JPS59240B2 - ふとん乾燥収納庫 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はふとん乾燥収納庫に関するものである。

従来のふとん乾燥収納庫を第１図ないし第３図を用いて
説明する。

すなわち、従来のふとん乾燥収納庫は、第１図に示すよ
うに収納庫１の内壁に沿って送風パネル２および排気パ
ネル３か並設されている。

これら送風パネル２および排気パネル３は、第２図に示
すようにそれらの下部が収納庫載置台４まで延び、それ
ぞれ収納庫載置台４、収納庫１の内壁との間で下から上
へ向かう送風路５および上から下へ向かう排気路６を形
成している。

また、送風パネル２および排気パネル３は、それぞれ第
１図および第３図に示すように収納庫１内において複数
の送風孔２ａおよび排気孔３ａが均等に分布配設されて
いる。

収納庫載置台４の前面には吸気ロアと排気口８が設けら
れている。

また、収納庫載置台４の内部には、第２図に示すように
吸気ロアの対応位置に送風機９が設けられ、この送風機
９は送風パイプ１０により送風パネル２に連通されてい
る。

この場合、送風パイプ１０の途中にはヒータ１１が設け
られ、このヒータ１１により送風機９より送られる空気
を熱風にして送風パネル２に送り込んでいる。

一方、排気パネル３の下部は、排気パイプ１２により排
気口８に連通している。

１３は収納庫１の扉、１４は棚板、１５はタイマ、１６
は熱風・送風切換スイッチである。

このように構成されているため、熱風・送風切換スイッ
チ１６を熱風側にして送風機９を駆動するよ、室内空気
は吸気ロアを通り送風機９内に吸引されて送風パイプ１
０に送り出され、ヒータ１１により加熱され熱風となっ
て送風パネル２の送風路５を上昇し、送風パネル２の送
風孔２ａより収納庫１内に送り出されて収納庫１内を乾
燥し、排気パネル３の排気孔３ａを通って排気路６を下
降し、排気パイプ１２を通って排気口８より室内へ排気
される。

このようにして、収納庫１内のふとんを乾燥する。

しかしながら、このようなふとん乾燥収納庫は、各棚板
１４により仕切られた収納庫１内の各空間を個別に乾燥
・非乾燥に選択切換することができないため、一部の棚
板１４にしかふとんが収納されていないときにも各空間
すべてが乾燥室となり乾燥効率が悪いきいう問題を有し
ていた。

したがって、この発明の目的は、乾燥室容量を変化させ
ることにより乾燥効率を高めることができるふとん乾燥
収納庫を提供することである。

この発明の一実施例を第４図ないし第６図に示す。

すなわち、このふとん乾燥収納庫は、送風パネル２およ
び排気パネル３にそれぞれ形成した水平スリット２３と
、この水平スリット２３に配置され送風路５および排気
路６をそれぞれ遮断するＴ形棚受２４等の遮風手段と、
このＴ形棚受２４を回動して送風路５および排気路６を
それぞれ開閉する回動手段２５とを備えたものである。

この場合、回動手段２５は、Ｔ形棚受２４を回動する軸
２６（縦片２４ａと横片２４ｂの交差線に沿って設ける
）と、この軸２６を支える軸受２７と、送風路５の開・
閉位置にあるＴ形棚受２４をそれぞれの位置で係止する
ストッパ２８．２９とからなる。

なお、ストッパ２８は送風パネル２に植立された軸２８
ａを介して枢着されＴ形棚受２４を横倒状態で係止する
。

また、ストッパ２９は収納庫１の内壁に固着されて、Ｔ
形棚受２４を正立状態で係止する。

その他の構成は従来例と同様である０ このように構成したため、第８図に示すようにＴ形棚受
２４を横倒状態にしストッパ２８で係止して棚板２１を
横片２４ｂ上に載架したときは、Ｔ形棚受２４によって
送風路５は遮断されず、収納庫１内の全体が乾燥室とな
って大きな乾燥室容量を得ることができる。

一方、第９図に示すようにＴ形棚受２４を正立状態にし
ストッパ２９で係止して棚板２１を横片２４ｂ上に載架
したときは、Ｔ形棚受２４によって送風路５が遮断され
、棚板２１より上方の空間は非乾燥室となって乾燥室容
量を小さくすることができる。

このように、Ｔ形棚受２４を回動して送風路５を開成・
閉成することにより乾燥室容量を変化することができて
、乾燥効率を高めることができる。

こうして、Ｔ形棚受２４と一対のストッパ２８．２９の
簡単な構成で、収納庫１内の温風供給領域を自由に変化
させることができ、しかも、その操作は、Ｔ形棚受２４
を起倒調整するだけで極めて簡単に行なえる。

以上のように、この発明のふとん乾燥収納庫によれば、
乾燥室容量を変化させることにより乾燥効率を高めるこ
とができ、しかも乾燥室容量を変化させるための構造が
簡単で操作も容易であるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例の正面図、第２図は第１図の■−■断面
図、第３図は従来例の縦断面図、第４図はこの発明の一
実施例の正面図、第５図および第６図はそれぞれその要
部分解拡大斜視図である。 １・・・・・・収納庫、２・・・・・・送風パネル、５
・・・・・・送風路、２１・・・・・・棚板、２３・・
・・・・水平スリット２４・・・・・・Ｔ形棚受、２４
ａ・・・・・・縦片、２４ｂ・・・・・・横片、２６・
・・・・・軸、２８．２９・・・・・・ストッパ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ パネル表面に送風口を設は収納庫内壁に沿って並設
   して下から上へ向かう送風路を形成した送風パネルと、
   この送風パネルに設けた水平スリットと、縦片と横片の
   交差線を回転軸としてその回転軸を前記水平７． ＩＪ
   ット内に配置し起立姿勢で前記送風路を遮断するととも
   に縦片が収納庫内方へ向かう倒伏姿勢で送風路を開成す
   る断面Ｔ形棚受と、このＴ形棚受を起立保持する第１の
   ストッパと、前記Ｔ形棚受を倒伏保持する第２のストッ
   パと、倒伏姿勢にある前記Ｔ形棚受の縦片上に一側を停
   戦した棚板とを備えたふとん乾燥収納島