JPS5925817B2 - 感熱性ラテツクス組成物 - Google Patents

感熱性ラテツクス組成物

Info

Publication number
JPS5925817B2
JPS5925817B2 JP50093273A JP9327375A JPS5925817B2 JP S5925817 B2 JPS5925817 B2 JP S5925817B2 JP 50093273 A JP50093273 A JP 50093273A JP 9327375 A JP9327375 A JP 9327375A JP S5925817 B2 JPS5925817 B2 JP S5925817B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
latex
group
composition
formula
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP50093273A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5163841A (ja
Inventor
クロ−ド ボネ− ジヤン
リバ アラン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Manufacture de Produits Chimiques Protex SARL
Original Assignee
Manufacture de Produits Chimiques Protex SARL
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Manufacture de Produits Chimiques Protex SARL filed Critical Manufacture de Produits Chimiques Protex SARL
Publication of JPS5163841A publication Critical patent/JPS5163841A/ja
Publication of JPS5925817B2 publication Critical patent/JPS5925817B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/28Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the compounds used containing active hydrogen
    • C08G18/2805Compounds having only one group containing active hydrogen
    • C08G18/2815Monohydroxy compounds
    • C08G18/283Compounds containing ether groups, e.g. oxyalkylated monohydroxy compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08CTREATMENT OR CHEMICAL MODIFICATION OF RUBBERS
    • C08C1/00Treatment of rubber latex
    • C08C1/14Coagulation
    • C08C1/145Heat-sensitising agents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L21/00Compositions of unspecified rubbers
    • C08L21/02Latex

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Paper (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は主として不織布の結合剤として使用される熱
に対して感受性のラテックス組成物、特に特定の活性化
温度で加熱した場合に凝固し得るラテックス組成物に関
する。
従来から、熱に対して感受性のかつ不織布用および少
なくとも一部は加熱によつて形成される物品用の結合剤
として使用し得る種々のラテックス組成物が提案されて
いる。
よりー般的に云えば、ラテックスの熱に対する感受性は
、少なくとも一部が加熱により形成される物品の製造に
おいて利用される。不織布の製造においてはラテックス
を乾燥中に結合剤が不織布の表面に移行することを防止
しかつ不織布の機械的強度と化学的性質を向上させるた
めに比較的低く保持すべき特定の温度において不織布上
に沈澱させる。 周知のごとく、従来からある種のラテ
ックスを加熱により沈澱させることが提案されているが
、この加熱沈澱を行わせるためには、通常100℃程度
の比較的高い温度を必要とする。
ラテックスに感熱剤(heatsensiti2ing
agents)を添加することも提案されており、これ
らの感熱剤として通常低分子量のポリビニルメチルエー
テル、ポリプロピレングリコールおよび亜鉛一アミン化
合物が使用されている。しかしながら、これらの物質は
いずれも、多量に使用しなければならずまた比較的高い
凝固温度を必要とするため、合成ラテックスの凝固に適
用することが困難である。 近年、変性ポリシロキサン
類が合成ラテックス用の感熱剤として提案されているが
、これらの化合物は必ずしも全ての種類の合成重合体状
ラテツクスに対して、特に不織布の製造に広く使用され
るアクリル系重合体ラテツクスに対して、好都合なもの
ではないことが知られている。
本発明の主な目的は比較的少量で使用することができ、
低温において感熱性を付与することができそして全ての
種類の合成ラテツクスについて使用し得る感熱剤を含有
する、熱に対して感受性の新規なラテツクス組成物を提
供することにある。
本発明によれば、上記の目的は冷水に可溶性のかつラテ
ツクスに感熱性を付与し、その結果ラテツクスを従来の
ラテツクス系に必要とされている温度より実質的に低い
特定の温度で凝固させるウレタン−オキシアルキレン共
重合体の形の感熱剤を含有するラテツクス組成物を提供
することにより達成される。従つて本発明によれば、天
然または合成ラテツクスとこのラテツクスの乾燥固形分
100重量部当り0.05〜5重量部の式(1):(式
中、Rはビウレツト基、ウレタン基またはイソシアネー
ト基を含有し得る脂肪族または芳香族基を表わし、kは
水素、炭素数1〜8個の直鎖または分岐鎖低級アルキル
基、アリール基およびアルキルアリール基からなる群か
ら選ばれた基を表わし、xは0〜1の数を表わし、yは
常に2より大きい数を表わし、x+yの合計値zは常に
2より大きい数であり、nは2〜4の数を表わしそして
pは少なくとも5に等しい数を表わす)のウレタン−オ
キシアルキレン共重合体とから本質的になることを特徴
とする感熱性ラテツクス組成物が提供される。
本明細書において、アルキル基またはオキシアルキル基
あるいはアリール基に結合したアルキル・基という場合
のアルキル基という用語は、1〜8個の炭素原子を含有
するアルキル基を意味するものである。
本発明において基kは好ましくはメチル、エチル、プロ
ピル、ブチル、イソブチル、2−エチルヘキシル、ベン
ジル、フエニル、トリル、キシリル、オクチルフエニル
、ノニルフエニルまたはナフチル基であり;pは常に5
゛に等しいかまたは5より大きい値であり、好ましくは
5〜100またはそれ以上の値である。
式(1)中の基Rは当業者に周知の基であり、これらの
基の例は文献に記載されており、かつ商業的に入手し得
るイソシアネート基含有化合物中に存在する基であるっ
基kは通常、ポリアルキレングリコールおよびそのエー
テルと結合しており、同様に商業的に入手し得るかつ文
献記載の化合物中に存在する基である。
本発明によるウレタン−オキシアルキレン共重合体は式
:で表わされるポリイソシアネートを、30〜100重
量%の式:R7+O−CnH2nイ0H(3) で表わされるポリアルキレングリコールのモノアルキル
、モノアリールまたはモノアルキルアリールエーテルお
よびO〜30重量%の式H千O−CnH2。
+15−0H(4)で表わされるポリアルキレングリコ
ールと反応させることにより製造し得る。
上記式(2)、(3)および(4)において基R.kお
よび係数Z.n.pは前記と同一の意義を有する。反応
はイソシアネート官能性基がポリアルキレングリコール
およびそのエーテルの末端ヒドロキシル基と部分的にあ
るいは完全に反応するような条件下で行われる。式(2
)で表わされるポリイソシアネートは当業者に周知のも
のである。
本発明において使用されるポリイソシアネートの主なも
のを示せばつぎの通りである:(a)式: (式中dは2.4〜2.8の値を表わす)のポリフエニ
ルイソシアネート、(b)式: のトリフエニルメチルトリイソシアネート、(c)ジイ
ソシアネートとポリオールを、ポリイソシアネートに1
分子当り遊離の状態あるX,村反応性の状態のN−C−
0基を少なくとも2個含有させるような条件下で縮合さ
せることによつて製造されるポリイソシアネート。
この種のポリイソシアネートの例は、3モルのトリレン
ジイソシアネートと1モルのトリメチロールプロパンと
の反応生成物である理想的にはつぎの式:で表わされる
ウレタン構造を有する化合物である。
(d)ジイソシアネートと水とを縮合させて環状イソシ
アネートを形成させることにより製造されたポリイソシ
アネート。
(e)ジイソシアネートと水とを縮合させてビウレツト
基を形成させることにより製造されたポリイソシアネー
ト。
この種のイソシアネートの例は、水と3モルの1・6−
ヘキサメチレンジイソシアネートとの縮合生成物である
式:するものである。
ポリアルキレン グリコールのモノエーテルおよびポリ
アルキレン グリコールは全てが同一であるかあるいは
異つているオキシアルキレン基を含有し得る。
本発明において使用するのに好ましい上記ポリオキシア
ルキレン化合物においては、オキシアルキレン基はエチ
レン オキシド基とプロピレンオキシド基とから構成さ
れる。
かXる化合物を使用する場合には、通常オキシエチレン
基が感熱性化合物の全重量の25〜75%を構成するこ
とが好ましい。好ましいポリアルキレン グリコール化
合物はそのモノエーテルである。勿論、ポリアルキレン
グリコールのモノエーテルとポリアルキレン グリコ
ールの混合物を使用し得る。この場合、ポリアルキレン
グリコールの量を、ポリアルキレン グリコール モ
ノエーテルと非エーテル化ポリアルキレン グリコール
との混合物の30重量%以上の量とすべきではない。式
(1)のウレタン−オキシアルキレン共重合体を製造す
る反応は比較的直接的でありかつ簡単である。
この反応はポリイソシアネートと前記したごときポリア
ルキレングリコール エーテルの混合物とを混合し、つ
いで反応混合物を80〜100℃の温度に加熱して反応
させることにより行われる。反応混合物の溶媒として適
当な溶剤はトルエンであるが、前記二成分についての他
の溶剤も使用し得る。トルエン中にイソシアネート−ヒ
ドロキシル反応用の触媒を添加することができる。適当
な触媒は第3級アミンまたは錫塩である。式(1)のウ
レタン−オキシアルキレン共重合体は冷水に可溶性で約
30〜50℃の曇点を有する粘稠な油状物の形で得られ
る。その水溶液は安定であり、かつ天然または合成ラテ
ツクスと相溶性である。本発明のラテツクス組成物中に
使用され得るラテツクスはカウチユーク(CaOutc
hOuc)型のゴム(天然)ラテツクスならびに慣用の
種類の合成重合体ラテツクスを包含する。合成重合体ラ
テツクスは、例えば、共役ジオレフイン類(例えばブタ
ジエン、メチルブチルジエン、イソプレンおよびこれら
の同族体)の単独重合体、これらのジオレフイン類と、
これと共重合し得るビニル系単量体およびアクリル系単
量体(例えばスチレン、メチルメタクリレート、酢酸ビ
ニル、アクリロニトリル、アクリル系エステル、アクリ
ル酸、メタクリル酸、塩化ビニル、塩化ビニリデン)と
の共重合体、共役ジオレフイン類とイソブチレンのごと
きイソオレフイン類との共重合体、エチレンの単独重合
体およびエチレンと前記したごときビニル系単量体およ
びアクリル系単量体またはエチレンと共重合し得るオレ
フイン類、例えばプロピレンとの共重合体、ビニル系単
量体(例えば酢酸ビニル、塩化ビニル)の単独重合体ま
たは共重合体、メチルアクリレート、エチルアクリレー
ト、ブチルアクリレート、メチルメタクリレート、ブチ
ルメタクリレート、アクリル酸、メタクリル酸、アクリ
ルアミド、エンドーメチロールアクリルアミド、グリシ
ジル メタクリレートのごときアクリル酸エステルの単
独重合体または共重合体、酢酸ビニルとアクリル酸エス
テルとの共重合体のごときビニル系単量体−アクリル系
岸量体の共合体、塩化ビニルまたは塩化ビニリデンとア
クリル酸エステルとの共重合体およびスチレンとアクリ
ル酸エステルとの共重合体を包含する。
本発明においては上記したごとき種類のラテツクスを使
用することが好ましいが、合成重合体物質のラテツクス
のいかなるものにも本発明を適用し得ることが認められ
た。ラテツクスは重合体の硬化または網状化を促進する
のに必要な慣用の添加剤または助剤およびラテツクスの
安定性および得られる重合体の機械的強度および化学的
不活性度を向上させるのに必要な添加剤を含有し得る。
例えば織物工業においては、N−メチロール基等のごと
き反応性基を含有するアクリル系共重合体の網状化を促
進するためにアンモニウム塩(例えば塩化アンモニウム
、ジアンモニウムホスフエート)を使用し得る。これら
の添加剤は何ら困難性を伴うことなしに本発明のラテツ
クス組成物中にお(・て使用され得る。本発明において
使用される天然または合成ラテツクスは20〜75重量
%、好ましくは40〜50重量%の乾燥固形分を含有す
べきである。本発明による感熱性組成物は所望の凝固温
度を得るのに必要な量の式(1)のウレタン−アルキレ
ンオキシド共重合体をラテツクスに単に添加することに
より製造される。この凝固温度は、任意特定のラテツク
スについて、添加されるウレタン−オキシアルキレン共
重合体の割合により調節され得るが、この温度は通常3
0〜80℃であろう。浴液の貯蔵性およびその使用とい
う点で最良の結果を得るためには凝固温度を35〜55
℃の範囲に調節することが一般に好ましい。液状または
ワツクス状の式(1)のウレタン−アルキレンオキシド
共重合体は、そのままあるいは水に溶解してラテツクス
に添加し得る。
後者の場合には水溶液をラテツクスに添加する。ウレタ
ンアルキレンオキシド共重合体の水溶液をラテツクスに
添加することが一般的に好ましい。前記したごとき感熱
性を得るために使用され得るウレタン−アルキレンオキ
シド共重合体の量は、通常、ラテツクスの固体物質10
0重量部当り0.05〜5重量部である。
本発明のラテツクス組成物は、通常、従来の感熱性ラテ
ツクスと同様の方法で、ラテツクス組成物中に浸漬させ
た型または物品上に薄いあるいは厚い皮膜を形成させる
ためにあるいは乾燥中に結合剤が移行することのない、
かなりの強度を有する不織布を製造するのに使用し得る
。実施例 1 攪拌機、温度計および還流コンデンサーを備えた21フ
ラスコに、トルエン5007および分子量約10000
のエチレン グリコールとプロピレングリコール(重量
比50/50)の共重合体のモノブチルエーテル100
7を装入した。
水とトルエンを共沸蒸溜させることにより最初に痕跡の
水を除去し、ついで反応を行わせる前にポリイソシアネ
ートとしてフエニレン ポリイソシアネート(PARI
の商品名で市販されている)2.57を添加した。混合
物を100〜110℃で3時間加熱し、ついで170℃
、40muHgの真空下で蒸溜することによりトルエン
を除去した。かく得られた生成惣Aは高粘度で、冷水に
可溶性の4.4℃の曇点を有する透明な黄色油状物であ
つた。下記の成分を使用してラテツクス組成物を調製し
た。
このラテツクス組成物はラテツクスの乾燥固形分に基づ
(・て0.23重量%の感熱剤を含有していた。
この組成物の凝固温度は42℃であつた。実施例 2エ
チレングリコールとプロピレングリコール(重量比50
/50)の共重合体のモノブチルエーテルについて過剰
のフエニレン ポリイソシアネートを使用して実施例1
を繰返した。
かく得られた、遊離のあるいは反応性の状態のイソシア
ネート基を含有する生成物B)は水と反応することがで
きかつ高粘度で冷水に可溶性の38℃の曇点を有する透
明な褐色油状物であつた。
つぎの組成を有する数種のラテツクス組成物を調製した
。このラテツクス組成物の感熱剤含有量はラテツクスの
乾燥固形分に基づいて0.2%程度であつた。
上記ラテツクス組成物の調製に使用したラテツクスと組
成物の凝固温度を下表に示す。これらのラテツクス組成
物は凝固性に変化を生ずることなしに3ケ月間貯蔵し得
る安定性を有していた。
実施例 3 攪拌機、温度計および還流コンデンサーを備えた21コ
ラスコに、トルエン5007および分子量が8000程
度のエチレングリコール/プロピレングリコール(重量
比50/50)の共重合体のモノブチル エーテル10
07を装入した。
共沸蒸溜により水を除去した後、ヘキサメチレン ジイ
ソシアネートと水とを縮合させて得られるポリイソシア
ネートの75%溶液3.57を添加した。このポリイソ
シアネートはデスモジユール(DESMODUR)Nの
商品名で市販されている。反応混合物を2時間還流させ
、ついで溶剤を170℃、40mmHgの真空下で蒸溜
して除去した。
かくして透明で黄色の油状生成惣0が得られた。
この生成物は冷水に可溶性で44℃の曇点を有していた
。生成物0を使用してつぎの組成のラテツクス組成物を
調製した。
このラテツクス組成物はラテツクスの乾燥固形分に基づ
いて0.2%の感熱剤を含有する。
この組成物は43℃の凝固温度を有していた。上記組成
物について感熱剤の濃度と凝固温度の関係も調べた。凝
固温度は感熱剤の添加量が増加するにつれて低下するこ
とが認められる。従つて、単に感熱剤の濃度を調節する
ことにより、ラテツクス組成物の凝固温度を正確に調節
し得ることが判る。
実施例 4 攪拌機、温度計および攪拌コンデンサーを備えた21フ
ラスコに、トルエン5007および分子量10000の
エチレングリコール/プロピレングリコール(重量比5
0/50)共重合体のモノブチルエーテル1007を装
入した。
共沸蒸溜により水を除去した後、トルエンジイソシアネ
ートとトリメチロールプロパンとの縮合により得られる
ポリイソシアネートの75%酢酸エチル溶液5.77を
添加した。
このポリイソシアネートはデスモジユールLの商品名で
商業的に入手し得る。反応混合物を3時間還流させ、つ
いでトルエンを170℃、40mTLHgの真空下で蒸
溜することにより除去した。かぐ得られた生成轍Dは冷
水に可溶性で42℃の曇点を有する非常に粘稠な黄色油
状物であつた。この生成物を使用してつぎの組成のラテ
ツクス組成物を調製した。この組成物の感熱剤含有量は
ラテツクスの乾燥固形分に基づいて0.6%である。種
々のラテツクスを使用して得られた結果を下表に示す。
これらの組成物は3ケ月貯蔵しても感熱性に変化が認め
られないような安定性を有していた。
実施例 5撹拌機、温度計および還流コンデンサーを備
えた21フラスコにトルエン500m11分子量100
00のエチレングリコール/プロピレングリコール(重
量比50/50)共重合体のモノブチルエーテル70f
および分子量1524のポリエチレングリコールのノニ
ルフエノールエーテル307を装入した。
共沸蒸溜により痕跡の水を除去した後、デスモジユール
Nの商品名で商業的に入手されるポリイソシアネートの
溶液7.27を添加した。この溶液のエチルグリコール
アセテートとキシレンポリイソシアネート混合物の濃
度は75重量%であつた。反応混合物を2時間還流させ
ついで溶剤を170℃、40mmHgの真空下で蒸溜す
ることにより除去した。
かく得られる生成物0は白色で、粘度が高くかつ冷水に
可溶性であり、41℃の曇点を有していた。
この生成物を使用してつぎの組成のラテツクス組成物を
調製した。
この組成物の感熱剤濃度はラテツクスの乾燥固形分に基
づいて0.23%である。
上記組成物において種々のラテツクスを使用した場合の
凝固温度を下表に示す。
上記組成物は3ケ月間貯蔵し得る程度の安定性を有して
いた。
実施例 6 分子量10000のエチレン グリコール−フロピレン
グリコール(重量比50/50)共重合体のモノブチ
ルエーテル707、プルロニツク(PLURONIC)
の商品名で市販されている分子量1830のポリエチレ
ン グリコール−ポリプロピレン グリコール共重合体
307および実施例5のポリイソシアネート8.57の
混合物を使用して実施例5を繰返した。
かくして非常に粘稠で、冷水に可溶性のかつ45℃の曇
点を有する白色の生成物Dを得た。
この生成物を使用して、つぎの組成のラテツクス組成物
を調製した。この組成物の感熱剤含有量は、ラテツクス
の乾燥固形分に基づいて0.44重量%である。
種々のラテツクスを使用して得られる組成物の凝固温度
を下表に示す。上記組成物は3ケ月の貯蔵安定性を有し
ていた。
実施例 7乾燥固形分含有量15〜46%の種々のラテ
ツクスを使用して一連のラテツクス組成物を調製した。
感熱剤の割合は、全ての組成物について、ラテツクスの
乾燥固形分に基づいて0.2%とした。ラテツクス組成
物の組成は実施例6のアクリル酸エチル−アクリロニト
リル共重合体を使用した相成物と同一である。以下に示
す結果から、ラテツクスの固形分含有量が非常に低い場
合でも許容し得る凝固温度を得られることが判る。
本発明の実施の態様を要約すれば、つぎの通りである。
(1)式(1)において、Rは式: (式中、dは2,4〜2.8の値を有する)の基であり
kはブチル基であること。
(2)式(1)において、Rは式: の基でありkはブチル基であること。
(3)式(1)において、Rは式: の基であり、 kはブチル基であること。
(4)ラテツクスは、天然ゴム、共役ジオレフインの単
独重合体または共重合体、ビニル系単量体の単独重合体
または共重合体、エチレンの単独重合体または共重合体
、アクリル系単量体の単独重合体または共重合体および
オレフインおよびジオレフインの単独重合体または共重
合体からなる群から選ばれること。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 天然または合成ラテックスと、このラテックスの乾
    燥固形分100重量部当り0.05〜5重量部の式(1
    )▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rはビウレツト基、ウレタン基またはイソシア
    ネート基を含有し得る脂肪族または芳香族基を表わし、
    R′は水素、炭素数1〜8個の直鎖または分岐鎖低級ア
    ルキル基、アリール基およびアルキルアリール基からな
    る群から選ばれた基を表わし、xは0〜1の数を表わし
    、yは常に2より大きい数を表わし、x+yの合計値z
    は常に2より大きい数であり、nは2〜4の数を表わし
    、そしてpは少なくとも5に等しい数を表わす)のウレ
    タン−オキシアルキレン共重合体とから本質的になるこ
    とを特徴とする感熱性ラテックス組成物。
JP50093273A 1974-08-02 1975-08-01 感熱性ラテツクス組成物 Expired JPS5925817B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR7427662 1974-08-02
FR7427662A FR2280644A1 (fr) 1974-08-02 1974-08-02 Compositions de latex sensibles a la chaleur

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5163841A JPS5163841A (ja) 1976-06-02
JPS5925817B2 true JPS5925817B2 (ja) 1984-06-21

Family

ID=9142270

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50093273A Expired JPS5925817B2 (ja) 1974-08-02 1975-08-01 感熱性ラテツクス組成物

Country Status (8)

Country Link
US (1) US4053440A (ja)
JP (1) JPS5925817B2 (ja)
BE (1) BE831629A (ja)
CH (1) CH611916A5 (ja)
DE (1) DE2534304C2 (ja)
FR (1) FR2280644A1 (ja)
GB (1) GB1521514A (ja)
NL (1) NL7508779A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0188513U (ja) * 1987-12-02 1989-06-12

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4264766A (en) * 1877-09-19 1981-04-28 Hoffmann-La Roche Inc. Immunological diagnostic reagents
DE2516979C2 (de) * 1975-04-17 1986-02-13 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Wärmesensibilisierung von Polymerdispersionen
US4131603A (en) * 1975-04-17 1978-12-26 Bayer Aktiengesellschaft Heat sensitizing mixture comprising an amide and a heat sensitizing agent which is a poly(alkylene oxide) containing urethane groups
FR2368572A1 (fr) * 1976-10-19 1978-05-19 Protex Manuf Prod Chimiq Procede de traitement antistatique
FR2368573A1 (fr) * 1976-10-20 1978-05-19 Protex Manufac Produits Procede de teinture des fibres textiles en presence d'agents antimigrateurs
US4118538A (en) * 1977-07-25 1978-10-03 Manufacture De Produits Chimiques Protex, Societe Anonyme Fabric-printing or dyeing process using thermosensitizer for latex binder
CH636235B (de) 1977-09-06 1900-01-01 Sandoz Ag Verfahren zur herstellung von polyurethanen und deren verwendung in binderdispersionen zum verkleben von fasern in vliesstoffen.
DE3330197A1 (de) * 1983-08-20 1985-02-28 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Waermesensibilisierungsmittel, ihre herstellung und verwendung
DE3622612A1 (de) * 1986-07-05 1988-01-14 Bayer Ag Waermesensible polyurethandispersionen
DE69101992T2 (de) * 1990-03-02 1994-11-03 Ciba Geigy Ag Verfahren und Zusammensetzungen zur Textilveredlung.
US5185402A (en) * 1990-11-26 1993-02-09 Lord Corporation Flock adhesive
GB9511938D0 (en) * 1995-06-13 1995-08-09 Unilever Plc Cosmetic composition
FR2792009B1 (fr) * 1999-04-07 2001-07-27 Protex Nouveaux agents de finissage polyvalents constitues de copolymeres urethane-oxyalcoylene et melanges les contenant

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL286167A (ja) * 1961-12-02
US3264134A (en) * 1964-04-13 1966-08-02 Grace W R & Co Polyurethane latex containing a water soluble alcohol
DE1720639B2 (de) * 1967-03-20 1977-01-27 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Verfahren zur herstellung von waessrigen, emulgatorfreien, anionischen polyurethandispersionen
US3484394A (en) * 1967-06-07 1969-12-16 Gen Electric Heat-sensitive latex
US3539482A (en) * 1967-09-20 1970-11-10 Goodrich Co B F Soluble poly(etherurethane)s
US3770684A (en) * 1970-06-25 1973-11-06 Troy Chemical Corp Latex compositions containing bodying agents
US3862074A (en) * 1971-11-30 1975-01-21 Environmental Enterprises Inc Aqueous polymeric compositions of nonionic urethane polymer and acrylic polymer
DE2226269C2 (de) * 1972-05-30 1984-09-27 Basf Ag, 6700 Ludwigshafen Wärmesensibilisieren von anionischen und nichtionischen wäßrigen Polymer- Dispersionen
DE2314512C3 (de) * 1973-03-23 1980-10-09 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Thermoplastische, nichtionische, in Wasser despergierbare im wesentlichen lineare Polyurethanelastomere

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0188513U (ja) * 1987-12-02 1989-06-12

Also Published As

Publication number Publication date
NL7508779A (nl) 1976-02-04
JPS5163841A (ja) 1976-06-02
CH611916A5 (ja) 1979-06-29
FR2280644B1 (ja) 1977-03-25
BE831629A (fr) 1975-11-17
US4053440A (en) 1977-10-11
GB1521514A (en) 1978-08-16
DE2534304A1 (de) 1976-02-12
DE2534304C2 (de) 1984-07-12
FR2280644A1 (fr) 1976-02-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5925817B2 (ja) 感熱性ラテツクス組成物
US3691257A (en) Organic polymers containing siloxane-organic block copolymers
US4057596A (en) Anti-sticking silicone compositions of non-solvent type
US4387222A (en) Cyclic perfluoroaliphaticdisulfonimides
CA1300798C (en) Room temperature vulcanizable polydiorganosiloxane compositions
JP2543954B2 (ja) 純一級ジアミン類の製造方法
US4098842A (en) Providing polymer with antistatic properties
US3844983A (en) Arrangement related to inflatable life rafts room temperature curing poly(fluoroalkoxyphosphazene)copolymers and terpolymers
US2634284A (en) Polymerization of organosiloxanes
US2835653A (en) Polyoxyethylene substituted polymers and their preparation
US2718509A (en) Plasticized resin compositions
US2937164A (en) Composition consisting of the reaction product of a linear synthetic polymer and a monocarbodiimide and process for crosslinking
US3046155A (en) Polyethylene-paper adhesion
US3297783A (en) Vinyl halide resin plasticized with a linear copolymer of a diepoxide with a 1, 2-alkylene oxide
US3813371A (en) Method for curing a furfuryl alcohol binder
Stewart et al. D2-m-carborane siloxanes. 7. Synthesis and properties of ultra-high molecular weight polymer
US4164535A (en) Antistatic textile materials
JPS61255935A (ja) イオン性無機塩と錯化剤とから成る触媒系によってポリオルガノシラザン及びポリオルガノ(ジシリル)シラザンを処理する方法
US4429093A (en) Cyclic perfluoroaliphaticdisulfonimides as polymerization catalysts
JPS61207437A (ja) 高分子化合物の製造法
US2642413A (en) Polymers of phosphonic acid diamides with ureas
JPH04505159A (ja) 新規環式ポリイミノエーテル
US4079098A (en) Process for the production of polyorganosiloxane block copolymers
US3504051A (en) Castable siloxane block copolymers
JPS5950182B2 (ja) シリコ−ン樹脂の組成物