JPS5925345B2 - 電気接触子に導線を接続する方法及び装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電気接触子に導線を接続する方法及びその装置
に関し、更に詳細には、導線接続部を同じ方向にして絶
縁ハウジング内に固定して２列に並べ、導線接続部の２
つの列はそれらの間にある絶縁プラツトホームによつて
分離され、各導線接続部はプラツトホームの一側から直
立してプラツトホームと反対側の端に開いた導線受けス
ロツトを持つプレートを含み、各列内のとなり合つた導
線接続部は隔壁によつて分離されている電気接触子に導
線を接続する方法と装置に関する。

米国特許第３８６４８０２号からこのような装置がハウ
ジングを支持する面を持つ支持体を含むことは公知であ
る。

この装置はまた、ハウジングが支持面上に置かれたとき
、ハウジングを支持面上で第１の方向に位置決めするよ
うにハウジングに係合する止め面を含む。押し込み組立
体が設けられ、それには少なくとも２つの間隔をあけた
可動の押し込みプレートがあり、支持面から離れた第１
位置から第２導線押し込み位置まで作業工程だけ支持面
に対して動く。上記の装置は、導線を１つの列の接触子
の導線接続部に接続する予備段階として、一・ウジング
の上方に装着された導線位置決めジグを必要とする。

接続操作の後ジグをのけてハウジングを返転し、ジグを
再び装着する。他の導線を第２の列の接触子の導線接続
部に接続した後にジグはとりのけなければならない。本
発明の特徴は、押し込み組立体の作業行程の間に導線に
係合してそれらを同時に１つの列の接触子の導線接続部
のスロツト内に押し込む、支持面の方に向いた間隔をと
つた歯を各押し込みプレートが有する点にある。

さらに、１つのプレートが支持体の一側に隣接していて
、このプレートには一端に沿つて複数の間隔をとつた歯
があり、これらの歯の部分は支持面の上方に延び、とな
り合つた歯の間隔は第２列の接触子のとなり合つた導線
接続部を分離する隔壁がはまり込む大きさになつていて
、ハウジングを支持面上で第１方向に垂直な第２方向に
位置決めするようになつている。本発明の装置の利点は
、ハウジングが支持面上に互に垂直な２方向に正確に位
置決めされることと、接触子に接続される導線がジグを
必要としないでハウジングに対して配置されることであ
る。さらに、本発明の装置においては装置のどの部分も
分解する必要なくハウジングを返転することができる。
そのため両方の列の接触子に対する導線接続作業時間が
短縮される。本発明はまた、導線接続部を同じ方向にし
て絶縁ハウジング内に固定して２列に並べ、導線接続部
の２つの列はそれらの間にある絶縁プラツトホームによ
つて分離され、各導線接続部はプラツトホームの一側か
ら直立してプラットホームと反対側の端に開いた導線受
けスロツトを持つプレートを含み、各列内のとなり合つ
た導線接続部は隔壁によつて分離されている電気接触子
に同軸ケーブルの一部をなす導線を電気的に接続する方
法に関する。

次に添付図面を参照しながら本発明の実施例を説明する
。

第１図に示すように、りホン同軸ケーブル１はおのおの
円筒形絶縁シース３内の中心にある、間隔をとつた平行
な複数個の信号線２を含有する。

絶縁されていないドレン線４が信号線２のとなり合つた
対間に少くとも幾つかが存するように配置される。それ
ぞれのシース３内にある信号線とドレン線４は導電材料
の層５，６の間にはさまれている。層５，６は絶縁材料
の層７，８の間にはさまれている。絶縁されていないド
レン線４は導電材料の層５，６にじかに接触している。
第２図及び第４図において、リボン同軸ケーブル１を成
端するコネクタ１０は２列の間隔をとつた、平行な貫通
空所１２を持つ絶縁ハウジング１１を含んでいる。

各空所１２は同じ列内の隣の空所から隔壁１４によつて
分離されている。空所１２の列はプラツトホーム１５に
よつて分離されている。各空所１２は前面１６と該面に
対向する後面１８まで延びている。図面で見てハウジン
グ１１の上面２０と下面２２はプラツトホーム１５より
短かく、それぞれ上列及び下列の空所１２と連通する上
と下の穴２５が形成される。各空所１２はベース３２お
よび対向した片持ちばり接触スプリングアーム３３，３
４を含む端子３０と１対の軸方向に間隔をとつたスロツ
トプレート３６，３８を含む導線接続部とを収容してい
る。

各プレート３６，３８にはプラツトホーム１５から離隔
する方の端に開いた導線受けスロツトがある。各端子３
０は各アーム３３，３４の自由端が前面１６の近くに位
置し、ベース３２がプラツトホーム１５上に載置される
ように空所１２内に装着される。スロツトプレート３６
，３８はプラツトホーム１５から直立し、穴２５と整合
して位置する。したがつてスロツトの開端は穴２５に向
いて延びている。ハウジング１１は両側から横方向に延
び応力を緩和するための支持アーム２７（第４図）を有
する。

第３図乃至第６図にケーブル１の信号線２を１つの列の
端子３０のスロツトプレート３６，３８に同時に挿入し
、それからケーブル１のドレン線４を他の列の端子３０
のスロツトプレート３６，３８に挿人する、または逆の
順序で挿人する装置４０が示されている。

装置４０は間に作業空間４８をつくるベース４４と上部
支持部材４６とを含む一般にＣ形のフレーム４２を具え
る。

ベース４４は静止組立体５０の支持体となり、上部支持
部材４６には可動ラム５２とラム駆動ハンドル５４とが
装備されている。ラム５２には静止組立体５０に対して
同組立体から離間した第１位置から第２導線押込み位置
までの作業行程にわたつて移動しうる押し込み組立体５
８が設けられる。靜止組立体５０はプロツク６０と同プ
ロツクの前方に位置するハウジング支持体６２とを含む
。

プロツク６０はボルト（図示しない）によつてベース４
４に固定される。ハウジング支持体６２には第１上位平
面６４ａと第２下位平面６４ｂとを有する上側支持面６
４がある。みぞ６５がこれら２つの平面６４ａ，６４ｂ
を分割する。１対のプレート６６，６８が支持体６２の
巾に沿つて存在している。

第１プレート６８は支持体６２の側面に隣接して第２プ
レート６６よりも低く平面６４ａから延出し、その上縁
には複数個の等間隔に設けられた歯６９を有する。隣接
する２個の歯６９の間隔は隔壁１４が進入しうる大きさ
に形成される。”第２プレート６６は右側（第５図で見
て）が止め面として作用する。３個のポルト４３がプレ
ート６６，６９と支持体６２とをプロツク６０に固定し
ている。

支持体６２の両側に案内８６があり、スプリン門 グバ
ィアスボルト８８によつて支持体６２に固定されている
。

各案内は上方に向いた面９０のあるみぞ８９を具える。
面９０の一部には肩９１が対向している。可動押し込み
組立体５８は３つの押し込みプレｊ−ト１００，１０２
，１０４を含んでいる。

となり合つた押し込みプレートはスペーサプレート１０
６，１０８によつて離隔されている。各押し込みプレー
トは支持面６４の方に向いた間隔１０３のある複数の垂
れ下つた歯１０１を持つている。τ これらの歯はプレ
ートの巾にわたつて延びている。プレート１００，１０
２，１０４，１０６，１０８はボルト１１２によつて装
着プロツク１１０に取り付けられている。合くぎ１１４
がプロツク６０に固定され、装着９プロツク１１０の穴
１１６を貫通して突き出ている。

合くぎ１１４は可動の押し込み組立体５８が横方向に動
くのを防止する。リボン同軸ケーブル１を成端するとき
は層５，６，７，８をケーブルの端部から除去して導線
をある長さだけ露出させる。

くし（図示しない）または手ですべてのドレン線４を上
方か下方に整え、すべての信号線をその反対方向に整え
る。ラム５２を最高位置にし、１つの列の導線受けスロ
ツトを上向きに押し込み組立体５８の方に向けてハウジ
ング１１を支持体６２の支持面６４上に置く。

次に第２列のとなり合つた導線受けスロツトを分離する
隔壁１４をプレート６８の歯６９の間に入れ、後面１８
をプレート６６の止め面に接触させてハウジング１１を
支持面６４上に２方向に正確に位置決めする。ハウジン
グ１１のばりはみぞ６５に収容される。ハウジング１１
の面２２は下位面６４ｂ上に乗る。案内８６のみぞ８９
には横方向に突出した応力を緩和する支持アーム２７が
はいる。案内８６の肩９１はコネクタ１０が上方に動く
のを防止する。１組の整えられた導線、すなわち第５図
では信号線２がプレート３６，３８の上に向いたスロツ
ト内に挿入される。

導線の数とそれらの間隔は導線接続部の数と間隔と同じ
なので、各導線は個々の端子３０のスロツトプレート３
６，３８と整合する。片方の手にケーブル１を持つて操
作者が装置４０のハンドル５４を前方に引くと、ラム５
２とそれに取付けられた可動の押し込み組立体５８は作
業行程だけ下方に移動する。押し込みプレート１００，
１０２，１０４の歯１０１は導線２に係合する。第６図
は歯がちようど導線２に接触した状態を示す。導線２が
下向きにプレート３６，３８のスロツト内に押し込まれ
ると、スロツトの縁端が絶縁体３に喰い込んで中心の信
号線２と接触する。スペーサプレート１０６，１０８は
スロツトプレート３６，３８を囲むが下降する歯１０１
と接触しないように位置される。続いてラム５２と可動
押し込み組立体５８を持ち上げ、信号線２が１つの列の
端子３０に接続されたコネクタ１０を装置から取り出し
て反転し、上述のようにして再び挿入する。

第２グループの整えられたドレン線４をスロツトプレー
ト３６，３８のスロツトと並べて第２列の端子３０の上
方に持つてくる。再び押し込み組立体５８を下げて導線
４をスロツトに押し込む。このようにしてリボン同軸ケ
ーブル１は多重接触コネクタ１０に２回の操作で完全に
接続される。以上、押し込み組立体は３つの押し込みプ
レート１００，１０２，１０４を持つものとして説明し
たが、導線接続部に．１つのスロツトプレートだけしか
ないときには、２つの間隔をとつた押し込みプレートだ
けを持つように部分的に変更を加えることも可能である
。

【図面の簡単な説明】

第１図はリボン同軸ケーブルの横方向断面図、第２図は
第１図のケーブルを成端する直前の電気コネクタの断面
図、第３図は第２図のコネクタと第１図のケーブルとを
接続する装置の側面図、第４図は第３図の装置の一部と
、第２図のコネクタの一部と、第１図のケーブルの端部
とを示す斜視図、第５図はコネクタが装着された装置と
ケーブル端部とを詳細に示ず部分断面図、及び第６図は
第５図の端面図である。 １・・・リボン共軸ケーブル、２・・・信号線、３・・
・絶縁シース、４・・・ドレン線、５，６・・・導電層
、７，８・・・絶縁層、１０・・・コネクタ、１１・・
・絶縁ハウジング、１２・・・貫通空所、１４・・・隔
壁、１５・・・プラツトホーム、１６・・・前面、１８
・・・後面、２０・・・上面、２２・・・下面、２５・
・・開口、２７・・・支持アーム、３０・・・端子、３
２・・・ベース、３３，３４・・・接触スプリングアー
ム、３６，３８・・・スロツトプレート、４０・・・導
線挿人装置、４２・・・フレーム、４３・・・ボルト、
４４・・・ベース、４６・・・上部支持部材、４８・・
・作業空間、５０・・・静止組立体、５２・・・ラム、
５８・・・押し込み組立体、６０・・・プロツク、６２
・・・ハウジング支持体、６４・・・上側支持面、６４
ａ・・・第１上位レベル、６４ｂ・・・第２下位レベル
、６５・・・みぞ、６６，６８・・・プレート、６９・
・・歯、８６・・・案、８８・・・ボルト、８９・・・
みぞ、９０・・・上向き面、９１・・・肩、１００，１
０２，１０４・・・押し込みプレート、１０１・・・歯
、１０３・・・空間、１０６，１０８・・・スペーサプ
レート、１１０・・・装着プレート、１１２・・・ボル
ト、１１４・・・合くぎ、１１６・・・穴。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 導線接続部が同一方向に延在するようにして絶縁ハ
   ウジング内に２列に取付けられた電気接触子の各々に、
   同軸ケーブルの一部をなす導線を電気的に接続する方法
   にして、２列の前記導線接続部はそれらの間にある絶縁
   プラットホームによつて分離され、前記各導線接続部は
   前記プラットホームの一側から直立するプレートを含み
   、該プレートは前記プラットホームから離れたプレート
   端縁に開口する導線受けスロットを持ち、前記各列内の
   隣接導線接続部は隔壁によつて分離されている、前記接
   続方法であつて、１つの列の前記導線受けスロットを押
   し込み組立体５８の方に上向きにして前記絶縁ハウジン
   グ１１を支持体６２の支持面６４上に置き、前記第２列
   の導線接続部を分離する隔壁１４を前記支持体６２の一
   側に隣接したプレート６８の歯６９の間に置くとともに
   止め面に係合させることによつて前記絶縁ハウジング１
   １を前記支持面６４上で互に直角な２方向に位置決めし
   、前記同軸ケーブル１の広げられた導線（２または４）
   をその各々が個々の導線接続部に近接するようにして前
   記１つの列の導線接続部の上方に配置し、前記押し込み
   組立体５８を前記支持面６４の方に動かして同押し込み
   組立体５８の部分をなす互いに離隔した押し込みプレー
   ト１００、１０２、１０４の歯１０１を前記導線（２ま
   たは４）に係合させると同時にこれらの導線を個々の前
   記導線接続部のスロット内に押し込むことを特徴とする
   接続方法。 ２ 導線接続部が同一方向に延在するようにして絶縁ハ
   ウジング内に２列に取付けられた電気接触子の各々に導
   線を電気的に接続する装置にして、２列の前記導線接続
   部はそれらの間にある絶縁プラットホームによつて分離
   され、前記各導線接続部は前記プラットホームの一側か
   ら直立するプレートを含み、該プレートは前記プラット
   ホームから離れたプレート端縁に開口する導線受けスロ
   ットを持ち、前記各列内の隣接導線接続部は隔壁によつ
   て分離されており、前記ハウジングを支持する面を持つ
   支持体と、該支持面上に置かれたときの前記ハウジング
   と係合して同ハウジングを前記支持面上で第１方向に位
   置決めする止め面と、少くとも２つの互いに離隔した押
   し込みプレートを含む押し込み組立体と、前記支持面か
   ら離隔した第１位置から第２導線押し込み位置に向けて
   作業行程だけ前記押し込組立体を前記支持面に対して動
   かす装置とを包含する導線接続装置において、前記各押
   し込みプレート１００、１０２、１０４には、前記押し
   込み組立体５８の作業工程の間に導線（２または４）と
   個別に係合してそれらを１つの列の接触子３０の導線接
   続部のスロットに同時に押し込むように前記支持面６４
   の方に向いた互いに離隔した歯１０を有し、プレート６
   ８が前記支持体６２の一側に近接して配置され、該プレ
   ート６８は一端に沿つて複数の互いに離隔した歯６９を
   有し、これらの歯６９の部分は前記支持面６４の上方に
   延び、となり合つた前記歯６９の間隔は第２列の接触子
   ３０のとなり合つた前記導線接続部を分離する隔壁１４
   がはまり込む大きさを有し、もつて前記ハウジング１１
   を前記支持面６４上で前記第１方向に垂直な第２方向に
   位置決めするようになつていることを特徴とする導線接
   続装置。 ３ 特許請求の範囲第２項に記載の装置であつて、前記
   プレート６８は前記支持体６２の一側に直接隣接し、前
   記止め面が、前記プレート６８に関して前記支持体６２
   と反対側に該プレート６８すなわち第１プレートと直接
   隣接している第２プレート６６の面によつて形成され、
   該第２プレート６６の一端は前記第１プレート６８の歯
   ６９の上方に延びていることを特徴とする装置。 ４ 特許請求の範囲第２項または第３項に記載の装置で
   あつて、３つの押し込みプレート１００、１０２、１０
   ４が設けられ、各押し込みプレートはスペーサプレート
   １０６、１０８によつて隣接押し込みプレートと隔てら
   れていることを特徴とする装置。 ５ 特許請求の範囲第２項、第３項又は第４項に記載の
   装置であつて、前記支持面６４は上位面６４ａと下位面
   ６４ｂとを形成するように段状になつていて、前記第１
   プレート６８に隣接していることを特徴とする装置。