JPS5924103B2 - 低収縮性膨脹材組成物 - Google Patents

低収縮性膨脹材組成物

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JPS5924103B2
JPS5924103B2 JP11178176A JP11178176A JPS5924103B2 JP S5924103 B2 JPS5924103 B2 JP S5924103B2 JP 11178176 A JP11178176 A JP 11178176A JP 11178176 A JP11178176 A JP 11178176A JP S5924103 B2 JPS5924103 B2 JP S5924103B2
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JP
Japan
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clinker
insoluble anhydrite
shrinkage
gypsum
composition according
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JP11178176A
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JPS5337727A (en
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敏宏 福永
博之 岩倉
昭 内山
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Tokuyama Corp
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Tokuyama Corp
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  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、セメント用低収縮性膨張材組成物に関する。
セメントは、硬化乾燥の過程で収縮する特性があり、こ
の欠点のために、モルタル又はコンクリートとした場合
に、ひび割れ発生の原因となり、構造物の水漏れ・補強
鉄筋の腐食・壁面上塗部の脱落等をまねく、と共に構造
物の美感を著しく害うことになる。
このため、従来より収縮を補償する方法が、種種試みら
れ、その中でも膨張性混和材による収縮補償が、最も効
果的であり、現在までに多種類の膨張材が提案されてい
る。
この中で代表的な膨張材は、カルシウムアルミネート−
石膏系;カルシウムサルホアルミネートー生石灰−石膏
系及び生石灰−炭酸力ルシウムー石膏系の3種類である
この中でも、カルシウムサルホアルミネートー生石灰−
石膏系膨張材が、その性質から多く利用されている。
カルシウムサルホアルミネート系膨張材においては、次
式に示す如く、膨張材の水利過程でエトリンガイトを生
成し、その際の体積膨張を用いるものである。
6CaO+3Ca0・3A1203・CaSO4+8C
aS04+96H20→3(3CaO−A1203・3
CaSO4・32H20) この水利反応を、効果的に進行する上で、従来までは生
石灰(t−CaO)の共存が必須であり、提案されてい
る膨張材においては、すべて生石灰を含んでいる。
このために、膨張材の水利反応は、急速に進行し゛、水
和初期の短期間において、膨張反応は終了し、以後乾燥
収縮過程に入る為に、無拘束に近い状態での使用にあっ
ては、収縮ひび割れを起す原因となっていた。
一方膨張材が、多量の反応性の高い生石灰を含む為に、
貯蔵安定性に欠ける点もあった。
本発明は、生石灰を使用しないことにより、前記悪影響
をうけず、長期間安定した低収縮性を示し、また保存性
のよい低収縮性膨張材を提供するものである。
即ち、本発明は、3CaO・3A1203・CaSO4
;11Ca0・7A1203・CaF2及び3CaO・
5102を主成分とするクリンカーに、不溶性無水石膏
を、膨張材中のSO3/Al2O3モル比が、2.5〜
7.0となる如く混合してなる低収縮性膨張材組成物で
ある。
本発明に用いるクリンカーは3CaO・3A1203・
CaSO4;11CaO・7A1203・CaF2及び
3CaO−8iO□を主成分とするものであればどのよ
うな方法で製造したものでも使用できる。
例えばクリンカーを製造する際、副生成物として生成す
る2CaO・SiO□;4Ca、0−Al2O3・Fe
2O3等のクリンカー鉱物を含んでいても同様に使用で
きる。
例えば特開昭51−26925に示されるクリンカーを
そのまま使用することもできる。
また、該クリンカーの成分のうち、3CaO・3A12
03CaSO,及び11CaO・7A1203・CaF
2の合計含量が30〜80重量係となるように調整され
たクリンカーは特に好ましく使用できる。
該含量が30重量係未満では、本発明による膨張材を調
製し、使用した場合、製品の収縮率が大きくなり、また
、該含量が80重量係を越える場合は原料の純度によっ
ては工業的に製造することが困難である。
該クリンカーの製法は通常用いられている公知の方法が
そのまま使用でき、例えば石灰石、粘土、ボーキサイト
、螢石及び石膏を原料とし、所定の配合条件のもとに調
合粉砕し、1200〜1450℃で焼成してクリンカー
を得る方法がある。
また本発明に用いられる不溶性無水石膏は、600℃以
上で■焼されたものが良好に使用され、該温度未満で暇
焼した不溶性無水石膏を本発明の膨張材に使用した場合
は、該膨張材を使用した製品の収縮率が増大する傾向が
みられる。
本発明にあって、最も重要な要件は3CaO・3A12
03・CaSO4;11CaO・7A1203・CaF
2及び3CaO−8iO2を主成分としたクリンカーと
不溶性無水石膏との混合比である。
該混合比はSO3/Al2O3のモル比が2.5〜7.
0となることが必要であり、該範囲未満では、本発明に
よる膨張材を使用した製品が収縮量の増大を示し、該範
囲を越えた場合は、混和する石膏の量が増大することに
より強度が低下する。
両者の混合は公知の粉末混合機例えばミル等を用いて行
うことができ、クリンカーの粉末度はブレーン法による
比表面積測定で2000〜7000C1iL/ 9、不
溶性石膏の粉末度は、同様な測定法で2000〜800
0cr?L/gで使用するのが好ましい。
該範囲外となると膨張材として使用した場合、製品の収
縮性が増大する傾向がみられる。
本発明によって得られる膨張材は、ポルトランドセメン
ト、高炉セメント、フライアッシュセメント、シリカセ
メント等、公知のセメントと混合して使用することがで
き、その混合割合は一般には、全体に対して5〜40重
量係の範囲内で必要に応じて適宜選ぶとよい。
以上の説明より理解されるように、本発明は3Ca0・
3A1203・CaSO4:11Ca0・7A1203
・CaF及び3CaO・SiO□を主成分としてなるり
リンカ−に不溶性無水石膏をSO3/Al2O3のモル
比が2.5〜7,0となる如く混合することにより、長
期間安定した低収縮性を示し、また長期保存においても
安定な低収縮性膨張材を提供するものであり、例えば、
該膨張材をセメントに混合して家屋外壁のモルタル仕上
げに使用した場合は、長期に亘って収縮によるひび割れ
による損傷を防ぐことが可能である。
以下、本発明を更に具体的に説明するため実施例を示す
実施例 1 石灰石、粘土、ボーキサイト、化学石膏及び螢石を原料
とし、所定の配合条件のもとで、調合した原料を130
0°Cで1時間焼成し冷却後、第1表の■に示すクリン
カーを得た。
一方、化学石膏を1240℃で1時間■焼後冷却し微粉
砕して、粉末度をブレーン値で1700,3500゜5
500cyit/ &となるよう3種類作った。
このクリンカーと石膏をSO3/Al2O3モル比が3
.0となるよう配合混合し、セメント用膨張材を製造し
た。
本膨張材を第2表に示す性状をもつ普通ポルトランドセ
メント(徳山曹達製)に、普通ポルトランドセメントと
膨張材の重量比が80:20となるよう混合し、JIS
R5201に準じてセメント:砂:水=1:2:0.6
5で混練し、2X2X8crnの試験体を作った。
この試験体を用いて、圧縮強度及び膨張、収縮を測定し
た。
膨張、収縮測定は24時間後の脱型時を基長として、6
日間水中養生後、相対湿度45係の湿空養生を行ない、
モルタルの長さの経時変化をダイヤルゲージ法により測
定した。
その結果を第3表に示す。実施例 2 実施例1と同様にして第1表の■に示す組成のタリン力
−を得、粉末度をブレーン値3160cffl/gとし
た。
一方、不溶性無水石膏の粉末度を2940.4500.
5sooi/gとなるよう3種類作った。
このタリン力−と石膏をSO3/Al2O3モル比が4
.0となるよう配合混合しセメント用膨張材を製造した
実施例1と同様にして試験体をつくり、圧縮強度、膨張
率の経時変化をみた。
結果を第4表に示す。実施例 3 実施例1と同様にして第1表の■に示す組成のクリンカ
ーを得、粉末度ブレーン値5960cr?t/yとした
一方、不溶性石膏の粉末度を2940゜4500.55
00ffl/、9となるよう3種類作った。
このクリンカーと石膏をSO3/Al2O3モル比が5
.0となるよう配合混合し、セメント用膨張材を製造し
た。
実施例1と同様にして試験体を作り圧縮強度、膨張率の
経時変化をみた。
結果を第5表に示す。
実施例 4 実施例1と同様にして第1表の■に示す組成のクリンカ
ーを得、ブレーン値3250cI?L/gの粉末度にし
た。
一方、化学石膏の燻焼温度を1240℃、1000℃、
700℃、500℃と変えて1時間■焼して得られた不
溶性無水石膏の粉末度を4500cr?t/ &とした
このクリンカーと石膏をS 03 / A 1203モ
ル比が5.5となるよう配合混合し膨張材を製造した。
該膨張材を使用し実施例1と同様にして試験体を作り、
圧縮強度、膨張率の経時変化をみた。
結果を第6表に示す。実施例 5 実施例1と同様にして第1表に示すI〜■の組成のクリ
ンカーを得、アルミネート量の違いによる膨張率への影
響をみた。
第7表に示すクリンカー石膏のブレーン値でS03/A
l2O3モル比が4.0となるよう配合混合し、実施例
1と同様にして試験体を製造し、膨張率の経時変化をみ
た。
結果を第7表に示す。
比較例 1 実施例1と同様にして第8表に示すタリンカー及び不溶
性無水石膏を配合混合し、膨張材を製造し、実施例1と
同様にして試験体をつくり圧縮強度、膨張率を経時変化
をみた。
結果を第8表に示す。
比較例 2 普通ポルトランドセメントを用い、JISR501に準
じてセメント:砂:水=1:2:0.65で混練し、2
×2×8crrLの試験体を作り、実施例1と同様にし
て圧縮強度、膨張率の経時変化をみた。
結果を第9表に示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 13Ca0・3Al O−CaS04;11CaO・3 7A1203・CaF2及び3Ca()Si02を主成
    分とするクリンカーに、不溶性無水石膏を、膨張材中の
    SO3/Al2O3モル比が、2.5〜7.0となる如
    く混合してなる低収縮性膨張材組成物。 2 クリンカーとして、3Ca()3A1203 @C
    a 804及び11Ca0・7A1203・CaF2の
    合計含量が、30〜80重量係であるクリンカーを用い
    る特許請求の範囲第1項記載の組成物。 3 不溶性無水石膏として、暇焼温度が、600℃以上
    の不溶性無水石膏を用いる特許請求の範囲第1項記載の
    組成物。 4 クリンカーとして、粉末度がプレーン法比表面積で
    、2000〜7000criL/gであるクリンカーを
    用いる特許請求の範囲第1項記載の組成物。 5 不溶性無水石膏として、粉末度がプレーン法比表面
    積で2000〜8000cI?L/gである不溶性無水
    石膏を用いる特許請求の範囲第1項記載の組成物。
JP11178176A 1976-09-20 1976-09-20 低収縮性膨脹材組成物 Expired JPS5924103B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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