JPS5925607B2 - 液中固形分を移送させる方法 - Google Patents

液中固形分を移送させる方法

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JPS5925607B2
JPS5925607B2 JP53050061A JP5006178A JPS5925607B2 JP S5925607 B2 JPS5925607 B2 JP S5925607B2 JP 53050061 A JP53050061 A JP 53050061A JP 5006178 A JP5006178 A JP 5006178A JP S5925607 B2 JPS5925607 B2 JP S5925607B2
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JP
Japan
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liquid
solids
sludge
pipe
tank
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JP53050061A
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JPS54142660A (en
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一生 後藤
健三 本田
二郎丸 浮田
国昭 田辺
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Nihon Parkerizing Co Ltd
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Nihon Parkerizing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は液中固形分を移送させる方法特にスラッジを含
有するリン酸塩化成処理液を化成槽底部より沈澱槽へ移
送させる時、沈澱槽底部よりペーパーフィルター、真空
脱水機、圧縮濾過機等の脱水機へ移送させる時或いは廃
水処理装置の高速沈澱槽底部より次工程の脱水機へ液中
固形分を移送させる際に使用する方法に関するもので、
配管内の目詰りを防止し上澄液へのスラッジの舞い上り
を抑制しつつ槽内下部へ沈降した高濃度の固形分を含有
する液を効率良く移送させる方法を提供する事を目的と
している。
鉄鋼、亜鉛めつき鋼板、アルミニウム等の表面をリン酸
塩化成処理する場合、化成槽内で室温又は50〜98℃
に加熱されたリン酸塩化処理液に浸漬するか、前記温度
に加熱されたリン酸塩化成処理液をスプレーして化成処
理する方法が一般的に行われており、リン酸塩化成処理
液組成の減少分を絶えず補給して濃度を均一にし、温度
も一定に保持して使用しているが、繰り返して長時間使
用しているとリン酸塩化成処理液と金属との反応により
生じた不溶解性リン酸塩即ちスラッジがリン酸塩化成処
理液中に生成し、その析出量は処理 ・する金属の量に
比例して増加して槽底部にたい積する。
スラッジ除去効率を高めるため高濃度のスラッジを含有
するリン酸塩化成処理液を化成槽低部より沈澱槽並びに
ペーパーフィルターに移送してスラッジを分離して循環
させているが、この移送に際してスラッジをリン酸塩化
成処理液中に均一に分散させた状態で送る事が困難でポ
ンプで吸引した場合スラッジとリン酸塩化成処理液をき
れいに吸いとる事が出来ず、吸引されなかつたスラッジ
が槽底部に大量に残つて配管内に目詰りが生じ、更に次
工程の脱水装置等の機能効率が低下する等の欠点があつ
た。そこで上記の欠点をなくすために本発明者等が種々
検討した結果、固形分を含有する液を次工程へ移送させ
るに際して、固形分含有液槽の下部をホツパ一形にして
固形分がそのホツパ一内に沈降するようにし、そのホツ
パ一底部にポンプが介在された移送パイプを連通させそ
の移送パイプを通じて次工程へ固形分含有液を移送させ
、更に前記ポンプの出口側移送パイプから分枝して前記
固形分含有液槽壁を貫通し固形分沈降層内へ挿入する循
環パイプを設け、その循環パイプに接続された固形分沈
降層内のスプレーパイプに下方に向つて噴射する噴射口
を設けて固形分含有液を噴射口、移送パイプ、吸引口、
ポンプ噴射口との順序に循環させる事により沈降スラツ
ジを舞い上げる事なく液槽下部の液中固形分を均一に攪
拌し、固化防止を行うことにより配管内の目詰りを防止
して次工程へ固形分を含有する液を移送出来る事を見出
して本発明を完成した。
固形分を含有する液の=部を液槽の固形分沈降層内に噴
射させるには、固形分含有液槽下壁部を貫通した循環パ
イプに接続されたスプレーパイプを経てノズルより噴射
させる。
スプレーパイプ、ノズルの取付け位置は液槽内の固形分
が多い下部の沈降層内にある様にし、特に液槽の底部よ
り100mm以上である事が好ましい。固形分を含有す
る液を液槽底部より次工程へ移送させる場合、移送液取
出口であるポンプの吸引口は液槽の最下部又は下側部に
取付けられるもので液槽底部としてはこれらを含むもの
である。固形分を含有する液の固体濃度は2〜20%で
、固形分を含有する液を次工程へ移送する移送液の流量
と液槽へー部返送する流量との比は1:1〜1:0.1
好ましくは1:1〜1:0.5で、自動制御バルブをそ
れぞれのパイプに取付けて自動制御する事が好ましく、
処理液、固形分の濃度、特性により流量、流速を調節す
る。
スラツジ固化防止のための液槽へー部循環返送する流量
並びに流速は対象スラツジの沈降速度以上で行う事によ
り固化は防止されるがスラツジの舞い上り等の点も加味
して決める事が好ましい。本発明を図面について説明す
ると、第1図は簡略断面図で下部がホツパ一型の化成槽
1内のスラツジ3を含有するリン酸塩化成処理液2は移
送パイプ4、手動バルブ5、移送パイプ6、ポンプ7、
移送パイプ8、手動バルブ9、移送パイプ10、自動バ
ルブ11、移送パイプ12を介して次工程へ移送され、
該移送スラツジを含有するリン酸塩化成処理液の一部は
ポンプ7と自動バルブ11との間の移送パイプ10より
分枝した循環パイプ13、自動バルブ14、循環パイプ
15、スプレーパイプ16を経て沈降層3即ち化成槽1
内のスラツジ層内にあるノズル17より下方に向つて噴
射させ、スラツジを上澄み液層へ舞い上げる事なくスラ
ツジを含有するリン酸塩化成処理液を均一に攪拌後移送
液として再使用される。
循環パイプ13,15をポンプ7の出口側移送パイプ1
0より分枝して設けノズル17よりリン酸塩化成処理液
を噴射させ移送パイプ4内に吸引することにより、スラ
ツジの重力による沈降速度以上の流れがノズル17と移
送パイプ4の吸引口との間に生じスラツジの固化が防止
され、又ノズル17から噴射されるリン酸塩化成処理液
の量よりも移送パイプ4内に吸引されるリン酸塩化成処
理液の量の方が多くなるように設定されているのでノズ
ル17からの噴射によるスラツジの舞い上りをも防ぐこ
とができる。
下部がホツパ一型になつている化成槽を使用することに
より、ノズル17からの噴射圧力を斜めに転向させスラ
ツジを含有するリン酸塩化成処理液が移送パイプ4の吸
引口に吸引されるので、スラツジの舞い上りが抑制され
効率良く移送される。本発明の液中固形分を移送する方
法は脱脂液中の鉄粉、汚でい、酸洗液中の不溶性鉄化合
物、リン酸塩化成処理液中のリン酸塩スラツジ、排水処
理の凝集フロツク等の金属表面処理関係の固形分を含有
する液、水洗ブースの顔料、廃水処理の凝集フロツク等
の塗装関係の固形分を含有する液、その他液中高含水固
形分等に使用する事が出来る。
本発明を実施する事により配管内の目詰りを防止し、上
澄液へのスラツジの舞い上りを抑制しつつ槽内下部へ沈
降した高濃度の固形分を含有する液を効率良く移送する
事が出来る。以下実施例を挙げて本発明を説明する。実
施例 1 ホツパ一角度60度で全容量1401?のアクリル透明
板製沈澱槽に13mmφ塩化ビニル管を配管すると共に
スプレーパイプに2ケの5m7!Lφノズルを設けた第
2図の如き試験装置を使用して沈澱槽1内にリン酸亜鉛
化成処理液(ボンデライト37、オキシメタルインダス
トリーズ社登録商標)より発生したスラツジ20007
(含水率67%6k9)と水351とを入れ充分に攪拌
して1時間放置した時10f!に濃縮沈降した高含水ス
ラツジ溶液をバルブ5開、バルブ19開、バルブ18閉
にて流量81/分で24時間連続運転后バルブ18を開
として全流量151/分、リターン流量81/分で移送
した時移送液量200m′中のスラツジ量は39〜41
7で沈澱槽内にスラツジの舞い上りもなく、ホツパ一部
の固化及びパイプ内の目詰りを起す事なくスラツジを移
送する事が出来た。
流量を5f/分で24時間連続運転后パルプ18を開と
し全流量151/分、リターン流量51/分に変える以
外は上記と同一条件で試験した結果もリターン流量81
/分と同様にスラツジの舞い上りもなくホツパ一部の固
化及びパイプ内の目詰りを起す事なくスラツジを移送す
る事が出来た。24時間連続運転後のスラツジ容量は8
f/分の時は71151/分の時は41であつた。
対照として実施例1と同一装置に同一条件で調製した1
01に濃縮沈降した高含水スラツジ溶液をバルブ5開、
バルブ19閉、バルブ18開にて151/分で移送した
時を第1回としてその後静置1時間毎の移送状況を確認
した処5時間後に移送不可能となつた。移送不可能とな
つた時点でバルブ19を開としてリターン方式とするも
同様に移送不可能であつた。実施例 2 実施例1に使用した第2図の試験装置を使用して沈澱槽
1内にリン酸亜鉛化成処理液(ボンデライト37オキシ
メタルインダストリーズ社登録商標)から発生したスラ
ツジ20007(含水率67%6k9)と水351とを
入れ充分に攪拌し30分間放置した10/?に濃縮沈降
したスラツジ沈降速度0.003m/秒の高含水スラツ
ジ溶液をバルブ5開、バルブ19開、バルブ18開にて
ポンプ7を稼動しホツパ一底部より上方100mmに設
けたスプレーパイプの2ケの5mmφノズルよりそれぞ
れのリターン流量比1:1、1:2、2:1に変えて噴
射させ、噴射流速とスラツジ沈降速度比をそれぞれ3.
4m/秒/0.003m/秒、42m/秒/0.003
mm/秒、2.1m/秒/0.003m/秒で行なつた
がスラツジの舞い上りは0C!TLであつた。
対照として移送液の一部を沈澱槽の固形分沈降層内に噴
射する事をせずに、次工程へ移送する移送パイプ12と
連通させた13mmφホースを沈澱槽の上部より挿入し
、該槽の底部より125m7!Lの固形分沈降層内の位
置迄下げ101/分で噴射し続けた場合20分経過後の
スラツジ舞い上りは7?であつた。
【図面の簡単な説明】
第1〜2図は本発明における簡略断面図で、1は化成槽
又は沈澱槽、2はリン酸塩化成処理液又は水溶液、3は
沈降層、4,6,10,12は移送パイプ、5,9,1
8,19はバルブ、7はポンプ、11,14は自動バル
ブ、13,15は循環パイプ、16はスプレーパイプ、
17はノズルである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 液中固形分を除去するために固形分を含有する液を
    次工程へ移送させるに際して、固形分含有液槽の下部を
    ホッパー形にして固形分をそのホッパー内に沈降するよ
    うにし、そのホッパー底部にポンプが介在された移送パ
    イプを連通させその移送パイプを通じて次工程へ固形分
    含有液を移送させ、更に前記ポンプの出口側移送パイプ
    から分枝して前記固形分含有液槽壁を貫通し固形分沈降
    層内へ挿入する循環パイプを設け、その循環パイプに接
    続された固形分沈降層内のスプレーパイプに下方に向つ
    て噴射する噴射口を設けて固形分含有液を、噴射口、移
    送パイプ吸引口、ポンプ、噴射口の順序に循環させる事
    を特徴とする液中固形分を移送させる方法。
JP53050061A 1978-04-28 1978-04-28 液中固形分を移送させる方法 Expired JPS5925607B2 (ja)

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JP5982775B2 (ja) * 2011-10-18 2016-08-31 株式会社Ihi 沈降分離装置
JP2016022586A (ja) * 2014-07-16 2016-02-08 株式会社小森コーポレーション 凹版印刷機のワイピング装置

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