JPS59251Y2 - 農用トラクタ等における軸封装置 - Google Patents

農用トラクタ等における軸封装置

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Publication number
JPS59251Y2
JPS59251Y2 JP1977075403U JP7540377U JPS59251Y2 JP S59251 Y2 JPS59251 Y2 JP S59251Y2 JP 1977075403 U JP1977075403 U JP 1977075403U JP 7540377 U JP7540377 U JP 7540377U JP S59251 Y2 JPS59251 Y2 JP S59251Y2
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JP
Japan
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hole
rotating shaft
side wall
spacer
ball bearing
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Expired
Application number
JP1977075403U
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English (en)
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JPS542926U (ja
Inventor
孔一 工藤
Original Assignee
ヤンマー農機株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、農用トラクタ等のミッションケースその他
に装備する軸封装置の改良に関するものである。
従来、この種のものにおいては、回転軸を玉軸受を介し
ケース側壁に取付ける場合、玉軸受嵌装孔からの油洩れ
防止のため、同嵌装孔を盲孔にするか、或は、回転軸を
ケース側壁から挿貫せしめて、玉軸受嵌装孔、つまり回
転軸挿貫孔と回転軸との間にシール部材を介装せしめて
いるものであつたが、盲孔加工が複雑でかつ玉軸受及び
回転軸の組込みが困難であり、組立・分解が煩雑で、保
守点検もしにくいものであり、更には、シール部材を用
いたものにあっては、回転軸をケース側壁から挿貫し、
回転軸とケース側壁の挿貫孔との間にシール部材が介装
されるため、シール部材と回転軸との間のシールの確実
性、及びシール部材と挿貫孔との間のシール確実性の双
方に意を払ったシール加工を行わねばならず、シールの
飛躍的な確実性を期待することができない欠点があった
この考案では、貫通孔の段部と玉軸受との間に丸形スペ
ーサを介在せしめ、回転軸の端部を玉軸受にて軸支し、
かつスペーサにて端部受止めも行い、丸形スペーサによ
る密封効果も果しうるようにして、従来の上記欠点をい
づれも解消し、確実なシール効果及び軸支効果を期待し
うる農用トラクタ等における軸封装置を提供せんとする
ものである。
この考案の実施例を図面にもとづき詳説すれば、Aはケ
ース本体を示しており、同ケース本体A中には、回転軸
2や、伝動歯車3等が収納されており、ケース本体Aの
内部には、回転軸2の端部2′を軸支すべき側壁1が設
けられている。
側壁1には、貫通孔5が穿設されており、同貫通孔5の
外側端縁部には、内方へ突出状の段部10を形成し、貫
通孔5中には玉軸受4を介して回転軸2の端部2′を嵌
装軸架している。
また、貫通孔5中においては、玉軸受4と段部10との
間に、油密リング13を外周面12の凹溝11に嵌着し
た丸形スペーサ7を介在せしめており、同丸形スペーサ
7は、内外側端面のうち、外側端面は、段部10により
受止め9がなされ、内側端面ば回転軸2の端部2′を受
止めた状態8となっており、油密リング13を有した丸
形スペーサ7の外周は、貫通孔5の内周面に密着して側
壁1の内部6を密封すべく構成していくものである。
本考案の実施の態様は、上記のような構成であつて、ケ
ース本体の側壁1に回転軸2を取付ける場合は、側壁1
の内側より貫通孔5に丸形スペーサ7を端部10の受止
め部に当接させる。
従って、ケース本体内の潤滑油は、玉軸受4には十分に
供給されるが、丸形スペーサ7の油密リング13により
確実に洩れが防止されて側壁1の外側方には、全く洩れ
ないものである。
また、玉軸受4及び回転軸2並びにスペーサ7を取外し
て修理点検を行う場合は、貫通孔5の外側よりスペーサ
7を押圧して突出させると簡単に取外すことができるも
のである。
この考案によれば、丸形スペーサを貫通孔の段部によっ
て受止め、かつ同スペーサは、回転軸の端部を受止め、
しかも同端部は貫通孔中で玉軸受を介して軸支されてい
るもので、組立・分解・保守点検も簡単に行うことがで
き、また、側壁の内部の密封効果も向上し、従来の盲孔
にした軸支部に比し、組立・分解作業が簡便となる効果
を有し、また、従来の軸端挿貫状態でシール部材により
回転軸と挿貫孔との間を密封した構造に比し、回転軸の
軸端を丸形スペーサで受止めて軸端を挿貫させないため
に、丸形スペーサの外周面と貫通孔内周面とのシール機
能さえ確実にしておけば、確実な側壁内部密封効果を奏
することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本案軸封装置の要部断面図。 第2図は、本案軸封装置に使用する丸形スペーサの断面
説明図。 1・・・・・・側壁、2・・・・・・回転軸、2′・・
・・・・端部、4・・・・・・玉軸受、5・・・・・・
貫通孔、7・・・・・・丸形スペーサ、10・・・・・
・段部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転軸2の端部2′を軸支すべき側壁1に、貫通孔5を
    穿設し、同貫通部に、内方へ突部に、内方へ突出状の段
    部10を形威し、貫通孔5中に玉軸受4を介して回転軸
    2の端部2′を嵌装軸架すると共に、貫通孔5中におい
    て玉軸受4と段部10との間に油密リング13を設けた
    丸形スペーサ7を嵌装介在せしめ、回転軸2の端部2′
    を、丸形スペーサ7の内側端面で受止め、かつ丸形スペ
    ーサ7で側壁1内部を密封すべく構成してなる農用トラ
    クタ等における軸封装置。
JP1977075403U 1977-06-08 1977-06-08 農用トラクタ等における軸封装置 Expired JPS59251Y2 (ja)

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JP1977075403U JPS59251Y2 (ja) 1977-06-08 1977-06-08 農用トラクタ等における軸封装置

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Publication Number Publication Date
JPS542926U JPS542926U (ja) 1979-01-10
JPS59251Y2 true JPS59251Y2 (ja) 1984-01-06

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JPS542926U (ja) 1979-01-10

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