JPS5926486B2 - 車輛走行用動力車輪 - Google Patents

車輛走行用動力車輪

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JPS5926486B2
JPS5926486B2 JP51062321A JP6232176A JPS5926486B2 JP S5926486 B2 JPS5926486 B2 JP S5926486B2 JP 51062321 A JP51062321 A JP 51062321A JP 6232176 A JP6232176 A JP 6232176A JP S5926486 B2 JPS5926486 B2 JP S5926486B2
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JP
Japan
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gear
bracket
motor
pinion
wheel
Prior art date
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Expired
Application number
JP51062321A
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English (en)
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JPS52145901A (en
Inventor
正之 志塚
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、フォークリフトやその他の産業車両に用いら
れる駆動モータおよび、減速歯車装置が車輪内に収容さ
れている車輌走行用動力車輪に関する。
この種の動力車輪は遊星差動歯車減速機を内蔵したもの
や、モータで発生した動力を歯車減速機を介して走行車
輪に伝えるように構成したもの等が知られている。
例えば上記のような構成では、減速機に偏心駆動内接歯
車減速機を用いているので、(1)小形で大きな減速比
が得られる。
(2泗心駆動内接歯車減速機は遊星差動方式や、通常の
遊星歯車方式と異なり、遊星歯車軸が公転しないため非
回転部分(固定部分)が減速機側にも取出せるので、車
両へ取付けるとき、この部分とモータのエンドブラケッ
トの部分の非回転部分で支持できるので、支持体や、歯
車減速機が片持梁の応力を受けることがない。
(3)片持支持の場合はホイールハブを支持する軸受の
少なくとも一方はモータのヨーク径に近い大きいものを
必要とするが、偏心駆動内接歯車減速機の場合には前記
エンドブラケットの部分でホイールハブおよびインナー
ギヤを支持するので軸受は大きいものを必要としない。
このように多(の利点をもつために現在実用化されてい
る動力車輪のなかでは最も優れているが、また次の様な
欠点をもっている。
(1)偏心1駆動内接歯車減速機は、ホイールハブに取
付けられたインナーギヤと、そのギヤにかみ合うプラネ
タリギヤと、そのギヤを駆動するためにアーマチャ軸に
取付けられた偏心体とからなり、該偏心体の偏心量によ
って小さな円揺動運転を行うことにより、両歯車の歯数
差による減速を行なうものであるが、この運動を円滑に
行なうためにプラネタリギヤはモータ軸から等距離に偏
心した少なくとも4ヶ以上の固定体によって回転支持さ
れなげればならない。
例えば、第1図に従来の具体例を示すが図において、モ
ータ1のエンドブラケット2とプラネットキャリヤ40
間に設げられたピン9、ローラ10が、プラネタリギヤ
8に設けられた穴8′と偏心して接触することによって
なされている。
またプラネタリギヤ8の軸方向の運動はエンドブラケッ
ト2とプラネットキャリヤ4によって規制すべくこれら
の一部とプラネタリギヤ8を面で接触させ滑らせている
このような方式ではプラネタリギヤ8を非常に自由度の
高い運動をさせねばならず、かつその運動を円滑に行な
うためにはこの運動を与える偏心体7やピン9、ロー2
10およびプラネタリギヤの穴8′それらの位置などの
寸法を非常に高精度にしなげればならない。
実際にこれらの寸法は0.01 mm程度にしないと正
常に動作しなくなるが、この高精度を得ることは大きな
コストアップになる。
またこの方式は金属同志のすべり接触が多いので、摩耗
による不具合が起きやすい。
特に潤滑に注意する必要があるが、機構上潤滑油による
ロストルクが大きいのであまり粘度の高い潤滑油は使え
ない。
(2)又この方式の利点として減速機側にも非回転部分
4′が現われることは前記したが、逆にこの非回転部分
とインナーギヤ(回転部)6との間は軸封しなげればな
らず、その軸封個所から油洩れが発生しやすいという欠
点がある。
第1図によればこの部分の軸封は接触形シール軸受12
によって行っており、さらに減速機構部の内圧の上昇は
呼吸孔110作用により防いでいる。
しかし実際にはこのような軸封機構では低粘度の潤滑油
を軸封することは不可能であり、また呼吸孔11からは
空気に混入した潤滑油が流出しやすく、かえって油洩に
よる不具合が発生しやすい。
本発明の目的は、構造を簡単にして大きな減速比が得ら
れ、潤滑性の良い車輌走行用動力車輪を提供するにある
本発明の要旨は減速機を外かみあい歯車対および内かみ
あい歯車対の2段の歯車対より構成し小形で大減速比を
得られるようにし、ギヤブラケットおよびモータエンド
ブラケットにより両持支持可能にし、且つギヤブラケッ
トの内径部に空気と油の分離室および呼吸孔から成る呼
吸装置を設け、呼吸孔からの油洩をなくし、ギヤケース
またはホイールバブにブレードを設けることにより潤滑
性能を高めるにある。
以下図面に従い本発明の実施例を詳細に説明する。
第2図において1はエンドブラケット2を一端に配した
モータで、そのブラケットの取付台2Aにはギヤブラケ
ット4の外周壁がポル)Pにより固着されている。
ホイールバブ5は、一方はモータエンドブラケット3上
に軸受19を介して支承されており、他の一方は開口端
を閉蓋するように配置されギヤケース6にボルトP1
により固着されている。
ギヤケース6はギヤブラケット4上に軸受15を介して
支承されている。
車輪はホイールバブ5上に支承される。
7はアーマチャ軸に直接歯切されたアーマチャピニオン
であり、ギヤ8とかみ合っている。
ギヤ8はセカンドピニオン9Aを備えた回転軸上にスプ
ラインなどにより締結支持されている。
該回転軸9は軸受17゜16によってモータエンドブラ
ケット2およびギヤブラケット4間に支持され、軸受1
6の外側のセカンドピニオン部分9Aがインナーギヤ1
0とかみ合っている。
インナーギヤ10はギヤケース6にボルトにより固着さ
れている。
このような本発明による減速機はアーマチャピニオン7
とギヤ8の歯車対、およびセカンドピニオン9とインナ
ーギヤ10の歯車対の2段から成っており、負荷荷重と
歯車強度の関係より、ギヤ8およびセカンドピニオン9
Aは1組または複数組設けられている。
以上の構成によれば小形で大減速比が得られ、非回転部
のギヤブラケット4が減速機側に出るために、車両への
取付はこの部分とモータエンドブラケット3部分で両持
支持ができ、モータや減速歯車には車輪荷重が加わらな
い。
また本減速機は通常の歯車装置と同じように歯車はすべ
て固定された軸を中心とした円運動を行なうので、前記
従来技術の方式に比べ位置寸法その他に高精度を必要と
しない。
また歯車の運動を与えるためのすべり機構がなくそれに
よる摩耗の心配は全くない。
本発明においてはセカンドピニオン9Aの歯車をギヤブ
ラケット4の取付部4Aより外側に設けることにより、
■組立をホイールノ・ブ5の中にモータ1を入れる。
■ギヤ8およびセカンドピニオン9Aをモータエンドブ
ラケット2上に組立る。
■ギヤブラケット4を組込む。
■インナーギヤ10およびギヤケース6を組込む。
の順序ですべて一方向から行なうことができて作業性が
よい。
第3図に詳細を示すが11はギヤブラケット4のほぼ軸
心で内側に開放して設けられた十分に広い円錐台状の室
であり、上辺が軸線に対して平行で下辺が開口するよう
にテーパとなっている。
12.13は軸受15の下に設けられた呼吸孔でありこ
れらは連通してギヤボックス内の空気の呼吸作用を行な
うために設けられている。
通常の歯車減速機では呼吸孔は油面より最も離れた場所
に設けることが可能であるが、本発明の対象とする動力
車輪はギヤボックスを形成するギヤケース6、ホィール
バブ5自体が回転するために上記の位置に呼吸孔を設け
ることはできない。
またモータエンドブラケット2の部分に設けることも直
接外気と導通しないので好ましくない。
従がってこのような動力車輪においてはギヤブラケット
40部分に設けることが好ましい。
この部分はモータのほぼ軸心部に位置し油面がギヤケー
ス6などの回転によってかき上げられるので十分離れた
場所ではなく、かき上げられた油は必ずこの部分に流入
する。
従って従来技術においてはこの油は空気と混合して泡状
になってモータ軸とプラネットキャリヤ4の穴の間のす
き間に入り、空気と一緒に呼吸孔より外部へ流出して、
十分その効果を上げることができなかったが、本発明に
よれば、円錐台状の室11で泡状になった油は空気と分
離して下方へ流れ落ち、空気のみ呼吸孔12 、13よ
り外部へ出るためその効果を十分発揮する。
特にこの空間部(室)11の形状を第3図に示すように
ギヤブラケット4の中心軸に対し下方へ傾いた円錐台状
にすることにより、上方から潤滑油は流入しにくく、分
離した油は油溜へ落下しやすい。
前記のように呼吸孔の位置が制限されることより、油面
ばできるだけ下方にする必要があり、インナーギヤ10
の歯先より少し上にするのが限度である。
このためにギヤ8を複数個使う場合、上方に位置するギ
ヤは下方に比べ潤滑不足になるので、ギヤケース6また
はホイールバブ5の内側で潤滑油と触れる部にブレード
14を設け、第5図に示すように油Qのかき上げを促進
し、上方の歯車の潤滑を十分に行なえ得る。
本発明の実施例は上記のように構成されているので、減
速機構が簡単小形で高域比が得られる。
車輪への取付は両端支持により行なわれるのでモータや
減速歯車には車輪荷重が加わらない。
又、ギヤブラケットの内径部に空気と油の分離室と、そ
の室に連通ずる呼吸孔を設けたものであるから、油が気
泡となって呼吸孔より漏出することがな(、潤滑寿命が
一段と向上すると共に呼吸作用が良好に行われる。
更には、ギヤケース又はホイールバブに設けたブレード
により歯車の潤滑を促進できるという効果がある。
以上本発明によれば、潤滑性の優れた減速機構を有する
車輌用走行車輪が容易に提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術の動力車輪の断面図、第2図は本発明
の実施例による動力車輪の断面図、第3図は第2図の呼
吸装置の詳細断面図、第4図は第3図の要部断面図、第
5図は第3図の要部断面図である。 符号の説明、1・・・・・・モータ、2・・・・・・エ
ンドブラケット、4・・・・・・ギヤブラケット、5・
・・・・・ホイールバブ、6・・・・・・ギヤケース、
7°°°”°°アーマチャピニオン、8・・・・・・ギ
ヤ、9・・・・・・セカンドピニオン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 回転駆動力を発生するモータと、該モータの外周に
    回転自在に保持され外周に車輪を装着したホイールハブ
    と、前記モータのエンドブラケットより突出しモータの
    出力を車輪に伝達する減速機構部とを備えてなる車輌走
    行用動力車輪において、前記減速機構部は、前記エンド
    ブラケットより突出したアーマチャ軸の外周に形成され
    たピニオンギヤと、該ピニオンギヤと噛合され、かつ回
    転軸をエンドブラケットとギヤブラケットの周壁間に支
    承したギヤと、前記ギヤブラケット周壁を貫通した前記
    回転軸の突出端に形成されたセカンドピニオンと、該セ
    カンドピニオンと噛合され、前記ホイールハブの開口端
    を閉蓋するように配置されると共に前記ブラケットと同
    心的に回転自在に配置されたギヤケースの内側に形成さ
    れるインナーギヤと、前記ギヤブラケットのほぼ中心部
    に内側を開放して形成され、上辺を軸線に対し平行・下
    辺をテーパにし、かつ吸気孔と連通させた円錐台状の分
    離室と、前記ギヤケースの内周面に形成され、潤滑油を
    かき上げるプレートとを備えてなることを特徴とした車
    輌走行用動力車輪。
JP51062321A 1976-05-31 1976-05-31 車輛走行用動力車輪 Expired JPS5926486B2 (ja)

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JP51062321A JPS5926486B2 (ja) 1976-05-31 1976-05-31 車輛走行用動力車輪

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JP51062321A JPS5926486B2 (ja) 1976-05-31 1976-05-31 車輛走行用動力車輪

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Publication Number Publication Date
JPS52145901A JPS52145901A (en) 1977-12-05
JPS5926486B2 true JPS5926486B2 (ja) 1984-06-28

Family

ID=13196752

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JP51062321A Expired JPS5926486B2 (ja) 1976-05-31 1976-05-31 車輛走行用動力車輪

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3337279B2 (ja) * 1993-09-09 2002-10-21 本田技研工業株式会社 ホイールモータ

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Publication number Publication date
JPS52145901A (en) 1977-12-05

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