JPS5927621Y2

JPS5927621Y2 - 印刷配線板の接続装置

Info

Publication number: JPS5927621Y2
Application number: JP1980010052U
Authority: JP
Inventors: 洋駒田
Original assignee: 日本電気ホームエレクトロニクス株式会社
Priority date: 1980-01-30
Filing date: 1980-01-30
Publication date: 1984-08-10
Also published as: JPS56112965U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は印刷配線板の接続装置の改良に係る。

割部分が設けられることによって、複数に分割可能な印
刷配線板に予め部品を組立て半田付けをしておき、電子
機器のキャビネットやシャーシに取付ける際にこの印刷
配線板を分割するような方法がとられている。

この場合、分割された少なくとも２片間を電気的に接続
し、両者を近接して配置させることがあり、それらの２
片間の電気的接続も予め部品組立時に適当な線材を用い
て行ってきた。

近来自動化が進んで、部品の組立は勿論のことこの種の
配線も機械により自動挿入することが可能となったが、
自動挿入機による場合線材は張った状態のものが用いら
れる。

このようなものは、印刷配線板を分割しシャーシ等に取
付ける際２片間の角度の取り方によって接続線の部分に
余裕が無くなり取扱上不都合であった。

本考案はこのような問題を解決するために提案されたも
のである。

本考案によれば、この割部分の配列の両側に対応させて
複数組の接続用孔を設け、印刷配線板を２片に分割する
前に、これらの複数組の接続用孔間を、予め接続装置を
形成する線材で割部分の配列に対して斜めに横切って配
線するものである。

そして、割部分の配列に沿って印刷配線板を２片に分割
し、それらの２片を互いに直角をなすように配列した場
合、この線材は割部分の配列に対してなす角度が変化し
て移動し、その結果、前記線材の長さの不足分を充当す
るものである。

従って前記のような欠点を解決し得るものである。

次に本考案の実施例について図面を参照して説明する。

本考案による接続装置を実装した印刷配線板の上面図を
示す第１図と、分割された印刷配線板が組み立てられた
状態を示す第２図を参照する。

１は印刷配線板で部品の取付けられた印刷配線板片２お
よび２′とより構成される。

そして印刷配線片１は割部分を構成するミシン目状の開
用穴１０．１１．１２・・・・・・を印刷配線板片２と
２′の境界部に有している。

印刷配線板片２と２′の境界部付近には各々、接続用孔
２０，２１．２２・・・・・・と２０’、２１’、２２
′・・・・・・を有している。

そして、複数組の接続用孔２０，２０’ ；２１．２１
’：２２，２２’ ；・・・・・・の各々に対して接
続装置を構成する線材３０，３１．３２・・・・・・の
各々の両端部が挿入され、且つ半田付けにて固定されて
いる。

尚、割部分を構成する開用穴１０，１１．１２・・・・
・・の配列と線材３０．３１．３２・・・・・・とが交
差する角度をθとし、印刷配線板の厚さをｔとし、複数
組の接続用孔２０．２０’ ：２１．２１’ ；２２
，２２’ ；・・・・・・の各々の間隔をｌとすれば、
９０°〉θ＞ｃｏｓ−１（１−１／”’ｉ −）なる
関係が保たれている。

次に動作と使い方について説明する。

印刷配線板１を割部分を構成する開用穴１０，１１．１
２・・・・・・に沿って割り、印刷配線板片２および２
′に分割し、第２図のようにそれらが互いに直角をなす
ように折り曲げたとき、接続装置を構成する線材３０，
３１゜３２・・・・・・は、開用穴１０，１１．１２・
・・・・・の配列方向に対して前記角度θが変化して移
動する。

そして、この状態では線材３０，３１．３２・・・・・
・の両端部が挿入された接続用孔２０．２０’ ：２
１．２１’ ；２２，２２’ ；・・・・・・と、そ
れらの近傍に位置し線材３０，３１．３２・・・・・・
の両端部が半田付けで固定された印刷配線板１上の銅箔
には無理な力が加わらない。

尚、開用部は、前記のようにミシン目状の開用穴のみな
らず溝状の開用部でも本考案には適用し得るものである
。

本考案は以上説明したように、２片に分割可能とした印
刷配線板の割部分の配列の両側に対応させて、線材によ
り構成される接続装置を取付ける複数組の接続用孔を設
ける場合、割部分の配列に対して線材が予め斜めに横切
って配線されるように構成するものである。

そして、割部分の配列に沿って印刷配線板を２片に分割
し、それらの２片を互いに直角をなすように配列した場
合、線材は割部分の配列に対してなす角度が変化し、接
続用孔の間隔が増加した分を補うように移動するもので
ある。

従って、割部分をミシン目状の開用穴で構成する場合、
それらの穴径は同一でもよく、製造の際効率を良好とす
る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案による印刷配線板の接続装置を示す上面
図、第２図は第１図の印刷配線板が分割されて組み立て
られた状態を示す図である。１・・・・・・印刷配線板、１０，１１．１２・・・・
・・割部分を構成する開用穴、２０，２１．２２．２０
’、２１’、２２′・・・・・・接続用孔、３０゜３１
．３２・・・・・・線材。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

印刷配線板をミシン目状の開用穴の配列または溝状の割
部分により２片に分割可能にし、この割部分の配列の両
側に対応させて複数組の接続用孔を設け、これらの対応
する各接続用孔間を前記２片に分割する前に予め線材に
よりそれぞれ電気的に接続しておく印刷配線板の接続装
置であって、前記割部分の配列に対して前記線材が予め
斜めに横切って配線されるよう前記接続用孔を設けてな
る印刷配線板の接続装置。