JPS5927982B2

JPS5927982B2 - テ−プ案内構造

Info

Publication number: JPS5927982B2
Application number: JP52048548A
Authority: JP
Inventors: デニス・エム・ライアン
Original assignee: Ampex Corp
Current assignee: Ampex Corp
Priority date: 1976-04-29
Filing date: 1977-04-28
Publication date: 1984-07-10
Also published as: JPS52133201A; DE2718578B2; DE2718578A1; BE854114A; DE7713142U1; US4040575A

Description

【発明の詳細な説明】本発明はテープ巻付けドラム上のヘリカル状テープ路に
接近しかつ出て行く磁気テープの案内装置に関し、特に
基準面（その面に関しドラムが傾斜せしめられている）
に平行な路に、及びその路からテープを導くようになつ
ているテープ案内装置に関する。

米国特許第３１８９２８９号は、テープが走査ドラム上
のヘリカル路から所定基準面に平行な路に案内される磁
気テープ案内装置を開示している。

この装置は、テープ中心線に垂直な母線に沿つてテープ
に接面状態で係合する多数の円筒ローラ案内素子を使用
し、各案内素子は、回転案内素子の周りに、ヘリカルに
巻くことなくテープをその中心線の周りでねじるように
隣接した案内素子に関してではあるが、互に平行な平面
にお（・て傾斜せしめられている。この装置においてド
ラムは基準面に垂直である。本発明は同様な原理を使用
するがそれとは異なり、かつより複雑である。

本発明は固定または回転案内装置においてテープのなめ
らかな平面状に案内する装置を提供する。

更に、本発明は基準面とヘリックスの何れかの側との間
でただ１つの中間案内素子を使用し、ヘリカルテープ巻
付けドラムは基準面に関して傾斜される。米国特許第３
６９１３１５号はテープのヘリツクズの何れかの側にお
けるただ１つの中間案内素子をもつて、走査ドラム上の
ヘリカル路と基準面間で磁気テープを案内する装置を開
示して（・る。

この装置にお℃・て、ヘリカル走査ドラムは基準面に関
し傾斜している点で複雑なものとなつて℃・る。中間案
内素子はドラムに対し軸方向に平行に装着されてその装
着手段を簡単化しているが、テープの巻き方がヘリカル
状なので、縁案内の目的のためには好ましくなく、縁案
内フランジは、もしその上に設けられるとすれば、非平
面状にしなければならな（・ｏ即ち、テープ縁上に不適
切な圧力が与えられな℃・ようにするため、上記フラン
ジは複雑なヘリカル巻き面を持つようにしなければなら
な℃・ｏ平面状縁案内素子ζかかる案内の目的のために
使用することが試みられたが、ただ１つ又は２つの接点
でテープ縁に係合し、その接点に縁案内力の全てが集中
することになり、テープ縁のねじれにより、テープに不
適切な被労と損傷を生じかつ不正確な案内となることが
判明した。２個の磁気ヘツドが使用され、テープの巻き
付け角が１８００にすぎな（・場合、ドラムに最も近づ
けかつその周りで垂直な平面にお℃・てテープが巻き付
けられる円筒状案内素子上に縁案内フランジを設ける。

しかしながら、ただ１個の回転走査ヘツドを有し、その
周りにテープが３６００又はそれより若干小さな角度で
ヘリカル状に巻かれたドラムを使用する場合及び極端に
正確でなければならな（・用途の場合には、ドラムのま
わりのヘリカルテープ路の入口点及び出口点に最も近い
案内素子上に縁案内装置を装着するのが好まし℃・。本
発明はこの問題を解決するに当つて米国特許第３１．８
９２８９号と第３６９１３１５号の示唆する解決策を組
合せを利用して成るものである。

米国特許第３４３２０８４号はテープがヘリツクスに於
て案内支柱のまわりに曲げられておりかつ縁案内フラン
ジを用（・な℃・案内装置を示唆して（・る。米国特許
第３９４０７９１号及び第３４１４６８４号はドラムの傾斜がテープのヘリツクス
角度傾斜と同じ平面にある、より簡単な問題を解決する
ためのヘリカル案内装置を示唆して℃・る。

従つて本発明の目的は、テープ縁の摩耗及び損傷が最少
である、平面路と傾斜ヘリカル路間でテープを案内する
装置を提供するヒある。

本発明の他の目的は、案内軸線に直角な平面に於（・て
、張力がなくなつた時の一時的な偏位を防止するために
使用できる縁案内フランジを設けることを可能とする構
成を有するテープ案内装置を提供することにある。

本発明のこの目的及び他の目的は、接触区域にわたつて
均一な圧力を以つてテープと係合する単一の円筒案内素
子を設けた構成によつて達成される。

第１図及び第２図は所定のヘリツクス・ピツチ角Ｈでド
ラム１２にヘリカル状に巻き付けられて〜・るテープ１
１を示す。

テープはドラムと平面的に接触し、ドラムの母線１３で
ドラムと係合する。母線１３の上方及び右に、テープは
ヘリカル状に巻かれているが、ここでは図示を明瞭にす
るため破線で示されており、ドラム１２は同じ理由で、
この点の上に載頭形で示されて℃・る。同様に、第１及
び２図は実際の装置では全く見えな（・ライン１３のよ
うなラインを図を明瞭にするため実線で示している。ラ
イン１４はドラムとの接点１６でのテープの横幅をあら
れし、その接点１６はテープの中心線１７でライン１３
に交叉する。

ドラム１２は磁気テープ送り装置の頂部板又はテープデ
ツキのような基準面をあられす板１８に関し傾斜角Ｔと
なるように、軸１５のまわりで傾けられて℃・る。軸１
５は板１８に平行で、かつ角度αだけ接点１３から角偏
位せしめられている。移動するテープは一組の円筒案内
素子１９（第１及び２図では１個のみ図示）により板１
８に平行な路中を案内される。案内素子１９間で、テー
プ沖心線１７及び上部、下部縁２１，２２は板１８に平
行で、テープの横幅は℃・たる所で板１８に垂直である
。テープは案内素子１９の下流では破断して示されて℃
・るが、テープの図示部分から上流及び下流では、周知
の手段により張力をかけて駆動されて（・る。図示の構
成にお（・て、ドラムから出る又は近づくテープはドラ
ムと平面的に接し、その平面はまた円筒案内素子２３〔
ここでは固定（支柱として）又は回転（ローラとして）
しうる円筒案内素子として図示された素子〕の表面に接
する。最も重要なことは、テープの接触点２４は、案内
素子２３の母線であり、テープの中心線及び縁は案内素
子２３に垂直な平面にお（・て案内素子２３のまわりを
通り、従つて案内素子２３は簡単な平面状縁案内フラン
ジ２６（第３及び４図）と嵌合せしめられるようになつ
て（・る。第１及び２図に関して、上述の状態を満足す
るのに必要なテープ路を決定するために、別の２つ角度
が考慮されなければならない。

これらは、案内２３のまわりを通るテープ中心線１７の
平面の傾斜であつて、また板１８に関する案内素子２３
〕の傾斜とも等し〜・面角度θ、及び板１８の平面又は
ドラム軸に垂直な平面の（・ずれかにお（・てとられ、
案内素子２３の周りのテープの巻き状態をあられしかつ
傾斜軸１５からの案内素子１９のオフセツト角度の関数
である角度βである。角θは図示の幾何学的形状から与
えられる式から計算し得る。

下記に異なるパラメータの組を含む２っの式を示す。（
２）式において角βは頂板１８の平面内にお（゛てとら
れて（・る。

また案内素子１９へのテープ路においてテープ中心線１
７を板１８に平行ならしめるのに必要な案内２３のまわ
りのテープの巻き付け角βが決定される。

第２図に示す如く、この角度は案内素子のまわりの中心
線１７の最下点を示す。第１図に示す如く、角βは、テ
ープ幅（及び案内素子の母線）が板１８に垂直で最も近
い案内素子１９の母線に平行な平面にある点を示す。従
つてテープは案内素子２３と１９間でその中心線の周り
にねじられて〜・るが、中心線自体は板１８に平行であ
る。角βは頂板の平面内でとられ、通常の３角法によつ
て下式より算出され得る。未知の角Ｔの計算は時として
有用で、このため（３）式又は、βがαのようにドラム
軸に垂直な平面内でとられて（・る下式を使用しうる。

第５図は全テープ路の配置を示す。

この図で、ドラム１２ａは、上部の平面図では垂直な突
起の・形態をなしており、図の下部に示すドラムの走
査面１０１に垂直にとつた平面図の頂部に図示されて（
・る。板１８はライン１８ａで示され、従つて角Ｔは完
全に示されて（・る（短縮されては（・な（・）。ヘリ
ツクス角Ｈは図の中間部にお（・て完全に図示されてお
り、ドラムとの２接触点でテープ面に垂直に、とられて
いる。他の部分Ｉｌａ，ｌ２ａ，ｌ３ａ，ｌ５ａ，ｌ６
ａ，ｌＴａ，ｌ８ａ，ｌ９ａ，２ｌａ，２２ａ及び２３
ａは第１及び２図に示す対応符号部分と同じ部分である
。第５図は実際の装置の幾何学的形状を示しており、ド
ラム１２ａはそのまわりに３４４゜の角度で巻き付けら
れて（・るテープＩｌａと共に使用され、角αは８．０
００にとられて（・る。

この形状で、へリツクス角Ｈは、記録テープが他の装置
に適合し使用可能であるようにするため、３．１３適に
なるように予め定められている。図示した案内素子１９
ａの位置に関連して、角βが１０８．８８゜に定められ
た。これらのパラメータを与えて、正し（・傾斜角Ｔ及
び案内素子２３ａの均配θを計算する必要がある。この
角θはまた案内素子２３ａと１９ａ間でのテープのねじ
れ角でもあり、テープ縁の伸張がテープ材料の弾性限界
を越えないか又は走査区域の近傍でテープを不当に歪ま
せな〜・ことを確実にするため、案内素子２３ａと１９
ａ間のテープ路の単位長当りのねじれ量を計算すること
が望まし（・ｏ（４）式によりＴはＴ − ２．２゜と
され、（１）又は（２）式を使用してθ＝０．９８４
゜とされた。

式（２）又は（３）は、たとえ特別の実施例でＨ及びＴ
が反対方向にとられて〜・ても、全ての正の角度に対応
するようになつて（・る。従つて、基準面に関して軸方
向に傾斜されたへりカル路と基準平面路間でテープを案
内する装置において、接触区域にわたつて均一な圧力で
テープ縁に係合する通常のフランジを有する単一の円筒
案内素子が設けられている。

以上、本発明の実施例を説明してきたが、本発明におけ
る構成上の重要なポイントおよびその効果を要約すれば
下記の通りである。

すなわち、本発明における特徴は案内素子２３（第１図
）を設けてテープを基準平面１８に装着した案内素子１
９と走査ドラム１２との間で案内するようにした点で、
その条件として、（１）、ドラム１２を基準面に関して
ある角度Ｔで傾斜せしめること、（２）、案内素子１９
，２３を真円形円筒体で済むような構成にしたこと（こ
れはそれら案内素子自体特別な構成体のものの使用を回
避し、製造及び組立上の有利性の長所を与えうる。

）、（３）、案内素子１９を基準面１８（デツキ表面に
対応する）に直立装着で済むような構成にしたこと、（
４）、テープ１１は各案内素子１９，２３の軸線に直交
する平面で各案内素子の周りで巻付けられるように構成
して、テープ縁案内フランジ２６（第３，４図）が案内
素子１９，２３の軸線に直交するような構成を取り、従
つて効果的にその作用をなしうるようにして、テープが
摩耗しな℃・ように作用をなしうるようにしたこと、（
５）、第５図に示すように、ドラムへのテープの進入お
よびドラムからのテープの排出に対して同一の基準面１
８が利用できるようにした点が挙げられる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の構造の平面図、第２図は第１図の構造
の正面図の幾何学的構造図、第３図はテープ用縁案内素
子を示す第１図及び第２図の構造の一部の下面図、第４
図は第３図の案内素子の平面図、第５図は本発明の他の
実施例の図である。１１・・・・・・テープ、１２・・・・・・ドラム、１
５・・・・・・軸、１８・・・・・・板、１９・・・・
・・円筒状案内素子。

Claims

【特許請求の範囲】

１テープがヘリカル状に巻かれた円筒ドラムから延長
している該テープを案内するテープ案内装置において、
上記テープは予定の基準面に直交する複数の第１の円筒
状案内素子から上記ドラムに向け２つのテープ路を延長
しており、上記ドラムは上記基準面に関して傾斜してお
り、上記第１の案内素子上の上記テープの中心線が上記
基準面に平行にされており、各テープ路に対して単一の
第２の円筒状案内素子が設けられ、それぞれの該第２の
案内素子は、ドラムから延長するそれぞれのテープ路と
のその接触母線がテープ及びドラムの接平面に存在しか
つ上記第２の案内素子の周りのテープ中心線に垂直とな
るように配向されるように装着されており、上記それぞ
れの第２の案内素子は隣接した第１の案内素子に関して
傾斜せしめられ、これら両案内素子は両者間のテープ中
心線が該両案内素子のそれぞれの母線に相互に垂直とな
るように相対的に角度的に位置決めされており、テープ
は上記２つの隣接した第１及び第２の案内素子間の通路
で上記中心線の周りでねじられていることを特徴とする
テープ案内装置。