JPS5924996B2 - 活性水素含有化合物のシリル化法 - Google Patents

活性水素含有化合物のシリル化法

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JPS5924996B2
JPS5924996B2 JP54009047A JP904779A JPS5924996B2 JP S5924996 B2 JPS5924996 B2 JP S5924996B2 JP 54009047 A JP54009047 A JP 54009047A JP 904779 A JP904779 A JP 904779A JP S5924996 B2 JPS5924996 B2 JP S5924996B2
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silylating
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チヤ−ルズ・ア−サ−・ロ−ミツグ
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic Table
    • C07F7/02Silicon compounds
    • C07F7/08Compounds having one or more C—Si linkages
    • C07F7/10Compounds having one or more C—Si linkages containing nitrogen having a Si-N linkage

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は活性水素含有化合物のシリル化 (silylatlon)関する。
一面には本発明は予期しなかつたシリル化力を有する新
規なメチルシラシクロペンテニル含有化合物に関する。
クロマトグラフィ分析、有機合成および有機分子中の反
応性基のブロッキングおよび(または)保護を目的とす
る活性水素含有機化合物のシリル化は公知であり、有用
な方法である。
多数のトリメチルシリル含有シリル化剤およびシリル化
方法はアランE、ピアース(AlanE、Pierce
)のシリレーシヨン・オブ・オーガニック・コンパウン
ズ(SilylatiOnOfOrganicCOmp
Ounds)〔ピアース ケミカルカンパニー,ロツク
フオード,イリノイ(PiercechemicalC
Ompany9ROckfOrd,lllnOis)(
1968)〕に論評されている。トリメチルシリル基を
有するシリル化剤はその商業的な利用の可能性、および
、生成トリメチルシリル化有機化合物の所望の性質、た
とえば、未シリル化化合物に比較し高い揮発性であるた
め、トリメチルシリル基を有するシリル化剤がそのよう
な目的に通常使用されている。
けれども、他の因子、たとえば、シリル化力およびシリ
ル化副生成物の性質もまたしばしばシリル化剤の選択で
重要である。公知のシリル化剤であるビス−トリメチル
シリルアセトアミド(以後BSAと称する)は利用の可
能性および高いシリル化力の両者を有している。
けれども、BSAは2個のトリメチルシリル基を含有し
、BSAのシリル化力は第1の基に基因する。第1のト
リメチルシリル基が反応した後残存するBSA中の第2
のトリメチルシリル基は第1のトリメチルシリル基より
反応性が小さい。必然的にシリル化反応でシリル化され
る各活性水素原子に対し通常BSAを1モル使用し、副
生成物のトリメチルシリルアセトアミドは反応に使用さ
れない。かくして、利用できるトリメチルシリル基の単
に半分が使用される。高いシリル化力を有する、より効
果的なシリル化剤が望まれている。本発明者らはアミド
(AmldO)基またはラクタモ(1aCtamO)基
に結合されているメチルシラシクロペンテニル基を有す
るシリル化剤が強力で、かつ、効果的なシリル化剤であ
ることを発見した。ケイ素結合ハロゲン原子またはケイ
素結合アルコキシ基を有するメチルシラシクロペンテニ
ル含有化合物は米国特許第3,509,191号におい
てアトウエル(Atwell)により明らかにされてい
る。1977年3月15E]!こ登録された米国特許第
4,012,375号でパーツ(Hahn)ばシラシク
ロペンテニル−ビス一ε一カプロラタムおよびヒドロキ
シル化合物に対する連鎖延長剤としてそれを使用するこ
と、特に、それがヒドロキシル一末端プロツクドポリジ
メチルシロキサンに対し非常に速い連鎖延長剤であるこ
とを明らかにしている。
けれども、連鎖延長は分子量を非常に増加し、ポリジメ
チルシロキサンの揮発性を減少させる重合反応である。
そのような結果はシリル化方法では不適当である。トポ
ーサ一(TOpOrcer)他の米国特許第3,776
,933号は式R/XSiCN(R)C(=0)YO4
−X(ただしwは1個ないし18個の炭素原子を有する
1価の炭化水素基であり、かつ、X=1ないし3である
)のアミドシランの製造方法を記述している。
トポーサ一他は前記アミドシランはシリコンラバ一の交
叉結合剤、シリコン樹脂を製造する加水分解性シラン、
シリコンラバ一の連鎖延長剤、シリコン液体の末端プロ
ツカ一(EndblOcker)、シリル化剤および類
似物として有用であることを記述している。けれども、
トポーサ一他はメチルシラシクロペンテニルアミドを製
造することが可能であること、または、それらがすぐれ
たシリル化剤であることは暗示していない。シリコン結
合ラクタムはハーウイツ(Hurwitz)およびデ
ベネビル(DeBenneviIle)の米国特許第2
,876,209号および米国特許第2,876,23
4号から既知である。
ハーウイツおよびデ ベネビルは一般式が(式中、R゜
はシクロヘキシル基、アリール基、アルケニル基、また
は、1個ないし18個の炭素原子を有するアルキル基で
あり、YはN原子とカルボニル基との間を延長する少な
くとも3個であるが、5個以下の炭素原子を有する連鎖
の3個ないし18個の炭素原子を有するアルキレン基で
あり、そして、Xは1ないし4の値を有する整数である
)であるラクタム基を含有するシランを記述している。
本発明の目的は新規なメチルシラシクロペンテニル化合
物を使用して、活性水素含有化合物を迅速に、かつ効果
的にシリル化する新規な方法を提供することである。
本発明の目的はメチルシラシクロペンテニルアミドまた
はラクタムと酸素、窒素またはイオウ原子に結合されて
いる少なくとも1個の水素原子を有する化合物とを混合
することにより達成される。
活性水素はトリオルガノシリル基を有する相当するアミ
ドまたはラクタムの反応速度より意外に速い速度でメチ
ルシラシクロペンテニル等で置換される。本発明に使用
されるシリル化剤は式 (1) (式中、Zはアミドおよびラクタモ基からなる群から選
ばれる1価有機基である)を有するメチルシラシクロペ
ンテニル含有化合物である。
この式(1)を有する化合物は前記活性水素含有化合物
と混合することによつてその活性水素含有化合物を効果
的にシリル化することができる。
本発明のシリル化剤はアミド基またはラクタモ基のどち
らかに結合されたメチルシラシクロペンテニル基を有し
ている。メチルシラシクロペンテニル基は満たされてい
ないケイ素原子価がアミド基のような他の基に結合され
ている次の異性体の式のどれかを有する基を意味する。
メチルシラシクロペンテニルクロリドの製造方法では、
米国特許第3,509,191号に記載されているよう
に、1,4−ブタジエンを(CH3)3Si2C4と5
50℃に加熱し、式を有する異性体のクロルシランの混
合物を製造する。
これらの異性体は、単独で、または、混合物で本発明の
シリル化剤の製造に好ましい中間体である。式(1)は
それ故 およびそれらの混合物を包含することを意味する。
アミド基およびラクタモ基は窒素結合水素が有機アミド
またはラクタムから、それぞれ、除去される時得られる
1価有機基を意味する。アミド基は一般の互変異性構造 を有している。
本発明の目的に対してRおよびR′は水素および1個な
いし8個の炭素原子を含有する1価炭化水素基からなる
群から選ばれる。
適当なアミド基はホルムアミド、アセトアミド、N−メ
チルホルムアミド、N−メチルアセトアミド、N−エチ
ルアセトアミド、N−t−ブチルアセトアミド、N−ビ
ニルアセトアミド、N−トリルアセトアミド、N−フエ
ニルアセトアミド、プロピオンアミド、N−メチルプロ
ピオンアミド、ベンズアミドおよびN−メチルベンズア
ミドを包含する。ラクタモ基は一般の互変異性体構造 を有する。
本発明の目的に対し、R″は3個ないし8個の炭素原子
を有する2価アルキレン基であり、たとえば、一(CH
2)3−,−(CH2)4−,(CH2)5−,−CH
2CH2CH(CH3)CH2CH2一および一(CH
2)8−である。本発明のシリル化剤はいかなる適当な
方法で製造してもよい。
シリルアミドおよびシリルラクタムを製造する好ましい
方法は、メチルシラシクロペンテニルクロリドを窒素原
子に結合している少なくとも1個の水素を有する適当な
アミドまたはラクタムと無水溶剤およびいかなるHCI
副生成物と反応する第三級アミン、たとえば、トリエチ
ルアミンのような適当なHCI受容体の少なくとも十分
な量の存在下に混合する。本発明のメチルシラシクロペ
ンテニルアミドを製造する適当なシリルアミドを製造す
る別の方法はトポーサ一他により米国特許第3,776
,933号に記述されている0本発明のメチルシラシク
ロペンテニルラクタムを製造する適当なシリルラクタム
を製造する別の方法はハーウイツ他の米国特許第2,8
76,234号に記載されている。本発明のシリル化剤
を示すためにここで使用する式および名称は、場合によ
り、ケイ素一窒素結合またはケイ素一酸素結合、または
、Si−N結合およびSi−0結合の間の互変異性平衡
で示される結合の中間形、または、本発明のシリル化剤
の化学的および物理的挙動と一致しているとして化学分
野の当業者によつて考えられている結合のいかなる他の
形を有するそれらメチルシラシクロペンテニルアミドお
よびメチルシラシクロペンテニルラクタムを包含するよ
うなやり方で解釈されると理解されねばならない。
読者はシリルアミドのSi−0およびSi−N結合、お
よび、いかなる特別なシリルアミドでの結合形式を決定
する種種の因子の論議に対しては上記で引用したピアー
スによる参考書の第4章を参照されたい。本発明の好ま
しいシリル化剤である、たとえば、メチルシラシクロペ
ンテニル−N−メチルアセトアミドはN−メチルアセト
アミド基に結合されるメチルシラシクロペンテニル基か
らなる次の構造またはそれらの同等物のいかなる1種ま
たはそれ以上を意味すると解釈する。
同様な方法で、本発明の別の好ましいシリル化剤、メチ
ルシラシクロペンテニル一ε一カプロラクタムはε一カ
プロラクタモ基に結合するメチルシラシクロペンテニル
基からなる次の構造またはそれらの同等物のいかなる1
種またはそれ以上を意味すると解釈する。
本発明のシリル化剤は意外なシリル化力を有する。
シリル化(SilylatingおよびSiIyIat
iOn)なる用語は活性水素、すなわち、化合物中の酸
素、イオウまたは窒素原子に結合する水素を炭化水素−
置換シリル基で置換する方法を意味する。本発明の方法
によるシリル化は迅速に進行し、多くの場合、それによ
り活性水素をメチルシラシクロペンテニル基で本質的に
定量的な置換が起こる。シリル化力は以下に記述する標
準化学速度論学的測定法を使用し、35℃の過剰のイソ
プロピルアルコール中におけるシリル化剤の半減期によ
り示されるようなイソプロピルアルコールをシリル化す
るシリル化剤の能力を意味する。シリル化力は前記半寿
命と逆の関係がある。本発明のシリル化剤は酸素、イオ
ウおよび窒素からなる群から選ばれるヘテロ原子に直接
結合している少なくとも1個の活性水素原子を含む化合
物と式(1)(ただし、Zはアミドおよびラクタモ基か
らなる群から選ばれる1価有機基である)を有するシリ
ル化剤とを混合することからなる活性水素含有化合物を
シリル化する本発明の方法で有用であり、それにより前
記ヘテロ原子に直接結合している式を有する少なくとも
1個の基からなる化合物が得られる。
本発明の方法でシリル化できる活性水素含有化合物は一
般式QOH,QSH,Q2NHおよびQNH2(ただし
、Qは付加的な活性水素を含有していても、または、含
有していなくてもよく、そして、水素原子、炭素含有基
、シリコン含有基および炭素を含有しない基のようない
かなる化学的部分であつてもよい1価基を表わす)を有
するいかなる化合物を包含する。
Qが水素である場合には、(1)による化合物のシリル
化は1分子当たり1回進行し、相当するメチルシラシク
ロペンテニルヒドロキシド、メルカプタンまたはアミン
、すなわち、相当するシラノール、シランチオールまた
はシリルアミンを生じるか、または、シリル化は1分子
当り1回以上種々の程度まで進行し、種々の量の相当す
るジシロキサン、ジシルチアン、ジシラザンまたはトリ
シリルアミンを生じる。
炭素を含有しないQ基はH2O2,NH2OH,HSO
2NH2,NH2NH2およびNH2SHのような無機
化合物を構成する−0H,−SONH2,−NH2,一
SHである。
前記無機化合物のシリル化は本発明の方法で1分子当り
1回以上起きてもよい。本発明の方法はQが炭素含有基
、ケイ素含有基または炭素およびケイ素原子を含有する
オルガノシリコン基である化合物をシリル化するのに特
に価値がある。特に酸素、イオウまたは窒素に結合して
いる少なくとも1個の水素原子を有するいかなる有機化
合物も本発明の方法によりシリル化できる。
そのような有機化合物の例はアルコール、フエノール、
エノール、ヒドロペルオキシド、ペルオキシ酸、カルボ
ン酸、チオカルボン酸、メルカプタン、スルホン酸、ス
ルフイン酸、スルホンアミド、サルフエートエステル、
ホスフエートエステル、ホスホン酸、亜ホスホン酸、亜
ホスフイン酸、アミン、ヒドロキシルアミン、アミノ酸
、アミド、イミド、アミジン、尿素、オキシム、炭水化
物、ステロイドおよびアルカロイドおよび他の天然生成
物である。前記有機化合物は更に、他の、たとえば、1
個またはそれ以上のエステル、ニトリル、ニトロ、カル
ボニル、エーテル、サルフアイド、アセタール、ケター
ル、C−C,C…C1芳香族、脂肪族、シクロ脂肪族、
複数環式およびハロゲン基からなつていてもよく、また
は、なつていなくてもよい。本発明の方法は、また、Q
基がケイ素、または、ケイ素および炭素を含有する化合
物を包含し、それぞれの場合にケイ素含有化合物を生じ
る。炭素を有しないシリコン含有化合物は活性水素がケ
イ素原子に結合されている酸素に結合されているシリカ
含有材料、たとえば、シリカ、砂、粉末石英およびポリ
ケイ酸を包含するが、しかし、それに限定するものでは
ない。本発明の方法でシリル化できる炭素とケイ素原子
の両者を含有するシリコン含有化合物はオルガノシリコ
ン化合物、たとえば、シラノール、シルチオールおよび
シリルアミンのようなシラン、および、シロキサン、シ
ルチアンおよびシラザンのようなポリシリコン化合物を
包含する。
特に興味のあるものは液体、ゴムおよび樹脂のようなヒ
ドロキシ含有ポリオルガノシロキサンであり、その有機
基はケイ素一炭素結合によりケイ素に結合している1価
炭化水素基、たとえば、メチル、エチル、ビニル、フエ
ニルおよび3,3,3−トリフルオルプロピルであり、
そして、ヒドロキシル基はケイ素一酸素結合によりケイ
素原子に直接結合されている。本発明の方法によりシリ
ル化される化合物は1個またはそれ以上の活性水素を含
有していてもよく、前記活性水素は同じ型または異なる
型のへゼロ原子に結合されていてもよいと解釈される。
その上、シリル化される化合物は単一化合物または化合
物の混合物であつてもよく、そのうちの少なくとも1種
は酸素、イオウまたは窒素に直接結合されている少なく
とも1個の活性水素を有している。本発明の方法は上記
シリル化剤を1種またはそれ以上の混合物として使用す
ることができる。
本発明の方法は高沸点、熱感受性、または、反応性であ
る天然生成物のような有機化合物を誘導するために特に
有用である。シリル化は安定化作用を有し、その後の操
作、たとえば、蒸留、ガスクロマトグラフイ分析および
(または)選択した化学反応はシリル化有機化合物で行
なつてもよい。本発明の方法は活性水素含有重合体をシ
リル化するのに付加的に有用であり、それにより重合体
を末端プロツクし、天然重合体繊維の表面特性を改質し
、活性水素含有重合体にシラシクロペンテニル不飽和基
を導入する。本発明の方法では、いかなる適当な方法、
配合、粉砕、かきまぜ、剪断により、いかなる適当な媒
質、たとえば、溶液または分散液中で、またはいかなる
溶剤または分散剤なしに混合してもよい。
好ましくは本発明のシリル化反応中は無水状態を保持し
なければならない。シリル化はいかなる適当な温度で反
応体を混合し自然に行なわれる。
多くの場合に室温で数分間に迅速で本質的に定量的なシ
リル化が起こる。ある場合には高温、たとえば、100
℃までの温度、または、いかなる溶剤または分散剤の還
流温度でシリル化を行ない、都合のよい反応時間の長さ
で定量的にシリル化するのが望ましい。本発明の方法で
いかなる公知の触媒および促進溶剤を使用することも本
発明の範囲内である。活性水素含有化合物およびシリル
化剤はいかなる比率で混合してもよい。
すなわち、本発明の方法は活性水素含有化合物の部分、
または、完全シリル化に適合できる。ある簡単な場合に
は、シリル化はシリル化される化合物中の活性水素ごと
に本発明のシリル化剤1モルの反応からなつている。か
くして、この化学量論に従い、シリル化剤(1)と活性
水素含有化合物の相当量を混合することにより前記化合
物の本質的に完全なシリル化が得られ、これに反し、前
記化合物を相当量以上混合すれば、前記化合物の部分シ
リル化が得られる。もし望むならば、本発明の方法で前
記化合物の相当量より少ない量を使用してもよいが、上
記化学量論により必要な量より過剰の(1)の量からな
るいかなる混合物はシリル化剤の浪費になる。シリル化
される化合物の相当量は(1)の1モルごとに対し活性
水素原子が1モルになるモル数で計算する化合物の量で
ある。驚くべきことには、本発明のシリル化剤のシリル
化力はそれらトリオルガノシリル類似物のシリル化力よ
りすぐれている。
たとえば、メチルシラシクロペンテニル−N−メチルア
セトアミドのシリル化力はトリメチルシリル−N−メチ
ルアセトアミド、ジメチルビニルシリル−N−メチルア
セトアミド、ジメチルフエニルシリル一N−メチルアセ
トアミドおよびジメチル−3,3,3−トリフルオルプ
ロピルシリル−N−メチルアセトアミドのシリル化力よ
り大きい。本発明で使用するシリル化剤は公知のシリル
化剤、BSAに比較し、より効果的であり、かつ匹敵す
るシリル化力の新規なシリル化剤である。
次の実施例は説明の目的で示すものであり、そして、本
発明を実施するのに、この時点で本発明者らにより知ら
れている最良の方法を示すためであり、本発明を限定す
るとして解釈されてはならず、本発明は特許請求の範囲
によつて正確に記述されている。参考例 1 メチルシラシクロペンテニルクロリド、1モルをフラス
コ中のトルエン750m11トリエチルアミン1469
およびε一カプロラクタム1.05モルの無水溶液に3
0分間で加えた。
1時間かきまぜた後、反応混合物を口過し、(CH3C
H2)3N・NCIを除去し、口液を分別蒸留して、大
体0.5キロパスカル(KilOpascaIs)の圧
力で沸点120〜140℃のメチルシラシクロペンテニ
ル一ε−カプロラクタムが適度の収率で得られる。
赤外スペクトルはメチルシラシクロペンテニル基とε−
カプロラクタモ基との間のこのシリルラクタムにおける
結合が主としてケイ素一窒素結合であることを示した。
参考例 2 メチルシラシクロペンテニルクロリド5モルをフラスコ
内の乾燥トルエン1500m1中N−メチルアセトアミ
ドのナトリウム塩5.5モルのスラリーに反応混合物の
温度を60℃以下に保持するような速度で加えた。
クロリドの添加を完了後、反応混合物を2時間室温でか
きまぜ、口過してNaClを除去し、口液を分別蒸留し
、大体0.1キロパスカルの圧力で沸点76゜ないし8
7℃のメチルシラシクロペンテニル−N−メチルアセト
アミドが適度な収率で得られる。赤外スペクトルはメチ
ルシラシクロペンテニル基とN−メチルアセトアミド基
との間のこのシリルアミドにおける結合が主としてケイ
素一窒素結合であることを示した。実施例 2参考例1
の製造をε一カプロラクタムに代えてγ−ブチロラクタ
ムを使用する以外は同様に反覆する。
N−(メチル−シラシクロペンテニル)−γ−ブチロラ
クタムが15%の収率で得られる。このシリル化剤を実
施例1と同様に室温でイソプロパノールと混合すると、
自動的に反応を生じ、この反応はイソプロパノールとN
−(トリメチルシリル)一γ−ブチロラクタムの反応の
半減期よりも更に小さい半減期を有する。実施例 3 参考例1の製造を、ε一カプロラクタムに代えてθ−ペ
ラルゴラクタムを使用する以外は同様に反覆する。
N−(メチルシラシクロペンテニル)−θ−ペラルゴラ
クタムが同程度の収率で得られる。このシリル化剤を実
施例1と同様に室温で(CH3)3S1〔0Si(0H
3)2〕30Hと混合すると、自動的に反応が生じ、こ
の反応は(CH3)3Si〔0S1(CH3)〕30H
(!:N−(トリメチルシリル)一θ−ペラルゴラクタ
ムの反応より一層急速である〇実施例 4 参考例2の製造を、N−メチルアセトアミドに代えて、
ホルムアミド、N−メチルホルムアミド、N−t−ブチ
ルホルムアミド、アセトアミド、N−エチルアセトアミ
ド、N−t−ブチルアセトアミド、N−ビニルアセトア
ミド、N−トルイルアセトアミド、N−フエニルアセト
アミド、プロピオンアミド、N−メチルプロピオンアミ
ド、N−t−ブチルプロピオンアミド、ベンズアミド、
N−メチルベンズアミドまたはN−ブチルベンズアミド
をそれぞれ使用した以外は同様に反覆する。
それぞれ相当する。N−(メチル−シラシクロペンテニ
ル)一置換アミドが得られる。これらのシリル化剤をそ
れぞれイソプロパノールまたは(CH3)3SiC0S
i(0H3)2〕30Hと混合すると、自動的に反応が
生じ、これらの反応は類似のN一(トリメチルシリル)
一置換アミドの相当する反応より一層迅速である。実施
例 1 標準核磁気共鳴(N.m.r.)管、0.D.5TL1
LX長さ205mmに表に示すシリル化剤0.1m1を
最初に仕込み、次いで無水状態を確実にするため乾燥箱
を使用し無水イソプロピルアルコール0.57TL1を
仕込んだ、イソプロピルアルコールの添加後ただちに管
に栓をし、乾燥箱から取り出し反応体を混合するため少
なくとも1回さかさまにし、イソプロピルアルコール添
加後30秒間に35℃のバリアン(Varian)A−
601Hn.m.r.スペクトロメータ一(Spect
rOmeter)に入れる0n.m−r・スペクトロメ
ータ一はケイ素一結合メチル基中の水素原子のシグナル
を記録するためあらかじめセツトした。
繰り返した実験ではN−メチルアセトアミドのメチル基
中の水素原子、または、ε一カプロラクタム中の窒素一
結合水素原子のシグナルを記録するため、あらかじめセ
ツトした。可能な場合は反応時間中適当なN.m.rシ
グナル強度のいくつかを読み取ることにより反応を追跡
した。時間に対しこれらのデータをプロツトし、シリル
化剤の半減期として知られている時間であるそれらのシ
リル化剤の濃度を元の濃度のXに減少させるのに必要な
時間を求める。本発明のシリル化剤はN.m.r.スペ
クトロメータ一内に反応混合物を入れる前にそれらが完
全に反応するから、この技術で測定するのには余りにも
短かい半減期を有することが認められる。
1モルのCH3〔(CH3)2Si0〕4Hを、1モル
のメチルシラシクロペンテニル−N−メチルアセトアミ
ドの等体積の無水トルエン中に溶解したものと混合した
時、が1分たたないうちに得られた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 酸素、イオウおよび窒素からなる群から選ばれたヘ
    テロ原子に直接結合している少なくとも1個の活性水素
    原子を有する化合物と、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Zは次式のアミド ▲数式、化学式、表等があります▼ と次式のラクタモ ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R及びR′は水素と1個〜8個の炭素原子を有
    する一価の炭化水素基からなる群から選ばれた基であり
    、R″は1個〜8個の炭素原子を有する二価アルキレン
    基である)とからなる群から選択された一価有機基であ
    る〕を有するシリル化剤とを混合し、それにより前記ヘ
    テロ原子に直接結合した式▲数式、化学式、表等があり
    ます▼ の少なくとも1個の基を有する化合物を得ることからな
    る活性水素含有化合物のシリル化方法。 2 活性水素含有化合物がケイ素含有化合物であり、活
    性水素原子を有するヘテロ原子が、またケイ素含有化合
    物のケイ素原子に直接結合している、特許請求の範囲第
    1項に記載のシリル化方法。
JP54009047A 1976-11-01 1979-01-29 活性水素含有化合物のシリル化法 Expired JPS5924996B2 (ja)

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US05/737,744 US4104295A (en) 1976-11-01 1976-11-01 Methylsilacyclopentenyl-containing silylating agents and method therefor
US000000737744 1976-11-01

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