JPS592551B2 - 純水供給方法および装置 - Google Patents

純水供給方法および装置

Info

Publication number
JPS592551B2
JPS592551B2 JP3269280A JP3269280A JPS592551B2 JP S592551 B2 JPS592551 B2 JP S592551B2 JP 3269280 A JP3269280 A JP 3269280A JP 3269280 A JP3269280 A JP 3269280A JP S592551 B2 JPS592551 B2 JP S592551B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ice
water
making
pure water
tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP3269280A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55132680A (en
Inventor
薫俊 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoshizaki Electric Co Ltd filed Critical Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority to JP3269280A priority Critical patent/JPS592551B2/ja
Publication of JPS55132680A publication Critical patent/JPS55132680A/ja
Publication of JPS592551B2 publication Critical patent/JPS592551B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Physical Water Treatments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、原水から不純物を凍結法により除去して純
水を製造し、これを適宜貯留し必要に応じて放出するこ
とができるようにした純水の供給方法および装置に関す
るものである。
近時、水の需要が増大し、これに応じる水資源の不足か
ら供給量が不足し、従って水質の低下したものが一般家
庭用の飲料水として供給されている現状にある。
このような事情に鑑み、従来より汚染水の浄化手段とし
て、イオン交換等による化学的処理方法、曝気による生
物学的処理方法、蒸留法、冷凍法等が知られているが、
処理水の保存に際して雑菌等の繁殖を防止し得る点で冷
凍法が好適に利用されている。
然しなから、従来の冷凍法による精製方法は主として海
水を真水にする場合に使用され、海水に冷媒を吹込んで
瞬間的に凍結して氷と塩水との混合物をつくり、次に氷
を塩水から分離して得られた氷を洗った後、融解して真
水を得るものであり、連続的に真水の精製を行う点にお
いて能率的であるが、塩水と氷とを分離する工程におい
て氷の表面から塩分を除去するための装置が複雑となる
難点があった。
また、淡水から純水を得る冷凍手段として、例えば、特
許第116663号公報記載の方法が提案されているが
、この方法によれば凍結ないしは氷結を管状体の内部で
行うため氷成長度が遅く、また一度成長した氷層は管体
の外部から加熱しても熱伝達不良で融解しにくく、従っ
て製氷効率が悪く、製氷能率を上げるため氷の融解を急
ぐあまり、過大な加熱を行うと純水は温水となりバクテ
リアの繁殖の因をなす。
そこで、発明者は比較的簡単な方法で、主として淡水か
ら純度の高い純水を得、これを供給する便宜な手段を提
供すべく鋭意研究を重ねた結果、原水を製氷機構に循環
供給して氷結を行うことにより、原水中に含有される各
種の不純物を分離して純度の高い氷を製造し、次いで製
氷機構からの加熱回収を行い、得られた氷塊を一旦貯氷
室に貯留するか、または直接加温手段に通してその全部
ないしは一部を融解してこれを氷塊と共に貯水槽に導入
し、この貯水槽を冷却状態に保持すると共に貯水槽の水
位を検知して製氷機構の製氷工程を停止ないしは運転し
、さらに前記貯水槽から弁装置を介して放水管を導出す
る方法および装置により、所望に応じて冷却された純粋
な飲料水を随時供給することができることを突き止めた
この発明に係る方法によれば、水に含まれる不純物質ば
かりでなく、カルキも含めてほとんど除去され、従って
得られた純水を常温で貯留すると腐敗ないしは雑菌の繁
殖が生じやすい。
そこで、本発明においては、貯留された純水を所定の低
温に保持する手段として、氷塊を加温部において全部融
解しないで半融解状態で貯水槽へ供給する方法、加温部
では全融解するが製造された氷塊の一部を加温部を通過
させないで貯水槽へ直接案内する方法もしくは貯水槽自
体を外部から、例えば、蒸発器または冷却排水管を利用
して冷却する方法等が有効に利用される。
本発明の方法を実施する装置として、不純物の分離と製
氷を効率的に行うため、製氷工程においては、製氷板に
所要量の製氷用水をポンプ動作により循環供給して凍結
速度を次第に増大させると共に、不純物の含まれる製氷
残水は一製氷サイクル毎に排水除去するようにした製氷
機構を使用することが好ましい。
また、貯水室を製氷機構の下方に配置して、製氷機構で
製造された氷を落下回収し、しかもこの貯水室の底部に
は製氷機構に付設される冷凍機構の凝縮管を格子状に配
設して氷塊受板を構成し、これにより貯氷室内の氷塊の
融解と冷凍系の冷媒の凝縮とを同時に達成し、さらに前
記貯氷室の底部に貯水槽を臨ませ、前記貯氷室で生成さ
れる氷の融解水を半融解氷片と共に貯水槽に導入して、
これを飲料水として常に所定温度に保持し、所望に応じ
て適宜供給することができる。
なお、落下する氷塊を受けてこれを融解する格子状受板
の一部を開口して氷塊の一部を直接貯水槽に案内するこ
とにより貯水槽の冷却を行うことができる。
また、貯水槽より導出する放出管に設けた弁装置を前金
制御機構の作用下に操作するよう構成すれば、純水の自
動販売機として活用することもできる。
さらに、貯氷室の氷を放出する放出管を純水の放出管と
併設することにより、純水と氷との放出を個別に又は同
時に行うように構成することも可能である。
次に、本発明に係る純水供給方法につき、これを実施す
る装置との関係において以下図面を参照しながら詳細に
説明する。
第1図において、参照符号10は製氷機構を示し、この
製氷機構10は冷凍系12の蒸発器14によって冷却さ
れる製氷部を備え、この製氷部は給水源16から自動弁
18を介して所要量の製氷用水を導入し、さらにこれを
製氷用水クンク20とポンプ22とを経て循環させるこ
とにより製氷用水循環系24を構成する。
なお、ここに使用する製氷機構10としては、製氷部に
対して製氷用水を噴水方式又は流下方式等により供給し
て、遂次氷結層を成長させるように構成したものが好適
に使用される。
このようにして、前記ポンプ22を作動することによっ
て、製氷用水を製氷部に循環供給することにより、原水
中の不純物を残して製氷部に次第に氷結が成長する。
製氷が完了すると、不純物の多く含まれた製氷残水は、
製氷用水タンク20より排水管26を介して全て排水除
去し、一方冷凍系12のホットガスを蒸発器14に供給
して除氷操作を行う。
次いで、除氷された氷塊は製氷機構10の下方に設けた
貯水室28に全て回収し、ここで加温装置30により氷
塊の融解を行う。
すなわち、加温装置30としては、冷凍系12の圧縮機
32の冷媒吐出側に設けられる凝縮管34を貯水室28
の底部に格子状に配設することにより、氷塊の融解と冷
媒の凝縮とを経済的に達成することができる。
この結果、貯水室28における氷塊の融解水は半融解氷
片と共に凝縮管34の格子間よりその下方に設けた貯水
槽36内へ落下し、貯水槽36内で氷片と共に所要温度
に保冷される。
従って、貯水槽36は断熱構造とするのが好ましい。
なお、冷凍系12の凝縮管34を氷塊の融解用加温装置
として使用した場合、貯水室28に氷がない時あるいは
外気温が極端に高い条件下には冷媒の凝縮作用が行われ
なくなるため、冷凍系12に第2凝縮器40を設けてこ
の第2凝縮器40を空冷又は水冷にて作動させ、さらに
バイパス管64を設けてその分岐点に外気温を検知して
冷媒通路を自動的に切換える三方弁66を設ける必要が
ある。
(第1図参照)代案として、貯水室28内に配設した冷
凍系12の凝縮管34の前段に冷凍系12の主たる凝縮
器を設けて氷塊の融解と冷媒の凝縮とを効果的に達成す
ることもできる。
このようにして貯水槽36に貯留された冷却純水は、貯
水槽36の一側部から弁装置42を介して放出管44を
導出し、前記弁装置42を手動又は自動操作することに
より円滑に放出される。
また、本発明によれば貯水槽36には水位検知装置46
を設け、純水が所定貯留量まで達した場合に直ちにこの
状態を検知して、冷凍系12の運転を停止して製氷操作
を中止し、また、純水が所定貯留量まで減少した場合に
直ちにこの状態を検知して冷凍系12の運転を再開して
製氷操作を行うよう制御回路を構成し、好適な状態で装
置を運転する。
本発明装置において、貯水室28内における氷塊の融解
を促進するため、電気ヒータ等の加熱手段を付設すれば
効果的である。
なお、先に説明した加熱手段として凝縮器を利用するこ
とに代えて電気ヒータ等を使用することもできる。
また、貯水室28の一側部より氷塊放出管(図示せず)
を導出することにより、所望に応じて氷と純水との供給
を個別に行わせることもできる。
さらに、前金制御機構を組合せ、純水放出管44に設け
た弁装置42を前金制御機構の作用下に自動的に開閉制
御することにより、純水の自動販売機として活用するこ
とができる。
なお、この場合に使用する製氷機構10としては、例え
ば、第2図に示すように、縦形に構成配置した製氷板4
8と、前記製氷板48に給水する所要量の製氷用水を貯
留する製氷用水タンク50と、このタンク50内の製氷
用水をポンプ52を介して製氷板48の上方から散水ノ
ズル54により供給すると共に製氷用水タンク50へ循
環させる製氷用水循環系56とからなり、除氷に際して
蒸発器14にホットガスを流して凍結した板氷を下方に
自重により落下させた後クラッシャ58で所要の大きさ
に破砕するように構成したものを使用することができる
なお、製氷用水タンク50内の製氷残水は一製氷サイク
ル終了毎に排水するようにする。
また、第3図に示すように、下向きに開口する多数の製
氷小室を有する製氷室48と、前記製氷室48に給水す
る所要量の製氷用水を貯留する製氷用水タンク50と、
このタンク50内の製氷用水をポンプ52を介して製氷
室48の下方から噴水ノズル54により供給すると共に
製氷用水タンク50へ循環させる製氷用水循環系56と
からなり、除氷に際して蒸発器14にホットガスを流し
て凍結した角氷を製氷室48の下方に傾斜配置した水皿
60上へ自重により落下させるように構成したものを使
用することができる。
この場合、水皿60には噴水ノズル54よりの噴水を通
過させるためのスリット62を適宜穿設しておく必要が
ある。
本発明に使用する製氷機構10の別の実施例としては、
第4図に示すように下方に傾斜して開口する多数の製氷
小室を有する製氷板48を縦形に構成配置し、前記製氷
板48の上方から製氷用水を散水するためのノズル54
を設け、所要量の製氷用水を貯留する製氷用水タンク5
0及びこのタンク50内の製氷用水を散水ノズル54ヘ
ポンプ52の作用下に供給して製氷板48の各製氷小室
へ順次流下させながら一部を製氷小室内に氷結すると共
に残水を製氷用水クンク50へ循環させて製氷用水循環
系56を構成し、除氷に際して蒸発器14にホットガス
を流して凍結した角氷を下方に自重により落下させるよ
うに構成したものを使用することができる。
さらに、本発明に使用する製氷機構10としては、製氷
室48と、製氷用水タンク50と、製氷用水循環系56
とを第3図に示す実施例と同様に構成し、除氷に際して
蒸発器14にホットガスを流して凍結した角氷を製氷室
48の底部水皿の傾動開放操作により斜め下方へ落下し
、これと同時に製氷用水タンク50内の製氷残水を排水
皿63を介して排水するように構成したものも好適に使
用することができる(第5図参照)。
以上、本発明の好適な実施例について説明したが、本発
明において使用可能な原水の給水源としては、水道水は
勿論、雨水、川水、池水、湖水および海水等を使用する
ことができ、家庭用、病院その他の業務用、船舶用等の
給水設備として便利である。
その他、本発明の精神を逸脱しない範囲内において、種
々の設計変更をなし得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を実施する装置の系統図、第2図乃
至第5図は本発明において好適に使用される製氷機構の
実施例をそれぞれ示す要部断面図である。 10・・・・・・製氷機構、12・・・・・・冷凍系、
14・・・・・・蒸発器、16・・・・・・給水源、1
8・・・・・泪動弁、20・・・・・・製氷用水タンク
、22・・・・・・ポンプ、24・・・・・・製氷用水
循環系、26・・・・・・排水管、28・・・・・・貯
氷室、30・・・・・・加温装置、32・・・・・・圧
縮機、34・・・・・・凝縮管、36・・・・・・貯水
槽、40・・・・・・第2凝縮器、42・・・・・・弁
装置、44・・・・・・放出管、46・・・・・・水位
検知装置、48・・・・・・製氷室、50・・・・・・
製氷用水タンク、52・・・・・・ポンプ、54・・・
・・・散水ノズル、56・・・・・・製氷用水循環系、
58・・・・・・クラッシャ、60・・・・・・水皿、
62・・・・・・スリット、63・・・・・・排水皿、
64・・・・・・バイパス管、66・・・・・・三方弁

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 原水を製氷機構に循環供給して氷結を行なう工程と
    、得られた氷塊を加熱回収する工程と、回収された氷塊
    の全部ないしは一部を加温部に移送し全融解ないしは半
    融解して純水を得る工程と、純水を冷温保持して貯留す
    る工程と、純水の貯留が所定量に達したことを検知して
    前記製氷工程を停止させる工程と、純水の貯留量が所定
    値以下に減少したことを検知して前記製氷動作を再開さ
    せる工程と、所望に応じて適量の貯留純水を放出させる
    工程とからなる純水供給方法。 2 原水を循環供給して氷結しかつ加熱除氷を行う製氷
    機構と、得られた氷塊の全部または一部を融解する加熱
    装置を備えた貯氷室と、融解水を冷温状態で貯留する貯
    水槽と、貯水槽の水位を検知して製氷機構の製氷工程を
    停止ないしは運転する装置と、貯水槽から貯留純水を放
    出させる放出機構とからなる純水供給装置。
JP3269280A 1980-03-17 1980-03-17 純水供給方法および装置 Expired JPS592551B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3269280A JPS592551B2 (ja) 1980-03-17 1980-03-17 純水供給方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3269280A JPS592551B2 (ja) 1980-03-17 1980-03-17 純水供給方法および装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6593176A Division JPS52148477A (en) 1976-06-05 1976-06-05 Method and apparatus for supplying aqua pura

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55132680A JPS55132680A (en) 1980-10-15
JPS592551B2 true JPS592551B2 (ja) 1984-01-19

Family

ID=12365905

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3269280A Expired JPS592551B2 (ja) 1980-03-17 1980-03-17 純水供給方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS592551B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55132680A (en) 1980-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4572785A (en) Water purifier unit
US1931347A (en) Apparatus for preparing potable water
US4262489A (en) Method of and apparatus for producing pure water
EP0088468B1 (en) Heat pump
JP2008086989A (ja) 水供給装置
CN102316954A (zh) 制冰器和具有该制冰器的净水器
JPH01148385A (ja) 浄水用デュアル冷凍チャンバシステム及び方法
US4785641A (en) Drain valve control for ice cube machine
KR20090111716A (ko) 보조탱크를 구비하는 얼음 정수기
KR100998198B1 (ko) 순환식 투명얼음 제빙장치
US3456452A (en) Method and apparatus for cooling with ice water
EP3904296B1 (en) System for purifying water by recrystallization and heat exchange devices (variants) for the implementation thereof
CN101479198A (zh) 水供给装置
JP3308030B2 (ja) 溶液の淡水化システム
KR20120105662A (ko) 냉수 및 얼음 생성 장치 및 방법
RU2128144C1 (ru) Установка для очистки питьевой воды
JPS592551B2 (ja) 純水供給方法および装置
US5011524A (en) Ice maker and water purifier employing pre-cooled make-up water
RU2711357C1 (ru) Система очистки воды методом перекристаллизации и теплообменное устройство для системы
US3477241A (en) System for rendering a saline solution potable
JP2002130879A (ja) 凍結排水再利用システム
RU1808077C (ru) Домашний холодильник
RU2786296C1 (ru) Теплообменное устройство для системы очистки воды методом перекристаллизации
KR20200038123A (ko) 펌프를 구비하는 냉수기 및 그 제어방법
JP2928835B2 (ja) 開放型加熱塔循環液の濃度調整装置