JPS5928549B2 - 1h−1,2,4−トリアゾ−ルの製造方法 - Google Patents

1h−1,2,4−トリアゾ−ルの製造方法

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JPS5928549B2
JPS5928549B2 JP55156768A JP15676880A JPS5928549B2 JP S5928549 B2 JPS5928549 B2 JP S5928549B2 JP 55156768 A JP55156768 A JP 55156768A JP 15676880 A JP15676880 A JP 15676880A JP S5928549 B2 JPS5928549 B2 JP S5928549B2
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hydrazine
triazole
reaction
molar ratio
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ジヨン・テイ−・グプトン
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D249/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings having three nitrogen atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D249/02Heterocyclic compounds containing five-membered rings having three nitrogen atoms as the only ring hetero atoms not condensed with other rings
    • C07D249/081,2,4-Triazoles; Hydrogenated 1,2,4-triazoles

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Pretreatment Of Seeds And Plants (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ヒドラジンとホルムアミドとの反応によるI
H−1・2・4−トリアゾールの製造方法に関するもの
である。
IH−1・ 2 ・ 4−トリアゾールは植物保護剤、
特に殺菌剤製造のための重要な中間生成物である。
この種の生成物、その製造方法ならびに用途は、米国特
許第3912752号および第4079062号明細書
に開示されている。
1H−1・2・4−トリアゾールが、ホルミルヒドラジ
ンとホルムアミドとを同じ当量で徐々に100′Cに加
熱して(その間に水とアンモニアが生じる)、温度を3
0分間後に260℃に上昇し、この温度で1H−1・2
・4−トリアゾールを蒸留することによつて製造される
ことは知られている。
この方法によれば、1H−1・2・4−トリアゾールは
理論量の約50%の収量で得られる〔ジ一.ペリザリ(
G.Pelllzari)、ガゼツタ・キミカ・イタリ
アーア(Gazz.Chim.ital.)、第24巻
、第2号、第222−229頁(1894年)およびベ
リヒト・デア・ドイチエン・ヘミツシエン・ゲゼルシヤ
フト(Ber.dtsch.Chem.Ges.)、第
27(R)巻、第801頁(1894年)〕。ヒドラジ
ン水化物(1モル)とホルムアミド(2モル)とを第1
反応段階で反応させてジホルミルヒドラジンとし、次に
これを第2反応段階で、液体アンモニア中にて加圧下の
閉鎖系で24時間200′Cで反応させて1H−1・2
・4−トリアゾールを得る方法も知られている。
この場合には、1H−1・2・4−トリアゾールは使用
したヒドラジン水化物量に対して理論量の65%の収量
で得られる〔ジヤーナル・オブ・アメリカン・ケミカル
・ソサイエテイ一(J.Amer.Chem.SOc.
)第77巻、第622頁(1955年)〕。1H−1・
2・4−トリアゾールを製造するためのさらに別の公知
方法は、ヒドラジン水化物1モルを約3モルのホルムア
ミドと190〜260゜Cに加熱する方法である。
ヒドラジン水化物とホルムアミドとの混合物は、先ずジ
ホルミルヒドラジンを形成させるために70〜120℃
に加熱され、次に得られたジホルミルヒドラジンとホル
ムアミドとの混合物は260℃以下の温度、好ましくは
180〜220゜Cの温度に加熱され、この間に1H−
1・2・4−トリアゾールが理論量の80〜90%の収
量および約90%の純度で得られる。この方法で高収量
を得るためには反応を3段階の連続装置で行なう必要が
ある(ルクセンブルグ大公国特許第61617号明細書
)。1H−1・2・4−トリアゾール製造のための他の
公知方法は、ホルムアミドとヒドラジン水化物とをアン
モニア存在下にモル比1:2ないし1:27で100〜
25『Cで反応させる方法である。
この反応方法は第1段階の反応温度100〜120℃、
第2段階の反応温度180〜200℃、第3段階の反応
温度210〜230℃の3段階反応装置で実施され、こ
の時110〜140℃で凝縮する揮発性の第2段階反応
生成物は第2段階に戻し、40〜80℃で凝縮する液状
の第3段階生成物は第1段階に戻しながら反応させる。
この方法によれば、1H−1・2・4−トリアゾールは
理論量の93〜94%の収量および90〜98%の純度
で得られる(ドイツ国特許公開第2802491号公報
)。
上記の従来技術に関する説明かられかるとおり、従来の
方法では非常に高価な装置および複雑な操作によつて、
例えば操作を一連の攪拌式容器中で、各段階で生じた副
生成物をフイードバツクしながら行なわなければ、高収
率および高純度は得られない。
したがつて、本発明の目的は1H−1・2・4−トリア
ゾールが簡単な方法で高収量かつ高純度で得られる方法
を提供することにある。本発明によれば、ヒドラジンを
予め160〜180℃に加熱した過剰量のホルムアミド
中へ、ホルムアミドとヒドラジンのモル比が少なくとも
2.5:1となるよう添加し、反応中に生成した副生成
物、水、アンモニアおよびぎ酸を反応中に直接留去し、
そして未反応のホルムアミドを反応後に留去して、生成
した1H−1・2・4−トリアゾールを残留物として得
ることよりなる1H−1・2・4−トリアゾールの製法
が提供される。
ヒドラジンは無水物として使用しても水化物として使用
してもよい。しかしながら、無水ヒドラジンは製造が困
難であること、さらに本発明で使用する反応温度で不安
定であり、また毒性を有するので取り扱いに問題がある
ことなどから含水ヒドラジンを使用することが好ましい
。ヒドラジンの水分含量は10〜50重量%でよい。ヒ
ドラジン水化物はその組成からみてヒドラジンの64%
水溶液とみなされるが、これを使用すると特に都合が良
いことが見出された。前記のとおり、ホルムアミドとヒ
ドラジンのモル比は少なくとも2.5:1である。
好ましくはホルムアミドとヒドラジンのモル比は少なく
とも4:1である。ホルムアミドのモル量の過剰程度そ
れ自体は反応過程にとつて特に重大ではない。過剰の程
度は第一に経済上の観点から決定される。その理由は、
ホルムアミド対ヒドラジンのモル比を大きくすると、反
応完了後に留去すべきホルムアミドの量が増大し、その
ためにこの方法の実施に必要なエネルギー量が増大して
しまうためである。実際上ホルムアミドとヒドラジンの
モル比は4:1ないし8:1にすると有利であることが
見出された。ホルムアミドとヒドラジンのモル比4.5
:1ないし6:1にすると特に有利である。反応温度に
加熱されたホルムアミドにヒドラジンを添加する方法は
、本発明の方法がうまく実施できるかどうかにとつて特
に重要である。
本発明の方法では、ヒドラジンは反応温度に予め加熱さ
れたホルムアミド中に、反応温度が保持される速度で添
加する。この添加は原則として数時間要する。このヒド
ラジン添加時間は2ないし4時間にすると特に有利であ
る。ヒドラジンの添加は、反応温度に加熱されたホルム
アミド表面より下に攪拌しながら少しづつ流し込んで添
加すると有利である。この条件では、ホルムアミドとヒ
ドラジンとの反応は非常に急速に進行する。この急速な
反応および副生成物、水、アンモニアおよびぎ酸を反応
混合物から直ちに除去することによつて、ヒドラジンの
濃度が常に低く保たれ、また多くの場合に中間生成物の
モノ一およびジホルミルヒドラジンの反応相手としての
過剰量のホルムアミドの存在が保証される。このように
して、従来方法でしばしば認められる4−アミノ−1・
2・4−トリアゾールおよび4−ホルムアミジノ一1・
2.4−トリアゾールのような副生成物の生成が実質的
に回避される。ヒドラジン添加の完了後、反応混合物を
反応温度でさらに1〜2時間攪拌する。前記したとおり
、本発明の方法は160〜180℃の温度で行なう。
本発明の方法は、実際にはこれより高い温度あるいは低
い温度で行なうこともできるが、しかしながら、160
℃より低い温度では反応時間がかなり長くなり、180
℃より高い温度ではホルムアミドの分解が速まることを
考慮する必要がある。168〜172゜Cの反応温度が
特に有利である。
反応完了後の反応混合物中に存在する1H−1・2・4
−トリアゾールを単離するには種々の方法が可能である
例えば1H−1・2・4−トリアゾールを過剰のホルム
アミドから、水を除去した後、結晶化することにより単
離することができる。結晶化後に1H−1・2・4−ト
リアゾールに付着しているホルムアミドは、メチルエチ
ルケトン、テトラヒドロフラン、または酢酸エチルのよ
うな適当な有機溶液で洗浄して除去することができる。
しかしながら、このような方法では反応混合物中に存在
する1H−1・2・4−トリアゾールのうち、わずか4
0〜50%しか単離されず、そのため、1H−1・2・
4−トリアゾールを含む水化物を再度単離操作に付す必
要が生ずる。好ましくは、1H−1・2・4−トリアゾ
ールは、過剰のホルムアミドを減圧、例えば20〜10
0湘Hgの減圧で留去して単離する。反応混合物を蒸留
処理する時は、最初に20〜30mmHgでの沸点95
〜110℃の、ホルムアミドを僅か約30%含むフラク
シヨンが得られる。このフラクシヨンから再蒸留して該
フラクシヨン中に含まれるホルムアミドの約70%を回
収することができる。20〜30mmHgでの沸点11
0〜135℃の第2フラクシヨンはホルムアミド約85
%を含有し、そのままで、ヒドラジンとの次回の反応に
使用することができる。
この85%ホルムアミドは約1%の1H−1・2・4−
トリアゾールの外に主に水、・ぎ酸およびぎ酸アンモニ
ウムを不純物として含有する。反応混合物を蒸留処理し
て回収したホルムアミドの多くの部分がヒドラジン?の
次回の反応に直接使用できる事実からみて、減圧蒸留法
が反応混合物を処理するための最も経済的方法である。
過剰のホルムアミドを減圧で留去した後、1H一1・2
・4−トリアゾールは溶融物を、直接冷却した面上に移
して、固化した溶融物を粉砕するか、あるいは適当な融
媒を加えて溶媒中から結晶化することによつて得られる
。結晶化による方法によれば、より純度の高い生成物が
得られる。上記の溶融物から直接1H−1・2・4−ト
リアゾールを得る方法は、非常に操作が簡単である。収
量に全くロスが無く、また別の物質を1H−1・2・4
・トリアゾールに加えることもない。溶融物から直接得
たトリアゾールは通常、純度が94%で、4−ホルムア
ミジノ一1・2・4−トリアゾール0.5〜1.2%お
よび4−アミノ−1・2・4−トリアゾール0.3〜0
.4%を含有する。その他の水、ぎ酸およびホルムアミ
ドのような不純物は0.6%以下の合計量で存在する。
溶融物から1H−1・2・4−トリアゾールを得るとき
は、生成物の分解は観察されない。生成物の色は明るい
茶色ないし暗褐色もしくは赤褐色である。着色の少ない
生成物が欲しい場合は、ホルムアミドを低圧および低温
で蒸留することができる。生成物の着色は、連続蒸留す
れば分解の発生が少なくなるため減少させることができ
る。しかしながら、溶融物から得られた純度94%の1
H−1・2・4トリアゾールは殺菌および殺微生物作用
を有する物質ならびに他の有害生物防除剤の合成に直接
使用するのに適する。1H−1・2・4−トリアゾール
は、ホルムアミドを留去した後得られた溶融物を適当な
溶媒から再結晶することによつて、より純度の高い状態
で得られる。
適する溶媒は、例えば酢酸エチル、テトラヒドロフラン
、メチルエチルケトンおよびホルムアミドである。結晶
化により得られる1H1・2・4−トリアゾールは純度
96〜98%であり、4−ホルムアミジノ一1・2・4
−トリアゾール0.3%以下および4−アミノ−1・2
・4−トリアゾール0.1%以下を含有する。溶融物の
再結晶を酢酸エチルで行なうときは、1H−1・2・4
−トリアゾールは理論量に対して平均87%の収量で得
られる。このときの母液からさらに理論量に対して9%
の1H−1・2・4−トリアゾールを回収することがで
きる。この回収のためには、溶媒を母液から留去し、残
留物をテトラヒドロフランまたはメチルエチルケトン中
に分散し、分散液を沢過する。これにより、母液中に存
在する1H−1・2・4−トリアゾールの約70%が回
収される。1H−1・2・4−トリアゾールは結晶化お
よび続いて母液を処理することにより、理論量に対して
93〜95%の総収量で得られる。
本発明の方法の好ましい実施態様によれば、ホルムアミ
ドは168〜172℃に加熱され、ヒドラジン水化物が
この温度で攪拌下に2〜4時間でホルムアミド表面より
下にホルムアミドとヒドラジンのモル比が少なくとも4
:1となるように導入され、副生成物、水、アンモニア
およびぎ酸は反応中に直接に留去され、続いて過剰のホ
ルムアミドが減圧留去されて、以上により1H−1・2
・4−トリアゾールが溶融物として得られる。本発明の
方法によれば、1H−1・2・4−トリアゾールがホル
ムアミドおよびヒドラジンから、簡単な方法で、収率よ
くそして非常に高純度で得られる。比較的少過剰量のホ
ルムアミドを使用する本発明の方法で、4−アミド−1
・2・4−トリアゾールおよび4−ホルムアミジノ一1
・2・4−トリアゾールのような望ましからぬ副生成物
の生成が大部分回避される。本発明の方法は、少過剰量
のホルムアミドを使用することにより可能になつた。比
較のため述べれば、ホルムアミドおよびヒドラジン水化
物を一緒に混合し、その後反応温度まで加熱する方法で
1H−1・2・4−トリアゾールを製造する場合には、
理論量の90%の収量を得るためにはホルムアミドとヒ
ドラジン水化物のモル比を少なくとも12:1にしなけ
ればならないことに注意すべきである。本発明の方法は
、連続的に実施しても有利である。以下、実施例に基づ
いて本発明を詳しく説明する。
実施例 1 (a) ヒドラジン水化物とホルムアミドとの反応31
の5ツロ丸底フラスコ中で、ホルムアミド1440y(
32モル)を170℃に加熱し、温度制御装置で170
〜172℃に保ち、この予め加熱したホルムアミドの表
面より下に、攪拌しながらヒドラジン水化物400.5
7(8.0モル)を1時間当り2〜3モルの速度で導入
した。
ヒドラジン添加の間にアンモニア、水およびぎ酸が激し
く発生したが、これらを蒸留カラムを通して留去した。
このとき、蒸留カラムの上部は100℃より低く保ち、
ホルムアミドの消失を出来るだけ抑制した。ヒドラジン
水化物の添加が終了した後、反応混合物をさらに1.5
時間170℃に保持し、次いで反応混合物を室温に令却
した。これにより、黄色の溶液1200〜1250yが
得られ、これを放置すると結晶化した。得られた溶液は
1H−1・2・4−トリアゾールを42〜45%を含み
、この時点で理論量の95〜98%の収量に相当した。
(b)反応混合物からの1H−1・2・4−トリアゾー
ルの単離前言菫a)で反応混合物を170℃で1.5時
間後撹拌した後の反応容器を、減圧蒸留装置に接続し、
ホルムアミドを20mmHgで留去した。
第1フラクシヨンとして105〜110℃を通過した留
分150〜175m1が得られ、このフラクシヨンは約
30%のホルムアミドを含んでいた。蒸留を継続し、第
2フラクシヨンとして沸点115〜120℃の留分35
0〜400meを得た。次いで加熱を中止して残留物の
温度が130℃より高くなるのを防いだ。これによつて
1H−1・2・4−トリアゾール93〜95%を含有す
る赤褐色溶融物540〜570yが得られ、この収量は
ヒドラジン水化物に対して理論量の92〜97%に相当
した。この溶融物を固化後に粉砕した。(c)粗1H−
1・2・4−トリアゾールの再結晶(5)で得た粗1H
−1・2・4−トリアゾールの溶融物を約80℃に冷却
し、反応容器中でメチルエチルケトン、テトラヒドロフ
ラン、酢酸エチルまたはホルムアミドのような溶媒を充
分量加えた後、加熱および撹拌によつて完全に溶解した
得られた溶媒を次いで10′Cに冷却すると、この間に
結晶性スラツジが生じたので、これを沢過して結晶状1
H−1・2・4−トリアゾールを単離した。乾燥後、1
H−1・2・4−トリアゾール96〜98%を含有する
茶色ないし赤色の生成物480〜5107お得られ、収
量は理論量の84〜90%に相当した。母液から溶媒の
一部を留去することにより、1H1・2・4−トリアゾ
ールの第2フラクシヨンを回収し、沢過して、テトラヒ
ドロフランまたはメチルエチルケトンで洗浄した。この
ようにして得た総収量理論量の92〜94%の1H一1
・2・4−トリアゾールは、そのままであるいはさらに
精製して使用できる。実施例 2 (a)ホルムアミド25527(40モル)とヒドラジ
ン水化物400.57(8モル)とを実施例1(a)に
記載した方法で反応させた。
反応完了後室温に冷却した結果、1H−1・2・4−ト
リアゾールを23.5%含有する黄色溶液23007が
得られ、その時点での収量はヒドラジンに対して理論量
の97.8%に相当した。(b)(a)で得た溶液から
実施例1(b)の方法で過剰のホルムアミドを留去した
その結果1H−1・2・4−トリアゾール96%を含有
する粗生成物5607が得られ、ヒドラジンに対する収
量は97.3%に相当した。(c)(b)で得た粗生成
物を酢酸エチルから再結晶し、1H−1・2・4−トリ
アゾールを98%含有する黄色生成物4967を得、ヒ
ドラジンに対する収量は理論量の87.9%に相当した

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ヒドラジンを160〜180℃に予め加熱した過剰
    量のホルムアミド中へ、ホルムアミドとヒドラジンのモ
    ル比が少なくとも2.5:1となるように添加し、生じ
    た副生成物、水、アンモニアおよびぎ酸を反応中に直接
    留去し、反応後に未反応のホルムアミドを留去し、生成
    した1H−1・2・4−トリアゾールを残留物として得
    ることを特徴とする1H−1・2・4−トリアゾールの
    製造方法。 2 含水ヒドラジンを使用する特許請求の範囲第1項記
    載の製造方法。 3 ヒドラジンを水化物の形で使用する特許請求の範囲
    第1項または2項記載の製造方法。 4 ホルムアミドおよびヒドラジンをモル比少なくとも
    4:1で使用する特許請求の範囲第1項記載の製造方法
    。 5 ホルムアミドおよびヒドラジンをモル比4:1ない
    し8:1で使用する特許請求の範囲第1項または4項記
    載の製造方法。 6 ホルムアミドおよびヒドラジンをモル比4.5:1
    ないし6:1で使用する特許請求の範囲第1項、4項ま
    たは5項のいずれか一項記載の製造方法。 7 ヒドラジンを2ないし4時間かけて、反応温度に加
    熱されたホルムアミドの表面より下に導入する特許請求
    の範囲第1項記載の製造方法。 8 ホルムアミドとヒドラジンとの反応を168ないし
    172℃の温度で行なう特許請求の範囲第1項記載の製
    造方法。 9 未反応のホルムアミドを反応終了後減圧下に留去す
    る特許請求の範囲第1項記載の製造方法。 10 未反応のホルムアミドを留去して得られた粗生成
    物を酢酸エチル、テトラヒドロフラン、メチルエチルケ
    トンまたはホルムアミド中から再結晶する特許請求の範
    囲第1項記載の製造方法。 11 ホルムアミドを168〜172℃に加熱し、ヒド
    ラジン水化物をこの温度で2〜4時間かけて攪拌しなが
    ら前記ホルムアミド表面より下に、ホルムアミドとヒド
    ラジンのモル比が少くとも4:1となるように導入し、
    反応中に副生成物、水、アンモニアおよびぎ酸を直接留
    去し、次いで未反応のホルムアミドを減圧下に留去する
    特許請求の範囲第1項記載の製造方法。
JP55156768A 1979-11-07 1980-11-07 1h−1,2,4−トリアゾ−ルの製造方法 Expired JPS5928549B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US92257 1979-11-07
US06/092,257 US4267347A (en) 1979-11-07 1979-11-07 Method for direct preparation for 1,2,4-triazole from hydrazine and formamide

Publications (2)

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JPS5681570A JPS5681570A (en) 1981-07-03
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EP (1) EP0030209B1 (ja)
JP (1) JPS5928549B2 (ja)
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BR (1) BR8007200A (ja)
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