JP3388320B2 - 容器の液面制御方法及び装置 - Google Patents

容器の液面制御方法及び装置

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JP3388320B2
JP3388320B2 JP06419092A JP6419092A JP3388320B2 JP 3388320 B2 JP3388320 B2 JP 3388320B2 JP 06419092 A JP06419092 A JP 06419092A JP 6419092 A JP6419092 A JP 6419092A JP 3388320 B2 JP3388320 B2 JP 3388320B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、沸騰する液体を保有す
る容器の液面を所望する値に制御するために好適な液面
制御方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に蒸気発生器を有する発電プラント
では、蒸気発生器の冷却材の確保、あるいは冷却材がタ
ービンに流入しないようにタービン保護の観点から、蒸
気発生器の水位変動を所定範囲内に抑制する必要があ
る。しかし、蒸気発生器の冷却材中のボイドの増減に伴
う水位変動は、その過渡的な変化速度が早いため、蒸気
発生器への給水流量を制御するだけでは、十分な水位変
動の抑制を出来ない場合がある。
【0003】この冷却材中のボイドの増減に伴う水位変
動を抑制することを主な目的とした従来技術は、特開昭
54−152787号公報:「蒸気ドラムを有する原子
炉の制御装置」に記述されている。
【0004】上記の従来技術では、発電プラントとして
は、原子力発電プラントの一つである新型転換炉発電プ
ラントを取り上げている。新型転換炉発電プラントは、
蒸気発生の為に蒸気ドラムを有しており、蒸気ドラムの
水位変動の抑制は重要な問題である。
【0005】以下、従来技術による蒸気ドラムの水位変
動の抑制方法について説明する。新型転換炉発電プラン
トでは、原子炉にて燃料の核分裂で発生した熱により冷
却材である軽水を加熱沸騰させる。加熱された冷却材は
蒸気ドラムに送られ、蒸気と水とに分離される。そし
て、蒸気はタービンへ、水は再循環ポンプにより原子炉
へ再び供給される。一方、蒸気ドラムから流出する蒸気
流量は、タービン出力制御系の圧力制御装置によりター
ビンヘッダ圧力が一定となるよう、タービン加減弁の開
度の調節により制御される。蒸気ドラムへ流入する給水
流量は、給水制御装置により蒸気ドラムの水位が一定と
なるよう、主給水調節弁あるいは低流量給水調節弁の開
度の調節により制御される。
【0006】発電プラントの起動時には、原子炉出力の
増加に応じて、再循環ポンプの回転数を低速から高速に
切り替える。この時、原子炉内の圧力の変化や冷却能力
の増加により、原子炉や蒸気ドラムの冷却材中のボイド
が減少し、蒸気ドラム水位が低下する。このため、再循
環ポンプの速度切り替え信号に基づいて、圧力制御装置
のタービンヘッダ圧力の設定点を変更し、蒸気ドラムの
圧力を一時的に低下させる。この操作により、蒸気ドラ
ムの中の冷却材が減圧沸騰しボイドが増加するため、再
循環ポンプの速度切り替え時における蒸気ドラム水位の
低下は、抑制されることになる。
【0007】さらに、蒸気ドラムの水位が低下すると給
水制御装置が応答し、エンタルピーの低い多量の給水が
蒸気ドラムに供給される。その結果、冷却材中のボイド
が減少し蒸気ドラムの水位がさらに低下することにな
る。このことを防止するために、蒸気ドラムの水位設定
点を再循環ポンプの速度切り替え信号に基づいて一時的
に低下させ、給水制御装置による過剰な給水流量の応答
に起因する蒸気ドラムの水位変動を抑制する。
【0008】以上説明したように、従来技術では、再循
環ポンプの速度切り替え信号に基づいて圧力制御装置の
圧力設定点を変更することにより、蒸気ドラム内の圧力
を制御することで冷却材中のボイドを調節し、蒸気ドラ
ムの冷却材中のボイドの増減による水位変動を抑制す
る。また、冷却材中のボイドの過渡的な増減による水位
変動に対し、給水制御装置による給水流量が過剰に応答
しないように、再循環ポンプの速度切り替え信号に基づ
いて、給水制御装置の蒸気ドラムの水位設定点を変更す
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術は、
再循環ポンプの速度切り替え時における蒸気ドラムの水
位変動を抑制する効果的な方法である。しかしながら、
再循環ポンプの速度切り替え信号に基づいて圧力制御装
置のタービンヘッダ圧力の設定点、あるいは給水制御装
置の蒸気ドラム水位の設定点をそれぞれ変更するもので
あり、必ずしも蒸気ドラムの水位変動状態を考慮した水
位制御方法ではない。
【0010】すなわち、従来技術では、再循環ポンプの
速度切り替え操作以外の要因により、蒸気ドラムの水位
が変動した場合についての配慮がなく、迅速な水位変動
の抑制の効果を発揮できる事象が限定される。例えば、
制御棒操作により原子炉出力を変更する場合に、制御棒
の操作速度によっては蒸気ドラムの水位が、冷却材中の
ボイドの増減により変化することがある。また、再循環
ポンプの性能の変化や蒸気ドラムの動特性の変化等によ
る、蒸気ドラムの水位変動の変化に迅速には対応できな
い。
【0011】本発明の課題は、沸騰する液体を保有する
容器の液面変動を制御することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題は、熱源により
加熱されて沸騰する液体を保有する容器の液面計からの
出力信号が一定の値になるように容器に供給される液体
の流量を制御する給液制御を行うとともに、容器から流
出する蒸気の圧力を、液面計からの出力信号の変化率が
増加する場合に上昇させ、変化率が減少する場合に低下
させる圧力制御、または、熱源の熱出力を、液面計から
の出力信号の変化率が増加する場合に低下させ、変化率
が減少する場合に増加させる熱出力制御のいずれか一方
の制御を行う容器の液面制御方法であって、熱出力制御
によって液面が変動する場合は給液制御と圧力制御を行
い、圧力制御によって液面が変動する場合は給液制御と
熱出力制御とを行うことにより達成される。
【0013】また、容器の液面計からの出力信号の時間
あたりの変化率が比較的大きい場合に圧力制御を行い、
容器の液面計からの出力信号の時間あたりの変化率が比
較的小さい場合に容器へ供給する給液制御を行うことが
できる。
【0014】また、本発明は、液体を加熱する熱源と、
この熱源により加熱されて沸騰する液体を保有する容器
と、この容器の液面を検出し出力する液面計と、この液
面計からの出力信号が一定の値になるように容器に供給
される液体の流量を制御する給液制御手段と、容器から
流出する蒸気の圧力を、液面計からの出力信号の変化率
が増加する場合に上昇させ、変化率が減少する場合に低
下させる圧力制御手段と、熱源の熱出力を、液面計から
の出力信号の変化率が増加する場合に低下させ、変化率
が減少する場合に増加させる熱出力制御手段とを備え、
圧力制御手段及び熱出力制御手段のいずれか一方と給液
制御手段により液面を制御する容器の液面制御装置にお
いて、熱出力制御手段によって液面が変動する場合は給
液制御手段と圧力制御手段とで制御を行い、圧力制御手
段によって液面が変動する場合は給液制御手段と熱出力
制御手段とで制御を行うことを特徴とする。
【0015】
【0016】上記課題は、前記容器の液面計からの出力
信号に含まれる高周波成分に基づいて前記熱源の出力を
制御し、前記容器の液面計からの出力信号に含まれる低
周波成分に基づいて前記容器へ供給する給液流量を制御
することにより達成される。
【0017】ここで、前記容器が原子力発電プラントの
蒸気発生器であり、前記給液制御手段が前記液面計から
の出力信号により給水調節弁開度あるいは給水ポンプ回
転数を制御する手段であり、前記圧力制御手段がタービ
ン入口圧力を検出してタービン加減弁開度を操作する手
を備えた構成とすることができる。
【0018】また、前記液面計からの出力信号により前
記給液制御手段の水位設定点と、前記圧力制御手段の圧
力設定点とをそれぞれ一時的に変更することもできる。
【0019】上記課題は、液体を加熱する熱源と、該熱
源の熱出力を制御する熱出力制御手段と、前記熱源によ
り加熱されて沸騰する液体を保有する容器と、該容器の
液面を液面計により検出して供給される液体の流量を制
御する給液制御手段と、前記容器から流出する蒸気の圧
力を制御する圧力制御手段と、前記液面計からの出力信
号により前記熱出力制御手段と前記給液制御手段と前記
蒸気圧力制御手段とを制御し前記容器の液面を所望の値
とする手段とを有することにより達成される。
【0020】
【作用】上記構成によれば、容器が保有する液体は沸騰
状態にあり、蒸気によるボイドが存在し、そのボイド変
化による過渡的な液面変動は時間当りの変化率が大きい
為に容器へ供給される液体の流量制御では液面変動に追
従した制御が出来ないから、容器から流出する蒸気の圧
力を制御することによりボイドが変化し、ボイド変化に
よる過渡的な液面変動の抑制が可能と成る。
【0021】また、液体中のボイド変化が主原因で発生
する液面変動の他に、容器から流出する蒸気流量と容器
へ流入する給液流量との差により発生する容器の保有液
量の変化による液面変動については、時間当りの変化率
が小さい為に容器の液面計の出力信号と液面設定値との
偏差に基づいて給液制御手段により給液流量を制御する
ことで抑制する。
【0022】そして、液面計からの出力信号の変化率が
液面の低下を示す場合には前記容器から流出する蒸気圧
力を一時的に低下させると、液体中のボイドが増加して
液面が上昇する。反対に液面計からの出力信号の変化率
が液面の上昇を示す場合には前記容器から流出する蒸気
圧力を一時的に上昇させると、液体中のボイドが減少し
て液面が低下する。このようにして液面の変化に対して
蒸気圧力を変化させると液面変動を抑制することが出来
る。
【0023】更に、熱源の出力を制御することにより、
容器が保有する液体のボイドを変化させて液面変動を抑
制することが出来る。
【0024】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて詳細
に説明する。
【0025】第1実施例 図1は本発明を適用した新型転換炉発電プラントの蒸気
サイクルの制御ブロック図である。本図に示すように新
型転換炉発電プラントは、原子炉1で加熱された水から
気水分離し蒸気を発生させる機器として蒸気ドラム2を
有している。
【0026】本図において、原子炉冷却材である水は、
原子炉1の核分裂反応の熱により加熱沸騰され、蒸気ド
ラム2に送られる。蒸気ドラム2では冷却材が蒸気と水
に分離され、蒸気は主蒸気配管3を通ってタービン4
へ、また、水は再循環ポンプ5を用いて原子炉1へ再び
供給される。発電機6にて発電させるためにタービン4
を回転させた蒸気は、復水器7にて凝縮されて水とな
る。その後、復水ポンプ8や給水ポンプ9により昇圧さ
れ、蒸気ドラム2に給水される。
【0027】蒸気ドラム2の水位は、蒸気ドラム2から
流出する主蒸気流量と蒸気ドラム2へ流入する給水流量
との差、及び原子炉1や蒸気ドラム2の冷却材中のボイ
ドの量でほぼ定まる。主蒸気流量はタービン蒸気加減弁
10の開度により、また、給水流量は主給水調節弁11
の開度により、それぞれ制御される。
【0028】主給水調節弁11の開度は、以下のように
給水制御装置により制御される。すなわち、水位計12
により蒸気ドラム2の水位が検出され、給水制御装置の
水位加算器13にて蒸気ドラム水位信号S1とその設定
値信号S2との水位偏差信号S3が求められる。水位偏
差信号S3は、一次遅れ要素14にて変化率が大きな高
周波成分が取り除かれる。この修正水位偏差信号S4、
給水流量信号S5、及び主蒸気流量信号S6に時間遅れ
要素15による演算を行なった修正主蒸気流量信号S7
の三つの信号が、最終的にミスマッチ加算器16にて加
算される。その後、比例積分制御器17による演算が行
なわれて主給水調節弁11の開度要求信号S8となる。
これにより、蒸気ドラム2の水位が一定となるよう主給
水調節弁11の開度が調節され、給水流量が制御され
る。
【0029】蒸気ドラム2の水位制御に関する本実施例
の特徴は以下の処理内容にある。先ず、蒸気ドラム2の
水位偏差信号S3をタービンヘッダの圧力設定点調節器
18に入力する。次に、圧力設定点調節器18では水位
偏差信号S3の変化率を演算し、その変化率に基づいて
タービンヘッダの圧力設定点の変更信号S9を出力する
構成である。
【0030】一方、タービン蒸気加減弁10の開度制御
は、以下の方法による。圧力計19によりタービンヘッ
ダ圧力が検出され、タービン出力制御系の圧力加算器2
0に入力されてタービンヘッダ圧力信号S10とその設
定値信号S11、及び圧力設定点調節器18の出力との
圧力偏差信号S12が求められる。この圧力偏差信号S
12は、圧力制御装置21により進み遅れ補償を行った
後に圧力調定率を乗算し、全蒸気流量信号S13となっ
て低値選択回路22の一つの入力信号となる。また、タ
ービン4の回転数の検出信号S14とタービン回転数の
設定値S15との回転数偏差は、タービン出力制御系の
回転数加算器23にて求められる。この回転数偏差信号
S16には、速度制御装置24により速度調定率が乗算
され、さらに負荷加算器25により負荷信号S17が加
算され負荷追従信号S18となる。負荷追従信号S18
は、もう一つの入力信号である全蒸気流量信号S13と
共に、前述した低値選択回路22に入力される。通常、
負荷信号S17にはバイアス信号が加算されており、低
値選択回路22では、全蒸気流量信号S13が選択され
タービン蒸気加減弁10の開度要求信号S19となる。
これにより、タービンヘッダ圧力が一定となるようター
ビン蒸気加減弁10の開度が調節され、主蒸気流量が制
御される。
【0031】なお、タービンバイパス弁26は、タービ
ン4の回転数が何らかの原因にて異常に上昇した場合、
タービン4の保護の観点からタービン蒸気加減弁10の
開度を減少させるとともに、余剰となった蒸気ドラム2
の蒸気を復水器7に直接バイパスさせて、蒸気ドラム2
の異常な圧力の上昇を防止するために使用する。この
時、低値選択回路22では、負荷追従信号S18が選択
されることになる。
【0032】蒸気ドラム2の水位は、以下の要因にて変
動する。蒸気ドラム2から流出する主蒸気流量と蒸気ド
ラム2へ流入する給水流量とに差がある場合は、蒸気ド
ラム2の保有水量が変化することになるため、蒸気ドラ
ム水位が変化する。また、原子炉1や蒸気ドラム2の保
有水におけるボイドの量が変化することでも、蒸気ドラ
ム2の水位は変化する。特に、保有水のボイドの増減に
伴う水位変動は、蒸気ドラム2の保有水量の変化に伴う
水位変動に比較して、その過渡的変化の速度が早いため
給水制御装置による給水流量の制御だけでは、十分に水
位変動を抑制することができない場合がある。その為に
蒸気ドラム2の保有水のボイド変化に伴う、過渡的な水
位変動を抑制する必要がある。
【0033】ここでは、再循環ポンプ5の速度の切り替
え操作を例に取り、第1実施例の具体的な動作について
さらに説明する。
【0034】新型転換炉発電プラントの起動時には、原
子炉1の出力の増加に応じて原子炉1の冷却能力を増す
ために、切り替え信号S20により再循環ポンプ5の回
転数を低速S21から高速S22に切り替え、冷却材で
ある再循環流量を増加させる操作が必要となる。これ
は、例えば電動機の極数変換の為に電源27と再循環ポ
ンプ5を駆動する電動機巻線との接続を変更することに
より対応する。再循環流量の増加により、原子炉1や蒸
気ドラム2等の冷却材中のボイドが減少し、蒸気ドラム
2の水位は低下する。この蒸気ドラム2の水位偏差信号
S3をタービンヘッダの圧力設定点調節器18に入力
し、水位偏差信号S3の変化率を求める。そして、蒸気
ドラム2の水位信号S1の変化率が水位の減少を示す場
合には、水位変化率に応じて圧力設定点を一時的に下げ
る信号を圧力設定点調節器18からタービン出力制御系
に出力する。これにより、圧力制御装置21が制御動作
してタービン蒸気加減弁10の開度が増加し、蒸気ドラ
ム2から流出する主蒸気流量が増加することにより蒸気
ドラム2内の圧力が低下する。その結果、蒸気ドラム2
内の冷却材である水が減圧沸騰しボイドが再び増加し、
蒸気ドラム2の水位が上昇し水位変動が抑制されること
になる。一方、蒸気ドラム2の水位信号S1が水位の増
加を示す場合には、タービンヘッダ圧力の設定点を一時
的に高くする信号が、圧力設定点調節器18から出力さ
れる。
【0035】蒸気ドラム2の保有水のボイドの増減に伴
う水位変動は、その過渡的な変化速度が早いため、前述
したようにタービン出力制御系の応答速度の早い圧力制
御装置21の機能を用いて、蒸気ドラム2の圧力を一時
的に操作することにより、冷却材中のボイドの量を調整
し、その結果として蒸気ドラム2の水位を制御するもの
である。しかし、主蒸気流量と給水流量との差により、
蒸気ドラム2内の冷却材の保有水量が変化し、蒸気ドラ
ム2の水位が変化することに対しては、冷却材中のボイ
ドの量を調節するだけでは不十分である。このため、蒸
気ドラム2の水位信号S1と水位設定値S2との偏差の
大きさに応じて、給水制御装置により給水流量を制御す
る。
【0036】すなわち、蒸気ドラム2の水位信号S1
は、冷却材中のボイドの量の増減による変化と、冷却材
の保有水量の変化とが加算されたものである。冷却材中
のボイドの量の増減による変化率の早い過渡的な水位変
動については、前述したように、タービン出力制御系の
圧力制御装置21による蒸気ドラム2の圧力の操作によ
り、一時的には対応する。これに対し、冷却材の保有水
量の変化による比較的変化率の遅い水位変動、及び冷却
材中のボイドの量の増減による長期的な水位変動に対し
ては、給水制御装置による給水流量の調整にて対応する
必要がある。このため、蒸気ドラム2の水位偏差信号S
3に対して一次遅れ要素14を作用させ、冷却材中のボ
イドの量の過渡的な増減に起因するような変化速度の早
い成分については、水位偏差信号S3から取り除き、給
水制御装置への蒸気ドラム2の修正水位信号S4とす
る。
【0037】図2は本発明の実施例の蒸気ドラム2の水
位の応答を示す図表である。
【0038】本図は上記の再循環ポンプ5の回転速度を
低速S21から高速S22に切り替えた場合の蒸気ドラ
ム2の水位の応答を示す。
【0039】再循環ポンプ5の回転速度を低速信号S2
1から高速信号S22に切り替えることにより、再循環
流量信号S23は増加する。この再循環流量信号S23
の増加により、原子炉の冷却能力が増加するため原子炉
1あるいは蒸気ドラム2の冷却材中のボイドが減少し、
それに伴い蒸気ドラム2の水位信号S1も低下する。こ
の水位信号S1の負の変化率に応じて、圧力設定点調節
器18によりタービンヘッダの圧力信号S24の設定点
を一時的に低下させる。これにより、蒸気ドラム2の圧
力が低下し冷却材が減圧沸騰する。その結果、冷却材中
のボイドが増加し蒸気ドラム2の水位変動が抑制され
る。
【0040】第2実施例 図3は本発明を適用した他の新型転換炉発電プラントの
蒸気サイクルの制御ブロック図である。本実施例が第1
実施例と異なるのは、新型転換炉発電プラントの蒸気ド
ラム2の水位変動抑制の為に、原子炉出力を制御する点
である。原子炉1の出力制御は、基本的には以下の方法
による。
【0041】すなわち、本図において原子炉出力制御装
置29では、原子炉出力の設定信号S240と原子炉出
力検出器31による原子炉出力信号S26との偏差を出
力加算器28により求め、原子炉出力要求信号S25と
して出力する。この原子炉出力要求信号S25に基づい
て制御棒30により原子炉出力は制御されることにな
る。
【0042】このような構成において、蒸気ドラム2の
水位偏差信号S3を原子炉出力設定点調節器181に入
力し、水位偏差信号S3の変化率を求める。そして、例
えば、蒸気ドラム2の水位信号S1の変化率が水位の減
少を示す場合には、原子炉出力設定点を一時的に高める
ための原子炉出力設定点調整信号S230を出力加算器
28に出力する。これにより、原子炉出力が一時的に増
加し、これに伴い原子炉1や蒸気ドラム2内の冷却材中
のボイドが増加し、蒸気ドラム2の水位の低下が抑制さ
れることになる。
【0043】なお、蒸気ドラムの圧力を変更操作したこ
とが蒸気ドラムの水位変動の原因となった場合には、制
御棒操作による原子炉出力制御により対応することにな
る。また、原子炉の出力を変更操作したことが蒸気ドラ
ムの水位変動の原因となった場合には、タービン蒸気加
減弁による蒸気ドラムの圧力制御にて対応することにな
る。
【0044】第3実施例 本実施例は本発明を沸騰水型原子力発電プラント(BW
R)に適用したものである。
【0045】図4は本発明を適用した沸騰水型原子力発
電プラントの蒸気サイクルの制御ブロック図である。第
1実施例と異なるのは、原子炉101にて冷却材である
水が加熱沸騰され、蒸気ドラムでは無く原子炉101自
身において蒸気が発生する点である。また、原子炉出力
の調整は、再循環ポンプ51による再循環流量の調節
と、図示していないが原子炉101に挿入される制御棒
操作とにより行われる。原子炉水位の変動の抑制方法
は、第1実施例と同様である。
【0046】第4実施例 本実施例は本発明を加圧水型原子力発電プラント(PW
R)に適用したものである。
【0047】図5は本発明を適用した加圧水型原子力発
電プラントの蒸気サイクルの制御ブロック図である。本
図において、原子炉冷却材である一次系の水は、原子炉
102の核分裂反応の熱により加熱され、蒸気発生器2
01に送られる。途中、原子炉102内にて冷却材が沸
騰しないように加圧器33にて加圧される。蒸気発生器
201では、熱が一次系の水から二次系の水に交換さ
れ、二次系の水を加熱沸騰させる。その後、一次系の水
は、一次冷却材ポンプ52により原子炉102へ再び戻
される。蒸気発生器201にて発生した蒸気は、タービ
ン4を通過した後復水器7にて凝縮され水となる。この
水は、給水ポンプ91にて蒸気発生器201に給水され
る。
【0048】蒸気発生器201からの主蒸気流量はター
ビン蒸気加減弁10にて、また、蒸気発生器201への
給水流量は主給水調節弁111にて制御される。この給
水流量の調節により蒸気発生器201の水位が制御され
る。
【0049】主給水調節弁111の開度制御方法は、第
1実施例の場合と同様である。タービン蒸気加減弁10
の開度制御は、以下の方法による。圧力計19によりタ
ービン入口圧力が検出され、圧力加算器20にてタービ
ン圧力信号S10とその設定値信号S111、及び圧力
設定点調節器18の出力との圧力偏差信号S12が求め
られる。タービン圧力の設定値信号S111は、原子炉
出力検出器32にて検出した原子炉出力信号S32に基
づいて、圧力設定点発生器34により設定する。圧力偏
差信号S12は、圧力制御装置211により進み遅れ補
償を行った後に圧力調定率を乗算し、全蒸気流量信号S
13となって低値選択回路221の一つの入力信号とな
る。また、タービン4の回転数の検出信号S14とター
ビン回転数の設定値信号S15との回転数偏差は、回転
数加算器にて求められる。この回転数偏差信号S16
は、速度制御装置24により速度調定率が乗算され、速
度制御信号S27となる。さらに、速度制御信号S27
には、定格負荷信号S28が加算され系統負荷信号S2
9となり、低値選択回路221の入力となる。
【0050】一方、負荷制御器からの負荷制御信号S3
0と速度制御信号S27とは、高値選択回路35に入力
され負荷信号S31となり、低値選択回路221の入力
となる。低値選択回路221では、これらの三つの信号
S13、S31、及びS29から低値の信号を選択し、
タービン蒸気加減弁10の開度要求信号S19として出
力する。通常、加圧水型原子力発電プラントでは、負荷
信号S31が低値選択回路221で選択され、タービン
圧力を一定とする運転形態ではなく、負荷制御を優先す
る運転形態を採用している。タービン圧力の変動は、本
図では図示していないが、原子炉102に挿入する制御
棒の操作にて補償することになる。
【0051】本実施例の動作について、以下に説明す
る。蒸気発生器201の水位信号S1は、二次系冷却材
中のボイドの量の増減による変化と、冷却材の保有水量
の変化とが加算されたものである。冷却材中のボイドの
量の増減による変化率の早い過渡的な水位変動に対して
は、これまで説明してきたように、タービン蒸気加減弁
10の操作による蒸気発生器201の圧力を制御する方
法が、一時的には有効である。しかしながら、加圧水型
原子力発電プラントでは、通常、タービン圧力信号S1
0に基づいて、タービン蒸気加減弁10の制御をする構
成とはなっていない。このため、圧力設定点調節器18
により水位偏差信号S3の変化率に応じて、タービン圧
力設定点の変更信号S9を出力する場合には、タービン
蒸気加減弁10が圧力制御器211の出力である全蒸気
流量信号S13が選択されるようにするために、負荷制
御信号S30をタービン蒸気加減弁10の開度制御に関
して調整する。具体的には、圧力設定点を変更すること
で全蒸気流量信号S13が増加する場合には、負荷制御
信号S30も増加させ、負荷信号S31より全蒸気流量
信号S13が低値となるようにする。
【0052】以上の説明では、蒸気発生器201の水位
偏差信号S3の変化率に応じて、タービン圧力の設定点
信号S111を圧力設定点調節器18により一時的に変
更する例を述べた。この時、負荷制御信号S30も合わ
せて調節する必要がある。一方、圧力設定点調節器18
の機能を変え、タービン圧力の設定点信号S111を変
更するのではなく、負荷制御信号S30を変更すること
でも同様な効果がある。 以上述べたように、本実施例
の蒸気発生容器の水位制御方法及び装置では、蒸気発生
器の圧力、あるいは蒸気発生器にて蒸気を発生させるた
めの熱出力を一時的に変更する。これにより、蒸気発生
器内の過渡的なボイド変動に起因する水位変動について
は、効果的に抑制するができる。この時、蒸気発生器を
有する発電プラントの安全な運転を損なうことがないよ
うに、圧力の変更幅や弁開度変化幅、熱出力の変更幅等
に制限を設けることは当然である。
【0053】なお、本発明の適用は上述した原子力発電
プラントの蒸気ドラムや蒸気発生器に限定されものでは
無く、如何なる沸騰する液を保有する容器に適用しても
同等の効果が得られる。その具体例として、例えば化学
プラントの蒸発缶に適用して後続する機器に液が流入す
ることを防止出来る。このように以上に示す実施の形態
によれば、容器が保有する液体のボイド変化による時間
当りの変化率の大きい過渡的な容器から流出する蒸気の
圧力を制御することによりボイドが変化し、ボイドによ
る過渡的な液面変動の抑制が可能となる効果が得られ
る。また、時間当りの変化率が小さい液面変動に対して
は、給液制御手段により給液流量を制御して液面変動の
抑制が可能となる効果が得られる。
【発明の効果】本発明によれば、沸騰する液体を保有す
る容器の液面変動を制御することができる。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、容器が保有する液体の
ボイド変化による時間当りの変化率の大きい過渡的な容
器から流出する蒸気の圧力を制御することによりボイド
が変化し、ボイドによる過渡的な液面変動の抑制が可能
となる効果が得られる。また、時間当りの変化率が小さ
い液面変動に対しては、給液制御手段により給液流量を
制御して液面変動の抑制が可能となる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した新型転換炉発電プラントの蒸
気サイクルの制御ブロック図である。
【図2】本発明の実施例の蒸気ドラムの水位の応答を示
す図表である。
【図3】本発明を適用した他の新型転換炉発電プラント
の蒸気サイクルの制御ブロック図である。
【図4】本発明を適用した沸騰水型原子力発電プラント
の蒸気サイクルの制御ブロック図である。
【図5】本発明を適用した加圧水型原子力発電プラント
の蒸気サイクルの制御ブロック図である。
【符号の説明】
1 原子炉 2 蒸気ドラム 4 タービン 5 再循環ポンプ 9 給水ポンプ 10 タービン蒸気加減弁 11 主給水調節弁 12 水位計 14 一次遅れ要素 15 時間遅れ要素 17 比例積分制御器 18 圧力設定点調節器 19 圧力検出器 21 圧力制御装置 22 低値選択回路 24 速度制御装置 29 原子炉出力制御装置 30 制御棒 31 原子炉出力検出器 33 加圧器 51 再循環ポンプ 101 原子炉 181 原子炉出力設定点調節器 201 蒸気発生器 S1 水位信号 S3 水位偏差信号 S4 修正水位偏差信号 S5 給水流量信号 S6 主蒸気流量信号 S8 主給水調節弁開度要求信号 S9 圧力設定点変更信号 S19 蒸気加減弁開度要求信号 S23 再循環流量信号 S24 蒸気ドラム圧力変化信号 S230 原子炉出力設定点調整信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 英正 茨城県日立市森山町1168番地 株式会社 日立製作所 エネルギー研究所内 (56)参考文献 特開 昭59−195008(JP,A) 特開 昭57−187503(JP,A) 実開 昭55−46973(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05D 9/12 F22D 6/30 G21D 3/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱源により加熱されて沸騰する液体を保
    有する容器の液面計からの出力信号が一定の値になるよ
    うに前記容器に供給される液体の流量を制御する給液制
    御を行うとともに、 前記容器から流出する蒸気の圧力を、前記液面計からの
    出力信号の変化率が増加する場合に上昇させ、変化率が
    減少する場合に低下させる圧力制御、または、前記熱源
    の熱出力を、前記液面計からの出力信号の変化率が増加
    する場合に低下させ、変化率が減少する場合に増加させ
    る熱出力制御のいずれか一方の制御を行う容器の液面制
    御方法であって、 前記熱出力制御によって前記液面が変動する場合は前記
    給液制御と前記圧力制御を行い、前記圧力制御によって
    前記液面が変動する場合は前記給液制御と前記熱出力制
    御とを行う ことを特徴とする容器の液面制御方法。
  2. 【請求項2】 前記容器の液面計からの出力信号の時間
    あたりの変化率が比較的大きい場合に前記圧力制御を行
    い、前記容器の液面計からの出力信号の時間あたりの変
    化率が比較的小さい場合に前記容器へ供給する給液制御
    を行うことを特徴とする請求項1に記載の容器の液面制
    御方法。
  3. 【請求項3】 液体を加熱する熱源と、熱源により加
    熱されて沸騰する液体を保有する容器と、該容器の液面
    検出し出力する液面計と、 該液面計からの出力信号が一定の値になるように前記容
    器に供給される液体の流量を制御する給液制御手段と、 前記容器から流出する蒸気の圧力を、前記液面計からの
    出力信号の変化率が増加する場合に上昇させ、変化率が
    減少する場合に低下させる圧力制御手段と、 前記熱源の熱出力を、前記液面計からの出力信号の変化
    率が増加する場合に低下させ、変化率が減少する場合に
    増加させる熱出力制御手段とを備え、 前記圧力制御手段及び前記熱出力制御手段のいずれか一
    方と前記給液制御手段により前記液面を制御する容器の
    液面制御装置であって、 前記熱出力制御手段によって前記液面が変動する場合は
    前記給液制御手段と前記圧力制御手段とで制御を行い、
    前記圧力制御手段によって前記液面が変動する場合は前
    記給液制御手段と前記熱出力制御手段とで制御を行うこ
    とを特徴とする 容器の液面制御装置。
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