JPS5927339B2 - 3,4−ジヒドロカルボスチリル誘導体 - Google Patents
3,4−ジヒドロカルボスチリル誘導体Info
- Publication number
- JPS5927339B2 JPS5927339B2 JP51102380A JP10238076A JPS5927339B2 JP S5927339 B2 JPS5927339 B2 JP S5927339B2 JP 51102380 A JP51102380 A JP 51102380A JP 10238076 A JP10238076 A JP 10238076A JP S5927339 B2 JPS5927339 B2 JP S5927339B2
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- JP
- Japan
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- dihydrocarbostyryl
- group
- hydroxypropoxy
- acid
- methanol
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- Quinoline Compounds (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は新規な3、4−ジヒドロカルボスチリル誘導体
に関する。
に関する。
本発明の化合物は新規化合物であり、一般式〔式中R1
はフェノキシ低級アルキル基又はフェニル環上に低級ア
ルコキシ基を有するフェニル低級アルキル基を示す。
はフェノキシ低級アルキル基又はフェニル環上に低級ア
ルコキシ基を有するフェニル低級アルキル基を示す。
Xはハロゲン原子を示す。〕で表わされる3、4−ジヒ
ドロカルボスチリル誘導体及びその酸付加塩である。該
化合物はβ−アドレナリン作動阻害作用を有し不整脈、
狭心症等の心臓病薬、抗高血圧薬等として有用である。
上記一般式に於てR1で示されるフェノキシ低級アルキ
ル基としては、炭素数1〜6の直鎖状若しくは分枝状の
アルキレン基とフェノキシ基とが結合したものを例示で
き、またフェニル環上に低級アルコキシ基を有するフェ
ニル低級アルキル基としては、炭素数1〜6の直鎖状若
しくは分枝状のアルキレン基と、置換基としてメトキシ
基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブ
トキシ基等を有するフェニル基とが結合したものを例示
できる。またXで示されるハロゲン原子としては、塩素
原子、臭素原子、沃素原子、弗素原子等が挙げられる。
本発明の代表的な化合物を以下に掲げる。
ドロカルボスチリル誘導体及びその酸付加塩である。該
化合物はβ−アドレナリン作動阻害作用を有し不整脈、
狭心症等の心臓病薬、抗高血圧薬等として有用である。
上記一般式に於てR1で示されるフェノキシ低級アルキ
ル基としては、炭素数1〜6の直鎖状若しくは分枝状の
アルキレン基とフェノキシ基とが結合したものを例示で
き、またフェニル環上に低級アルコキシ基を有するフェ
ニル低級アルキル基としては、炭素数1〜6の直鎖状若
しくは分枝状のアルキレン基と、置換基としてメトキシ
基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブ
トキシ基等を有するフェニル基とが結合したものを例示
できる。またXで示されるハロゲン原子としては、塩素
原子、臭素原子、沃素原子、弗素原子等が挙げられる。
本発明の代表的な化合物を以下に掲げる。
。
8−クロロー5−〔3−(3、4−ジメトキシフェネチ
ルアミノ)−2−ヒドロキシプロポキシ〕−3、4−ジ
ヒドロカルボスチリル06−クロロー5−〔3−(2−
フェノキシエチルアミノ)−2−ヒドロキシプロポキシ
〕−3、4−ジヒドロカルボスチリル。
ルアミノ)−2−ヒドロキシプロポキシ〕−3、4−ジ
ヒドロカルボスチリル06−クロロー5−〔3−(2−
フェノキシエチルアミノ)−2−ヒドロキシプロポキシ
〕−3、4−ジヒドロカルボスチリル。
6−クロロー5−〔3−(3、4−ジメトキシフェネチ
ルアミノ)−2−ヒドロキシプロポキシ〕−3,4−ジ
ヒドロカルボスチリル08−ブロモ−5−〔3−(3,
4−ジメトキシフエネチルアミノ)−2−ヒドロキシプ
ロポキシ〕−3,4−ジヒドロカルボスチリル08−ブ
ロモ−5−〔3−(2−フエノキシエチルアミノ)−2
−ヒドロキシプロポキシ〕−3,4−ジヒドロカノレボ
スチリノレ08−ヨード−5−〔3−(3,4,5−ト
リメトキシフエネチルアミノ)−2−ヒドロキシプロポ
キシ〕−3,4−ジヒドロカルボスチリル本発明の化合
物は種々の方法により合成されるが、その好ましい1例
を挙げれば次式の通りである。
ルアミノ)−2−ヒドロキシプロポキシ〕−3,4−ジ
ヒドロカルボスチリル08−ブロモ−5−〔3−(3,
4−ジメトキシフエネチルアミノ)−2−ヒドロキシプ
ロポキシ〕−3,4−ジヒドロカルボスチリル08−ブ
ロモ−5−〔3−(2−フエノキシエチルアミノ)−2
−ヒドロキシプロポキシ〕−3,4−ジヒドロカノレボ
スチリノレ08−ヨード−5−〔3−(3,4,5−ト
リメトキシフエネチルアミノ)−2−ヒドロキシプロポ
キシ〕−3,4−ジヒドロカルボスチリル本発明の化合
物は種々の方法により合成されるが、その好ましい1例
を挙げれば次式の通りである。
(上記式中X5はハロゲン原子を示ず。
R1及びXは前記に同じ。)一般式()で表わされる5
−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロカルボスチリル誘導体
とエピハロゲノヒドリンとの反応は、適当な塩基性化合
物たとえば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウム、ナトリウムエトキシド、ナト
リウムメトキシド、カリウムエトキシド、カリウムメト
キシド、水素化ナトリウム、金属ナトリウム、金属カリ
ウム等の無機塩基性化合物あるいはピペリジン、ピリジ
ン、トリエチルアミン等の有機塩基性化合物の存在下、
無溶媒またはメタノール、エタノール、イソプロパノー
ル等の低級アルコール類、アセトン、メチルエチルケト
ンのようなケトン類、エーテル、ジオキサン等のエーテ
ル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水
素類及び水等を溶媒として実施でき、なかでも溶媒とし
てメタノール エタノール等を用いるのが有利である。
−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロカルボスチリル誘導体
とエピハロゲノヒドリンとの反応は、適当な塩基性化合
物たとえば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウム、ナトリウムエトキシド、ナト
リウムメトキシド、カリウムエトキシド、カリウムメト
キシド、水素化ナトリウム、金属ナトリウム、金属カリ
ウム等の無機塩基性化合物あるいはピペリジン、ピリジ
ン、トリエチルアミン等の有機塩基性化合物の存在下、
無溶媒またはメタノール、エタノール、イソプロパノー
ル等の低級アルコール類、アセトン、メチルエチルケト
ンのようなケトン類、エーテル、ジオキサン等のエーテ
ル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水
素類及び水等を溶媒として実施でき、なかでも溶媒とし
てメタノール エタノール等を用いるのが有利である。
エピハロゲノヒドリンとしては塩素原子、臭素原子また
は沃素原子等のハロゲン原子を有する化合物がいずれも
用いられ、これらエピハロゲノヒドリンは一般式()の
5−セドロキシ一3,4−ジヒドロカルボスチリル誘導
体に対して通常等モルないし過剰量好ましくは5〜10
倍モル量用い得る。
は沃素原子等のハロゲン原子を有する化合物がいずれも
用いられ、これらエピハロゲノヒドリンは一般式()の
5−セドロキシ一3,4−ジヒドロカルボスチリル誘導
体に対して通常等モルないし過剰量好ましくは5〜10
倍モル量用い得る。
反応はO〜150℃で進行するが、一般には50〜10
0℃で行なうのがよい。エピハロゲノヒドリンは上記反
応式で示される如く一般式(…)の化合物と反応し通常
該化合物に(2,3−エポキシ)プロポキシ基および3
−ハロゲノ一2−ヒドロキシプロポキシ基を与え、一般
に反応生成物は、之等の混合物として得られる。本発明
化合物はかくして得られる反応生成物(m)+(Iv)
を特に分離精製することなく混合物のまま引き続き反応
式に従い一般式R2NH2で表わされるアミン類と反応
させるか、又は上記反応生成物に、一般に用いられる精
製法例えば分別再結晶法、カラムクロマトグラフイ一等
を適用して2,3−エポキシプロポキシ基を有する化合
物(自)又は3−ハロゲノ一2−ヒドロキシプロポキシ
基を有する化合物(IV)を分離精製し、これを引き続
きR2NH2で表わされるアミン類と反応させることに
より製造できる。用いられるアミン類としては具体的に
は、3,4−ジメトキシフエネチルアミン、2−p−メ
トキシーフエネチルアミス、α,α−ジメチルフエネチ
ルアミン、3,4,5−トリメトキシフエネチルアミン
、1−メチル−2−フエノキシエチルアミン等のアミン
類が挙げられる。これらアミン類と上記反応生成物との
反応は無溶媒でも行なわれるが、たとえばジオキサン、
テトロヒドロフラン等のエーテル類、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素のほか水、ジメチルホ
ルムアミド等さらに好ましくはメタノール、エタノール
等の極性溶媒中で行なうのがよい。アミン類は上記反応
生成物に対して過剰量用いられるが、一般には約6〜8
倍モル量を用いるのがよい。本反応は特に加熱すること
なく進行するが、好ましくは約50〜80℃で行なうの
がよい。かくして一般式(1)で表わされる本発明の3
,4−ジヒドロカルボスチリル誘導体が収得される。
0℃で行なうのがよい。エピハロゲノヒドリンは上記反
応式で示される如く一般式(…)の化合物と反応し通常
該化合物に(2,3−エポキシ)プロポキシ基および3
−ハロゲノ一2−ヒドロキシプロポキシ基を与え、一般
に反応生成物は、之等の混合物として得られる。本発明
化合物はかくして得られる反応生成物(m)+(Iv)
を特に分離精製することなく混合物のまま引き続き反応
式に従い一般式R2NH2で表わされるアミン類と反応
させるか、又は上記反応生成物に、一般に用いられる精
製法例えば分別再結晶法、カラムクロマトグラフイ一等
を適用して2,3−エポキシプロポキシ基を有する化合
物(自)又は3−ハロゲノ一2−ヒドロキシプロポキシ
基を有する化合物(IV)を分離精製し、これを引き続
きR2NH2で表わされるアミン類と反応させることに
より製造できる。用いられるアミン類としては具体的に
は、3,4−ジメトキシフエネチルアミン、2−p−メ
トキシーフエネチルアミス、α,α−ジメチルフエネチ
ルアミン、3,4,5−トリメトキシフエネチルアミン
、1−メチル−2−フエノキシエチルアミン等のアミン
類が挙げられる。これらアミン類と上記反応生成物との
反応は無溶媒でも行なわれるが、たとえばジオキサン、
テトロヒドロフラン等のエーテル類、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素のほか水、ジメチルホ
ルムアミド等さらに好ましくはメタノール、エタノール
等の極性溶媒中で行なうのがよい。アミン類は上記反応
生成物に対して過剰量用いられるが、一般には約6〜8
倍モル量を用いるのがよい。本反応は特に加熱すること
なく進行するが、好ましくは約50〜80℃で行なうの
がよい。かくして一般式(1)で表わされる本発明の3
,4−ジヒドロカルボスチリル誘導体が収得される。
該誘導体は之を酸付加塩とするに当つては常法に従い薬
理的に許容される酸例えば塩酸、硫酸、りん酸、臭化水
素酸等の無機塩、しゆう酸、マレイン酸、フマール酸、
りんご酸、酒石酸、くえん酸、安息香酸等の有機酸と反
応させればよい。尚本発明の3,4−ジヒドロカルボス
チリル誘導体は、光学異性体を包含するものであり、ま
た該誘導体からその3,4一位の水素を脱水素して、真
性のカルボスチリル誘導体とすることもできる。
理的に許容される酸例えば塩酸、硫酸、りん酸、臭化水
素酸等の無機塩、しゆう酸、マレイン酸、フマール酸、
りんご酸、酒石酸、くえん酸、安息香酸等の有機酸と反
応させればよい。尚本発明の3,4−ジヒドロカルボス
チリル誘導体は、光学異性体を包含するものであり、ま
た該誘導体からその3,4一位の水素を脱水素して、真
性のカルボスチリル誘導体とすることもできる。
得られた真空カルボスチリル誘導体も本発明化合物と同
様にβ−アドレナリン作働阻害作用を有し不整脈、狭心
症等の心臓病薬及び抗高血圧薬として有用である。以下
本発明を更に詳細に説明するため実施例を掲げる。
様にβ−アドレナリン作働阻害作用を有し不整脈、狭心
症等の心臓病薬及び抗高血圧薬として有用である。以下
本発明を更に詳細に説明するため実施例を掲げる。
実施例 1
8−ブロモ−5−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロカルボ
スチリル29、エピクロルヒドリン15m1及びピペリ
ジン4滴を加えて90〜95℃にて2時間30分攪拌す
る。
スチリル29、エピクロルヒドリン15m1及びピペリ
ジン4滴を加えて90〜95℃にて2時間30分攪拌す
る。
反応終了後過剰のエピクロルヒドリン及びピペリジンを
減圧留去し、残渣に濃塩酸10m1を加え、70〜80
℃にて濃塩酸を減圧留去し81ブロモ−5−(3−クロ
ロ−2ーヒドロキシプロポキシ)−3,4−ジヒドロカ
ルボスチリル1.5f1を得る。得られた結晶1.5f
!にメタノール30WLI1無水炭酸カリウム610W
9及びβ−3,4−ジメトキシフエネチルアミン49を
加えて3時間環流撹拌する。反応終了後メタノールを減
圧留去し、残渣に水100mZを加えてクロロホルムで
抽出する。水洗後クロロホルム層を無水硫酸ナトリウム
で乾燥する。クロロホルムを減圧留去し、残渣に石油エ
ーテルを加えて過剰のβ−3,4−ジメトキシフエネチ
ルアミンを除去後エタノールから再結晶して融点152
〜153の8−ブロモ−5−〔3−(β−3,4−ジメ
トキシフエネチルアミノ)−2−ヒ“ドロキシプロポキ
シ〕−3,4−ジヒドロカルボスチリル1.29を得る
。更に塩酸飽和メタノール30WLIを加え、40〜5
0℃にて減圧留去し、残渣をエタノール+リグロインか
ら再結晶し融点175〜176℃の8−ブロモ−5−〔
3−(β−3,4一ジメトキシフエネチルアミノ)−2
−ヒドロキシプロポキシ〕−3,4−ジヒドロカルボス
チリル塩酸塩1.2gを得る。実施例 2 8−クロロ−5−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロカルボ
スチリル29を用い、実施例1と同様にして8−クロロ
−5−〔3−(β−3,4−ジメトキシフエネチルアミ
ノ)−2−ヒドロキシプロポキシ〕−3,4−ジヒドロ
カルボスチリル塩酸塩1.19を得る。
減圧留去し、残渣に濃塩酸10m1を加え、70〜80
℃にて濃塩酸を減圧留去し81ブロモ−5−(3−クロ
ロ−2ーヒドロキシプロポキシ)−3,4−ジヒドロカ
ルボスチリル1.5f1を得る。得られた結晶1.5f
!にメタノール30WLI1無水炭酸カリウム610W
9及びβ−3,4−ジメトキシフエネチルアミン49を
加えて3時間環流撹拌する。反応終了後メタノールを減
圧留去し、残渣に水100mZを加えてクロロホルムで
抽出する。水洗後クロロホルム層を無水硫酸ナトリウム
で乾燥する。クロロホルムを減圧留去し、残渣に石油エ
ーテルを加えて過剰のβ−3,4−ジメトキシフエネチ
ルアミンを除去後エタノールから再結晶して融点152
〜153の8−ブロモ−5−〔3−(β−3,4−ジメ
トキシフエネチルアミノ)−2−ヒ“ドロキシプロポキ
シ〕−3,4−ジヒドロカルボスチリル1.29を得る
。更に塩酸飽和メタノール30WLIを加え、40〜5
0℃にて減圧留去し、残渣をエタノール+リグロインか
ら再結晶し融点175〜176℃の8−ブロモ−5−〔
3−(β−3,4一ジメトキシフエネチルアミノ)−2
−ヒドロキシプロポキシ〕−3,4−ジヒドロカルボス
チリル塩酸塩1.2gを得る。実施例 2 8−クロロ−5−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロカルボ
スチリル29を用い、実施例1と同様にして8−クロロ
−5−〔3−(β−3,4−ジメトキシフエネチルアミ
ノ)−2−ヒドロキシプロポキシ〕−3,4−ジヒドロ
カルボスチリル塩酸塩1.19を得る。
融点177〜178リC実施例 36−クロロ−5−ヒ
ドロキシ−3.4−ジヒドロカルボスチリル1.29、
無水炭酸カリウム1.09及びエピクロルヒドリン4m
1をメタノール25m1中で攪拌しながら2.5時間還
流する。
ドロキシ−3.4−ジヒドロカルボスチリル1.29、
無水炭酸カリウム1.09及びエピクロルヒドリン4m
1をメタノール25m1中で攪拌しながら2.5時間還
流する。
溶媒留去後残渣の固定物にクロロホルムと水とを加えて
溶解させた後クロロホルム層を分取し、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥する。乾燥剤を炉去後クロロホルムを留去
すると6−クロロ−5−(2,3−エポキシプロポキシ
)−3,4−ジヒドロカルボスチリル1.19が得られ
る。この白色固体にメタノール50mI3及びβ−フエ
ノキシエチルアミン1.7.9を加えて攪拌下2時間還
流する。溶媒を留去後残渣にエーテルを加えて可溶部分
と不溶部分とに分ける。エーテル不溶物を戸去し戸液を
1N−HCI水溶液で抽出する。水層を減圧下乾固させ
たのち、残渣の固体に水100m1を加える。水に不溶
物を戸取し水、アセトンの順で洗浄し乾燥して6−クロ
ロ−5−〔2−ヒドロキシ−3−(2−フエノキシエチ
ルアミノ)プロポキシ〕−3,4−ジヒドロカルボスチ
リル塩酸塩0.5f1を得る。メタノール−エーテルよ
り再結晶して融点が202〜203℃の無色針状晶を得
る。実施例 4 6−クロロ−5−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロカルボ
スチリル2.49を用い、実施例3と同様にして6−ク
ロロ−5−(2,3−エボキシプロポキシ)−3,4−
ジヒドロカルボスチリル2.29を得る。
溶解させた後クロロホルム層を分取し、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥する。乾燥剤を炉去後クロロホルムを留去
すると6−クロロ−5−(2,3−エポキシプロポキシ
)−3,4−ジヒドロカルボスチリル1.19が得られ
る。この白色固体にメタノール50mI3及びβ−フエ
ノキシエチルアミン1.7.9を加えて攪拌下2時間還
流する。溶媒を留去後残渣にエーテルを加えて可溶部分
と不溶部分とに分ける。エーテル不溶物を戸去し戸液を
1N−HCI水溶液で抽出する。水層を減圧下乾固させ
たのち、残渣の固体に水100m1を加える。水に不溶
物を戸取し水、アセトンの順で洗浄し乾燥して6−クロ
ロ−5−〔2−ヒドロキシ−3−(2−フエノキシエチ
ルアミノ)プロポキシ〕−3,4−ジヒドロカルボスチ
リル塩酸塩0.5f1を得る。メタノール−エーテルよ
り再結晶して融点が202〜203℃の無色針状晶を得
る。実施例 4 6−クロロ−5−ヒドロキシ−3,4−ジヒドロカルボ
スチリル2.49を用い、実施例3と同様にして6−ク
ロロ−5−(2,3−エボキシプロポキシ)−3,4−
ジヒドロカルボスチリル2.29を得る。
この白色固体にメタノール5Cm1及びβ−3,4−ジ
メトキシフエネチルアミン2.4′を加えて攪拌下4時
間還流する。溶媒を留出後残渣の固体をベンゼンで洗浄
し、次いでクロロホルムに溶解し1N−HCZ水溶液で
抽出する。水層をアルカリ性としたのちクロロホルムで
抽出する。クロロホルムを留去した残渣に塩酸メタノー
ル溶液を加え、再ぴ溶媒を留去する。残渣の固体をメタ
ノール−エーテルより再結晶して無色鱗片状晶の6−ク
ロロ−5−〔3−(β−3,4−ジメトキシフエネチル
アミノ)−2−ヒドロキシプロポキシ〕−3,4−ジヒ
ドロカルボスチリル塩酸塩1.29を得る。融点155
〜157℃。薬理試験 体重9.7〜19.0k9の雑種成犬5頭を雌雄の別な
く用いた。
メトキシフエネチルアミン2.4′を加えて攪拌下4時
間還流する。溶媒を留出後残渣の固体をベンゼンで洗浄
し、次いでクロロホルムに溶解し1N−HCZ水溶液で
抽出する。水層をアルカリ性としたのちクロロホルムで
抽出する。クロロホルムを留去した残渣に塩酸メタノー
ル溶液を加え、再ぴ溶媒を留去する。残渣の固体をメタ
ノール−エーテルより再結晶して無色鱗片状晶の6−ク
ロロ−5−〔3−(β−3,4−ジメトキシフエネチル
アミノ)−2−ヒドロキシプロポキシ〕−3,4−ジヒ
ドロカルボスチリル塩酸塩1.29を得る。融点155
〜157℃。薬理試験 体重9.7〜19.0k9の雑種成犬5頭を雌雄の別な
く用いた。
ペントバルビタール・ナトリウム塩30ワ/1<gを静
脈内注射して麻酔し、背位に固定し、左側の大腿動脈及
び大腿静脈を露出した。静脈にビニルカテーテルを挿入
し、ヘパリン1000単位/K8lllを静注した。そ
の後動脈内に挿入したビニルカテーテルを電気血圧計に
連結して血圧を測定した。この値をAとする。次に下記
第1表に示す供試化合物を0.9%生理的食塩水に溶解
し、1.0μf!/Kg、10It′/K9及び100
μ′/Kgの投与量にて5〜10分間隔で累積的に静注
した。その後上記と同様にして血圧を測定した。この値
をBとする。B−Aの値を計算により求め、その結果を
第1表に示す。第1表における数値はMmH9の単位で
表わしたものである。上記第1表より、本発明の化合物
は、比較化合物に比し顕著に優れた降圧作用を有し、抗
高血圧薬として有用であることが明らかである。
脈内注射して麻酔し、背位に固定し、左側の大腿動脈及
び大腿静脈を露出した。静脈にビニルカテーテルを挿入
し、ヘパリン1000単位/K8lllを静注した。そ
の後動脈内に挿入したビニルカテーテルを電気血圧計に
連結して血圧を測定した。この値をAとする。次に下記
第1表に示す供試化合物を0.9%生理的食塩水に溶解
し、1.0μf!/Kg、10It′/K9及び100
μ′/Kgの投与量にて5〜10分間隔で累積的に静注
した。その後上記と同様にして血圧を測定した。この値
をBとする。B−Aの値を計算により求め、その結果を
第1表に示す。第1表における数値はMmH9の単位で
表わしたものである。上記第1表より、本発明の化合物
は、比較化合物に比し顕著に優れた降圧作用を有し、抗
高血圧薬として有用であることが明らかである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中R_1はフェノキシ低級アルキル基又はフェニル
環上に低級アルコキシ基を有するフェニル低級アルキル
基を示す。 Xはハロゲン原子を示す。〕で表わされる3,4−ジヒ
ドロカルボスチリル誘導体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51102380A JPS5927339B2 (ja) | 1976-08-26 | 1976-08-26 | 3,4−ジヒドロカルボスチリル誘導体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51102380A JPS5927339B2 (ja) | 1976-08-26 | 1976-08-26 | 3,4−ジヒドロカルボスチリル誘導体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5328179A JPS5328179A (en) | 1978-03-16 |
JPS5927339B2 true JPS5927339B2 (ja) | 1984-07-05 |
Family
ID=14325837
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51102380A Expired JPS5927339B2 (ja) | 1976-08-26 | 1976-08-26 | 3,4−ジヒドロカルボスチリル誘導体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5927339B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01124437U (ja) * | 1988-02-19 | 1989-08-24 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63290821A (ja) * | 1987-05-25 | 1988-11-28 | Otsuka Pharmaceut Co Ltd | 抗不整脈剤 |
-
1976
- 1976-08-26 JP JP51102380A patent/JPS5927339B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01124437U (ja) * | 1988-02-19 | 1989-08-24 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5328179A (en) | 1978-03-16 |
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