JPS5924932Y2 - 自動車用冷媒圧縮機 - Google Patents
自動車用冷媒圧縮機Info
- Publication number
- JPS5924932Y2 JPS5924932Y2 JP1976177779U JP17777976U JPS5924932Y2 JP S5924932 Y2 JPS5924932 Y2 JP S5924932Y2 JP 1976177779 U JP1976177779 U JP 1976177779U JP 17777976 U JP17777976 U JP 17777976U JP S5924932 Y2 JPS5924932 Y2 JP S5924932Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- desiccant
- refrigerant
- moisture
- low
- head cover
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Compressor (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は自動車用冷媒圧縮機(カークーラー)に関する
ものである。
ものである。
第1図は従来のカークーラーの構成を示す図で、1はク
ランクケース、2はピストン、3は電磁クラッチである
。
ランクケース、2はピストン、3は電磁クラッチである
。
電磁クラッチ3が励磁されると図示していないクランク
シャフトは駆動源に結合され、ピストン2はシリンダー
室4内で往復運動をする。
シャフトは駆動源に結合され、ピストン2はシリンダー
室4内で往復運動をする。
シリンダー室4内で圧縮された冷媒は弁板5の吐出穴6
からヘッドカバー7の内部に杉皮される吐出室8に入り
、吐出管9を通って凝縮器(放熱器)10に入りファン
11により冷却されてアキュムレータ12に入る。
からヘッドカバー7の内部に杉皮される吐出室8に入り
、吐出管9を通って凝縮器(放熱器)10に入りファン
11により冷却されてアキュムレータ12に入る。
アキュムレータ12には袋あるいはケース等に収納され
た乾燥剤13が収容されていて冷媒に含まれている水分
を吸収する。
た乾燥剤13が収容されていて冷媒に含まれている水分
を吸収する。
冷媒は、元来水分を含まないのが立前ではあるが、カー
クーラー組立の工程中あるいは長期間使用中に大気中の
水分が冷媒サイクルに浸入する、周知のように、カーク
ーラーにおいては冷媒の蒸発圧力が低く、氷点下蒸発が
行なわれるため、冷媒中に水分が含まれていると膨張弁
(減圧弁)14の内部で氷結して冷媒の通路を閉塞する
からである。
クーラー組立の工程中あるいは長期間使用中に大気中の
水分が冷媒サイクルに浸入する、周知のように、カーク
ーラーにおいては冷媒の蒸発圧力が低く、氷点下蒸発が
行なわれるため、冷媒中に水分が含まれていると膨張弁
(減圧弁)14の内部で氷結して冷媒の通路を閉塞する
からである。
アキュムレータ12で水分を除去された冷媒は膨張弁1
4で減圧されて蒸発器15に入り、蒸発気化して低圧の
ガスとなる。
4で減圧されて蒸発器15に入り、蒸発気化して低圧の
ガスとなる。
16はこの熱交換によって生じた冷風を車内に送るファ
ンである。
ンである。
蒸発器15で気化した冷媒は吸込管17によりヘッドカ
バー7の内部に形成される吸込室18に入り、弁板5の
吸込穴19からシリンダー室4内に吸込まれる。
バー7の内部に形成される吸込室18に入り、弁板5の
吸込穴19からシリンダー室4内に吸込まれる。
ところで、冷媒に含まれる水分を吸収する乾燥剤の吸収
性は雰囲気の温度に逆比例する。
性は雰囲気の温度に逆比例する。
すなわち、低温の雰囲気における水分吸収性は高温の場
合より著しく高い。
合より著しく高い。
さらに、雰囲気の温度が高いときは水分を吸収しないば
かりでなく、低温時に吸収した水分を逆に、はき出す傾
向がある。
かりでなく、低温時に吸収した水分を逆に、はき出す傾
向がある。
したがって第1図の従来のカークーラーのように、乾燥
剤13を膨張弁14の前の高温の冷媒液中にセットする
と十分な脱水が期待できないばかりでなく、カークーラ
ーが起動されて冷房負荷かが・す、アキュムレーター1
2内が高温になると乾燥剤に吸収された水分が放出され
て冷媒サイクルに再還流し、膨張弁14で氷結し、いわ
ゆるアイスチョークの現象が生ずるようになる。
剤13を膨張弁14の前の高温の冷媒液中にセットする
と十分な脱水が期待できないばかりでなく、カークーラ
ーが起動されて冷房負荷かが・す、アキュムレーター1
2内が高温になると乾燥剤に吸収された水分が放出され
て冷媒サイクルに再還流し、膨張弁14で氷結し、いわ
ゆるアイスチョークの現象が生ずるようになる。
本考案はこの点にがんがみ、」二記のような現象の生ず
るおそれのないカークーラーとすることを目的とするも
ので゛ある。
るおそれのないカークーラーとすることを目的とするも
ので゛ある。
本考案をその一実施例を示す第2図によって説明する。
同図において、1ないし19は、第1図のものと同一の
ものを示しているので、その説明を省略する。
ものを示しているので、その説明を省略する。
本考案の特徴は、ヘッドカバー7およびクランクケース
1により杉皮される吸込室18を第1図の従来のものよ
り大きくシ、吸込室18内に乾燥剤13を収納した点に
ある。
1により杉皮される吸込室18を第1図の従来のものよ
り大きくシ、吸込室18内に乾燥剤13を収納した点に
ある。
一般に、クランクケース1およびヘッドカバー7は、ア
ルミダイキャストあるいは鋳鉄によって鋳造されるが、
本実施例の如く吐出室8および吸込室18を大きくする
ことは、鋳物を肉薄とすることに結びつき、これによっ
て重量軽減および鋳造時に生じる巣の発生防止に効果的
である。
ルミダイキャストあるいは鋳鉄によって鋳造されるが、
本実施例の如く吐出室8および吸込室18を大きくする
ことは、鋳物を肉薄とすることに結びつき、これによっ
て重量軽減および鋳造時に生じる巣の発生防止に効果的
である。
そして、乾燥剤13は低温の冷媒ガスが通過する吸込室
18内にセットしであるので、第1図の従来のもののよ
うに高温の液体冷媒中の水分を吸収する場合よりも水分
の吸収率は格段とすぐれている。
18内にセットしであるので、第1図の従来のもののよ
うに高温の液体冷媒中の水分を吸収する場合よりも水分
の吸収率は格段とすぐれている。
また、乾燥剤13に水分が飽和したときは、ヘッドカバ
ー7を取りはずして容易にとりかえることができる。
ー7を取りはずして容易にとりかえることができる。
さらに乾燥剤13を袋あるいはケース等に充填しておけ
ば、その交換作業等が一層容易となる。
ば、その交換作業等が一層容易となる。
また、アキュムレータ12には従来のように乾燥剤13
を収納しないのでこれを小形化することができ、コスト
の低減のみならず、車体への取付けを容易にする。
を収納しないのでこれを小形化することができ、コスト
の低減のみならず、車体への取付けを容易にする。
なお、上記実施例において、1シリンダ一圧縮機の場合
について説明したが、第3図に示すような、2シリンダ
一圧縮機の場合においても、クランクケース1に設けら
れた吸入側空間18′を大きくし、この空間18′内に
乾燥剤13を収納することによって、同様の作用効果を
期待することができる。
について説明したが、第3図に示すような、2シリンダ
一圧縮機の場合においても、クランクケース1に設けら
れた吸入側空間18′を大きくし、この空間18′内に
乾燥剤13を収納することによって、同様の作用効果を
期待することができる。
以上述べたように、本考案の自動車用冷媒圧縮機は、着
脱可能なヘッドカバーの低圧側の吸込室の内部に、低圧
冷媒に含まれる水分を吸収する乾燥剤を設けたもので、
低温のもどり冷媒ガスの水分吸収を行うため、吐出側冷
媒の水分吸収を行う場合に比較して水分吸収率が向上し
、また吸込室の内部に乾燥剤を収納しているため、圧縮
機の断続運転において、圧縮機の停止時は乾燥剤が低温
の雰囲気中にさらされることになり、吸収した水分の再
放出が極力抑えられ、しかも吸込室の内部に乾燥剤を収
納するため、ヘッドカバー壁の薄肉化と鋳造の容易化と
によってコストを低下させると共に乾燥剤の取り換えに
おいてもヘッドカバーの着脱により容易に行なうことが
でき、またアキュムレータに乾燥剤を入れないためにア
キュムレータの小形化が可能となり、アキュムレータの
本体への取付けを容易にするなどのいくだのすぐれた利
点を有する。
脱可能なヘッドカバーの低圧側の吸込室の内部に、低圧
冷媒に含まれる水分を吸収する乾燥剤を設けたもので、
低温のもどり冷媒ガスの水分吸収を行うため、吐出側冷
媒の水分吸収を行う場合に比較して水分吸収率が向上し
、また吸込室の内部に乾燥剤を収納しているため、圧縮
機の断続運転において、圧縮機の停止時は乾燥剤が低温
の雰囲気中にさらされることになり、吸収した水分の再
放出が極力抑えられ、しかも吸込室の内部に乾燥剤を収
納するため、ヘッドカバー壁の薄肉化と鋳造の容易化と
によってコストを低下させると共に乾燥剤の取り換えに
おいてもヘッドカバーの着脱により容易に行なうことが
でき、またアキュムレータに乾燥剤を入れないためにア
キュムレータの小形化が可能となり、アキュムレータの
本体への取付けを容易にするなどのいくだのすぐれた利
点を有する。
第1図は従来のカークーラーの構成を示す図、第2図は
本考案の実施例の構成を示す図、第3図は本考案の他の
実施例における圧縮機の断面図である。 1・・・・・・クランクケース、2・・・・・・ピスト
ン、3・・・・・・電磁クラッチ、4・・・・・・シリ
ンダー室、5・・・・・・弁板、6・・・・・・吐出穴
、7・・・・・・ヘッドカバー、8・・・・・・吐出室
、9・・・・・・吐出管、10・・・・・・凝縮器、1
1.16・・・・・・ファン、12・・・・・・アキュ
ムレータ、13・・・・・・乾燥剤、14・・・・・・
膨張弁、15・・・・・・蒸発器、17・・・・・・吸
込管、18.18’・・・・・・吸込室、19・・・・
・・吸込穴。
本考案の実施例の構成を示す図、第3図は本考案の他の
実施例における圧縮機の断面図である。 1・・・・・・クランクケース、2・・・・・・ピスト
ン、3・・・・・・電磁クラッチ、4・・・・・・シリ
ンダー室、5・・・・・・弁板、6・・・・・・吐出穴
、7・・・・・・ヘッドカバー、8・・・・・・吐出室
、9・・・・・・吐出管、10・・・・・・凝縮器、1
1.16・・・・・・ファン、12・・・・・・アキュ
ムレータ、13・・・・・・乾燥剤、14・・・・・・
膨張弁、15・・・・・・蒸発器、17・・・・・・吸
込管、18.18’・・・・・・吸込室、19・・・・
・・吸込穴。
Claims (1)
- 着脱可能なヘッドカバーの低圧側の吸込室の内部に、低
圧冷媒に含まれる水分を吸収する乾燥剤を設けた自動車
用冷媒圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976177779U JPS5924932Y2 (ja) | 1976-12-30 | 1976-12-30 | 自動車用冷媒圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976177779U JPS5924932Y2 (ja) | 1976-12-30 | 1976-12-30 | 自動車用冷媒圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5395463U JPS5395463U (ja) | 1978-08-03 |
JPS5924932Y2 true JPS5924932Y2 (ja) | 1984-07-23 |
Family
ID=28785044
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1976177779U Expired JPS5924932Y2 (ja) | 1976-12-30 | 1976-12-30 | 自動車用冷媒圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5924932Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0422086Y2 (ja) * | 1985-03-30 | 1992-05-20 |
-
1976
- 1976-12-30 JP JP1976177779U patent/JPS5924932Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5395463U (ja) | 1978-08-03 |
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