランプされた紙１２が第４図に示す
ようにクランピングドラム８の開口部内へ落ち込む傾向
がある。

これを防止するために、第５図に示すように、コロナ放
電器１０のシールド板２７にガイド２８を設け、又は第
６図に示すように、弾性押圧部材２９を設ける・弾性押
圧部材２９は、紙クランプ位置８Ａが来るときは破線で
示すように回避し、これが通過し終ると実線で示すよう
に紙を感光体ドラム１の方へ押し拡げる作用を行う。こ
のように転写位置では、ガイド又は押圧部材とコロナ放
電による電界作用との協動により、紙１２は確実に感光
体ドラムに密着する。上述のように、本発明により転写
効率および画質の点ですぐれた逆極性コロナチャージを
有効に使用することが可能となり、この方式に伴う位置
ずれの欠点をも除去することが出来るようになつたので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるカラー画像転写装置を備えた電子
写真装置の説明図、第２図は本発明による転写装置の要
部を示す分解斜視図、第３図は紙支持体の別の実施例の
斜視図、第４図ないし第６図は転写位置に於ける紙の落
ち込み防止手段の２つの例を示す説明図である。 １・・・・・・感光体ドラム、２・・・・・・帯電装置
、３・・・・・・露光装置、４・・・・・・現像装置、
５・・・・・・転写装置、８・・・・・・クランピング
ドラム、８Ａ・・・・・・紙クランプ位置、１０・・・
・・・転写用コロナ放電装置、１１・・・・・・紙支持
体、１２・・・・・転写紙。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 像担持体上に形成された画像を転写材に複数回転写
   することによつて転写材上にカラー画像を得るようにし
   た電子写真のカラー画像転写装置において、転写材先端
   の転写材把持部を除く胴部を開放し像担持体の転写位置
   に近接して配置した円筒状の転写材支持枠と、この支持
   枠の内部にて前記転写位置を指向するように定置された
   転写用コロナ放電器とを備えることを特徴とする転写装
   置。 ２ 円筒状の転写材支持枠が転写材を支持する部材を有
   することを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の転
   写装置。 ３ 転写用コロナ放電器の近傍に転写材を像担持体の方
   向へ押圧する部材を設けたことを特徴とする特許請求の
   範囲第１項に記載の転写装置。