JPS5927819B2 - アンボンドプレストレストコンクリ−ト工法 - Google Patents
アンボンドプレストレストコンクリ−ト工法Info
- Publication number
- JPS5927819B2 JPS5927819B2 JP15460680A JP15460680A JPS5927819B2 JP S5927819 B2 JPS5927819 B2 JP S5927819B2 JP 15460680 A JP15460680 A JP 15460680A JP 15460680 A JP15460680 A JP 15460680A JP S5927819 B2 JPS5927819 B2 JP S5927819B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel material
- unbonded
- bending
- prestressed concrete
- steel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はアンボンドプレストレストコンクリート工法の
改良に係るものである。
改良に係るものである。
部材内に配設されたＰＣ鋼材を緊張したのち、同ＰＣ鋼
材の挿貫されたシース中にグラウトモルタルを注入し、
ＰＣ鋼材を部材コンクリートに定着する従来のプレスト
レストコンクリート工法に比して、アンボンド鋼材を使
用したアンボンドプレストレストコンクリート工法は経
済性に富み、施工の省力化が可能である等の利点を有す
るため、近年建築物の施工に用いられてきた。
材の挿貫されたシース中にグラウトモルタルを注入し、
ＰＣ鋼材を部材コンクリートに定着する従来のプレスト
レストコンクリート工法に比して、アンボンド鋼材を使
用したアンボンドプレストレストコンクリート工法は経
済性に富み、施工の省力化が可能である等の利点を有す
るため、近年建築物の施工に用いられてきた。
しかしながらこの工法においては、ＰＣ鋼材とコンクリ
ートとの間に附着力が働かないため、次の如き危険を包
蔵している。
ートとの間に附着力が働かないため、次の如き危険を包
蔵している。
即ち前記曲げ材に繰返し応力が作用する場合、ＰＣ鋼材
は全長に亘って変動引張力を受け、端部碇着装置が疲労
破壊する可能性がある。
は全長に亘って変動引張力を受け、端部碇着装置が疲労
破壊する可能性がある。
またアンボンド工法に限らず、一般のプレストレストコ
ンクリート工法の問題として、ＰＣ鋼材には高応力の引
張力が常時働いているため、同鋼材の局部的な欠陥や、
応力腐蝕等の原因によってＰＣ鋼材が破断する危険性が
ある。
ンクリート工法の問題として、ＰＣ鋼材には高応力の引
張力が常時働いているため、同鋼材の局部的な欠陥や、
応力腐蝕等の原因によってＰＣ鋼材が破断する危険性が
ある。
第１図に示す如き複数の張間を有する梁、床版、フラッ
トスラブ等の連続曲げ材にアンボンドＰＣ鋼材を配設し
た架構に前述の如き不測の事故が生じ、ＰＣ鋼材の一部
が破断すると、同ＰＣ鋼材の挿入されている全張間に影
響が及び、架構全体の崩壊につながってしまう。
トスラブ等の連続曲げ材にアンボンドＰＣ鋼材を配設し
た架構に前述の如き不測の事故が生じ、ＰＣ鋼材の一部
が破断すると、同ＰＣ鋼材の挿入されている全張間に影
響が及び、架構全体の崩壊につながってしまう。
本発明はこのような欠点を除去するために提案されたも
のであって、連続曲げ材に配設されたアンボンドＰＣ鋼
材を、前記曲げ材の中間連続支点上で前記曲げ材を構成
するコンクリートに定着することを特徴とするアンボン
ドプレストレストコンクリート工法に係るものである。
のであって、連続曲げ材に配設されたアンボンドＰＣ鋼
材を、前記曲げ材の中間連続支点上で前記曲げ材を構成
するコンクリートに定着することを特徴とするアンボン
ドプレストレストコンクリート工法に係るものである。
本発明においては前記したようにアンボンドＰＣ鋼材の
両端を連続曲げ材に定着したのち、中間連続支点上で前
記鋼材を前記曲げ材のコンクリートに定着し、かくして
同曲げ材の各張間を夫々独立したアンボンドＰＣ曲げ材
とすることにより、■張間に生じた事故が他の張間に波
及するのを防止し、被害を最小限に止めることができる
。
両端を連続曲げ材に定着したのち、中間連続支点上で前
記鋼材を前記曲げ材のコンクリートに定着し、かくして
同曲げ材の各張間を夫々独立したアンボンドＰＣ曲げ材
とすることにより、■張間に生じた事故が他の張間に波
及するのを防止し、被害を最小限に止めることができる
。
なお連続曲げ材においては通常ＰＣ鋼材は支点上におけ
る部材上端に配置されているので、前記ＰＣ鋼材の定着
作業は床上より容易に行なうことができる。
る部材上端に配置されているので、前記ＰＣ鋼材の定着
作業は床上より容易に行なうことができる。
このように本発明の方法によれば、極めて簡単な方法で
安全で信頼度の高いアンボンドＰＣ構造を得ることがで
きるものである。
安全で信頼度の高いアンボンドＰＣ構造を得ることがで
きるものである。
以下本発明を図示の実施例について説明すると、Ａは梁
、床版、フラットスラブ等の連続曲げ材で、同曲げ材Ａ
内に配設されたアンボンドＰＣ鋼材１を前記曲げ材Ａの
両端部に緊張定着したのち、連続支点Ｂ上で２に示す如
く前記ＰＣ鋼材１を連続曲げ材Ａのコンクリートに定着
し、各張間を独立したアンボンドＰＣ曲げ材とすること
によって、ｌ張間に生じた事故が他の張間に波及するの
を防止して、被害を最小限に止めるものである。
、床版、フラットスラブ等の連続曲げ材で、同曲げ材Ａ
内に配設されたアンボンドＰＣ鋼材１を前記曲げ材Ａの
両端部に緊張定着したのち、連続支点Ｂ上で２に示す如
く前記ＰＣ鋼材１を連続曲げ材Ａのコンクリートに定着
し、各張間を独立したアンボンドＰＣ曲げ材とすること
によって、ｌ張間に生じた事故が他の張間に波及するの
を防止して、被害を最小限に止めるものである。
而して連続曲げ材Ａにおいて前記ＰＣ鋼材１は通常前記
支点Ｂ上の部材上端に配置されているため、同ＰＣ鋼材
の定着作業は床上より容易に行なうことができる。
支点Ｂ上の部材上端に配置されているため、同ＰＣ鋼材
の定着作業は床上より容易に行なうことができる。
第２図乃至第４図は前記ＰＣ鋼材１の定着方法の一実施
例を示し、前記曲げ材Ａにおける支点Ｂ上端のＰＣ鋼材
定着部に設けられた空窩部内において、倒Ｕ字状の定着
板３をアンボンドＰＣ鋼材１に嵌着し、同定着板３０両
側において前記ＰＣ鋼材１にアンカーグリップ４，４を
装着して同ＰＣ鋼材１に定着板３を固定し、前記空窩部
にモルタル５またはエポキシ樹脂等を充填して、アンボ
ンドＰＣ鋼材１を前記曲げ材Ａのコンクリート部に定着
するものである。
例を示し、前記曲げ材Ａにおける支点Ｂ上端のＰＣ鋼材
定着部に設けられた空窩部内において、倒Ｕ字状の定着
板３をアンボンドＰＣ鋼材１に嵌着し、同定着板３０両
側において前記ＰＣ鋼材１にアンカーグリップ４，４を
装着して同ＰＣ鋼材１に定着板３を固定し、前記空窩部
にモルタル５またはエポキシ樹脂等を充填して、アンボ
ンドＰＣ鋼材１を前記曲げ材Ａのコンクリート部に定着
するものである。
第５図及び第６図は前記ＰＣ鋼材の定着方法の他の実施
例を示し、前記曲げ材Ａにおける支点Ｂ上端のＰＣ鋼材
定着部において、同ＰＣ鋼材１の防錆保護シース１ａを
剥離して防錆剤を払拭し、空窩部にモルタル５またはエ
ポキシ樹脂等を充填して前記ＰＣ鋼材１を曲げ材Ａのコ
ンクリートに定着するものである。
例を示し、前記曲げ材Ａにおける支点Ｂ上端のＰＣ鋼材
定着部において、同ＰＣ鋼材１の防錆保護シース１ａを
剥離して防錆剤を払拭し、空窩部にモルタル５またはエ
ポキシ樹脂等を充填して前記ＰＣ鋼材１を曲げ材Ａのコ
ンクリートに定着するものである。
なお本発明の方法を大梁に適用することによって、地震
時に強いアンボンドＰＣ構造を実現させることも可能で
ある。
時に強いアンボンドＰＣ構造を実現させることも可能で
ある。
以上本発明を実施例について説明したが、本発明は勿論
このような実施例にだけ局限されるものではな（、本発
明の精神を逸脱しない範囲内で種種の設計の改変を施し
５るものである。
このような実施例にだけ局限されるものではな（、本発
明の精神を逸脱しない範囲内で種種の設計の改変を施し
５るものである。
第１図は本発明の方法によって施工された連続曲げ材の
部分正面図、第２図はそのアンボンドＰＣ鋼材の定着部
の一実施例を示す平面図、第３図及び第４図は夫々第２
図の矢視■−■図並に矢視ＩＶ−ＩＶ図、第５図はアン
ボンドＰＣ鋼材の定着部の他の実施例を示す平面図、第
６図は第５図の矢視■−■図である。 Ａ・・・・・・連続曲げ材、Ｂ・・・・・・支Ａ、１・
・・・・・アンボンドＰＣ鋼材、２・・・・・・アンボ
ンドＰＣ鋼材の定着部。
部分正面図、第２図はそのアンボンドＰＣ鋼材の定着部
の一実施例を示す平面図、第３図及び第４図は夫々第２
図の矢視■−■図並に矢視ＩＶ−ＩＶ図、第５図はアン
ボンドＰＣ鋼材の定着部の他の実施例を示す平面図、第
６図は第５図の矢視■−■図である。 Ａ・・・・・・連続曲げ材、Ｂ・・・・・・支Ａ、１・
・・・・・アンボンドＰＣ鋼材、２・・・・・・アンボ
ンドＰＣ鋼材の定着部。
Claims (1)
- １ 連続曲げ材に配設されたアンボンドＰＣ鋼材を、前
記曲げ材の中間連続支点上で前記曲げ材を構成するコン
クリートに定着することを特徴とするアンボンドプレス
トレストコンクリート工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15460680A JPS5927819B2 (ja) | 1980-11-05 | 1980-11-05 | アンボンドプレストレストコンクリ−ト工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15460680A JPS5927819B2 (ja) | 1980-11-05 | 1980-11-05 | アンボンドプレストレストコンクリ−ト工法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5781560A JPS5781560A (en) | 1982-05-21 |
| JPS5927819B2 true JPS5927819B2 (ja) | 1984-07-09 |
Family
ID=15587849
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15460680A Expired JPS5927819B2 (ja) | 1980-11-05 | 1980-11-05 | アンボンドプレストレストコンクリ−ト工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5927819B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58143062A (ja) * | 1982-02-17 | 1983-08-25 | 株式会社長谷川工務店 | アンボンドｐｃ鋼材の部分的固定方法 |
| JPS59179965A (ja) * | 1983-03-31 | 1984-10-12 | フドウ建研株式会社 | アンボンド鋼材の中間定着方法と中間定着具 |
| JPS6040476A (ja) * | 1983-08-12 | 1985-03-02 | 東急建設株式会社 | プレストレス工法 |
| JPS6147320U (ja) * | 1984-08-30 | 1986-03-29 | 株式会社フジタ | アンボンドｐｃケ−ブルの中間部碇着装置 |
-
1980
- 1980-11-05 JP JP15460680A patent/JPS5927819B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5781560A (en) | 1982-05-21 |
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