JPS5928376B2 - 蚕用飼料 - Google Patents
蚕用飼料Info
- Publication number
- JPS5928376B2 JPS5928376B2 JP55049905A JP4990580A JPS5928376B2 JP S5928376 B2 JPS5928376 B2 JP S5928376B2 JP 55049905 A JP55049905 A JP 55049905A JP 4990580 A JP4990580 A JP 4990580A JP S5928376 B2 JPS5928376 B2 JP S5928376B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- silkworms
- feed
- extract
- brown algae
- growth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Feed For Specific Animals (AREA)
- Fodder In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は蚕の人工飼料に係り、とくに蚕の成長を支持す
るに足る栄養物を含んだ飼料粗成物に対して蚕の成長促
進物質として褐藻類又はその抽出物を添加してなる蚕の
人工飼料に関するものである。
るに足る栄養物を含んだ飼料粗成物に対して蚕の成長促
進物質として褐藻類又はその抽出物を添加してなる蚕の
人工飼料に関するものである。
古来より蚕は桑葉だけで飼育されてきたが、近来人工飼
料の研究が進み、実用化の段階に入っており、１〜３令
の稚蚕期は実用化されている。
料の研究が進み、実用化の段階に入っており、１〜３令
の稚蚕期は実用化されている。
使用されている人工飼料の成分としては、ビタミン、ア
ミノ酸、無機塩などのほか、ソルビン酸、抗生物質など
の防腐剤、β−シトステロールなどの噛咬因子、クエン
酸などの有機酸、没食子酸をはじめとするポリフェノー
ル酸などの成長促進因子が含まれており、大量物質とし
て脱脂大豆粉末、キナコ、豆腐粉、米粉、小麦粉、大麦
粉などの穀類またはその処理物、澱粉、蔗糖、ブドウ糖
、寒天、ＣＭＣ１酵母、魚粉などの増量、希釈剤のほか
に牧草として知られるアルファルファの粉末、培養緑藻
類としてクロレラの粉末なども用いられている。
ミノ酸、無機塩などのほか、ソルビン酸、抗生物質など
の防腐剤、β−シトステロールなどの噛咬因子、クエン
酸などの有機酸、没食子酸をはじめとするポリフェノー
ル酸などの成長促進因子が含まれており、大量物質とし
て脱脂大豆粉末、キナコ、豆腐粉、米粉、小麦粉、大麦
粉などの穀類またはその処理物、澱粉、蔗糖、ブドウ糖
、寒天、ＣＭＣ１酵母、魚粉などの増量、希釈剤のほか
に牧草として知られるアルファルファの粉末、培養緑藻
類としてクロレラの粉末なども用いられている。
これらのものは粉末状で、使用に当って水を加え、加熱
滅菌したのち蚕に給与する。
滅菌したのち蚕に給与する。
近時、人工飼料による蚕の飼育が多く試みられており、
種々の物質の添加により蚕体型などにおいて一応の成果
があげられているが、まだ春型時の桑葉前垂にくらべる
と劣っている。
種々の物質の添加により蚕体型などにおいて一応の成果
があげられているが、まだ春型時の桑葉前垂にくらべる
と劣っている。
本発明者らは人工飼料前垂の成長を良くす怪く種々死所
の結果、従来の人工飼料に褐藻類またはその抽出物を添
加することにより、飼育成績を向上できることを明らか
にした。
の結果、従来の人工飼料に褐藻類またはその抽出物を添
加することにより、飼育成績を向上できることを明らか
にした。
即ち本発明は褐藻類またはその抽出物を含んでなる蚕の
人工飼料である。
人工飼料である。
昆虫である蚕はその食物選択性がつよく、とくに１〜３
令の稚蚕期はその傾向がつよいので、まず蚕が忌避しな
いものをえらび、それを与えて生長効果をみることにな
る。
令の稚蚕期はその傾向がつよいので、まず蚕が忌避しな
いものをえらび、それを与えて生長効果をみることにな
る。
本発明者は、この点から検討を進めた結果、褐藻類であ
るコンブ、ワカメ、カシメなどを人工飼料に加えたとき
、よくこれを食下し、しかも蚕の生長を促進する効果の
あることを見出した。
るコンブ、ワカメ、カシメなどを人工飼料に加えたとき
、よくこれを食下し、しかも蚕の生長を促進する効果の
あることを見出した。
このことは蚕が桑を唯一の飼料として飼育されてきたこ
とから、褐藻類又はその抽出物を食下し、しかもそれに
よって生長を促進されるということは予 測もされない
事実である。
とから、褐藻類又はその抽出物を食下し、しかもそれに
よって生長を促進されるということは予 測もされない
事実である。
褐藻類としては、コンブ、ワカメ、カシメ、アラン、ク
ロメ、モヅク、ホンダワラ、レッソニアなどほとんどの
ものが用いられ、原藻を乾燥、粉末化したもの及び、水
または低級アルコールなどの親水性容媒で抽出した抽出
物も用いられ、さらにアルギン酸を抽出した残りの褐藻
類粉末も用いることができる。
ロメ、モヅク、ホンダワラ、レッソニアなどほとんどの
ものが用いられ、原藻を乾燥、粉末化したもの及び、水
または低級アルコールなどの親水性容媒で抽出した抽出
物も用いられ、さらにアルギン酸を抽出した残りの褐藻
類粉末も用いることができる。
抽出物の抽出量は褐藻類の原料、抽出溶媒、抽出条件な
どで異なるが、原料に対して３〜１０％の抽出物が得ら
れる。
どで異なるが、原料に対して３〜１０％の抽出物が得ら
れる。
褐藻類の添加量は飼料に対して、乾燥粉末として、０９
１〜５％であり、望ましくは０．３〜３．５％である。
１〜５％であり、望ましくは０．３〜３．５％である。
抽出物の添加量は原点の０．１〜５％相当量、即ち抽出
物として０．００３〜０．５％である。
物として０．００３〜０．５％である。
本発明の褐藻類又はその抽出物を添加した人工飼料で蚕
を飼育するとき、無添加のものに比較して蚕の生育はよ
く揃い、しかも８日目の平均体重において約２５係の増
体重を示した。
を飼育するとき、無添加のものに比較して蚕の生育はよ
く揃い、しかも８日目の平均体重において約２５係の増
体重を示した。
人工飼料に適量の褐藻類粉末またはその抽出物を添加す
ることによって、その飼料価値をたかめることは益すと
ころ極めて大きい。
ることによって、その飼料価値をたかめることは益すと
ころ極めて大きい。
次に実施例で本発明を説明する。
実施例
第１表に示す基本飼料にワカメ、コンブ、ホンダワラ、
カシメ、アオサ、ヒジキの各粉末及びワカメの水抽出物
、メタノール抽出物、コンブのメタノール抽出物を添加
した飼料で蚕を飼育し、掃立後８日目の飼育成績を無添
加飼料で飼育したときの成績と比較して第２表に示した
。
カシメ、アオサ、ヒジキの各粉末及びワカメの水抽出物
、メタノール抽出物、コンブのメタノール抽出物を添加
した飼料で蚕を飼育し、掃立後８日目の飼育成績を無添
加飼料で飼育したときの成績と比較して第２表に示した
。
試験区は各区８０頭で行なった。
飼料調製は約２．２倍量の水を加え、練合したのち、１
０５℃、２０分加熱滅菌したものを使用し、蚕品種は郡
光×万里を使用し、２９℃で飼育を行なった。
０５℃、２０分加熱滅菌したものを使用し、蚕品種は郡
光×万里を使用し、２９℃で飼育を行なった。
なおワカメの水抽出物、メタノール抽出物およびコンブ
のメタノール抽出物の収量は夫々原料褐藻に対して５％
、６％及び８％であった。
のメタノール抽出物の収量は夫々原料褐藻に対して５％
、６％及び８％であった。
従って表２で示した抽出物の試験は原料褐藻ｉ、ｏ％に
相当する量である。
相当する量である。
この結果を見ると本発明は無添加に比較して優れた結果
が得られた。
が得られた。
Claims (1)
- １ 褐藻類又はその抽出物を含んでなる乗用飼料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55049905A JPS5928376B2 (ja) | 1980-04-15 | 1980-04-15 | 蚕用飼料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55049905A JPS5928376B2 (ja) | 1980-04-15 | 1980-04-15 | 蚕用飼料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56148245A JPS56148245A (en) | 1981-11-17 |
| JPS5928376B2 true JPS5928376B2 (ja) | 1984-07-12 |
Family
ID=12844018
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP55049905A Expired JPS5928376B2 (ja) | 1980-04-15 | 1980-04-15 | 蚕用飼料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5928376B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS615179U (ja) * | 1984-06-13 | 1986-01-13 | 早千子 小玉 | ストロ− |
| JPS63179877U (ja) * | 1987-05-12 | 1988-11-21 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100363112B1 (ko) * | 2000-04-27 | 2002-12-05 | 벤트리 주식회사 | 감태로부터 분리된 신규 물질, 이의 추출 및 정제방법, 및항산화제로 사용하는 용도 |
| KR100363111B1 (ko) * | 2000-04-27 | 2002-12-05 | 벤트리 주식회사 | 감태로부터 분리된 신규 물질, 이의 추출 및 정제방법, 및항산화제로 사용하는 용도 |
| US8722098B2 (en) * | 2007-09-06 | 2014-05-13 | Pukyong National University Industry-Academic Cooperation | Ecklonia cava extracts for alleviating or preventing asthmatic reactions |
-
1980
- 1980-04-15 JP JP55049905A patent/JPS5928376B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS615179U (ja) * | 1984-06-13 | 1986-01-13 | 早千子 小玉 | ストロ− |
| JPS63179877U (ja) * | 1987-05-12 | 1988-11-21 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56148245A (en) | 1981-11-17 |
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