JPS5926337Y2 - 音響光学光変調器 - Google Patents

音響光学光変調器

Info

Publication number
JPS5926337Y2
JPS5926337Y2 JP6413577U JP6413577U JPS5926337Y2 JP S5926337 Y2 JPS5926337 Y2 JP S5926337Y2 JP 6413577 U JP6413577 U JP 6413577U JP 6413577 U JP6413577 U JP 6413577U JP S5926337 Y2 JPS5926337 Y2 JP S5926337Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medium
acousto
sonic
ultrasonic
optic modulator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP6413577U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS53158252U (ja
Inventor
「巌」 浜口
道夫 梅沢
Original Assignee
株式会社リコー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社リコー filed Critical 株式会社リコー
Priority to JP6413577U priority Critical patent/JPS5926337Y2/ja
Publication of JPS53158252U publication Critical patent/JPS53158252U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5926337Y2 publication Critical patent/JPS5926337Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、放熱効果に関して改良された音響光学光変
調器の構造に係わるものである。
従来、超音波波面が存在する媒体中にレーザー光を通す
と、その超音波のある波長範囲でレーザー光の屈折ある
いは回折が起こり、レーザー光が強度変調されるという
現象は公知である。
以下、この媒体を音波媒体という。
この音波媒体の産業的利用分野として音響光学光変調器
を用いたレーザー記録装置がある。
この音響光学光変調器は音波媒体と、この音波媒体の上
下面に各対向して接着された超音波トランスジューサと
吸音材等で構成されている。
つまり、レーザー記録装置では、音響光学光変調器にレ
ーザー光を入射しておき、この状態のもとに超音波トラ
ンスジューサに記録すべき情報信号を含む駆動電力を印
加して音波媒体に超音波を作用させ、その結果とり出さ
れる変調光を走査して情報を記録するようにしているの
である。
従来材なわれてきたレーザー記録装置としては1個の音
響媒体と1個の超音波トランスジューサとの組合せによ
り、単一の変調光を得、これを用いて1走査ラインずつ
走査していく方式があり、又、他の方式としてより高速
化への要求を満たしたところの同時多ビーム光変調方式
がある。
同時多ビーム光変調方式のうち、既に知られた技術とし
ては、異なる記録情報を1個の音波媒体と1個のトラン
スジューサとの組合せからなる1個の音響光学光変調器
で同時に変調し、得られた複数の変調光を用いて複数の
走査ラインを同時に走査するものがある。
上記紹介した2方式のうち前者は記録速度が遅い点で問
題があり、後者は各情報信号の強度によって他の信号が
相互に影響を及ぼし合い、各情報信号の光変調度に影響
し光強度にむらを生じ、中間調の表示がきわめて困難で
あるという欠点があるものの両者共音響光学光変調器作
動時に音波媒体から発する熱に対してはほとんど問題に
なることがなかった。
ところで、現在、上記した欠点を改良したところの同時
多ビーム光変調方式が新たに開発されつつある。
この方式は第1図、第2図にその要部を示した通りレー
ザー発振器から発射されるレーザー光6の光路上に音波
媒体1、超音波トランスジューサT1.T2・・・・・
・T1、吸音材3等からなる音響光学光変調器を配設し
、上記音波媒体1の表面には、入射レーザー光6の巾W
方向に並列して複数の超音波トランスジューサT1.T
2・・・・・・T、を下部電極2を介して接着しておき
又、各超音波l・ランスジューサの上面には上部電極板
P1.P2・・・・・・Plを接着しておき、走査に際
して上記複数の超音波トランスジューサの上部電極各々
と下部電極との間に異なる変調信号を含んだ駆動電流を
印加してこれらを各独立に駆動し、その結果出射される
上記各超音波トランスジューサに対応した複数の変調光
L1.L2・・・・・・Llを多面体回転鏡によって連
続的に偏向させるとともに、上記の変調光の各々をそれ
ぞれの走査ラインに分散して被走査面に結像させること
によって同時に複数ラインの走査を行なうことができる
という画期的な技術である。
なお、符号7で示したのは変調されない零次光である。
しかしながら、この方式を実施すると、音波媒体は複数
の超音波トランスジューサによって同時に駆動されるた
めに発熱して高温度になり著しい場合には音波媒体を構
成する素子自体の破壊を招く恐れがある。
しかして、この様な音波媒体を安定した状態で使用する
ためには、素子が高温にならないように配慮することが
必須の条件となる。
この考案は上記の難点に着目してなされたものであり、
複数の超音波トランスジューサで駆動される音波媒体の
放熱効果を促進することによって音波媒体の熱破壊を防
止することができる音響光学変調器を提供することを目
的としている。
以下、図示した実施例に従い、本考案を詳細に説明する
本考案による音響光学光変調器は例えば次の手順で製作
することができる。
(1)第3図参照。
1個の矩形ブロック状の音波媒体8の上面に必要数だけ
の超音波トランスジューサA、 B、 Cを若干の間隔
をおいて接着する。
図では煩雑化を避けるために超音波トランスジューサは
3個で示しであるが実際には音波媒体の大きに対応した
数量の超音波トランスジューサを接着する。
なお、これらの超音波トランスジューサA、 B、 C
には各々これらの超音波1−ランスジューサを機能させ
るための駆動電源を接続する電極があらかじめ接着され
ているがこれについては前記第1図に準するのでここで
は特に図示しない。
(2)第4図参照。
第3図に示した音波媒体8を、各超音波トランスジュー
サA、 B、 Cとそれぞれ対をなすようにして分割す
る。
そして、分割された音波媒体の各々を、符号8a、
8b、 8Cで表せば、これら音波媒体8a、 8
b、 8Cには各々超音波トランスジューサA、 B
、 Cが組合わされている。
(3)第5図参照。
各超音波トランスジューサとそれぞれ対をなすように分
割されたこれらの音波媒体8a、8b、8Cの各対向側
面に適宜の厚みを有する放熱板9a、9b、9C,9d
を接着し、結果的に各超音波トランスジューサA。
B、 Cが一直線上に並列構成し、並ぶように相互固着
する。
ここで放熱板9a、 9b、 9C。9dとしては
熱伝導性のよい銅板等を用いるとよい。
(4)第6図参照。
このように相互接着された音波媒体8a、8b、8C及
び放熱板9a、 9b。
9Cの下面、つまり、超音波トランスジューサA、
B、 Cが接着された面の対向面に公知の熱良導体例え
ばpb等による吸音材10を共通的に接着し、更に、吸
音材10の下面に熱良導体からなる放熱フィン11を接
合する。
本考案による音響光学光変調器12はこのようにして製
作、構成されている。
本案による音響光学光変調器12をレーザー記録装置に
適用する場合には音響光学光変調器12は、超音波トラ
ンスジューサA、 B、 Cの各々が入射レーザー光の
巾方向に並列して位置するようにして配設され駆動され
る。
駆動時において超音波の非走行部分すなわち、放熱板9
a、9b、9C,9d部分に入射したレーザー光は、放
熱板の存在に何ら影響されることなく全て零次光として
出射される。
又、超音波トランスジューサA、 B、 Cの各直下に
相当する各音波媒体の部分には、各超音波トランスジュ
ーサA、 B、 Cによる超音波が走行し、この部分に
入射したレーザー光は変調された変調光と零次光とに分
離されて出射される。
そして、」―記各音波媒体8a、8b、8C各々が発す
る熱は放熱板9a、9b、9C,9d及び吸音材10を
介して放熱フィン11に伝えられ、放熱フィン11より
放散される。
本考案によれば、各音波媒体8a、 8b、 8C
を、これが機能するに適する温度範囲内に維持すること
ができるので、レーザー記録装置における前記改良され
た同時多ビーム光変調方式の実現が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案実施前の音響光学光変調器の要
部を示した図、第3図ないし第5図は本案による音響光
学光変調器の製作過程を示した図、第6図は音響光学光
変調器を部分的に断面して示した図である。 8a、8b、8C−・−・−音波媒体、9a、 9b
。 9C・・・・・・放熱板、11・・・・・・放熱フィン
、12・・・・・・音響光学光変調器、A、 B、 C
・・・・・・超音波トランスジューサ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 音波媒体の表面に、入射レーザー光の巾方向に並列して
    複数個の超音波トランスジューサを接着し、音波媒体の
    底面には吸音材を接着してなる音響光学光変調器におい
    て、 各超音波トランスジューサとそれぞれ対をなすように音
    波媒体を分割するとともに分割された各音波媒体を並列
    構成し、少なくとも各超音波トランスジューサ駆動時に
    おける音波媒体の超音波非走行部分に相当するところの
    各音波媒体の対向側面に熱良導体からなる放熱板を接着
    し、かつ、各放熱板の端部を熱良導体からなる吸音材に
    共通的に接着し、この吸音材には放熱フィンを接合する
    ことにより放熱効果を向上したことを特徴とする音響光
    学光変調器。
JP6413577U 1977-05-19 1977-05-19 音響光学光変調器 Expired JPS5926337Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6413577U JPS5926337Y2 (ja) 1977-05-19 1977-05-19 音響光学光変調器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6413577U JPS5926337Y2 (ja) 1977-05-19 1977-05-19 音響光学光変調器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS53158252U JPS53158252U (ja) 1978-12-12
JPS5926337Y2 true JPS5926337Y2 (ja) 1984-07-31

Family

ID=28967976

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6413577U Expired JPS5926337Y2 (ja) 1977-05-19 1977-05-19 音響光学光変調器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5926337Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5919922A (ja) * 1982-07-27 1984-02-01 Hoya Corp 音響光学変調素子

Also Published As

Publication number Publication date
JPS53158252U (ja) 1978-12-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2954545B2 (ja) 各セルの開口が一列に接続された多重チャンネルの音響−光変調器
CA1156750A (en) Acousto-optic device utilizing fresnel zone plate electrode array
JPH0127406B2 (ja)
US4696551A (en) Acoustooptic modulation element and system for acoustooptically carrying out modulation, of a plurality of parallel beams by the use of a single acoustooptic medium
JPS60502273A (ja) 多重チヤンネル音響光学装置用重畳形電極構造
JPS5926337Y2 (ja) 音響光学光変調器
US4502757A (en) Light beam distributor and an acousto-optic light modulating element
US6295157B1 (en) Thermally balanced acousto-optic modulator
JP2000221460A (ja) マルチチャンネル光変調素子
JPS59162527A (ja) 2次元音響−光学的偏向装置
JPS6410049B2 (ja)
JPH04507012A (ja) レーザプリンタ用の多チャンネル集積型光モジュレータ
JP3216399B2 (ja) 多ビーム走査光記録装置
JP2805064B2 (ja) 光記録/再生装置
JP3214162B2 (ja) 光走査装置
JPH01276117A (ja) 音響光学素子
JPH0320817Y2 (ja)
JPH026919A (ja) 多チャンネル光変調素子
JPH01293315A (ja) 光ビーム変調装置
JPS6118932A (ja) レーザー光偏向装置
JPS61167624U (ja)
JPS59220716A (ja) 多ビ−ム音響光学変調装置
JPS6019027U (ja) 光情報処理装置
JPH01238615A (ja) 音響光学変調器
JPS62109139U (ja)