JPS5928206Y2 - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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Publication number
JPS5928206Y2
JPS5928206Y2 JP11333479U JP11333479U JPS5928206Y2 JP S5928206 Y2 JPS5928206 Y2 JP S5928206Y2 JP 11333479 U JP11333479 U JP 11333479U JP 11333479 U JP11333479 U JP 11333479U JP S5928206 Y2 JPS5928206 Y2 JP S5928206Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat exchanger
heat
temperature
cooling water
water
Prior art date
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Expired
Application number
JP11333479U
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English (en)
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JPS5633479U (ja
Inventor
汪 小川
洋一 中尾
公章 西野
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Publication date
Application filed by 石川島播磨重工業株式会社 filed Critical 石川島播磨重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は高温流体の保有する熱エネルギーの可及的にし
て有効な回収をなし得る一方、その有効な回収で低下し
た高温流体の温度を所要温度まで低下させる機能を一体
的に形成して成る熱交換器に関する。
従来知られている熱交換器は高温流体例えば圧縮機から
の圧縮空気の保有する熱エネルギーを、一系統とされた
水等の熱媒体で吸収して熱交換するものであった。
従って、この形式の熱交換器を用いて圧縮機等の排熱を
回収しようとする場合、排熱回収系で得られる水等の熱
媒体は熱的種類については唯一つしわ得られなかった。
換言すれば、排熱回収を如何にすれば良いかという観点
からのみ考慮が払われているに過ぎず、回収された排熱
利用側への配慮が全くなかった。
即ち、吸収すべき熱量のみに注意が払われていたため、
熱を吸収した水等の熱媒体温度は利用側からみると低く
、加温された熱媒体の利用性が乏しく、熱媒体の総熱量
に比しその熱媒体の多目的利用が拓かれないま1にある
本考案の目的は単一の外殻内に形成された高温流体通路
に対して少なくとも2つの吸熱性熱媒体通路を、そこへ
供給される熱媒体条件との兼合いで、吐出熱媒体温度に
差違を生せしめるように形成し、以って従来の熱交換器
の有していた欠点を可及的に解決した熱交換器を提供す
るにある。
以下、添付図面を参照して、本考案の好適一実施例を説
明する。
第1図は本考案を実施した熱交換器1を示す。
2は熱交換器1の外殻で、その外殻2内に高温流体通路
Sが形成されている。
Siはその流入口を示し、Soは流出口を示す。
高温流体通路Sは例えば圧縮機の高温空気(ガス)を流
通させるものである。
この高温空気通路の上流側に第1の吸熱性熱媒体通路W
1が形成され、この第1の熱媒体通路W1の下流側に第
2の吸熱性熱媒体通路W2が形成されている。
これら第1及び第2の熱媒体通路W1及びW2のための
仕切壁3である。
仕切壁3の左側即ち上流側が一次クーラ1fで、その右
側即ち下流側が二次クーラ1sである。
第1の熱媒体通路(以下、冷却水通路について説明する
)Wlは冷却水流入口W1iから一次りラーの流入水室
W0、そして通水管WPを経て済流出水室W12から冷
却水流出口W1oへ形成されている。
第2の熱媒体通路(以下、冷却水通路について説明する
)W2は冷却水流入口W2iから二次クーラの流入水室
W21、そして通水管WPe経て流出水室W22から冷
却水流出口W2oへ形成されている。
又、各クーラの流入氷室と流出氷室との間に水返し用水
室を形成するために、熱交換器1の中央部に水平な仕切
り壁が設けられている。
−次クーラ1f及び二次クーラ1sともに冷却水パス数
は図示の如く4パス又はそれ以上に構成する。
これは冷却水流速の低下から来る通水管WP壁の熱伝達
率の低下を補償しつつ通水管内での異物の堆積を防止す
るためである。
−次クーラの伝熱面積は、第1の冷却水通路W1 を経
て流されろ水速にもよるが、熱交換器1で熱交換される
全熱エネルギーの予じめ決められた割合例えば約半分程
度が一次クーラで熱交換される如き大きさに定められる
これは冷却能力が同等である従来の一冷却水系統式熱交
換器の伝熱面積の約30%に相当する。
又、二次クーラの伝熱面積は4却能力が同等である従来
の一冷却水系統式熱交換器の伝熱面積の予じめ決められ
た割合例えば80%の伝熱面積に定められる。
ここで、冷却能力が同等であるとは入口温度が同じであ
り、同流量の高温空気(ガス)を通過させた場合にその
出口温度が同じ温度まで冷却されることを意味する。
上述の如く一体に形成された二冷却水系統式熱交換器1
を、例えば圧縮機で圧縮されて高温の圧縮空気の保有す
る熱エネルギーの熱交換に用いた場合を説明する。
従来公知の一冷却水系統式熱交換器の冷却水入口温度を
TWlとし、その出口温度’tTw2とし、入口空気温
度をTalとし、出口空気温度をTa2とすれば、この
熱交換器での対数平均温度差Atはイ、−(ta・−鴇
)=(t、a・−1”・)−10,(1)lnt a、
−tw2 ta2−tw。
で表わされる。
上式lの関係は第1図に示す二冷却水系統式熱交換器に
かける一次クーラにもその1ま当て嵌する。
−次クーラの冷却水入口温度をTw1′とし、その出口
温度をTw2′とし、−次クーラへの入口空気温度ヲT
a1′とし、その出口温度ヲTa2′とすれば、−次ク
ーラでの対数平均温度差A t’ばと表わされる。
式1と式2に釦いて、Ta2′〉Ta2であることから
、Jt’>At である。
そして、−次クーラの伝熱面積を上述の如き大きさに作
シ、−次クーラへ給水される水量を比較的小量例えば上
述の如く同一の冷却能力を有する一冷却水系統式熱交換
器で必要とする冷却水量の約8%とすれば、利用度の高
い温度例えば80°Cの温水が一次クーラ1fから得ら
れる。
又、このような高温の温水を造水する一次クーラで冷却
された空気(ガス)は二次クーラ1sで更に冷却される
同等の冷却能力を有する一冷却水系統式熱交換器がこの
出口空気温度と同じ出口空気温度の空気を第2図の二冷
却水系統式熱交換器1の上述の如き伝熱面積を有する二
次クーラの出口から得るためには、二次クーラ1sへ通
水されるべき冷却水流量は上述と同様間等の冷却能力を
有する一次冷却水系統式熱交換器で必要とする冷起水流
量の約50%で足りた。
従って、熱交換器1からは高温の温水を得、然もその出
口温度を従来の同等の熱交換器と同程度に保つにはこの
従来の熱交換器で必要とした冷却水流量の約60%の流
量を必要とするに過き゛ない。
本考案の二冷却水系統式熱交換器を3数式圧縮機Cに用
いて排熱を回収する例が第2図に示されている。
C1,C2、及びC3は夫々、圧縮機Cの第1段、第2
段及び第3段である。
C12が第1段C1と第2段C2とを連通ずる圧縮空気
送路(圧縮気体送路)であり、C23はC2+とC3と
を連通ずる圧縮空気送路であり、C3oは吐出管である
これらのC12j C23及びC30に上述した二冷却
水系統式熱交換器が介設されている。
これらの熱交換器はEl、E2、及びE3で示し、それ
らの−次クーラ及び二次クーラは夫々、El、及びE1
2゜E21及びE221.並びにE31及びE32で示
す。
各−次クーラE111 E2□、及びE31の冷却水入
口は冷却水供給管W1へ、又その出口は温水供給管W2
へ並列に連続されている。
W2は高温水利用設備(図示せず)へ連通されている。
各二次クーラE121 E22及びE32の冷却水入口
はクーリングタワーCTの冷却水ポンプCWPの吐出口
へ、又その出口はクーリングタワーCTの散水管へ並列
に連通されている。
このように本考案の二冷却水系統式熱交換器1が用いら
れた場合にも、熱交換器1が1だけ用いられた場合と同
様の作用効果を、その個々の熱交換器が呈する。
従って、高温例えば80℃の温水量が3倍に増し、冷却
水流量は同一の冷却能力を有する従来の一冷却水系統式
熱交換器を3個用いた場合に必要とする冷却水流量より
も約り0%少なくて済む。
上記実施例の熱交換器に釦ける各冷却水通路が高温の温
水を得つつ熱交換器出口の空気温度を所定の温度1で冷
却する機能を果しうる限シに釦いて、その幾何学的構造
及び大きさに対する上述の制限条V+を他の条件に選定
しうるものである。
即ち、高温の温水温度、流量並びに各冷却水通路の伝熱
面積の割合を他の値に選定しうる。
高温流体は空気である外、他のもの例えばガスでもよい
本考案は圧縮機のオイルクーラ、電動機等の排熱回収に
も応用出来、熱媒体としてはブライン、LNG等を用い
てもよい。
以上説明して来たところから明らかなように、本考案に
よれば次のような効果が得られる。
■ 排熱を比較的に高温例えば80°Cの温水等として
回収し得る。
■ 比較的に高温の温水は冷却水とは完全に独立な水系
統として得られ、その水質を維持し得る。
■ ■及び■の効果から温水の多目的利用を拓くことが
出来る。
例えば、工場での加工製品の洗浄及び熱源、LPG気化
のための熱源、暖房、厨房等への利用である。
■ 冷却水使用量は1個の熱交換器につき、同等の冷却
能力を有する従来の一冷却水系統式熱交換器で要する流
量の約60%で済む。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施した熱交換器の構造を示す図、第
2図は第1図の熱交換器を3段式圧縮機の排熱回収装置
に用いた例を示す図である。 図中、1は熱交換器、Sは高温流体量路、Wlは第1の
熱媒体通路、W2は第2の熱媒体通路である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 単一の外殻内に高温流体通路を形成すると共に前記外殻
    内であって前記高温流体通路の上流側に第1の吸熱性熱
    媒体通路を形成し且つ前記外殻内であって前記第1の吸
    熱性熱媒体通路の下流側に第2の吸熱性熱媒体通路を形
    成したことを特徴とする熱交換器。
JP11333479U 1979-08-17 1979-08-17 熱交換器 Expired JPS5928206Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11333479U JPS5928206Y2 (ja) 1979-08-17 1979-08-17 熱交換器

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JP11333479U JPS5928206Y2 (ja) 1979-08-17 1979-08-17 熱交換器

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Publication Number Publication Date
JPS5633479U JPS5633479U (ja) 1981-04-01
JPS5928206Y2 true JPS5928206Y2 (ja) 1984-08-15

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ID=29345627

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JP11333479U Expired JPS5928206Y2 (ja) 1979-08-17 1979-08-17 熱交換器

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JP6265319B2 (ja) * 2013-01-31 2018-01-24 フクダ電子株式会社 生体信号用電極、および生体信号用電極セット
BE1022138B1 (nl) * 2014-05-16 2016-02-19 Atlas Copco Airpower, Naamloze Vennootschap Compressorinrichting en een daarbij toepasbare koeler

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