JPS5928801B2 - 原子動力プラントの蒸気圧力制御装置 - Google Patents
原子動力プラントの蒸気圧力制御装置Info
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- JPS5928801B2 JPS5928801B2 JP51038054A JP3805476A JPS5928801B2 JP S5928801 B2 JPS5928801 B2 JP S5928801B2 JP 51038054 A JP51038054 A JP 51038054A JP 3805476 A JP3805476 A JP 3805476A JP S5928801 B2 JPS5928801 B2 JP S5928801B2
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Classifications
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
Landscapes
- Control Of Turbines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は原子動力プラント、特に高速増殖炉プラントに
おいて起動あるいは停止時に蒸気圧力を制御する装置に
関する。
おいて起動あるいは停止時に蒸気圧力を制御する装置に
関する。
高速増殖炉プラントの通常負荷(30係〜100係)運
転の制御方式はすでにかなりの検討がなされ一応の方式
が得られているが、起動・停止(0係〜30係の炉出力
)時に対してはほとんど未着手の状態にあり積極的な制
御を加えたものは見かげられない。
転の制御方式はすでにかなりの検討がなされ一応の方式
が得られているが、起動・停止(0係〜30係の炉出力
)時に対してはほとんど未着手の状態にあり積極的な制
御を加えたものは見かげられない。
起動・停止時のように蒸気圧力の大幅な変化がある場合
にはその蒸気圧力の変化が沸騰の状況に多大の影響を及
ぼし不都合な結果をまねく。
にはその蒸気圧力の変化が沸騰の状況に多大の影響を及
ぼし不都合な結果をまねく。
例えば、起動時を例にとると起動時間を短かくすること
が望ましいが、このためにはまず蒸気発生器出口の蒸気
を早い時機に過熱蒸気とする必要がある。
が望ましいが、このためにはまず蒸気発生器出口の蒸気
を早い時機に過熱蒸気とする必要がある。
それには初め圧力を低い状態にして被加熱流体(水)の
飽和温度を下げて2次ナトリウムとの温度差を大きくす
ることによって入熱を増やし定格の圧力まで除々に増圧
して行く方法が考えられるが、次のような問題があって
充分な効果が得られないのが現状である。
飽和温度を下げて2次ナトリウムとの温度差を大きくす
ることによって入熱を増やし定格の圧力まで除々に増圧
して行く方法が考えられるが、次のような問題があって
充分な効果が得られないのが現状である。
すなわち、いま、蒸気発生器内の圧力が上がると(一般
に60〜170 ataの範囲にある)その圧力に対応
する飽和水エンタルピが比例的に上昇し、最初あるエン
タルピで飽和域に入っていた蒸気が昇圧後は飽和状態に
達せずサブクール域に戻ってしまうという現象が起る。
に60〜170 ataの範囲にある)その圧力に対応
する飽和水エンタルピが比例的に上昇し、最初あるエン
タルピで飽和域に入っていた蒸気が昇圧後は飽和状態に
達せずサブクール域に戻ってしまうという現象が起る。
すなわち、蒸気発生器出口の過熱蒸気が昇圧により減温
し、湿り蒸気に変わるので、該蒸気が供給される過熱器
やタービンに腐蝕や過度の熱応力を発生させるという不
具合を生ずる。
し、湿り蒸気に変わるので、該蒸気が供給される過熱器
やタービンに腐蝕や過度の熱応力を発生させるという不
具合を生ずる。
本発明は前記した不具合を防止してプラントを効率よく
、かつ迅速に起動あるいは停止するための蒸気発生器出
口の蒸気圧力制御装置を提供することを目的とする。
、かつ迅速に起動あるいは停止するための蒸気発生器出
口の蒸気圧力制御装置を提供することを目的とする。
すなわち、本願の第1の発明は蒸気発生器を出る蒸気−
水流出系に設けられた温度検出器と圧力検出器とを含み
蒸気過熱度を判定する過熱度判定器、同過熱度判定器の
出力を受けて所定の制御目標圧力を出力する圧力設定器
、および前記流出系に設けられ前記圧力設定器の出力を
受けて制御される圧力制御弁を有してなる蒸気圧力制御
装置に係り、本発明によれば前記蒸気発生器出口の蒸気
の過熱度が所定の範囲にあることが過熱度判定器により
判定され、この場合にのみ圧力制御弁は圧力設定器から
の制御目標圧力を受けて制御されるので、蒸気発生器出
口の蒸気は常に所定の過熱度に保たれ、過熱器やタービ
ンに前記した不具合を発生させることなく効率よく迅速
にプラントを起動或いは停止することができる。
水流出系に設けられた温度検出器と圧力検出器とを含み
蒸気過熱度を判定する過熱度判定器、同過熱度判定器の
出力を受けて所定の制御目標圧力を出力する圧力設定器
、および前記流出系に設けられ前記圧力設定器の出力を
受けて制御される圧力制御弁を有してなる蒸気圧力制御
装置に係り、本発明によれば前記蒸気発生器出口の蒸気
の過熱度が所定の範囲にあることが過熱度判定器により
判定され、この場合にのみ圧力制御弁は圧力設定器から
の制御目標圧力を受けて制御されるので、蒸気発生器出
口の蒸気は常に所定の過熱度に保たれ、過熱器やタービ
ンに前記した不具合を発生させることなく効率よく迅速
にプラントを起動或いは停止することができる。
さらに本願の第2の発明は、前記第1の発明に蒸気圧力
と所定の限界圧力との大小を判定する圧力限度判定器を
追加したもので、蒸気発生器を出る蒸気−水流出系に設
けられた温度検出器と圧力検出器とを含み蒸気過熱度を
判定する過熱度判定器、前器流出系に設けられ蒸気圧力
と所定の限界圧力との大小を判定する圧力限度判定器、
同圧力限度判定器の出力と前記過熱度判定器の出力とを
受けて所定の制御目標圧力を出力する圧力設定器、およ
び前記流出系に設けられ前記圧力設定器の出力を受けて
制御される圧力制御弁を有してなり、この第2の発明に
よれば、蒸気圧力が所定の限界圧力に対し、いかなる関
係にあるかが圧力限度判定器によって判定されるので、
前記した第1の発明による効果に加え、例えば起動時に
は、所定の限界圧力すなわち上限圧力より蒸気圧力が小
さいときにのみ昇圧されるので、過度の昇圧を防止しえ
、反対に停止時には下限圧力より大きいときのみ減圧す
るので過度の減圧を防止しうる。
と所定の限界圧力との大小を判定する圧力限度判定器を
追加したもので、蒸気発生器を出る蒸気−水流出系に設
けられた温度検出器と圧力検出器とを含み蒸気過熱度を
判定する過熱度判定器、前器流出系に設けられ蒸気圧力
と所定の限界圧力との大小を判定する圧力限度判定器、
同圧力限度判定器の出力と前記過熱度判定器の出力とを
受けて所定の制御目標圧力を出力する圧力設定器、およ
び前記流出系に設けられ前記圧力設定器の出力を受けて
制御される圧力制御弁を有してなり、この第2の発明に
よれば、蒸気圧力が所定の限界圧力に対し、いかなる関
係にあるかが圧力限度判定器によって判定されるので、
前記した第1の発明による効果に加え、例えば起動時に
は、所定の限界圧力すなわち上限圧力より蒸気圧力が小
さいときにのみ昇圧されるので、過度の昇圧を防止しえ
、反対に停止時には下限圧力より大きいときのみ減圧す
るので過度の減圧を防止しうる。
次に本発明の実施例を図面にもとづいて説明する。
第1図は、本実施例の制御装置によって蒸気圧力が制御
される高速増殖炉プラントの系統図である。
される高速増殖炉プラントの系統図である。
第1図において1は原子炉の炉心で、この炉心1には、
制御棒駆動装置2を具備する制御棒3が挿入される。
制御棒駆動装置2を具備する制御棒3が挿入される。
前記炉心1を流れる液体す) IJウムの循環系4は、
中間熱交換器5および1次循環ポンプ6を通る。
中間熱交換器5および1次循環ポンプ6を通る。
前記循環系4は通常1次Naループ4と呼ばれる。
同1次Naループ4に対応して前記中間熱交換器5を通
る液体ナトリウムの循環系すなわち2次NaループIは
、過熱器8と再熱器9とを分れて通り、合流後蒸気発生
器10と2次循環ポンプ11とを順次通り前記中間熱交
換器5に帰環する。
る液体ナトリウムの循環系すなわち2次NaループIは
、過熱器8と再熱器9とを分れて通り、合流後蒸気発生
器10と2次循環ポンプ11とを順次通り前記中間熱交
換器5に帰環する。
なお前記2次Naループ7には再熱器9の上流側に分配
弁12が投げられている。
弁12が投げられている。
給水ポンプ13を出て給水制御弁14を通り、前記2次
Naループ7に対応して蒸気発生器10および過熱器8
を順次通り、更に調速弁15を通って高圧タービン16
に至り、同高圧タービン16を出て再熱器9を通り低圧
タービンに至った後前記給水ポンプ13に帰環する蒸気
−水循環系17は、過熱器8を通って高圧タービン16
に至る流出系18を有する。
Naループ7に対応して蒸気発生器10および過熱器8
を順次通り、更に調速弁15を通って高圧タービン16
に至り、同高圧タービン16を出て再熱器9を通り低圧
タービンに至った後前記給水ポンプ13に帰環する蒸気
−水循環系17は、過熱器8を通って高圧タービン16
に至る流出系18を有する。
第2図は本実施例の制御装置の系統を示したもので、第
2図において蒸気発生器10より出る蒸気−水の流出系
18に設けられた温度検出器20と圧力検出器21は関
数発生器22、減算器23、比較器24、過熱度設定器
25、係数器26、および符号判定器27と共に過熱度
判定器を形成する。
2図において蒸気発生器10より出る蒸気−水の流出系
18に設けられた温度検出器20と圧力検出器21は関
数発生器22、減算器23、比較器24、過熱度設定器
25、係数器26、および符号判定器27と共に過熱度
判定器を形成する。
蒸気発生器10の出口の圧力を圧力検出器21により検
出し、この圧力に対応する飽和蒸気温度を関数発生器2
2で作る。
出し、この圧力に対応する飽和蒸気温度を関数発生器2
2で作る。
この飽和蒸気温度を温度検出器20により検出した蒸気
発生器10出口の蒸気温度から、減算器23によってさ
し引き蒸気発生器10出口の蒸気過熱度を求める。
発生器10出口の蒸気温度から、減算器23によってさ
し引き蒸気発生器10出口の蒸気過熱度を求める。
この過熱度と過熱度設定器25の出力(過熱度設定値)
とを比較器24に通して差をとり、係数器26でこの差
に1又は−1をかける。
とを比較器24に通して差をとり、係数器26でこの差
に1又は−1をかける。
前記係数器26は昇圧時は1をかげ減圧時は−1をかげ
るようにセットされている。
るようにセットされている。
前記符号判定器27は入力が零または負のときは出力は
零で入力が正の時のみ1を発生する。
零で入力が正の時のみ1を発生する。
又、圧力限度判定器は流出系18に設けられた圧力検出
器28、同圧力検出器28と圧力限度設定器29とに連
絡する減算器30、同減算器30に連絡する係数器31
、および同係数器31に連絡する符号判定器32より形
成されており、前記係数器31は前記係数器26と、前
記符号判定器32は前記符号判定器2Tとそれぞれ同様
の機能を有する。
器28、同圧力検出器28と圧力限度設定器29とに連
絡する減算器30、同減算器30に連絡する係数器31
、および同係数器31に連絡する符号判定器32より形
成されており、前記係数器31は前記係数器26と、前
記符号判定器32は前記符号判定器2Tとそれぞれ同様
の機能を有する。
従って同圧力限度判定器は、圧力検出器28で検出した
流出系18の蒸気圧力を圧力限度設定器29の予め設定
された圧力限界値(起動時は圧力上限値、停止時は圧力
下限値)と比較し、前記蒸気圧力が所定の範囲(起動時
は圧力上限値より小さい、停止時は圧力下限値より大き
い)にあるときのみ1を出力し他のときは出力しない。
流出系18の蒸気圧力を圧力限度設定器29の予め設定
された圧力限界値(起動時は圧力上限値、停止時は圧力
下限値)と比較し、前記蒸気圧力が所定の範囲(起動時
は圧力上限値より小さい、停止時は圧力下限値より大き
い)にあるときのみ1を出力し他のときは出力しない。
圧力設定器は、前記符号判定器27.32の両出力を受
は間両出力をかけ算し制御信号を発するかけ算器33と
、同かけ算器33の出力を受けて圧力変化速度設定器3
4、あるいは零速度設定器35を選択的に積分器36に
導通させるスイッチ37とよりなっている。
は間両出力をかけ算し制御信号を発するかけ算器33と
、同かけ算器33の出力を受けて圧力変化速度設定器3
4、あるいは零速度設定器35を選択的に積分器36に
導通させるスイッチ37とよりなっている。
前記圧力変化速度設定器34は起動時には昇圧速度を、
停止時には減圧速度を出力し、前記零速度設定器35は
常に出力は零である。
停止時には減圧速度を出力し、前記零速度設定器35は
常に出力は零である。
積分器36は前記昇圧速度あるいは減圧速度を受けて積
分するので、その出力は時間の関数としての匍]御目標
圧力を出力する。
分するので、その出力は時間の関数としての匍]御目標
圧力を出力する。
流出系18に設けられた圧力制御弁38は比例積分動作
調整器39を経由して減算器40に連絡し、同減算器4
0は前記圧力設定器の積分器36と前記圧力限度判定器
の圧力検出器28とにそれぞれ連絡している。
調整器39を経由して減算器40に連絡し、同減算器4
0は前記圧力設定器の積分器36と前記圧力限度判定器
の圧力検出器28とにそれぞれ連絡している。
前述のように本実施例の前記圧力制御弁38は比例積分
動作調整器39、減算器40および圧力検出器28から
形成される補償回路を介して圧力設定器に連絡し、より
進んだ制御系を形成しているが、本発明の趣旨からいえ
ば圧力制御弁38が圧力設定器、直接には積分器36の
出力すなわち制御目標圧力に対応して主蒸気系18の圧
力を制御するものであれば、必ずしも前記補償回路を必
要としない。
動作調整器39、減算器40および圧力検出器28から
形成される補償回路を介して圧力設定器に連絡し、より
進んだ制御系を形成しているが、本発明の趣旨からいえ
ば圧力制御弁38が圧力設定器、直接には積分器36の
出力すなわち制御目標圧力に対応して主蒸気系18の圧
力を制御するものであれば、必ずしも前記補償回路を必
要としない。
次に前記した構成を有する本実施例による起動時の昇圧
作用を説明する。
作用を説明する。
制御棒3を徐々に炉心1より引き抜くと炉心1の内部で
核反応が発生進行し、その発生熱は1次Naループ4を
流れる液体ナトリウムにより搬出され中間熱交換器5′
において、2次Naループを流れる液体ナトリウムに伝
えられ、さらに蒸気発生器10において蒸気−水循環系
17を流れる給水に伝えられ、給水の蒸発に寄与する。
核反応が発生進行し、その発生熱は1次Naループ4を
流れる液体ナトリウムにより搬出され中間熱交換器5′
において、2次Naループを流れる液体ナトリウムに伝
えられ、さらに蒸気発生器10において蒸気−水循環系
17を流れる給水に伝えられ、給水の蒸発に寄与する。
今説明を簡潔に るために流出系18の蒸気圧を60a
taから120 ataまで毎分5ataの速度で昇圧
する場合について説明する。
taから120 ataまで毎分5ataの速度で昇圧
する場合について説明する。
従って圧力限度設定器29の圧力限界値(圧力上限値)
は120 ataで、圧力変化速度設定器34の昇圧速
度は5ata/分である。
は120 ataで、圧力変化速度設定器34の昇圧速
度は5ata/分である。
今週熱度設定器25の過熱度設定値を工0℃とすると蒸
気発生器10の出口蒸気がこの過熱度に達するまでは前
記過熱器判定器の出力は零であり、一方圧力限度判定器
の出力は当初1であり結局前記圧力設定器のかけ算器3
3の出力は零で積分器36は零速度設定器35に連絡し
ており、積分器36すなわち圧力設定器の出力は当初の
60ataに対応する出力を保持するので圧力制御弁3
8は作動されない。
気発生器10の出口蒸気がこの過熱度に達するまでは前
記過熱器判定器の出力は零であり、一方圧力限度判定器
の出力は当初1であり結局前記圧力設定器のかけ算器3
3の出力は零で積分器36は零速度設定器35に連絡し
ており、積分器36すなわち圧力設定器の出力は当初の
60ataに対応する出力を保持するので圧力制御弁3
8は作動されない。
更に炉出力が増して蒸気発生器10中の熱伝達量が増大
し出口蒸気の過熱度が10℃を越すと前記圧力限度判定
器の出力は1の状態に保たれながら過熱度判定器の出力
は1に変わり、従って圧力設定器のかげ算器33の出力
は零から1にかわり、積分器36は圧力変化速度設定器
34に連絡され積分器36すなわち圧力設定器は、たと
えば1分後に65 ata、5分後には85ataに対
応する出力(制御目標圧力)を発生する。
し出口蒸気の過熱度が10℃を越すと前記圧力限度判定
器の出力は1の状態に保たれながら過熱度判定器の出力
は1に変わり、従って圧力設定器のかげ算器33の出力
は零から1にかわり、積分器36は圧力変化速度設定器
34に連絡され積分器36すなわち圧力設定器は、たと
えば1分後に65 ata、5分後には85ataに対
応する出力(制御目標圧力)を発生する。
同制御目標圧力は減算器40にて圧力検出器28の検出
圧力と比較され圧力偏差が算出、出力され同圧力偏差に
もとづいて圧力制御弁38は流出系18の圧力(起動、
停止時では蒸気発生器10内の圧力と等しい)を前記圧
力設定器の制御目標圧力に一致するように制御(弁開度
が調整)される。
圧力と比較され圧力偏差が算出、出力され同圧力偏差に
もとづいて圧力制御弁38は流出系18の圧力(起動、
停止時では蒸気発生器10内の圧力と等しい)を前記圧
力設定器の制御目標圧力に一致するように制御(弁開度
が調整)される。
流出系18の圧力が圧力限度設定器29の圧力限界値1
20 ataに達する前に例えば85ataのときに流
出系18の蒸気の過熱度が10℃を割ると過熱度判定器
の出力は1から零に変わり、圧力設定器の積分器36は
再び零速度設定器35に連絡し、積分器36すなわち圧
力設定器の出力すなわち制御目標圧力は85ataで一
時停止するので圧力制御弁38の作動、すなわち蒸気発
生器10の昇圧は再び前記過熱度が工0℃以上になるま
で停止される。
20 ataに達する前に例えば85ataのときに流
出系18の蒸気の過熱度が10℃を割ると過熱度判定器
の出力は1から零に変わり、圧力設定器の積分器36は
再び零速度設定器35に連絡し、積分器36すなわち圧
力設定器の出力すなわち制御目標圧力は85ataで一
時停止するので圧力制御弁38の作動、すなわち蒸気発
生器10の昇圧は再び前記過熱度が工0℃以上になるま
で停止される。
前記過熱度が10℃以上すなわち過熱度判定器の出力が
1のまNであっても流出系18すなわち蒸気発生器10
の圧力が圧力上限値120ataを越えると、前記圧力
限度判定器の出力は1から零に変わり、従って圧力設定
器の出力すなわち制御目標圧力の上昇は停止され、圧力
制御弁38の作動は停止される。
1のまNであっても流出系18すなわち蒸気発生器10
の圧力が圧力上限値120ataを越えると、前記圧力
限度判定器の出力は1から零に変わり、従って圧力設定
器の出力すなわち制御目標圧力の上昇は停止され、圧力
制御弁38の作動は停止される。
前記した過熱度設定器25、圧力限度設定器29および
圧力変化速度設定器34の各設定値は通常の方法でプラ
ントの容量、特性等を考慮して任意に定めることができ
る。
圧力変化速度設定器34の各設定値は通常の方法でプラ
ントの容量、特性等を考慮して任意に定めることができ
る。
以上起動時の昇圧の制御について述べたが、停止時の減
圧の制御も同様の要領で行なうことができる。
圧の制御も同様の要領で行なうことができる。
前記した本実施例によれば、蒸気発生器10の昇圧は蒸
気発生器10の出口、すなわち流出系1Bの蒸気の過熱
度が所定の値すなわち10℃以上のときのみ行われるの
で、昇圧により蒸気温度が下って湿り蒸気に戻り、過熱
器8等に腐蝕発生や過大な熱応力の発生という不具合を
及ぼすことが完全に防止される。
気発生器10の出口、すなわち流出系1Bの蒸気の過熱
度が所定の値すなわち10℃以上のときのみ行われるの
で、昇圧により蒸気温度が下って湿り蒸気に戻り、過熱
器8等に腐蝕発生や過大な熱応力の発生という不具合を
及ぼすことが完全に防止される。
さらに圧力限度判定器により過度の昇圧および減圧を防
止してプラントの起動および停止を効率よく円滑に実施
することができる。
止してプラントの起動および停止を効率よく円滑に実施
することができる。
第1図は本発明の実施例により制御される原子動力プラ
ントの系統図、第2図は本発明の実施例を示す制御系統
図である。 10・・・・・・蒸気発生器、18・・・・・・流出系
、20・・・・・・温度検出器、21・・・・・・圧力
検出器、22・・・・・・関数発生器、23・・・・・
・減算器、24・・・・・・比較器、25・・・・・・
過熱度設定器、26・・・・・・係数器、27・・・・
・・符号判定器、28・・・・−・圧力検出器、29・
・・・・・圧力限度設定器、30・・・・・・減算器、
31・・・・・・係数器、32・・・・・・符号判定器
、33・・・・・・かげ算器、34・・・・・・圧力変
化速度設定器、35・・・・・・零速度設定器、36・
・・・・・積分器、37・・・・・・スイッチ、38・
・・・・・圧力制御弁、39・・・・・・比例積分動作
調整器、40・・・・・・減算器。
ントの系統図、第2図は本発明の実施例を示す制御系統
図である。 10・・・・・・蒸気発生器、18・・・・・・流出系
、20・・・・・・温度検出器、21・・・・・・圧力
検出器、22・・・・・・関数発生器、23・・・・・
・減算器、24・・・・・・比較器、25・・・・・・
過熱度設定器、26・・・・・・係数器、27・・・・
・・符号判定器、28・・・・−・圧力検出器、29・
・・・・・圧力限度設定器、30・・・・・・減算器、
31・・・・・・係数器、32・・・・・・符号判定器
、33・・・・・・かげ算器、34・・・・・・圧力変
化速度設定器、35・・・・・・零速度設定器、36・
・・・・・積分器、37・・・・・・スイッチ、38・
・・・・・圧力制御弁、39・・・・・・比例積分動作
調整器、40・・・・・・減算器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 蒸気発生器を出る蒸気−水流出系に設けられた温度
検出器と圧力検出器とを含み蒸気過熱度を判定する過熱
度判定器、同過熱度判定器の出力を受けて所定の制御目
標圧力を出力する圧力設定器、および前記流出系に設け
られ前記圧力設定器の出力を受けて制御される圧力制御
弁を有してなることを特徴とする原子動力プラントの蒸
気圧力制御装置。 2 蒸気発生器を出る蒸気−水流出系に設けられた温度
検出器と圧力検出器とを含み蒸気過熱度を判定する過熱
度判定器、前記流出系に設けられ蒸気圧力と所定の限界
圧力との大小を判定する圧力限度判定器、同圧力限度判
定器の出力と前記過熱度判定器の出力とを受けて所定の
制御目標圧力を出力する圧力設定器、および前記流出系
に設けられ前記圧力設定器の出力を受けて制御される圧
力制御弁を有してなることを特徴とする原子動力プラン
トの蒸気圧力制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51038054A JPS5928801B2 (ja) | 1976-04-05 | 1976-04-05 | 原子動力プラントの蒸気圧力制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51038054A JPS5928801B2 (ja) | 1976-04-05 | 1976-04-05 | 原子動力プラントの蒸気圧力制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS52121197A JPS52121197A (en) | 1977-10-12 |
| JPS5928801B2 true JPS5928801B2 (ja) | 1984-07-16 |
Family
ID=12514792
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP51038054A Expired JPS5928801B2 (ja) | 1976-04-05 | 1976-04-05 | 原子動力プラントの蒸気圧力制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5928801B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62187495U (ja) * | 1986-05-19 | 1987-11-28 |
-
1976
- 1976-04-05 JP JP51038054A patent/JPS5928801B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62187495U (ja) * | 1986-05-19 | 1987-11-28 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS52121197A (en) | 1977-10-12 |
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