JPS5926902A - 水硫化ソ−ダ水溶液の連続製造法 - Google Patents
水硫化ソ−ダ水溶液の連続製造法Info
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- JPS5926902A JPS5926902A JP13690082A JP13690082A JPS5926902A JP S5926902 A JPS5926902 A JP S5926902A JP 13690082 A JP13690082 A JP 13690082A JP 13690082 A JP13690082 A JP 13690082A JP S5926902 A JPS5926902 A JP S5926902A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01B—NON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
- C01B17/00—Sulfur; Compounds thereof
- C01B17/22—Alkali metal sulfides or polysulfides
- C01B17/32—Hydrosulfides of sodium or potassium
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Treating Waste Gases (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は硫化水素中に含まれる炭酸ガスを分離除去しな
がら硫化水素と苛性ソーダ水溶液を反応させて連続的に
水硫化ソーダ水溶液を製造する方法に関する。
がら硫化水素と苛性ソーダ水溶液を反応させて連続的に
水硫化ソーダ水溶液を製造する方法に関する。
水硫化ソーダは脱毛剤、パルプの蒸解剤、脱毛促進剤お
よびチオール化剤として広範囲な分野に使用されている
。
よびチオール化剤として広範囲な分野に使用されている
。
従来、水硫化ソーダ水溶液は硫化水素を苛性ソーダ水溶
液に吸収反応させて製造するが、具体的には、例えばラ
ッシヒリングを充填したガス吸収塔を数基配置し、最前
段の吸収塔下部より硫化水素を連続的に送入し塔頂の排
出口を経て次段に順に送り、一方苛性ソーダ水溶液を最
後段の吸収塔上部より連続的に滴下し、ポンプ循環しな
がら一部を前段の吸収塔に順に送り、最前段吸収塔より
水硫化ソーダ水溶液として取り出丁連続製造法や、苛性
ソーダ水溶液を適宜の位置まで仕込んだ気泡槽を数基配
置し、最前段気泡槽の液中に硫化水素を連続的に送り、
気泡槽上部より次段の気泡槽に順に送り、最前段気泡槽
より水硫化ソーダ水溶液を取り出丁半連続法が採用され
てきた(特公昭38−11951)。
液に吸収反応させて製造するが、具体的には、例えばラ
ッシヒリングを充填したガス吸収塔を数基配置し、最前
段の吸収塔下部より硫化水素を連続的に送入し塔頂の排
出口を経て次段に順に送り、一方苛性ソーダ水溶液を最
後段の吸収塔上部より連続的に滴下し、ポンプ循環しな
がら一部を前段の吸収塔に順に送り、最前段吸収塔より
水硫化ソーダ水溶液として取り出丁連続製造法や、苛性
ソーダ水溶液を適宜の位置まで仕込んだ気泡槽を数基配
置し、最前段気泡槽の液中に硫化水素を連続的に送り、
気泡槽上部より次段の気泡槽に順に送り、最前段気泡槽
より水硫化ソーダ水溶液を取り出丁半連続法が採用され
てきた(特公昭38−11951)。
しかしながら、炭酸ガスを含む硫化水素から水硫化ソー
ダ水溶液を製造する場合、従来法には多くの問題点があ
った。すなわち、炭酸ガスは次式の如く苛性ソーダと瞬
間的に反応して炭酸ソーダを生成し、炭酸ソーダは更に
゛硫化水素と反応して重炭酸ソーダを生成する。
ダ水溶液を製造する場合、従来法には多くの問題点があ
った。すなわち、炭酸ガスは次式の如く苛性ソーダと瞬
間的に反応して炭酸ソーダを生成し、炭酸ソーダは更に
゛硫化水素と反応して重炭酸ソーダを生成する。
2NaOH+ co2−+ Na2003 + H2
O(1)Na2003 + H2S−+Na5H+ N
aHCO2(2)これら炭酸塩の生成は水硫化ソーダ水
溶液製造における苛性ソーダの損失とな一部、水硫化ン
ータ゛水溶液の品質をも低下させる。更にこれら炭酸塩
は、特に重炭酸ソーダの水硫化ソーダ水溶液に対する溶
解度が小さいために水硫化ソーダ水溶液中に析出し、吸
収塔、気泡槽、配管、バルブあるいは計測装置等至る所
で沈積、閉塞等のトラブルを引き起し、安定な長期間連
続運転は不可能であった。
O(1)Na2003 + H2S−+Na5H+ N
aHCO2(2)これら炭酸塩の生成は水硫化ソーダ水
溶液製造における苛性ソーダの損失とな一部、水硫化ン
ータ゛水溶液の品質をも低下させる。更にこれら炭酸塩
は、特に重炭酸ソーダの水硫化ソーダ水溶液に対する溶
解度が小さいために水硫化ソーダ水溶液中に析出し、吸
収塔、気泡槽、配管、バルブあるいは計測装置等至る所
で沈積、閉塞等のトラブルを引き起し、安定な長期間連
続運転は不可能であった。
これら炭酸ガスに起因する問題点の対策として、吸収反
応系の温度を65℃以上に保つことによって、次式によ
る重炭酸ソーダの貴分解と炭酸ガスの吸収反応を鈍化す
る方法が提案されている(特公昭38−16851 )
。
応系の温度を65℃以上に保つことによって、次式によ
る重炭酸ソーダの貴分解と炭酸ガスの吸収反応を鈍化す
る方法が提案されている(特公昭38−16851 )
。
2NaHOO3→Na2C!03 + H2O+ 00
2 (3)しかしながら、この方法では反応温度を
65℃以上にあげるために、逆に前記(1)式の反応が
促進され、しかも炭酸塩の水硫化ソーダ水浴液に対する
溶解度が増大するため、水硫化ソーダ水溶液中の炭酸塩
の減少速度は小さく、連続的に水硫化ソーダ水溶液を製
造するにはぼり犬な滞留時間を必要とし、工業的には利
用出来ないものであった。
2 (3)しかしながら、この方法では反応温度を
65℃以上にあげるために、逆に前記(1)式の反応が
促進され、しかも炭酸塩の水硫化ソーダ水浴液に対する
溶解度が増大するため、水硫化ソーダ水溶液中の炭酸塩
の減少速度は小さく、連続的に水硫化ソーダ水溶液を製
造するにはぼり犬な滞留時間を必要とし、工業的には利
用出来ないものであった。
本発明は従来法の欠点を解消した新規な水硫化ソーダ水
溶液の連続製造法を提供することを目的としてなされた
ものであり、炭酸ガスを含む硫化水素と苛性ソーダ水溶
液の反応にあたって、1)気泡槽2基と吸収塔1基を組
み合わせた孜ガス向流方式とし、 2)反応系に窒素ガスを存在させ、 6)苛性ソーダ水溶液を反応系の中段に供給し、4)低
温下で反応を完結させ、更に 5)各気泡槽の滞留時間を制御する、 等により硫化水素を選択的に苛性ソーダと反応させ得る
ことを見い出したことにもとづくものである。
溶液の連続製造法を提供することを目的としてなされた
ものであり、炭酸ガスを含む硫化水素と苛性ソーダ水溶
液の反応にあたって、1)気泡槽2基と吸収塔1基を組
み合わせた孜ガス向流方式とし、 2)反応系に窒素ガスを存在させ、 6)苛性ソーダ水溶液を反応系の中段に供給し、4)低
温下で反応を完結させ、更に 5)各気泡槽の滞留時間を制御する、 等により硫化水素を選択的に苛性ソーダと反応させ得る
ことを見い出したことにもとづくものである。
すなわち、本発明は、硫化水素中に含まれる炭酸ガスを
分離除去しながら値化水素と苛性ソーダ水溶液を反応さ
せて水硫化ソーダ水溶液を連続製造するにあたり、炭酸
ガスを含む硫化水素と窒素ガスを連続して第1気泡槽の
液中、第2気泡槽の液中、次いで吸収塔塔底の順に送入
して硫化水素を選択的に反応させ、炭酸がスと窒素ガス
を吸収塔塔頂から排出し、一方、苛性ソーダ水溶液を連
続して第2気泡槽に供給し、第2気泡槽内の反応液の一
部を吸収塔に循環させ、残部は第2気泡槽内反応液の滞
留時間を60〜240分間に保ちながら第1気泡槽に送
り、第1気泡槽内反応液の滞留時間を60〜600分間
に保ちながら反応を完結させ、第1気泡槽の底部より生
成液を抜出すことを特徴とする。
分離除去しながら値化水素と苛性ソーダ水溶液を反応さ
せて水硫化ソーダ水溶液を連続製造するにあたり、炭酸
ガスを含む硫化水素と窒素ガスを連続して第1気泡槽の
液中、第2気泡槽の液中、次いで吸収塔塔底の順に送入
して硫化水素を選択的に反応させ、炭酸がスと窒素ガス
を吸収塔塔頂から排出し、一方、苛性ソーダ水溶液を連
続して第2気泡槽に供給し、第2気泡槽内の反応液の一
部を吸収塔に循環させ、残部は第2気泡槽内反応液の滞
留時間を60〜240分間に保ちながら第1気泡槽に送
り、第1気泡槽内反応液の滞留時間を60〜600分間
に保ちながら反応を完結させ、第1気泡槽の底部より生
成液を抜出すことを特徴とする。
本発明で炭酸ガスを含む硫化水素とともに反応系に送入
する窒素ガス量は硫化水素中の炭酸がス含有量によって
適宜変化させることができるが、第1気泡槽に導入する
炭酸ガスを含む値、化水素1容量あたり0.05〜1.
0倍量が好ましい、、望累がス量がこの範囲より少ない
と硫化水素と炭酸ガスとの分離が不十分であり、また屋
累ガス量がこの範囲より多し・と、硫化水素の分圧が小
さくなり、未反応のま匁反応系から系外に排出される硫
化水素量が多くなるので好ましくない。
する窒素ガス量は硫化水素中の炭酸がス含有量によって
適宜変化させることができるが、第1気泡槽に導入する
炭酸ガスを含む値、化水素1容量あたり0.05〜1.
0倍量が好ましい、、望累がス量がこの範囲より少ない
と硫化水素と炭酸ガスとの分離が不十分であり、また屋
累ガス量がこの範囲より多し・と、硫化水素の分圧が小
さくなり、未反応のま匁反応系から系外に排出される硫
化水素量が多くなるので好ましくない。
窒素ガスの送入は硫化水素の選択的反応に効果があるば
かりでなく、気泡槽内の反応液の攪拌効果も有する。
かりでなく、気泡槽内の反応液の攪拌効果も有する。
本発明の気泡槽とは、液槽の底部にガス噴出ノズルを設
はガスを微細粒として液中に分散させる構造を有するも
のであって、炭酸ガスを含む硫化水素と窒素ガスは第1
気泡槽の液中に、次いで第1気泡槽の上部排出口から第
2気泡槽の液中に送入される。
はガスを微細粒として液中に分散させる構造を有するも
のであって、炭酸ガスを含む硫化水素と窒素ガスは第1
気泡槽の液中に、次いで第1気泡槽の上部排出口から第
2気泡槽の液中に送入される。
第1気泡槽の反応温度は15〜65℃、好まし〈は20
〜60°Cが有効である。反応温度がこの範囲より高い
場合は炭酸塩の溶解度が増大し、炭酸ガスの炭酸塩化が
促進されるので好ましくない。
〜60°Cが有効である。反応温度がこの範囲より高い
場合は炭酸塩の溶解度が増大し、炭酸ガスの炭酸塩化が
促進されるので好ましくない。
また反応温度がこの範囲より低い場合は、硫化水素と苛
性ソーダとの反応が発熱反応であるため多大な冷却設備
を必要とするので経済的でない。
性ソーダとの反応が発熱反応であるため多大な冷却設備
を必要とするので経済的でない。
第2気泡槽の反応温度は硫化水素と苛性ソーダとの反応
を促進させるために第1気泡槽よりもやや高い30〜5
0°Cの温度が好ましい。
を促進させるために第1気泡槽よりもやや高い30〜5
0°Cの温度が好ましい。
本発明において各気泡槽内の反応液の滞留時間は、硫化
水素中の炭酸ガス含有量、反応温度および第2気泡槽に
供給される苛性ソーダ水溶液の濃度により適宜変化させ
ることができるが、第1気泡槽の反応液の滞留時間は6
0〜600分間が好ましい。滞留時間がこの範囲より短
い場合は、未反応苛性ソーダや中間体である硫化ソーダ
(Na2S)が残存し、水硫化ソーダ水溶液に対する溶
解度の大きな炭酸ソーダから重炭酸ソーダへの移行が不
十分であるので好ましくない。滞留時間がこの範囲より
長い場合は多硫化ンーダ(Na2Sx )の副生や気泡
槽の容量が犬きくなるので不経済であり好ましくない。
水素中の炭酸ガス含有量、反応温度および第2気泡槽に
供給される苛性ソーダ水溶液の濃度により適宜変化させ
ることができるが、第1気泡槽の反応液の滞留時間は6
0〜600分間が好ましい。滞留時間がこの範囲より短
い場合は、未反応苛性ソーダや中間体である硫化ソーダ
(Na2S)が残存し、水硫化ソーダ水溶液に対する溶
解度の大きな炭酸ソーダから重炭酸ソーダへの移行が不
十分であるので好ましくない。滞留時間がこの範囲より
長い場合は多硫化ンーダ(Na2Sx )の副生や気泡
槽の容量が犬きくなるので不経済であり好ましくない。
また第2気泡槽内の反応液の滞留時間は60〜240分
間が好ましい。滞留時間がこの範囲より短い場合は未反
応苛性ソーダや硫化ソーダが多く残存し、硫化水素の選
択反応性が鈍化するので好ましくない。滞留時間がこの
範囲より長い場合は、硫化水素の吸収が悪くなって反応
糸外に排出され易くなり、気泡権の容量が大きくなるの
で不経済であり好ましくない。
間が好ましい。滞留時間がこの範囲より短い場合は未反
応苛性ソーダや硫化ソーダが多く残存し、硫化水素の選
択反応性が鈍化するので好ましくない。滞留時間がこの
範囲より長い場合は、硫化水素の吸収が悪くなって反応
糸外に排出され易くなり、気泡権の容量が大きくなるの
で不経済であり好ましくない。
第2気泡槽に供給される苛性ソーダ水溶液は第1気泡槽
に送入される硫化水素とほぼ等当量でよく、苛性ソーダ
濃度は所望の水硫(ヒソーダ水溶液濃度によって適宜変
化させることができるが通常は10〜60重量%である
。本発明では苛性ソーダ水溶液を第2気泡槽に供給する
ことか重要であって、例えば後述の吸収塔上部から滴下
すると硫化水素の選択的吸収反応が全く期待できず、化
成水硫化ソーダ水溶液中に炭酸塩が多量に混入゛してく
る。
に送入される硫化水素とほぼ等当量でよく、苛性ソーダ
濃度は所望の水硫(ヒソーダ水溶液濃度によって適宜変
化させることができるが通常は10〜60重量%である
。本発明では苛性ソーダ水溶液を第2気泡槽に供給する
ことか重要であって、例えば後述の吸収塔上部から滴下
すると硫化水素の選択的吸収反応が全く期待できず、化
成水硫化ソーダ水溶液中に炭酸塩が多量に混入゛してく
る。
本発明では、第2気泡槽の上部排出口から未反応硫化水
素、炭酸ガスおよび窒素ガスは吸収塔塔底に送入される
。吸収塔には第2気泡槽の反応液の一部を循環させる。
素、炭酸ガスおよび窒素ガスは吸収塔塔底に送入される
。吸収塔には第2気泡槽の反応液の一部を循環させる。
反応液の循環量は硫化水素を選択的に吸収反応させるた
めに第2気泡槽に供給される苛性ソーダ1容量あたり5
〜20倍量が好ましい。吸収塔の温度は第2気泡槽の反
応液の一部が循環するので、第2気泡槽の反応温度に左
右されるが加温または冷却を必要としない。吸収塔は一
般に使用される充填塔や棚段塔が採用できる。更に吸収
塔は第2気泡槽の上部に連結することも可能である。
めに第2気泡槽に供給される苛性ソーダ1容量あたり5
〜20倍量が好ましい。吸収塔の温度は第2気泡槽の反
応液の一部が循環するので、第2気泡槽の反応温度に左
右されるが加温または冷却を必要としない。吸収塔は一
般に使用される充填塔や棚段塔が採用できる。更に吸収
塔は第2気泡槽の上部に連結することも可能である。
本発明によれば、従来法による水硫化ソーダ水溶液に比
べ含有炭酸基が少ないため、炭酸塩の析出によるトラブ
ルは回避され、長期間の連続製造が可能となり、生成し
た水硫化ソーダ水溶液はそのま〜、例えば、チオグリコ
ール酸の製造に使用できる。
べ含有炭酸基が少ないため、炭酸塩の析出によるトラブ
ルは回避され、長期間の連続製造が可能となり、生成し
た水硫化ソーダ水溶液はそのま〜、例えば、チオグリコ
ール酸の製造に使用できる。
次に、本発明を図面に沿って更に具体的に説明する。図
面は本発明の詳細な説明する工程図である。
面は本発明の詳細な説明する工程図である。
炭酸ガスを含む硫化水素および窒素ガスは、それぞれラ
イン1およびライン2より連続して供給され、ガス送入
ノズル3から第1気泡槽Aの液中に送入される。第1気
泡槽Aには反応温度を15〜65°Cに維持できるよう
に温度調節設備が付備されている。
イン1およびライン2より連続して供給され、ガス送入
ノズル3から第1気泡槽Aの液中に送入される。第1気
泡槽Aには反応温度を15〜65°Cに維持できるよう
に温度調節設備が付備されている。
未反応のガスは第1気泡槽Aの上部よりライン4を経て
ガス送入ノズル5から第2気泡槽Bの液中に送入される
。第2気泡槽Bには反応温度ケ60〜50°Cに維持で
きるように温度調節設備が付備されている。未反応ガス
は更に、第2気泡槽Bに連結され、且つラツシヒリング
を充填した吸収塔Cの塔底に送入される。
ガス送入ノズル5から第2気泡槽Bの液中に送入される
。第2気泡槽Bには反応温度ケ60〜50°Cに維持で
きるように温度調節設備が付備されている。未反応ガス
は更に、第2気泡槽Bに連結され、且つラツシヒリング
を充填した吸収塔Cの塔底に送入される。
第2気泡槽Bの反応液の一部は循環ポンプDにより抜出
され、ライン6を経て吸収塔Cの上部より供給される。
され、ライン6を経て吸収塔Cの上部より供給される。
硫化水素は更に吸収塔Cで、吸収され、吸収塔Cの塔頂
からライン7を経て炭酸ガスと窒素ガスが排出される。
からライン7を経て炭酸ガスと窒素ガスが排出される。
一方、苛性ソーダ水溶液はライン8より連続して供給さ
れる。第2気泡槽B内の反応液の滞留時間を60〜24
0分間に保ちながら、循環ポンプDにより第2気泡槽B
内の反応液を抜出し、ライン9を経て第1気泡槽Aに送
る。
れる。第2気泡槽B内の反応液の滞留時間を60〜24
0分間に保ちながら、循環ポンプDにより第2気泡槽B
内の反応液を抜出し、ライン9を経て第1気泡槽Aに送
る。
ライン6には流量調節弁、ライン9には第2気泡槽Bの
液面調節弁が付備されている・第1気泡槽A円の反応液
の滞留時間を60〜300分間に保ちながら反応を完結
させ、第1気泡槽Aの底部より抜出ポンプEによりライ
ン10実施例 炭酸ガス1°2モル%を含む硫化水素’l(48Nm”
/hrおよび定業ガス25 Nm3/hrで図面に示し
たようにそれぞれライン1およびライン2より連続して
供給し、ガス送入ノズル3から第1気泡槽Aの液中に送
入した。第1気泡槽Aは容量11001の竪型気泡槽で
あり、温度調節設備により、第1気泡槽Aの反応温度を
25℃に維持した。
液面調節弁が付備されている・第1気泡槽A円の反応液
の滞留時間を60〜300分間に保ちながら反応を完結
させ、第1気泡槽Aの底部より抜出ポンプEによりライ
ン10実施例 炭酸ガス1°2モル%を含む硫化水素’l(48Nm”
/hrおよび定業ガス25 Nm3/hrで図面に示し
たようにそれぞれライン1およびライン2より連続して
供給し、ガス送入ノズル3から第1気泡槽Aの液中に送
入した。第1気泡槽Aは容量11001の竪型気泡槽で
あり、温度調節設備により、第1気泡槽Aの反応温度を
25℃に維持した。
未反応ガスは、第1気泡槽Aの上部よりライン中に送入
された。第2気泡槽Bは容量130Dlの横型気泡槽で
あり、温度調節設備により第2気泡槽Bの反応温度を4
0°Cに維持した。未反応ガスは更に、第2気泡槽Bに
連結された吸収塔Cの塔底に送入された。吸収塔Cは1
2朋のラツシヒリングを充填した直径60crIL、篩
さ150crrLの充填塔である。
された。第2気泡槽Bは容量130Dlの横型気泡槽で
あり、温度調節設備により第2気泡槽Bの反応温度を4
0°Cに維持した。未反応ガスは更に、第2気泡槽Bに
連結された吸収塔Cの塔底に送入された。吸収塔Cは1
2朋のラツシヒリングを充填した直径60crIL、篩
さ150crrLの充填塔である。
第2気泡槽Bの反応液の一部を循環ボン7″Dにより抜
出し、ライン6を経て2000 l/hrに調節しなが
ら吸収塔Cの上部より供給した。、g/j、数基Cの塔
頂からライ/7を経て平均光−1に示す組成のガスを排
出し、系外の除害設備に導いた。
出し、ライン6を経て2000 l/hrに調節しなが
ら吸収塔Cの上部より供給した。、g/j、数基Cの塔
頂からライ/7を経て平均光−1に示す組成のガスを排
出し、系外の除害設備に導いた。
一方、21重量%苛性ソーダ水溶液を3741g?/h
r(3046/hr)でライン8より連続して第2気泡
槽Bに供給した。第2気泡槽B内の反応液の液面を70
01に保ちながら(滞留1時間110分)、循環ポンプ
Dにより第2気泡槽B内の反応液を抜出し、ライン9を
経て第1気泡槽Aに送った。
r(3046/hr)でライン8より連続して第2気泡
槽Bに供給した。第2気泡槽B内の反応液の液面を70
01に保ちながら(滞留1時間110分)、循環ポンプ
Dにより第2気泡槽B内の反応液を抜出し、ライン9を
経て第1気泡槽Aに送った。
第1気泡槽A内の反応液の液面’に900J(滞留時間
142分)に保ちながら反応を完結させ、第1気泡槽A
の底部より抜出ポンプEによりライン10を経て平均光
−2に示す組成の生成液を抜出した。
142分)に保ちながら反応を完結させ、第1気泡槽A
の底部より抜出ポンプEによりライン10を経て平均光
−2に示す組成の生成液を抜出した。
上記条件で1力月間運転しても炭ffmの析出によるト
ラブルは全く無かった。水硫化ソーダ収率(対硫化水素
)が99.5%、炭酸ガス分離除去率は85.2 Ll
jであった。
ラブルは全く無かった。水硫化ソーダ収率(対硫化水素
)が99.5%、炭酸ガス分離除去率は85.2 Ll
jであった。
表−1排 ガ ス
表−2生成液
比較例
実施例における21重量%苛性ソーダ水浴液乞吸収数基
の塔頂から供給した以外は実施例と同一条件で実施した
。運転開始後6日間で、炭酸基が第1気泡槽Aの底部及
びライン10に析出沈積し、生成液の抜出が不能になっ
た。
の塔頂から供給した以外は実施例と同一条件で実施した
。運転開始後6日間で、炭酸基が第1気泡槽Aの底部及
びライン10に析出沈積し、生成液の抜出が不能になっ
た。
図面は本発明方法の実施例を示す概略工程図である。
符号
A・・・第1気泡槽
B・・・第2気泡槽
C・・・吸収塔
D・・・循環ボンデ
E・・・抜出ボンデ
ト・・硫化水素供給管
2・・・窒素ガス供給管
3・・・ガス送入ノズル
4・・・ガス移送管
5・・・ガス送入ノズル
6・・・第2気泡槽反応液循環管
7・・・オフガス排出管
8・・・苛性ソーダ水溶液供給管
9・・・第2気泡槽反応液移送管
10・・・生成液排出管
特許出願人 電気化学工業株式会社
9−
Claims (1)
- 硫化水素中に含まれる炭酸ガスを分離除去しながら硫化
水素と苛性ソーダ水溶液を反応させて水硫化ソーダ水溶
液を連続製造するにあたり、炭酸ガスを含む硫化水素と
窒素ガスを連続して第1気泡槽の液中、第2気泡槽の液
中、次いで吸収塔塔底の順に送入して硫化水素を選択的
に反応させ、炭酸ガスと窒素ガスを吸収塔塔頂から排出
し、一方、苛性ソーダ水溶液を連続して第2気泡槽に供
給し、第2気泡槽内の反応液の一部を吸収塔に循環させ
、残部は第2気泡槽内反応液の滞留時間を60〜240
分間に保ちながら第1気泡槽に送り、第1気泡槽内反応
液の滞留時間を60〜600分間に保ちながら反応を完
結させ、第1気泡槽の底部より生成液を抜出すことを特
徴とする水硫化ソーダ水溶液の連続製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13690082A JPS5926902A (ja) | 1982-08-06 | 1982-08-06 | 水硫化ソ−ダ水溶液の連続製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13690082A JPS5926902A (ja) | 1982-08-06 | 1982-08-06 | 水硫化ソ−ダ水溶液の連続製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5926902A true JPS5926902A (ja) | 1984-02-13 |
JPH025681B2 JPH025681B2 (ja) | 1990-02-05 |
Family
ID=15186185
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13690082A Granted JPS5926902A (ja) | 1982-08-06 | 1982-08-06 | 水硫化ソ−ダ水溶液の連続製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5926902A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000247609A (ja) * | 1999-02-25 | 2000-09-12 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | 無水アルカリ金属硫化物の製造方法 |
-
1982
- 1982-08-06 JP JP13690082A patent/JPS5926902A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000247609A (ja) * | 1999-02-25 | 2000-09-12 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | 無水アルカリ金属硫化物の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH025681B2 (ja) | 1990-02-05 |
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