JPS5925646B2 - 帯状物の巻取方法ならびにその装置 - Google Patents

帯状物の巻取方法ならびにその装置

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JPS5925646B2
JPS5925646B2 JP50045569A JP4556975A JPS5925646B2 JP S5925646 B2 JPS5925646 B2 JP S5925646B2 JP 50045569 A JP50045569 A JP 50045569A JP 4556975 A JP4556975 A JP 4556975A JP S5925646 B2 JPS5925646 B2 JP S5925646B2
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JP
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winding
roller
speed
strip
sheet
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JP50045569A
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幸道 松本
正紀 畑
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Mitsubishi Plastics Inc
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は合成樹脂フィルムなど帯状物をロール状に巻取
る方法ならびに該方法の実施に使用する巻取装置に関し
、特に合成樹脂フィルム、ゴムシ5−トの如き延伸性を
有する帯状物をロール状に巻取つて得たロール状帯状物
が、需要側において巻き戻しの上、展開させて包装フィ
ルムとして使用されるときに、重わ合つた少くとも2枚
の巻層間で耳端部が絡むなどの理由で巻き戻しを円滑に
行0 うことができず、最悪の場合には帯状部の破断を
生じて作業に支障を来すのを確実に防止し得る巻取方法
ならびに該方法の実施に係る巻取わ装置を提供すること
をその目的とするものである。
長尺の一定巾の帯状物(以下シートと称す)を15巻取
る場合、巻取位置までシートが移送さわてくる過程での
蛇行や、シート自体の内部応力変化による巾収縮の不均
一性、さらには巻取わ後のシートの僅かな層間すべb等
のため、巻取勺ロールの耳端には多少の出入シが発生す
るのが普通である。一見して出入りがない様に見える耳
揃え巻きを行つた場合でも、顕微鏡的に拡大すると、必
らず出入bが発生していることが立証されている。第1
図は一定巾のシートを巻き取つた場合Vc卦ける耳端部
形態を顕微鏡的に拡大示したものであるが、特に軟質合
成樹脂フイルムの如き延伸性を有するシートや、薄いシ
ートを巻取つた場合に、経時変化に因つて飛出した部分
S1は巻芯1の方向に曲D込み所謂耳だれ現象を呈する
。この耳だれが特にはなはだしい場合は、単に耳だれ現
象のみに止まらず、その先端が巻層側にまくれ込み、ロ
ール状,シートの深層側一層又は数層のシート耳端に喰
い込むS2ようになり、所謂耳巻込み現象を発生するこ
とすらある。
この耳巻込み現象は比較的巻芯に近い深層部に卦いて、
巻締め力が大きく作用する故もあつて、多く発生するこ
とが知られている。
そして耳だれ現象が発生したロール状シートはこれを巻
き戻して使用する場合に、シートの耳端部に局部的変形
を齋らし、体裁が悪く不具合であることは云うに及ばず
、耳巻込みの発生したロール状シートに訃いては巻き戻
し作業に支障を来し、甚だしいときには巻き戻しに際し
、この耳巻込み部分からシートが破断して作業に難渋を
来たし、作業性を悪くする欠陥がある。
本出願入はか\る問題が需要側に卦いて屡々発生し、シ
ート巻取り手段の改善が特に望まれている実状にあるこ
とを知見し、円滑な巻き戻しが可能で、かつシート破断
を生ぜしめる虞れの全くない改良された巻取シ手段を開
発すべく鋭意研究の結果、本発明を完成するに至つたも
のであり、特に前記シートを表面巻取り或は中心巻取勺
により巻芯等の表面巻取ジローラあるいは中心巻取』ロ
ーラに巻取るに際して、少くとも巻き初めの一部層Vc
卦いて帯状物の巻取シ巾を連続又は間欠に漸減せしめ、
この間の各巻層に卦いて外側の層が内側の層よりも広巾
とならないように、ロール状シートの少くとも巻き初め
一部層の耳端部に勾配を有せしめて巻取らせる巻取り方
法を提供することによシ本発明の目的を達成し得ること
をその特徴とする。
さらに本発明はシート状物を巻取らせる表面巻取わ機に
卦いて、適宜位置に設けた送り込みローラあるいは前記
表面巻取vローラに圧接可能に設けた巻取りローラの何
れか一方を、その前方の繰シ出しローラの表面速度に対
して、等速以上の連続的又は間欠的な変速可能に駆動さ
せて、少くとも巻き初めに卦いて巻取わ表面速度を漸増
させ、巻取られる直前の帯状物に張力変化による物性変
化を行わせて帯状物巾を漸減し得る手段を設けることに
よシ、前記本発明方法の実施に好適な装置を提供するに
至つたことをその特徴とするものである。
本発明はさらに又、上記装置の他に、中心巻取機に卦い
て、帯状物繰b出しローラと中心巻取りローラとの間に
設けたダンサローラ等の張力付与部材を変位又は変速せ
しめる張力可変機構の張力変化を少くとも巻き初めVC
卦いて連続的又は間欠的に作動せしめて巻取らせる直前
の巻状物に張力変化による物性変化を行わせあ、帯状物
巾を漸減させることにより前記本発明方法の実施に好適
な装置を提供することも亦その特徴とするものである。
以下さらに本発明を添附図面に基きその態様について説
明すれば、軟質の薄い合成樹脂フィルム等伸長しやすい
シートの巾調節については、シート自体の物性を有効に
利用する方法が考えられることは勿論であシ、か\る材
質のシートは第5図に示すように、適宜のクランプ部材
C,CflCよつてシートSを長手方向に引張ると当然
長手方向に延伸するが、一方これに直角をなす巾方向に
ついては巾が狭くなる性質がある。
今有限の長さのシートについて考えて見た場合、このこ
とは容易に理解し得ることである。次に連続して繰り出
されるシート(無限長と考えられる)を巻取つている場
合には、一般にシートは連続移動するものであるが、こ
の流動態様の途中に卦いて第7図イ,口に示す如く、1
対のローラからなるニツプローラ1A}よび1Bの2組
を適宜間隔を存してシートSを挟持するよう横設した場
合を考えて見ると、今、シート走行方向を基準として土
流側の1対のニツプローラ1Aに卦ける表面速度を、そ
こを通過する時点のシートSの巾をwとし、下流側の1
対のニツプローラ1BVC卦ける表面速度をV+ΔV(
ΔV〉0)とするとき、そこを通過する時点のシートS
の巾W″はW′=W−ΔW(Δw〉0)となる。
そして単位時間tの間にニツプローラ電を通過するシー
トSの長さはSXVであり、一方、ニツプローラIBを
通過するシートSの長さはS×(V+ΔV)となり、S
×ΔVだけニツプローラ1Bを通過するシートSの長さ
が延ばされたことになる。
こ\で上述のシート物性から、延伸された長さS×ΔV
vc対応してシートSの巾がΔwだけ減少することは容
易に理解されるであろう。
このように巾が減少する現象をネツクイン現象と一般に
称されている。前記ネツクイン量ΔWはシートSの弾性
限度内Vc卦いて概略ΔV/Vvc比例する関係にあり
、従つてΔVの大いさを変えることによつて、ネツクイ
ン量Δwの大いさを変えることが可能である。
上述せる如き周速変化を基本とするネツクイン量変化手
段は本発明に}いて第2番目の発明に係るものであるが
、これとは別にシートSに直接張力変化を行わせる手段
即ち第3番目の発明に係るネツクイン量変化手段も考え
られ、これを第8図に基いて次に述べれば、連続走行す
るシートSの流れの中に1対の繰出し用ニツプローラ1
Aと、ダンサローラDを配置した状態で考えてみる。第
8図VC卦いてシートSは、ニツプローラ1。により速
度Vで繰シ出されてくる。巻取りに至る途中に、重量F
のダンサローラDを設置し、シートSの張力によつて釣
合つているとすると、F二2Fなる関係が成わたつ。こ
\にTはシートSの張力に該当する。つまbシートSV
Cは、Tなる力がたえず作用していることになる。比較
的軟質で伸びやすいシートSの場合、この張力によりシ
ートSは伸びることになりダンサローラDを通過するシ
ートSの速度V1は、ニツプローラ1Aを通過するとき
の速度VffC対しΔV(〉0)だけ早くなる反面、そ
の物性によりニツプローラ1Aを通過するときのシート
Sの巾欺対しダンサローラDを通過するシートSの巾は
ΔW(〉0)だけ小さくなることが容易に判明するであ
ろう。この巾の減少する現象すなわちネツクィン現象に
よるネツクイン量ΔWは帯状物の弾性限度内に於いて概
略張力TVC比例する関係にある。従つて、張力Tの大
きさを変えることによりネツクイン量Δwの大きさを変
えることが可能である。以上、延伸性を有するシートの
物性変化を氾用した巾調節の基本原理について説明して
きたが、次にこの原理を応用した本発明の態様を先ず第
9図}よび第10図に略示した実施装置例についてさら
に詳説すると、両図は第2番目の発明に係る装置であシ
、図Vc訃いてSは展開して定速度走行される延伸性シ
ートで、自由回動するガイドローラ11VC案内されて
巻取側に繰り出される。
2はガイドローラ11の直後方に配設したスリツメ一で
、広巾から所定狭巾のシートSを複数条得るための切断
刃をシートSに対向して複数個有している。
1A,1Bは前述せるように、シートS走行方向を基準
として土流側卦よび下流側に配設した1対のニツプロー
ラで、電はシート繰b出しの用に供され、電動機7から
適宜の動力伝達機構を介して所定速度で回転される。
−方、ニツプローラ1Bは電動機7VC対して、無段変
速機8と適宜の動力伝達機構とを介して連結され、ニツ
プローラ1Aと等速度又は高速度の表面速度で回動され
るようになつている。
3は細巾帯状物のトリミング屑で、適宜機外下方に排出
されるようにされる。
4,4は並行横設させた表面巻取用アンダーローラで、
各軸をニツプローラ1Bの軸と連鎖させ、該ニツプロー
ラ1Bと同速若しくは若干のドロー比を有する表面速度
を保つて駆動される。
5″は前記アンダーローラ4,4上VC係架させ、かつ
上方からプレスローラ6Kよつて適宜圧力で加圧される
巻芯であり、ガイドローラ11,ニツプローラ1A,1
Bを経て繰b出されるシートSをその表面にコイル状に
巻付かせるようになつている。
な卦、図中10は無段変速機8の変速操作軸で、可逆・
可変速形パイロツトモ一19により回動され、前述せる
如くニツプローラ1B訃よびアンダーローラ4,4の速
度を遠隔調節し得るようになつている。上記の構成にな
る巻取装置を用いてシートSの表面巻取りを行わせる手
順につき次に述べれば、広巾のシートSをトリミング2
で所望条数の狭巾シートにスリツトしながら、ニツトロ
ーラ1A,1Bを経てアンダーローラ4,4土の巻芯5
″に導き巻取らせ、かつ、プレスローラ6で加圧し、さ
らに無段変速機8の変速比を適宜設定して、表面巻取り
を開始する。
巻取りが進行するにつれて、ニツプローラ1Aの周速V
VC対しニツプローラ1Bの周速度V1を、巻き初めか
ら暫時の間或は所定長巻取る満巻きまでの間、増速し得
るように、変速操作軸10を制御させて行く。
かくして先に述べたネツクイン現象により、ネツクイン
量が次第に大きくなシ、その結果としてスリツトされ、
かつ、巻芯5″にコイル状で巻着される被巻シート5は
、巾が順次狭くなわつつ巻着されることは明らかであV
1ニツプローラ1A卦よびアンダーローラ4,4を巻き
初めから暫時の間増速させ、その後VC}いて定速と成
した場合には、第3図々示の如く、巻取りロールRf)
1fT面耳端形状は巻き初めの適宜厚層の部分に勾配が
つき、一方、最終満巻まで増速させた場合には、第2図
々示の如く、シートの最終表面層まで耳端に訃いて勾配
がつくようになv、勾配の部分に訃いては上層のシート
がその下の層ようも耳端を中心内方寄Dに位置させ、顕
微鏡的に見れば第5図の如き状態を呈する。
な卦、ニップローラ1Bの増速手段を連続的に行わせる
代Bvc、数巻層の間は増速させ次の数巻層は定速と成
し、これを繰勺返し行うことも可能で、前記例同様本発
明の目的を達成し得ることは言う迄もなく、このときの
ロール状巻上bシート5は第4図々示の如くなる。巻取
りが終了した時点に卦いてパイロットモータ9を急速逆
転して、ニツプローラ1Bの速度V1を巻取初期の速度
に戻して次の巻取を開始する。以後これを繰b返すこと
により、同一形状の巻取ロールを連続して巻き取ること
ができる。以上は本発明の1実施態様を示したものであ
るが、シートSは特にスリツトすることなく1枚の広巾
の状態でもよい。
またシートSが巻取位置に至るまでの間にネツクィンし
、その量が巻取の進行するに従つて増大し、結果として
シートSの巾を減少させることが目的であることから、
ニップローラ1Bの変速駆動に替えて,巻取ローラ4,
4を無段変速機8を介して徐々に増速させてもよいこと
は勿論である。又、上記例では、ニツプローラ1Bの変
速手段として、無段変速機8を用いる具体例を示したが
、この手段が例えば差動遊星歯車機構をオ』用したもの
であつたD、または無段変速機の代わに、可変速電動機
を使用しニツプローラ1A駆動モータに対して変速する
ような電気的手段によつたD,或は油圧モータを使用し
た流体可変速手段とすること等も本発明の基本的内容に
含まれるものである。
また、巻取部分を第9図に示すアンダーローラ式に代れ
て第11図に示すような方式としてもよい。すなわち第
11図に於いて4″は、第9図におけるアンダーローラ
4,4を1基のみとした表面駆動ローラである。5及び
5′はロール状巻上り帯状物(以下巻上bロールと称す
)及巻芯で、巻芯5″は、1対のアーム14に装備され
た各チヤツク(図示せず)に回転自在に保持されている
該アーム14はエアシリンダ12VCより軸13を支点
として所定角度揺動出来、巻取中は巻土りロール5を絶
えず巻取ローラ4″に加圧出来る構造となつている。1
5はトルクモータで適宜伝達機構を介して巻芯5″に回
転力が伝えられ、巻取ロール5の芯巻き締めを行うよう
になつている。
上記構造よシ明らかなように、巻上りロール5はエアシ
リンダ12の作動により、絶えず巻取ローラ4′に加圧
下で表面駆動されるとともに、トルクモーノ15により
巻芯5゛にも芯巻締めトルタが作用して単なるアンダロ
ーラ式巻取方式に比べてよシ安定した巻取りが行われる
ようになつている。この様に巻取部分については公知の
種々の変形があるが、基本的に表面巻取方式であるかぎ
りに訃いて本発明の範囲に含まれるのは云うまでもない
ことである。次に第12図訃よび第13図に示す装置に
ついて述べると、両図は本発明の第3番目の発明に係る
中心巻取機の1例を示すものであり、図中の符号で第9
図乃至第11図中の符号と共通するものは同梯能を有す
る部材について夫々付しているので説明を省略するが、
16は中心巻取りローラとしての巻芯5″直前方に設け
た自由回動するガイドローラ,17はダンサローラで支
点18の周りに遥動自在となしたアーム19の先端に、
回転自在に枢着している。
巻芯5″は電動機7と動力伝達機構卦よび適宜の支持具
を介して連結され回転が付与される。
6はタッチローラで、支点20の周シに揺動自在なアー
ム21の先端に回転自在に組みつけられている。
22はセルシン発電機でアーム21の揺動角度に応じて
その軸力徊転するように適宜伝達機構を介して設置され
ている。
換言すれば、タッチローラ6は絶えず巻取りロールとし
てのロール状巻上bシート5表面に接しているので、巻
取径に応じた電気信号を発することが出来る。23はセ
ルシン発電機22から発信された電気信号を増巾させる
増巾器で,内蔵せるポテンシオメ一1237を調整する
ことにより、その出力特性を変化させることが出来るよ
うになつている。
24は電空変換器で増巾器23から発信される電気信号
に対応して、その出力の空気圧を変化させることが出来
るようになつている。
25はブースノで電空変換器の出力信号に応じて圧力を
変化させエアシリンダ26を作動させるに十分な容量を
もつている。
該エアシリンダ26のロツド端はアーム19VC作用し
、ダンサローラ17の作動力Fとなつてあられれ、シー
トSの張力TKよつて釣合う。以上の構成より、巻取ロ
ール5の径はタッチローラ6により検出され、セルシン
発電機22によつて電気信号にかえられ更に電空変換器
24VCよつて空気圧力に変わシュアシリンダ26を作
動させる制御ループが出来、巻取径に対応してダンサロ
ーラ17の作動F、ひいては張力Tを変化させる張力変
化手段が出来ることが判明するであろう。
27は差動変圧器でアーム19の揺動角度つまりダンサ
ローラ17の支点18VC対する位置に応じて電気信号
を発信するものである。
28は差動変圧器27の出力を増巾、整流するための増
巾整流器である。
29はダンサローラ17のポジシヨン設定器で、その信
号は、つき合わせ点30で差動変圧器27の出力とつき
合わせられている。
31は演算増巾器で巻取用電動機7をコントロールする
従つて、巻取用電動機7はポジシヨン設定器29の設定
に応じて、巻取り中の巻芯5′に適当な巻取vトルクを
与え、かくしてダンサローラ1rの位置を一定に保つよ
うにすることができる。上記の構成になる巻取機の運転
態様につき以下説明すると、走行中のシートSを適宜ス
リツトして、ニツプローラ1A,ダンサローラ17,ガ
イドローラ16を経て、巻芯5″にまきつけ巻取を開始
する。
巻取が進行するに従つて巻径が増大するので上記タツチ
ローラ6からエアシリンダ26に至る制御ループに対し
、エアシリンダ26の作動圧力が連続あるいは間欠的に
徐々に土昇するように増巾器23等の特性を選ぺば、先
にのべたネツクイン現象によりその量が徐々に大きくな
り、結果としてシートSの巾は徐々に小さくなシ、巻上
bロール5の断面耳端形状に勾配がつく。巻取の最後ま
でこの張力変化手段を働かせれば第2図に示すような耳
端の全部に対して勾配のつく形状のロールが得られるし
、ループの中に記憶要素を入れて途中で、その時点のル
ープの出力を記憶固定せしめれば以後のシートSの張力
は一定となるので、ネツクイン量ひいては、巾が一定と
なわ第3図に示すような形状の巻取ロール5が得られる
。同要領で間欠的なダンサロール17の作動変化を与え
れば、第4図示形状の巻取わロール5が得られる。上記
実施例では、張力変化手段として、巻径検出位置を電気
を介して空気圧に変換させる手段について説明七たが、
エアシリンダ26の代りに油圧シリンダを用いたもので
もよく、エアシリンダ26に相当するアクチエエーメと
して、ロツキングトルクモータを使用し、巻取位置を電
気信号に変換したのち、これを増巾してロッキングトル
クモータでダンサローラ1rの作動力Fを与える方式等
要はダンサローラ17の作動力を巻取の進行に対応して
漸増する手段であれば、本発明の範囲に含まれることは
云うまでもない。
以上、シートSをスリツトして巻取る場合について説明
したが、スリツトせずK1枚物の広巾シートSVCつい
ても同様であることは云うまでもないことである。
本発明は叙上の如き構成ならびに作用を有していて、合
成樹脂フイルムの如き延伸性を有する帯状物Sを巻取る
に際して、帯状物Sの繰シ出しに対し、巻取り表面速度
を漸増させて、帯状物Sの巻取わ巾る漸減せしめること
によV,ロール状巻±b帯状物5の少くとも巻き初め一
部層の耳端部に勾配を有せしめて巻取る方法としたこと
から、ロール状巻上ジ帯状物5の耳端部は第2図乃至第
4図に示す如き勾配部を少くとも巻き初め一部層に有し
、かつ、この勾配部分が第5図に拡大示されるように、
実質的に各層が階段的形態を成し、巻芯側の任意の一層
に対し、その直外層部が帯状物中央部側に入り込むこと
となるので(但し第5図で耳端出入変化が規則的でない
のは帯状物の蛇行、巾収縮の不均一性、層間すべb等に
よるためであるが、)、耳だれ現象、耳巻き込み現象を
一切排除することが可能となシ、従つて需要側に訃いて
巻き戻しの際に引つか\B6また耳端部から破断する如
き種々の不都合が何等生ぜず、包装加工等本来の作業が
円滑かつ安定して行われて、作業性が改善するし、帯状
物Sを全量有効に活用してコスト低減、資材節約の実効
を挙げることが可能となる。
さらに第2番目の発明Vc訃いては合成樹脂フイルムの
如き延伸性を有する帯状物Sを巻芯5等表面巻取りロー
ラに巻取らせる表面巻取機に卦いて、前記表面巻取りロ
ーラに圧接し、若しくは該表面巻取りローラと、その前
方の繰勺出しローラとの間に配設したニツプローラ等の
送り込みローラを可変速駆動機購と連結して前記繰シ出
しローラの表面速度に対し等速以上の変速可能に駆動せ
しめ、前記可変速駆動機構を操作して少くとも巻き初め
Vc卦いて巻取り表面速度を増速側にのみ連続的又は間
欠的に漸次変速せしめ、帯状物Sの巻取り巾を漸減せし
めることによシ、ロール状巻上シ帯状物5の少くとも巻
き初め一部層の耳端部に勾配を有せしめて巻取らせる如
くした巻取装置をその特徴とするものであり、一方第3
番目の発明においては、巻芯5″等中心巻取シローラの
前方Vc卦いて帯状物Sに増加側にのみ可変張力を直接
付与し得る張力可変機構を配設し、帯状物Sの巻取わ巾
を漸減させてロール状巻上b帯状物5の少くとも巻き初
め一部層の耳端部に勾配を有せしめて巻取らせる中心巻
取装置の構成を特徴とするものであつて、それ等の実施
装置は何れも本発明方法の実施に好適であることは勿論
のこと、従来装置に殆んど改変を加えることなく、簡単
な変速機構を附加する程度で適用し得ることから、その
オ(財)価値は極めて多大なものがあり、斯界に貢献す
る処絶大な巻取装置である。
以上の如く本発明は実用的効果に富み、需要界に訃いて
渇望さわていた懸案を一挙に解決し得る帯状物の巻取方
法ならびにその装置である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の巻取わ方法の実施によシ得られたロール
状巻土b帯状物の耳端部の顕徽鏡的拡大断面図、第2図
乃至第4図は本発明方法の実施により得られたロール状
巻土シ帯状物の各例の略示縦断面図、第5図は前記第2
図乃至第4図に卦ける耳端要部の顕微鏡的拡大示断面図
、第6図卦よび第7図イ,口ならびに第8図は本発明の
基本態様説明図、第9図卦よび第10図は本発明の第2
番目の発明に係る具体的実施装置例の略示立面図卦よび
略示平面図、第11図は同じく今一つの装置例に係る要
部略示立面図、第12図訃よび第13図は本発明の第3
番目の発明に係る具体的実施装置例の略示機構立面図卦
よび要部平面図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 合成樹脂フィルムの如き延伸性を有する帯状物Sを
    巻取るに際し、該帯状物Sの繰り出しに対し、巻取速度
    を漸増せしめ或は巻取り張力を漸増せしめることにより
    、帯状物Sの巻取り巾を漸減させ、ロール状巻上り帯状
    物5の少くとも巻き初め一部層の耳端部に勾配を有せし
    めて巻取ることを特徴とする帯状物の巻取方法。 2 合成樹脂フィルムの如き延伸性を有する帯状部Sを
    巻芯5′等表面巻取りローラに巻取らせる表面巻取装置
    において、前記表面巻取りローラに圧接可能に設けた巻
    取りローラと、表面巻取りローラとその前方の繰り出し
    ローラとの間に展延する帯状物Sを挾持可能に配設した
    ニップローラ等の送り込みローラと、該送り込みローラ
    と前記巻取りローラのいずれか一方に連結した可変速駆
    動機構と、巻取運転中の少くとも巻き初めにおいて該可
    変速駆動機構を連続的又は間欠的に増速側にのみ変速す
    ることにより、巻取り表面速度を繰り出し速度に比し連
    続的又は間欠的に漸増せしめる速度制御手段とを備えて
    なることを特徴とする表面巻取り装置。 3 合成樹脂フィルムの如き延伸性を有する帯状物Sを
    巻芯5′等中心巻取りローラに巻取らせる中心巻取装置
    において、帯状物繰り出しローラと前記中心巻取りロー
    ラとの間に展延する帯状物Sに添接して設けたダンサロ
    ーラ17等の張力付与部材と、該張力付与部材を変位又
    は変速せしめる張力可変機構と、巻取運転中の少くとも
    巻き初めにおいて該張力可変機構を連続的又は間欠的に
    増張力側にのみ作動することにより、帯状物Sに与える
    張力を連続的又は間欠的に漸増せしめる速度制御手段と
    を備えてなることを特徴とする中心巻取り装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5241791A (en) * 1975-09-25 1977-03-31 Babcock & Wilcox Co Device for receiving axial force produced at fuel assembly during operation of reactor

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5241791A (en) * 1975-09-25 1977-03-31 Babcock & Wilcox Co Device for receiving axial force produced at fuel assembly during operation of reactor

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