JPS5928813Y2 - コンクリ−トブロツク成型用テ−ブルバイブレ−タ− - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、テーブルに上下方向の方向性のある振動を
与えるようにしつつ、このテーブル上において搬送され
てくるコンクリートブロック成型用の型枠にコンクリー
トを投入し、もって成型するようにしたコンクリートフ
ロック成型用テーブルバイブレータ−に関するものであ
る。

従来にも・いてもテーブルバイプレークー上に釦いてブ
ロック成型用の型枠を移動せしめながら、この型枠にコ
ンクリートを投入し、成型する装置は存在したが、これ
によればバイブレータ−は１個であり、かつ移動せしめ
る手段は搬送チェーンで、Ｓつた。

１づ、バイブレータ−が１個であると、このバイブレー
タ−による振動の方向性は、必ずしも上下方向とは限ら
ず、横方向に及び場合もあり投入されたコンクリートが
型枠内のすみずみに１で達しないこともあり、要するに
成型後にコンクリートの密度としてむらのあるブロック
になってし１うという欠点を有していた。

そこで、理論的には、複数のバイブレータ−を使用すれ
ばこのような問題が解決されるように考えられるが（但
し、現実には複数のものはなかった）、このように複数
にするとしても、奇数の場合には、結果的には単数の場
合と同様な問題が生ずるのである。

すなわち、仮に３個のバイブレータ−を用いたとすると
、２対１の割合で、方向性は分かれてし１うことになる
のである。

さらにこのようなむらを無くするためには、長い時間を
かけて振動せしめればよいことにもなるが、これでは成
型に要する時間が結果的に長いことになり、生産能率が
悪くなるということになるのである。

さらに、型枠をチェーンにより搬送するという点につい
ては、単に搬送するのみであれば格別の問題はないので
あるが、この搬送中にコンクリートを投入するという事
情、及び投入中にコンクリートが型枠からはみ出したり
、あるいは型枠外に飛んだりするという事情を考慮する
と、このチェーンにコンクリドが付着し、これが掃除は
、チェーンがきわめて複雑な形状をなしているだけにき
わめて煩雑となり、要するにこのような装置にチェーン
を用いることはそれ自体問題があったのである。

そこで、この考案は、偶数個のバイブレータ−を取り付
けたテーブルを、防振部材を介して架台に配設するとと
もに、このテーブルの前後に位置する部分にローラーを
配設して、このローラーに、前記テーブルの上面に沿っ
て移動する巾広の搬送用ベルトを張設して、テーブルの
振動に上下方向の方向性を与えるとともに、成型の時間
的短縮化を図り、かつ掃除を簡便にしたコンクリートブ
ロック成型用テーブルバイブレータ−を提供することを
目的とするものである。

い１、この考案にかかるコンクリートフロック成型用テ
ーブルバイブレータ−の一実施例を図面にもとづいて述
べると、１は偶数個（図示する実施例では２個）のバイ
ブレータ−２を取付けたテーブルであり、３はこのテー
ブル１を配設しである架台である。

そして、この架台３にテーブル１を配設する場合には、
ゴム等の防振部材４を介して行う、−，５はテーブル１
の前方向に配設した駆動用ローラーであり、６は従動用
のローラーである。

そして７はテンションローラーであり、８はこれらの各
ローラー５，６．７に張り渡し、かつ前記テーブル１の
上面に沿って移動する巾広で無端状の搬送用ベルトであ
る。

９はテーブル１の手前に配設したローラーコンベアーで
あり、このローラーコンベアー９は前記駆動用ローラー
５と連結して従動するようになっている。

すなわち、駆動用Ｔ：ｌ−７−５の軸１０には２本のス
プロケツＮｌ。

１１′が配設しであるとともに、そのうち一方のスプロ
ケット１１を図示しないモーターにチェーンにより連結
するとともに、他方のスプロケット１１′ヲ、前記ロー
ラーコンベアー９の各ローラ１２の軸に配設した各スプ
ロケット１３にチェノ１４を介して連結しである。

尚図中１５．１５’は傾斜して配設した他のローラーコ
ンベアーであり、このローラーコンベアー１５は、それ
自体は何ら駆動装置に連結されていない。

しかして、図示しないモーターを駆動せしめて、図示す
る矢印方向に型枠Ｍを移動せしめる。

すると、ローラーコンベアー１５から送られてきた型枠
Ｍは他のローラーコンベアー９に乗り移り、やがて搬送
用ベルト８によりテーブル１上に移動せしめられる。

そして型枠Ｍがテーブル１上に達した段階でこの型枠Ｍ
内にコンクＩＪ −トを投入し、カッバイブレータ−２
を作動せしめて投入時にこのバイブレータ−２によりテ
ーブル１を介して型枠Ｍに振動を与える。

すると、このパイブレーク２は偶数個配設しであるため
に、上下方向の振動が型枠Ｍに及び、もって投入された
コンクリドが型枠Ｍのすみずみに１で達することになる
。

そして、このように型枠Ｍ内にコンクリートを投入し終
えた後型枠Ｍを他のローラーコンベアー１５′により他
所へ移動せしめるのである。

尚、このような作用は、型枠Ｍを連続的に移動せしめな
がら、すなわちコンクリートの投入も型枠Ｍの移動過程
において行うこと、したがって型枠Ｍの移動過程におい
て加振することも可能であるが、モルタル投入、加振を
するときに、搬送用ベルト８、ローラーコンベアー９す
なわちモーターを間欠的に駆動せしめることも可能であ
る。

前記のようにこの考案にかかるコンクリートフロック成
型用テーブルバイブレータ−によると、バイブレータ−
を偶数個配設しであるので、テーブルは上下方向への方
向性をもって振動することになり、その結果型枠内に投
入されたコンクリートは短時間のうちに型枠内のすみず
みにむらなくゆきわたり、かつ投入時にコンクリートが
型枠外にこぼれることがあっても、偏平なベルト上の掃
除はきわめて簡便に行うことができることになるなど、
その効果はきわめて犬である。

【図面の簡単な説明】

図面は、この考案にかかるコンクリートフロック成型用
テーブルバイブレータ−の一実施例を示すものであり、
第１図は側面図、第２図は平面図である。 １・・・チーフル、２・・・バイブレータ−１３・・・
架台、４・・・防振部材、５・・・駆動用ローラー ６
・・・従動用ローラー、７・・・テンションローラー、
８・・・搬送用ベルト、９ 、１５ 、１５’・・・ロ
ーラーコンベアー１０・・・軸、ＩＬ１１’、１３・・
・スプロケット、１２・・・０−７−１４・・・チェー
ン、Ｍ・・・型枠。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 偶数個のバイブレータ−を取り付けたテーブルを、防振
   部材を介して架台に配設するとともに、このテーブルの
   前後に位置する部分にローラーを配設して、このローラ
   ーに、前記テーブルの上面に沿って移動する巾広の搬送
   用ベルトを張設したことを特徴とするコンクリートフロ
   ック成型用テーブルバイブレータ−０