JPS5925084Y2 - 絶縁電線に電気的に接続するクランプ - Google Patents
絶縁電線に電気的に接続するクランプInfo
- Publication number
- JPS5925084Y2 JPS5925084Y2 JP5583079U JP5583079U JPS5925084Y2 JP S5925084 Y2 JPS5925084 Y2 JP S5925084Y2 JP 5583079 U JP5583079 U JP 5583079U JP 5583079 U JP5583079 U JP 5583079U JP S5925084 Y2 JPS5925084 Y2 JP S5925084Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clamp
- insulated wire
- pair
- conductor
- members
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
- Insulators (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、絶縁電線の避雷の目的で絶縁電線の絶縁物に
喰込んで導体に電気的に接触する絶縁電線用クランプの
改良に関するものである。
喰込んで導体に電気的に接触する絶縁電線用クランプの
改良に関するものである。
架空配電線への落雷による断線を防止するため支持碍子
のクランプを配電線の導体と同電位にしこのクランプの
金具と支持碍子の下方に取付けられたアーク金具との間
でサージ電圧を放電させて配電線からの放電を防止する
ことが試みられている。
のクランプを配電線の導体と同電位にしこのクランプの
金具と支持碍子の下方に取付けられたアーク金具との間
でサージ電圧を放電させて配電線からの放電を防止する
ことが試みられている。
従来技術のこの種のクランプは支持碍子の上部金具に取
付けられた上下1対のクランプ部材から或っているにす
ぎないので配電線である絶縁電線の絶縁物を剥取って導
体を露出し、1対のクランプ部材をこの導体露出部分で
締付けていた。
付けられた上下1対のクランプ部材から或っているにす
ぎないので配電線である絶縁電線の絶縁物を剥取って導
体を露出し、1対のクランプ部材をこの導体露出部分で
締付けていた。
しかし導体露出部分が必ずしもクランプ部材の位置に一
致せず導体露出部分を修復しなければならないという問
題があった。
致せず導体露出部分を修復しなければならないという問
題があった。
また、分岐接続の目的ではあるがクランプ部材の内側に
取付けられた多数の突起状噴込み歯を有する接触部材を
有するクランプが提案されている(特公昭52−351
16号)。
取付けられた多数の突起状噴込み歯を有する接触部材を
有するクランプが提案されている(特公昭52−351
16号)。
このようなりランプは絶縁電線の絶縁物を剥取る必要が
ないが、接触部材の歯が断面略円形の絶縁電線の絶縁物
に喰込んでも歯は電線の導体に外接するだけであるので
電気的接触が不充分であり、また絶縁電線の撚導体の捩
れによってこの電気的不接触が促進される欠点があった
。
ないが、接触部材の歯が断面略円形の絶縁電線の絶縁物
に喰込んでも歯は電線の導体に外接するだけであるので
電気的接触が不充分であり、また絶縁電線の撚導体の捩
れによってこの電気的不接触が促進される欠点があった
。
本考案の目的は、絶縁電線の絶縁物を剥取ることなく、
且つその導体に確実に電気的接触することができるクラ
ンプを提供することにある。
且つその導体に確実に電気的接触することができるクラ
ンプを提供することにある。
本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明すると、第
1図乃至第3図は本考案に係るクランプ10を用いた支
持碍子12を示し、支持碍子12は図示しない電柱にブ
ラケットを介して取付けられた碍子本体14から成り、
図面にはその上部のみが示しである。
1図乃至第3図は本考案に係るクランプ10を用いた支
持碍子12を示し、支持碍子12は図示しない電柱にブ
ラケットを介して取付けられた碍子本体14から成り、
図面にはその上部のみが示しである。
略半円形の1対の半部16.16’から成る上部金具1
8は碍子本体14の上端首部14 aを抱くように係合
して締付ポル) 20によって碍子本体18に強固に取
付けられている。
8は碍子本体14の上端首部14 aを抱くように係合
して締付ポル) 20によって碍子本体18に強固に取
付けられている。
本考案のクランプ10は、上下1対の導電性クランプ部
材22.22’から成り、図示の実施例では下部クラン
プ部材22′は略半円形の本体22′Aとその両側に水
平に延びるフランジ22′Bとから成り、また上部クラ
ンプ22は略長方形状の本体22Aとその両端中央から
水平に延びるフランジ22Bとから或っている。
材22.22’から成り、図示の実施例では下部クラン
プ部材22′は略半円形の本体22′Aとその両側に水
平に延びるフランジ22′Bとから成り、また上部クラ
ンプ22は略長方形状の本体22Aとその両端中央から
水平に延びるフランジ22Bとから或っている。
下部クランプ部材22′は、第1図及び第2図に示すよ
うに、脚24を介して上部金具18の一方の半部16′
に一体に形成されている。
うに、脚24を介して上部金具18の一方の半部16′
に一体に形成されている。
1対の接触部材26.26’は、第4図及び第5図に示
すように、絶縁電線28の軸線に沿った所定長さの基板
30.30’と絶縁電線28の軸線方向に間隔をあけて
設けられた複数の半円形の刃先32.32’とから戊っ
ている。
すように、絶縁電線28の軸線に沿った所定長さの基板
30.30’と絶縁電線28の軸線方向に間隔をあけて
設けられた複数の半円形の刃先32.32’とから戊っ
ている。
これらの接触部材26.26’は絶縁電線28の導体2
8 aと同質の材料から或っている。
8 aと同質の材料から或っている。
刃先32.32’は、第1図、第4図に示すように、正
面からみて導体28 aの半径と略等しい略半円形とな
っており、且つ第6図に示すように、絶縁電線の導体2
8 aの撚方向aと交差する傾きを有していて導体28
aの撚戻に抗するように働いている。
面からみて導体28 aの半径と略等しい略半円形とな
っており、且つ第6図に示すように、絶縁電線の導体2
8 aの撚方向aと交差する傾きを有していて導体28
aの撚戻に抗するように働いている。
このように、刃先32.32’が正面からみて導体の半
径と略等しい略半円形とすると、クランプ部材14.1
4’を締付けたとき、1つの刃先が絶縁電線28の多く
の導体素線の外周に均等に接触するため導体素線との接
触面積が増大し、しかもこの刃先32.32’は絶縁電
線28の軸線方向に間隔をあけて複数個設けられている
ためすべての最外層の導体素線と接触させることができ
導体素線との接触面積が更に増大する。
径と略等しい略半円形とすると、クランプ部材14.1
4’を締付けたとき、1つの刃先が絶縁電線28の多く
の導体素線の外周に均等に接触するため導体素線との接
触面積が増大し、しかもこの刃先32.32’は絶縁電
線28の軸線方向に間隔をあけて複数個設けられている
ためすべての最外層の導体素線と接触させることができ
導体素線との接触面積が更に増大する。
尚、刃先32.32’の傾きは導体28 aの撚方向と
交差するように形成されているので上下で反対方向とな
るが、尚、上下の刃先の傾きの反対はすべての刃先につ
いて行われる必要はなく、一部は同じ向きの傾きであっ
てもよい。
交差するように形成されているので上下で反対方向とな
るが、尚、上下の刃先の傾きの反対はすべての刃先につ
いて行われる必要はなく、一部は同じ向きの傾きであっ
てもよい。
これらの接触部材26.26’は、第1図、第4図及び
第5図に示すように、略U字形の金属製弾性連結帯34
によって連結されている。
第5図に示すように、略U字形の金属製弾性連結帯34
によって連結されている。
これらの接触部材26.26’は、第1図に示すように
、クランプ部材22.22’の案内金具36.36’を
介してこれらのクランプ部材22.22’の内側に取付
けられている。
、クランプ部材22.22’の案内金具36.36’を
介してこれらのクランプ部材22.22’の内側に取付
けられている。
第2図から判るように、クランプ部材22′は弾性連結
帯34が貫通する切欠窓23′を有する。
帯34が貫通する切欠窓23′を有する。
クランプ部材22.22’はそのフランジ22B、 2
2’Bに整列して設けられたねじ孔22C,22’Cを
有し、また弾性連結帯34はその両ウェブにねし貫通孔
34 aを有する。
2’Bに整列して設けられたねじ孔22C,22’Cを
有し、また弾性連結帯34はその両ウェブにねし貫通孔
34 aを有する。
上下のクランプ22.22’はそのフランジのねし孔2
2C,22’Cにねじ込まれた2つの締付ボルト38に
よって締付けられ、この締付はばねワッシャー40を介
して螺合されたナツト42によって維持される。
2C,22’Cにねじ込まれた2つの締付ボルト38に
よって締付けられ、この締付はばねワッシャー40を介
して螺合されたナツト42によって維持される。
尚、第1図の右側の締付ボルト38は弾性連結帯34の
一方のねし貫通孔34 aを貫通する。
一方のねし貫通孔34 aを貫通する。
図示の実施例では、クランプ10の前後に電線抑え具4
4.44が設けられ、これらの電線抑え具の下半部はク
ランプ部材22′の両端延長部22′Dとして一体に形
成され、上半部はこれらの延長部22′Dに引掛けて自
由端を締付ボルト46で下半部に締付けられる半円形の
抑え片48から戊っている。
4.44が設けられ、これらの電線抑え具の下半部はク
ランプ部材22′の両端延長部22′Dとして一体に形
成され、上半部はこれらの延長部22′Dに引掛けて自
由端を締付ボルト46で下半部に締付けられる半円形の
抑え片48から戊っている。
尚、第2図及び第3図にのいて符号50は絶縁電線28
と抑え具44との間に設けられたバッキングである。
と抑え具44との間に設けられたバッキングである。
また、図示していないアーク金具が支持碍子の下方に取
付けてあり、絶縁電線28の導体28aに発生する落雷
時のサージ電圧はクランプ10と一体の上部金具18と
アーク金具との間で放電によって吸収する。
付けてあり、絶縁電線28の導体28aに発生する落雷
時のサージ電圧はクランプ10と一体の上部金具18と
アーク金具との間で放電によって吸収する。
本考案によれば、上記のように、クランプの締付けによ
って接触部材が絶縁電線の絶縁物に喰込んでその導体に
接触するが、この接触部材は略半円形で導体の撚戻に抗
する傾きを有する刃先を有するので導体の撚りに拘らず
この導体に大きな面積で有効に電気的接触することがで
き、従ってまた接触部材及びクランプ部材を小型化する
ことができ、更に1対の接触部材は弾性連結帯で一体に
連結されているので特に柱上での作業に際し一方の接触
部材を相応するクランプ部材に取付ければ他方の接触部
材は刃先の傾きを所定の向きにして相応するクランプ部
材に確実に位置決めされる上に接触部材の紛失を防止で
きるから特に柱上での作業が容易になる実益を有する。
って接触部材が絶縁電線の絶縁物に喰込んでその導体に
接触するが、この接触部材は略半円形で導体の撚戻に抗
する傾きを有する刃先を有するので導体の撚りに拘らず
この導体に大きな面積で有効に電気的接触することがで
き、従ってまた接触部材及びクランプ部材を小型化する
ことができ、更に1対の接触部材は弾性連結帯で一体に
連結されているので特に柱上での作業に際し一方の接触
部材を相応するクランプ部材に取付ければ他方の接触部
材は刃先の傾きを所定の向きにして相応するクランプ部
材に確実に位置決めされる上に接触部材の紛失を防止で
きるから特に柱上での作業が容易になる実益を有する。
第1図は本考案に係るクランプを用いた支持碍子の一半
部を垂直断面にした正面図、第2図及び第3図は第1図
の支持碍子の右側面図及び上面図、第4図及び第5図は
それぞれ本考案に用いる接触部材の正面図及び第4図の
A−A線断面図、第6図は導体の撚方向と接触部材の刃
先との関係を示す拡大図である。 10・・・・・・クランプ、22.22’・・・・・・
クランプ部材、26゜26′・・・・・・接触部材、2
8・・・・・・絶縁電線、28 a・・・・・・導体、
32.32’・・・・・・刃先、34・・・・・・弾性
連結帯、38・・・・・・締付ボルト。
部を垂直断面にした正面図、第2図及び第3図は第1図
の支持碍子の右側面図及び上面図、第4図及び第5図は
それぞれ本考案に用いる接触部材の正面図及び第4図の
A−A線断面図、第6図は導体の撚方向と接触部材の刃
先との関係を示す拡大図である。 10・・・・・・クランプ、22.22’・・・・・・
クランプ部材、26゜26′・・・・・・接触部材、2
8・・・・・・絶縁電線、28 a・・・・・・導体、
32.32’・・・・・・刃先、34・・・・・・弾性
連結帯、38・・・・・・締付ボルト。
Claims (1)
- 絶縁電線を挾んで締付けられて前記絶縁電線をクランプ
すべき1対のクランプ部材と、前記1対のクランプ部材
の内側に取付けられ前記絶縁電線の絶縁物に喰込んで導
体に電気的に接触する1対の接触部材とから戊る絶縁電
線に電気的に接続するクランプにおいて、前記1対の接
触部材はそれぞれ前記絶縁電線の導体の撚方向と交差す
る傾きを有し正面からみて導体の半径と略等しい略半円
形に形成され前記絶縁電線の軸線方向に間隔をあけて設
けられた複数の刃先を有し、前記1対の接触部材は略U
字形の弾性連結帯によって連結され、且つ前記1対のク
ランプ部材の締付けで前記弾性連結帯を撓ませつつ前記
絶縁電線の絶縁物に喰込まれることを特徴とする絶縁電
線に電気的に接続するクランプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5583079U JPS5925084Y2 (ja) | 1979-04-27 | 1979-04-27 | 絶縁電線に電気的に接続するクランプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5583079U JPS5925084Y2 (ja) | 1979-04-27 | 1979-04-27 | 絶縁電線に電気的に接続するクランプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55156370U JPS55156370U (ja) | 1980-11-11 |
JPS5925084Y2 true JPS5925084Y2 (ja) | 1984-07-24 |
Family
ID=29290001
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5583079U Expired JPS5925084Y2 (ja) | 1979-04-27 | 1979-04-27 | 絶縁電線に電気的に接続するクランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5925084Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5872593U (ja) * | 1981-11-12 | 1983-05-17 | 日立電子エンジニアリング株式会社 | 安全カバ−の保護機能保持装置 |
JPS6065929U (ja) * | 1983-10-14 | 1985-05-10 | 株式会社三英社製作所 | 避雷器内蔵型碍子 |
-
1979
- 1979-04-27 JP JP5583079U patent/JPS5925084Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55156370U (ja) | 1980-11-11 |
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