JPS5924933Y2 - 低温度恒温装置 - Google Patents

低温度恒温装置

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JPS5924933Y2
JPS5924933Y2 JP17578280U JP17578280U JPS5924933Y2 JP S5924933 Y2 JPS5924933 Y2 JP S5924933Y2 JP 17578280 U JP17578280 U JP 17578280U JP 17578280 U JP17578280 U JP 17578280U JP S5924933 Y2 JPS5924933 Y2 JP S5924933Y2
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JP
Japan
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temperature
liquid refrigerant
cooled
container
flow rate
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Expired
Application number
JP17578280U
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English (en)
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JPS5797881U (ja
Inventor
泰郎 倉岡
Original Assignee
株式会社ほくさん
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は断熱容器内に設置した被冷却体の温度を室温
から液体冷媒の温度までの範囲で任意の温度に恒温制御
する低温度恒温装置に関するものである。
従来極低温とした試験片の衝撃試験を行なうためには、
当該試験片を液体ヘリウム等の冷媒に浸漬して冷却し、
これを室内に取出した後ハンマーでたたくなどの手段が
採られていた。
従って試験片の温度は液体冷媒の温度によって決定され
、他の温度条件を設定することができないだけでなく、
冷却後衝撃が与えられるまでに可成りの時間がかかるた
め衝撃時における試験片の温度は室温の影響を受け、液
体冷媒の温度よりも可成り昇温し、当該温度を測知する
こともできないので、精度の高い試験を実施することが
できなかった。
本考案は、このような欠陥を解消しようとするもので、
断熱容器に設置した試験片等の被冷却体を室温から液体
冷媒の温度までの広範囲にわたって、任意の温度に恒温
制御でき、しかも当該制御に際し、低温による制御機構
の誤作動が生じないようにすると共に、衝撃試験等にあ
っては、所定制御温度とした試験片に対し、可及的に時
間の遅れなく衝撃が与えられるようにしたものである。
以下これを図示の実施例で詳記すれば、1はヘリウムガ
スなどのガス2を収納した高圧容器で、この容器1に連
結した配管3は、サーボモータ式流量調整バルブ4を介
して液体ヘリウムなどを収納した液体冷媒容器5の内空
に挿入し、同容器5内の当該液体冷媒6を上記ガス2に
より押圧自在としである。
一方断熱壁で囲んである断熱容器7には前記試験片の如
き被冷却体8を図示しない適宜の保持手段により所定位
置に設置できるようになし、上記液体冷媒容器5の液体
冷媒6中に浸漬した液体冷媒供給管9を断熱容器7内に
気密状態で導入し、その先端に設けたスプレーノズル1
0を上記被冷却体8に向は臨設し、このスプレーノズル
10から噴射される液体冷媒6によって被冷却体8を冷
却できるようにしてあり、図中9′は液体冷媒供給管9
に被嵌した真空断熱部、14は容器1の出口に付設の圧
力調整器を示す。
さらに上記被冷却体8には、その温度を感知可能な温度
センサ11が当接され、そのリード線11′が断熱容器
7を貫通してその感温出力信号を導入すべ(PID制御
方式等による電気制御器12に接続され、同制御器12
の出力側からは、被冷却体8を恒温冷却すべき設定温度
と温度センサ11による感温出力信号との相差に対応し
た出力が、前記サーボモータ式流量調整バルブ4に印加
され、かくて電気制御器12の出力により同バルブ4の
開度が制御され、これにより、高圧容器1から液体冷媒
容器5に送られるガス2の流量が加減されるよう構成さ
れたものである。
そこでこれを稼動させれば、被冷却体8が所定の恒温状
態に達しない場合には、電気制御器12からの出力によ
りサーボモータ式流量調整バルブ4が大きく開成され、
多量のガス2が液体冷媒容器5内に流入し、これにより
、同容器5内の液体冷媒6か所定圧で加圧されることに
なるから、当該圧力に対応した量の液体冷媒6が、液体
冷媒供給管9を介して、そのスプレーノズル10から噴
射され、これが被冷却体8に噴当して、その温度を低下
させ、当該低下温度の高低に応した液体冷媒6の噴出量
が、上記電気制御器12とサーボモータ式流量調整バル
ブ4とによって制御され、被冷却体8を所定の恒温に冷
却し得ることになる。
尚このようにして恒温状態が得られたならば、前記衝撃
試験の場合にあっては、断熱容器7にセットされている
衝撃用重錘13を落下させて、当該試験片たる被冷却体
8に、これを衝当させることが可能となる。
本考案は上記実施例によって具現される通り、高圧容器
1内のガス2を、サーボモータ式流量調整バルブ4を介
して液体冷媒6が収納された液体冷媒容器5の内空に供
与自在とし、この液体冷媒6に浸漬した液体冷媒供給管
9を断熱容器7内に導入して、同供給管9のスプレーノ
ズル10を、同断熱容器7に設置した被冷却体8に指向
臨設し、該被冷却体8の温度を感知する温度センサ11
のリード線11′を電気制御器12に接続すると共に、
同制御器12による設定温度と温度センサ11による感
知温度との相差によって生ずる出力を、前記サーボモー
タ式流量調整バルブ4に印加するよう構成したので、被
冷却体8を液体冷媒に浸漬して冷却することなく、液体
冷媒の噴当であるから、恒温冷却状態が得られたならば
、直ちに衝撃用重錘13などにより、被冷却体8に対し
衝撃を与えるといった操作ができることとなり、この結
果被冷却体8を外部に取り出すことも不要となり時間的
遅れも僅少なものとなるから、所望恒温に極めて近似し
た温度での衝撃試験等を行ない得ることになる。
また上記の如く温度センサ11.電気制御器12、サー
ボモータ式流量調整バルブ4の配在により、液体冷媒6
の噴当量を被冷却体8の温度に適応して制御できるから
、同体8の温度を液体冷媒6の温度から室温までの広範
囲にわたり任意の温度に恒温制御でき、各種条件下の衝
撃試験等を手軽に実施することができる。
さらに本考案で重要なことは、上記液体冷媒6の噴当量
を制御するのに、高圧容器1から液体冷媒容器5に供与
されるガス2を利用し、このガス通路に前記サーボモー
タ式流量調整バルブ4を設ける構成としたことであり、
これにより流量を調整するため作動する当該バルブ4に
は、常温のガス2が流れ、液体冷媒6か流過することが
ないので、同バルブ4が液体冷媒6による低温の影響を
受けず、従って低温によって生じ易い故障の発生がなく
、信頼性の高い装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本案装置の一実施例を示す配管説明図である。 1・・・・・・高圧容器、2・・・・・・ガス、4・・
・・・・サーボモータ式流量調整バルブ、5・・・・・
・液体冷媒容器、6・・・・・・液体冷媒、7・・・・
・・断熱容器、8・・・・・・被冷却体、9・・・・・
・液体冷媒供給管、10・・・・・・スプレーノズル、
11・・・・・・温度センサ、12・・・・・・電気制
御器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高圧容器内のガスを、サーボモータ式流量調整バルブを
    介して液体冷媒が収納された液体冷媒容器の内空に供与
    自在とし、当該液体冷媒に浸漬した液体冷媒供給管を断
    熱容器内に導入して、同供給管のスプレーノズルを、同
    断熱容器に設置した被冷却体に指向臨設し、該被冷却体
    の温度を感知する温度センサのリード線を電気制御器に
    接続すると共に、同制御器による設定温度と上記温度セ
    ンサによる感知温度との相差によって生ずる出力を、前
    記サーボモータ式流量調整バルブに印加してなる低温度
    恒温装置。
JP17578280U 1980-12-08 1980-12-08 低温度恒温装置 Expired JPS5924933Y2 (ja)

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JP17578280U JPS5924933Y2 (ja) 1980-12-08 1980-12-08 低温度恒温装置

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JP17578280U JPS5924933Y2 (ja) 1980-12-08 1980-12-08 低温度恒温装置

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Publication Number Publication Date
JPS5797881U JPS5797881U (ja) 1982-06-16
JPS5924933Y2 true JPS5924933Y2 (ja) 1984-07-23

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990043796A (ko) * 1997-11-29 1999-06-15 정몽규 비금속재료의 저온 충격 시험장치

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JPS5797881U (ja) 1982-06-16

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