JPS5924171B2 - 高強度ニツケル−銅合金 - Google Patents
高強度ニツケル−銅合金Info
- Publication number
- JPS5924171B2 JPS5924171B2 JP4006577A JP4006577A JPS5924171B2 JP S5924171 B2 JPS5924171 B2 JP S5924171B2 JP 4006577 A JP4006577 A JP 4006577A JP 4006577 A JP4006577 A JP 4006577A JP S5924171 B2 JPS5924171 B2 JP S5924171B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- copper alloy
- nickel
- strength
- high strength
- boron
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Conductive Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は高強度ニッケルー銅合金の改良に関する。
ニッケルー銅合金は耐熱性、耐食性が良好であるため、
近年各種用途に需要が増大しており、前記利点を損わず
にその強度を向上させる目的で様様な改良研究がなされ
ている。
近年各種用途に需要が増大しており、前記利点を損わず
にその強度を向上させる目的で様様な改良研究がなされ
ている。
例えば、重量%で70%ニッケルー30%銅系について
、これにアルミニウム、チタンを添加することにより著
しい時効硬化特性を持たせることができ、ざらに脆性を
向上させて十分な機械的強度を得るために炭素を少量添
加して改良を図ることが公知である。
、これにアルミニウム、チタンを添加することにより著
しい時効硬化特性を持たせることができ、ざらに脆性を
向上させて十分な機械的強度を得るために炭素を少量添
加して改良を図ることが公知である。
本発明はこのような70%ニッケルー30%銅系合金を
改良したもので、重量%にてニッケル63〜70%、ア
ルミニウム2.00%〜400%、チタン0.25〜・
1.00%、マグネシウム0002〜0.05%、ホウ
素B0.001〜001%および残部不純物を除き銅か
らなる合金を得ることを目的にしている。
改良したもので、重量%にてニッケル63〜70%、ア
ルミニウム2.00%〜400%、チタン0.25〜・
1.00%、マグネシウム0002〜0.05%、ホウ
素B0.001〜001%および残部不純物を除き銅か
らなる合金を得ることを目的にしている。
すなわち、本発明によればニッケルを63〜70%含む
銅合金において、アルミニラムラ200〜4.00%、
およびチタンを0.25%〜1.00%加えることによ
って時効硬化特性をもたせ、さらにマグネシウム0.0
02〜0.05%好ましくは0.01〜0.04%、ジ
ルコニウム0.01〜0.15%好ましくは0.03〜
0.08%およびホウ素0.001〜0.01好ましく
は0.003〜Oy007%を各々添加させることによ
り、高温クリープ性を大幅に改善して高温クリープ破断
強度を著しく向上させることができた。
銅合金において、アルミニラムラ200〜4.00%、
およびチタンを0.25%〜1.00%加えることによ
って時効硬化特性をもたせ、さらにマグネシウム0.0
02〜0.05%好ましくは0.01〜0.04%、ジ
ルコニウム0.01〜0.15%好ましくは0.03〜
0.08%およびホウ素0.001〜0.01好ましく
は0.003〜Oy007%を各々添加させることによ
り、高温クリープ性を大幅に改善して高温クリープ破断
強度を著しく向上させることができた。
さらに、加えてニッケルー銅合金が有する耐食性、耐熱
性を損ねることなく、時効硬化特性を有するとともに時
効硬化処理後の耐力、強度および伸びなどの緒特性を向
上でき、また加工面では熱間力日工性と溶接性を著しく
向上できる。
性を損ねることなく、時効硬化特性を有するとともに時
効硬化処理後の耐力、強度および伸びなどの緒特性を向
上でき、また加工面では熱間力日工性と溶接性を著しく
向上できる。
本発明においてマグネシウム、ジルコニウムおよびホウ
素を添加したのは次の理由による。
素を添加したのは次の理由による。
マグネシウムはこの合金の過時効現象を抑制することに
より、クリープ破断強度を著しく増大させる。
より、クリープ破断強度を著しく増大させる。
また、この合金の熱間加工性を著しく向上させる。
このマグネシウムは0.002〜0.05%添力目によ
って前記効果が得られ、特に0.01〜0.03%で最
良の効果をもたらす。
って前記効果が得られ、特に0.01〜0.03%で最
良の効果をもたらす。
ジルコニウムは強度向上に有効であり、カロえて合金の
溶接性を改善するのに効果的である。
溶接性を改善するのに効果的である。
このジルコニウムの添加量は0.01〜015%の範囲
で、特に0.03〜0.08%の範囲で添7JDするの
が最も有効的である。
で、特に0.03〜0.08%の範囲で添7JDするの
が最も有効的である。
この範囲未満ではジルコニウム添力■の効果が得られず
、且つこの範囲を超えた添加ではカロエ性が阻害される
ので好ましくない。
、且つこの範囲を超えた添加ではカロエ性が阻害される
ので好ましくない。
ホウ素はこの合金の高温クリープ特性を向上させ、高温
クリープ破断強度を増大させる。
クリープ破断強度を増大させる。
特にマグネシウム、ジルコニウムおよびホウ素を同時に
添力目することにより、これら3種元素の相乗効果を生
じ、さらに高温クリープ破断強度が著しく増大する。
添力目することにより、これら3種元素の相乗効果を生
じ、さらに高温クリープ破断強度が著しく増大する。
このホウ素は極微量の添力目で効果が得られ、o、oo
i〜0.01%の範囲、好ましくは0.003〜O,C
)07%の範囲で添力0含有させるのが効果的である。
i〜0.01%の範囲、好ましくは0.003〜O,C
)07%の範囲で添力0含有させるのが効果的である。
この範囲未満ではホウ素添カロの効果が得られず、この
範囲を越えた添カロでは加工*性を阻害するので好まし
くない。
範囲を越えた添カロでは加工*性を阻害するので好まし
くない。
次に本発明の実施例について述べる。
第1表に示すような各組成の合金を真空溶解炉で溶解し
て得たインゴットを1050〜1100°Cの温度で熱
間カロエした後所定寸法に形成して試料とした。
て得たインゴットを1050〜1100°Cの温度で熱
間カロエした後所定寸法に形成して試料とした。
なお、比較のための試料を前述と同様にして得た。
これらの各試料について前述した熱間加工後980〜1
000℃の温度で約1時間加熱水冷して焼鈍材とし、こ
の焼鈍材をさらに582〜593℃の温度で16時間力
日熱処理した後480℃まで8〜b 意の冷却方法で冷却して時効硬化処理材としたものにつ
いて各々引張強さ、0.2%耐力および伸びについて測
定した。
000℃の温度で約1時間加熱水冷して焼鈍材とし、こ
の焼鈍材をさらに582〜593℃の温度で16時間力
日熱処理した後480℃まで8〜b 意の冷却方法で冷却して時効硬化処理材としたものにつ
いて各々引張強さ、0.2%耐力および伸びについて測
定した。
その結果を第2表に示す。さらに、これら時効硬化処理
材に関して温度593°C1荷重23.9kg/maお
よび28.8kg/m4の条件にて高温クリープ破断試
、験を行なった。
材に関して温度593°C1荷重23.9kg/maお
よび28.8kg/m4の条件にて高温クリープ破断試
、験を行なった。
その結果を第3表に示す。
第2表、第3表より本発明の合金は常温機械的性質、高
温クリープ破断強度が共に比較合金より向上している。
温クリープ破断強度が共に比較合金より向上している。
特に高温クリープ破断強度は著しく向上しているので、
高温にて応力が加わり従来合金では短時間で破壊してし
まうような部分に使用すれば長時間使用が可能となる。
高温にて応力が加わり従来合金では短時間で破壊してし
まうような部分に使用すれば長時間使用が可能となる。
従って、このニッケルー銅系合金の本来の有効特性であ
る耐熱性および耐食性などを生かして、さらに厳しい要
求がなされる用途に使用が可能で用途拡大が図れ、例え
ば海底探査用構成材、石油タン力の構造材、化学工業用
構造材、およびこれらの構造材を接合する溶接棒、さら
にポンプ主軸、板ばね、線ばねなどに有効である。
る耐熱性および耐食性などを生かして、さらに厳しい要
求がなされる用途に使用が可能で用途拡大が図れ、例え
ば海底探査用構成材、石油タン力の構造材、化学工業用
構造材、およびこれらの構造材を接合する溶接棒、さら
にポンプ主軸、板ばね、線ばねなどに有効である。
Claims (1)
- 1 重量%にてニッケル63〜70.0%、アルミニウ
ム2.00〜4.00%、チタン0.25〜1.00%
、マグネシウム0.002〜0.05%、チルコニウム
0.01〜0.15%、ホウ素0.001〜0.01%
および残部不純物を除き銅からなることを特徴とする高
強度ニッケルー銅合金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4006577A JPS5924171B2 (ja) | 1977-04-08 | 1977-04-08 | 高強度ニツケル−銅合金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4006577A JPS5924171B2 (ja) | 1977-04-08 | 1977-04-08 | 高強度ニツケル−銅合金 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53125219A JPS53125219A (en) | 1978-11-01 |
JPS5924171B2 true JPS5924171B2 (ja) | 1984-06-07 |
Family
ID=12570515
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4006577A Expired JPS5924171B2 (ja) | 1977-04-08 | 1977-04-08 | 高強度ニツケル−銅合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5924171B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6207105B1 (en) * | 1998-12-28 | 2001-03-27 | Global Manufacturing Solutions, Inc. | Wear resistant nickel alloys and methods of making same |
-
1977
- 1977-04-08 JP JP4006577A patent/JPS5924171B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53125219A (en) | 1978-11-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4861651B2 (ja) | 進歩したガスタービンエンジン用Ni−Cr−Co合金 | |
RU2650659C2 (ru) | ЛЕГКООБРАБАТЫВАЕМЫЕ, ВЫСОКОПРОЧНЫЕ, СТОЙКИЕ К ОКИСЛЕНИЮ Ni-Cr-Co-Mo-Al-СПЛАВЫ | |
AU2022224763B2 (en) | Creep resistant titanium alloys | |
US2915390A (en) | Aluminum base alloy | |
CN114592142A (zh) | 一种海洋工程用屈服强度800MPa中强高韧钛合金及其制备工艺 | |
JP2955778B2 (ja) | 制御熱膨張合金及びそれにより製造された製品 | |
JPH041057B2 (ja) | ||
EP0593824A1 (en) | Nickel aluminide base single crystal alloys and method | |
US2430306A (en) | Precipitation hardenable copper, nickel, tantalum (or columbium) alloys | |
EP0243056B1 (en) | Titanium-base alloys and methods of manufacturing such alloys | |
US3378368A (en) | Titanium-base alloys | |
US2798806A (en) | Titanium alloy | |
JPS6158541B2 (ja) | ||
JPS5924171B2 (ja) | 高強度ニツケル−銅合金 | |
JPS62133050A (ja) | 高力高導電性銅基合金の製造方法 | |
JPS6256937B2 (ja) | ||
US3330653A (en) | Copper-zirconium-vanadium alloys | |
US3107999A (en) | Creep-resistant nickel-chromiumcobalt alloy | |
JPH0314896B2 (ja) | ||
JP2904372B2 (ja) | 時効硬化性特殊銅合金 | |
JPS6187838A (ja) | 熱間加工性の優れた銅合金 | |
US4139372A (en) | Copper-based alloy | |
JPS62243750A (ja) | 耐応力緩和特性に優れた銅合金の製造方法 | |
JPS6326192B2 (ja) | ||
US2286624A (en) | Aluminum base alloy |