JPS59232874A - インクジエツト記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はカラープリンタやファクシミリ等に使用される
インクジェット記録装置に関する。

従来例の構成とその問題点 インクジェット記録装置の欠点の一つは、インクの乾燥
によるノズルの目詰りで、従来から種々の解決方法が開
示されている。中でも最も基本的な方法はノズル部を外
気から遮断し、インクの蒸発を防止するキャップを設け
ることであり、さらに−キャップ内を常時湿った状態に
保つように。

キャップ内に加湿部材を組込んだもの等が知られている
。しかし、どの方法も一長一短があり一長期の信頼性お
よび安定性に問題があっだ○第１図は実開昭５６−　２
７９３５号公報に開示された本出願人による目詰り防止
装置の概略構成図であり一以下に目詰り防止機能を簡単
に説明する。

図において、機器停止時−ヘッド１はホームポジション
において一図示していない作動機構によって加湿蓋２が
押しつけられる。力ｎ湿蓋２には加湿部材３が組込まれ
ており、加湿液容器４．加湿液供給管５を経て加湿液６
が供給され、ヘッド１と加湿蓋２とでかと寸れた空間７
が加湿され一加湿液の蒸気が空気ノズル８より空気室９
に流入し、空気室９が加湿される。これによってインク
ノズル１０からのインク溶媒の蒸発が抑制され目詰り防
止がなされるものである。

しかし、このような機能を有する加湿蓋であっても、イ
ンクノズル１０からのインク溶媒の蒸発を完全に防止す
ることはできない。その原因としては、ヘッド１の空気
室９は空気供給通路１１゜空気供給ポンプ１２．インク
’Ｊｌ　１ａおよび調圧弁１３に連通しており、空気室
９の加湿液蒸気はこれらの経路を経て外部に漏れ出てし
まうためである。なお、１５はインク、１６はインク供
給管、１７はピエゾ振動子である。

第２図は特公昭５７−４６４７６号公報に開示された目
詰り防止装置の概略構成図であり、以下に目詰り防止機
能を簡単に説明する。図中第１図と同一部分には同一符
号を付して説明を省略する。

機器停止時、ヘッド１の空気室９からインク溶媒タンク
１９までの間の空気供給通路１１は浸透膜製の空気供給
管１８内に溜ったインク溶媒２０によって、外気より遮
断され、インク溶媒２０の蒸気によって加湿されている
。しかし−空気ノズル８は外気に曝されているため、当
然、空気ノズル８に接近したインクノズル１０からのイ
ンク溶媒の蒸発は防止することはできない。そのため、
記録開始時、空気供給ポンプ１２が作動した時−浸透膜
製空気供給管１８内に溜っていたインク溶媒２０が空気
圧によってヘッド空気室９に送られ、インクノズル１ｏ
を洗いなから一空気ノズル８より−インク溶媒２０を吐
出させ、目詰りを’Ｍ　／１２＋するものである。しか
し−この方法は一完全に１］粘りしたノズルにおいては
１回のインク溶媒の短時間の通過では目詰りを解消でき
ない場合が外寸あり、浸透膜の性質から２回目の洗浄用
に用いるだめのインク溶媒が浸透膜製空気供給管１８内
に溜まるまでかなりの時間を要し不都合を生じる。丑だ
、機器が停止される毎に−インク溶媒２０が吐出される
ため一部の消費量が多く一部の補給を頻繁に行なわなけ
ればならないという欠点がある。

発明の目的 本発明は以上のような欠点を解消し、低湿度環境におい
ても目詰りが起らず、加湿液の補給頻度も少ない目詰り
防止装置を備えたインクジェット記録装置を提供するこ
とを目的としたものである。

発明の構成 本発明は記録ヘッドおよびインクリザーバに加圧空気を
供給する空気供給系を備え、記録ヘッドへの空気供給通
路の一部を多孔壁管で構成し、この多孔壁管の少なくと
も一端を除いた部分をインク溶媒タンク内のインク溶媒
中に浸漬し、一方の端を空気供給ポンプ側の空気供給管
に接続し、他端をインク溶媒液面外の記録ヘッドに連通
ずる空間に開口させ、更に記録ヘッド前面に加湿蓋を着
脱自在に配したインクジェット記録装置である。

実施例の説明 以下本発明を実施例にもとづいて詳細に説明するＯ 第３図は本発明の一実施例の概略構成図である。

図において一部１図と同一部分には同一符号を付す。空
気ノズル８部には第１図と同様の加湿蓋２がなされ一空
気室９およびインクノズル１０を加湿する。第３図が第
１図と異なる点は空気室９と連通ずる空気供給通路１１
１にインク溶媒２０を内蔵したインク溶媒タンク１９を
設けた点である。

インク溶媒タンク１９のインク溶媒２０中には無数の微
小孔を有する管２１が沈められており、その一端は空気
供給ポンプ１２側の空気供給通路１１２に接続され、他
端はインク溶媒２０の液面より突き出し、インク溶媒２
０で加湿された空間２３に開口している。微小孔を有す
る管２１は例えば素焼きの管で、記録停止後−数時間で
液が浸透し管内に満たされるようにつくられている。し
たがって、空気供給通路１１１と１１２はインク溶媒２
０によってしゃ断きれ−インクノズルに７ＪＯ湿Ｍ　２
をした場合、インクノズル１０ｔｆｉ外気より完全にし
ゃ断され−ヘッド空気室９と空気供給通路１１１はイン
ク溶媒２ｏにより加湿される。

今一記録開始にあたって、図示されていないプリンクの
ンーケンスにより１ず加湿蓋２がインクヘッド１より外
され、次に、空気供給ポンプ１２が作動する。これによ
って加圧空気が一一方はインクリザーバ１４へ他方はイ
ンク溶媒タンク１９を経てヘッド１に供給され記録動作
が開始される。

この時、前記第２図の装置においては、浸透膜製の空気
供給管１８内に溜ったインク溶媒はヘッド１を経て外部
に吐出されていたため液の消費量が多かった。しかし、
本発明における装置では、多孔壁管２１内に溜ったイン
ク溶媒２０は加圧空気におされて開口部２２から溢れ、
再びタンク１９に戻り、加圧空気のみがヘッド１に供給
される。

このため本発明によるインク溶媒タンク１９の液の消費
量は少なく液の補給などのメンテナンスが容易になる。

なお、２４および２５は各々インク溶媒２Ｑおよび加湿
液６の残量センサで、インク溶媒の主成分が水の場合は
一バクテリア類の繁殖防止と導電性を持たせる目的でア
ンモニアのような揮発性の電解質を添加し一２本のセン
サ電極のどちらか一方が液から離れたら液無しとして検
知するようになっている。

記録動作終了後、空気供給ポンプ１２を停止させると−
インク溶媒２０が再び管２１内に浸透しはじめ数時間後
に満たされる。したがって、インクヘッド１に加湿蓋２
をすれば、インクノズル１０は再び外気よりしゃ断され
、加湿状態が保たれる。

このようにしてインクノズル１ｏでのインク溶媒の蒸発
が抑制された結果−常温常湿で数ケ月の目詰り寿命を得
ることが可能となる。

発明の効果 以上のように一本発明はインクヘッドおよびインクリザ
ーバに加圧空気を供給する空気供給系のインクヘッドへ
の空気供給通路の一部を多孔壁管で構成し、この多孔壁
管の少なくとも一端を除いた部分をインク溶媒タンク内
のインク溶媒中に浸漬するとともに、インクヘッド前面
に加湿蓋を着脱自在に配したインクジェット記録装置で
、砂漠のような低湿度環境においても目詰りの起らない
また一加湿液の補給頻度が少ないインクジェット記録装
置の提供ができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は従来のインクジェット記録装置の
一例を示す概略構成図−第３図は本発明の一実施例にお
けるインクジェット記録装置の概略構成図である。 １・・・・・インクヘッド、２・・・・・・加湿蓋−３
・・・・・・加湿部材、４・・・・・・加湿液タンク、
５・・・・・・加湿液供給管−６・・・・・・加湿液、
８・・−・・・空気ノズル、９・・・・・・空気室２１
０・・・・・・インクノズル、１１・・・・・・空気供
給管−１２・・・・・・空気ポンプ、１３・・・・・・
調圧弁、１４・・−・インクリザーバ、１６・・・・・
・インク、１６・・・・・・インク供給管−１７・・・
・・ピエゾ振動子−１９・・・・・・インク溶媒タンク
−１８・・・・・・空気供給管−２０・・・・・・イン
ク溶媒、２１・・・・・・多孔質管−２２・・・・・・
多孔質管開口部、２３・・・・・加湿空間、２４　、２
５・・・・・・加湿液残ｌセンザ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. インク液滴により記録を行う記録ヘッドと、前記記録ヘ
   ッドにインクを供給するインクリザーバと一前記記録ヘ
   ノドとインクリザーバに加圧空気を供給する空気供給ポ
   ンプと、前記記録へノドのノズル部を外気より遮断する
   加湿蓋と、前記空気供給ポンプから前記記録へノドに加
   圧空気を供給する空気供給通路に配されたインク溶媒タ
   ンクとを具備し、前記空気供給通路の一部を多孔壁管で
   形成し、前記多孔壁管の少なくとも一端を除く部分が前
   記インク溶媒タンク内のインク溶媒中に没しており一一
   端はインク溶媒液面上の空間に突き出し、かつ開口して
   おり一他端は前記空気供給ポンプに連通していることを
   特徴とするインクジェット記録装置。