JPS5925484Y2 - 廃棄処理用小片断「さい」装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は廃棄プラスチックシートの破砕微小片処理に於
いて、廃プラスチツクシートを細断、小切れ断ちにする
ための小片断裁機に関する。

従来前記廃プラスチツクシートの小片化及び破砕処理に
は、クラッシャー及びシュレッダ−装置が利用されてい
るが、クラッシャーは嵩比重の軽い物に対しては処理量
が少ない欠点があり、又シュレッダ−は投入処理物の長
手方向に細断されたものだけが排出されてくる。

廃プラスチックは埋立処分を行なう場合、廃棄物処理及
び清掃に関する法律によって大略、大きさを１５ｃｍ以
下に小片化しなければならないという規定を考慮する必
要がある。

従って長手方向だけに細断された廃プラスチックを小片
断ちするには更にギロチン又はロータリーカッターで小
片断裁する、いわゆる工程処理を行なうことになる。

本考案は廃プラスチックを長手方向に細断すると同時に
、１工程で細断長手方向を確実に規定寸法以内の小片サ
イズに小片断ちするための装置である。

本考案について説明すれば、一方のシリンダー円周に沿
って等間隔に切欠溝を設け、該溝に他方のシリンダー円
周に沿って切欠溝を有する円周状カッター刃が相互に咬
み合う如く為して廃棄物搬入方向に沿って長手細断する
円周カッター刃と、前記円周状カッター刃に突起状の横
切り刃を設置し、該横切り刃の各々を隣接する円周カッ
ター刃の位相をずらして階段状に設置し、長手細断され
る廃棄物を横方向に小断ちして数ケの円周刃が滑止め用
のローレット状及びラチェット状の刃を有するように為
し、シリンダー軸間の微調整を行ない得るようにした縦
の細断及び横の断裁を行なう廃棄するプラスチックシー
トを小片断裁する装置である。

本考案を図面に従って説明する。

第１図の上部円周カッター刃１−Ａ、１−Ｂ、１−Ｃ・
・・・・・１−Ｎ間の切欠部１’−Ａ、１’−Ｂ、１’
−Ｃ。

・・・・・・１′−（Ｎ−１）に下部円周カッター刃２
−Ａ、２−Ｂ、２−Ｃ，・・・・・・２−（Ｎ−１）が
咬み合い、滑止め用円周カッター刃８が、搬入ロアに挿
入された被断裁物を挾み送り込んで、上部円周カッター
刃１と下部円周カッター刃２との間に入り込むことによ
って細断が行なわれる。

本考案による横切り刃５は該横切り刃と切欠溝１′との
間に挿入された廃プラスチックを、咬み合わせによって
長手方向に細長く断裁される廃棄物を横に断裁すると共
に、第２図横切り刃５の形状を有する如く為せば、前記
横切り刃が廃プラスチックの長手方向を細長く切断、前
記横切り刃の形状特性によって、被処理物に対して該横
切り刃の突起が引きちぎる作動を行ない、廃プラスチッ
クを完全なる小片状にすることができる。

更に、横切り刃５に対する円周カッター刃１及び２の周
速度が異なるために引きちぎられ、被処理物の小片化を
促進する。

横切り刃５は適宜増やすことによって更に微細小片化す
ることかで゛きる。

尚、双方の円周刃１，２には筒刃６を第３図の如く設置
することによって被処理物の断裁片の巻込みを防止する
ことができる。

以上述べた如く、イ考案は廃棄する紙片、塩化ビニール
等のプラスチックシートを断裁長手方向だけでなく、横
方向に一度にある寸法に確実に小断ちすることができる
ため、従来に比べて小片化された廃棄片の大きさにバラ
ツキが少なく小片断裁による廃棄処理工程が省力化され
、一定の大きさの小片化が確実に行なうことができ、更
に嵩比重が増すことによってコンパクタ−による梱包作
業も能率的に行なうことができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は円周カッター刃の側面図を示し、第２図は円周
カッター力士に有する横切り刃の断面図を示す。 第３図は滑止め用カッター刃の側面図を示し、第４図は
本装置の側面図を示す。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. シリンダー円周に沿って多数の切欠溝を有する如く為し
   た上部円周カッター刃と下部円周カッター刃を相互に咬
   み合わせ廃棄物搬入方向に長手細断する円周カッターの
   前記側円周カッター刃に位相をずらして設置した尖鋭突
   起状の横切り刃を備えて、更に前記円周カッターの適宜
   部分にローレット又はラチェット状小溝を有する滑止用
   円周カッター刃を有し、廃棄するプラスチックシート等
   の小片断ちを行なうことを特徴とする廃棄処理用小片断
   裁装置。