JPS5927821Y2 - 洗面化粧台 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は洗面化粧台に関するものであり、その目的とす
るところは天板と収納キャビネットの接合部の見栄えを
損なうことなく使い勝手あるいは収納容量などの要望に
応じて天板の収納キャビネット前面からの突出量を調整
自在とすることにある。

以下実施例について図を用いて説明する。

図は本考案−実施例を示すもので、１は洗面ボール２お
よび水道の蛇口３を具備した天板であり、天板１の前端
縁には前面が後下方に傾斜した幕板４が設けられている
。

５ａ〜５ｅは上方が開口した箱状の収納キャビネットで
あり、各収納キャビネット５ａ〜５ｅは例えば第２図１
こ示すようにそれぞれ用途に応じて扉形・状、収納様式
の異なる各種形状のものが考えられる。

第２図ａ、ｌ）は奥行ｌ。を天板１の後端縁から幕板４
の下端縁までの距離１１と等しくした収納キャビネット
５ａ、５ｂであり、第２図ｃ−ｅは奥行ｌ。

を天板１の前後方向の長さ１２と等しくしたものである
。

これらの収納キャビネット５ａ〜５ｅと天板１とを組合
せることにより用途に応じた洗面化粧台を構成できるも
のであり、第３図〜第８図は組合せ例を示すものである
。

すなわち、第３図は奥行ｌ。の小さい収納キャビネッ）
５ａ、５ｂ上に天板１を載置して収納キャビネツ）５ａ
、５ｂ前面からの天板１前端縁の突出量を大きくするこ
とにより、足元部分を広くして洗面時の前傾姿勢をとり
易くシ、洗面動作をやり易くしたものである。

この場合、天板１の前端面と収納キャビネツ）５ａ、５
ｂの前面とは幕板４の後下方に傾斜した前面を介して連
続面となり天板１と収納キャビネット５ａ、５ｂとの接
合部に段差部が形成されることがなく見栄えを損なうこ
とがない。

第４図ａ−Ｃは天板１の洗面ボール２が配設された部分
（以下洗面部分と略称する）の下方に奥行ｌ。

の小さい収納キャビネット５ａを配置するとともに洗面
部分以外に奥行ｌ。

の大きい収納キャビネツ）５ｃを配置したものであり、
洗面動作をやり易くするとともに、奥行ｌ。

の大きい収納キャビネット５Ｃを用いることにより収納
容量を大きくしたものである。

第５図ａ、ｌ）はそれぞれ洗面部分の両側に奥行ｌｏの
大きい収納キャビネット５ Ｃ，５ｄあるいは５ ｄ
、５ ｅを配置してさらに収納容量を大きくしたもので
ある。

なお、奥行ｌ。の大きい収納キャビネツ）５Ｃ，５ｄ、
５ｅを組合せる場合、収納キャビネツ）５Ｃ，５ｄ、５
ｅの横巾に合せて天板１の幕板４を部分的に切除するか
、あるいは収納キャビネツ）５Ｃ，５ｄ、５ｅの側板に
幕板４に嵌合する切欠部（図示せず）を設ければ良い。

また、必要に応じて奥行ｌ。

が１１〜１２の範囲の収納キャビネットが使用できるこ
とは言うまでもない。

第６図〜第８図は天板１の洗面部分の下方に収納部を設
けない組合せ例を示しており、この場合、幕板４は洗面
ボール２の下方突出部２ａの目隠し効果を有することに
なる。

本考案は上述のように上方が開口した箱状の収納キャビ
ネットと、前面が後下方に傾斜した幕板の前端縁全長に
互って設けた天板とよりなり、収納キャビネット上に載
置される天板前端縁の収納キャビネット前面からの突出
量を調整自在にしたものであり、天板の前端縁に前面が
後下方に傾斜した幕板を設けているので、洗面部分の足
元を広くするため奥行の小さい収納キャビネットと天板
とを組み合せて収納キャビネットの前面からの天板突出
量を大きくして使い勝手を良くした場合においても、天
板の前端面と収納キャビネットの前面とが幕板を介して
連続面となり天板と収納キャビネットとの接合部の見栄
えを損なうことがないという利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本考案の一実施例の要部斜視図、
第３図〜第８図は天板と収納キャビネットとの組合せ例
を示す図である。 １は天板、４は幕板、５ａ〜５ｅは収納キャビネットで
ある。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上方が開口した箱状の収納キャビネットと、前面が後下
   方に傾斜した幕板を前端縁全長に亙って設けた天板とよ
   りなり、収納キャビネット上に載置される矢板前端縁の
   収納キャビネット前面からの突出量を調整自在にして成
   る洗面化粧台。