JPS5923254B2 - モザイク調床材の製造方法 - Google Patents

モザイク調床材の製造方法

Info

Publication number
JPS5923254B2
JPS5923254B2 JP5976778A JP5976778A JPS5923254B2 JP S5923254 B2 JPS5923254 B2 JP S5923254B2 JP 5976778 A JP5976778 A JP 5976778A JP 5976778 A JP5976778 A JP 5976778A JP S5923254 B2 JPS5923254 B2 JP S5923254B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mosaic
chips
chip
matrix
flooring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP5976778A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54150465A (en
Inventor
速起 安井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aron Kasei Co Ltd
Original Assignee
Aron Kasei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aron Kasei Co Ltd filed Critical Aron Kasei Co Ltd
Priority to JP5976778A priority Critical patent/JPS5923254B2/ja
Publication of JPS54150465A publication Critical patent/JPS54150465A/ja
Publication of JPS5923254B2 publication Critical patent/JPS5923254B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はモザイク調床材の製造方法に関するものであり
、さらに詳しくは熱可塑性樹脂よりなるモザイクチップ
とマトリックスチップとの同時供給に基づく特有のチッ
プ配設パターンを有するモザイク調床材の製造方法に関
する。
床面あるいは壁面を装飾する目的で、石、ガラ 。
ス、金属、磁器などの小片をモルタルで固定し、該小片
の接合端面に水硬化性セメントによる目止めを施こす方
法、あるいは長尺基材上にモザイクチップを前以つて施
用した接着剤により連続的に接着する方法などが知られ
ている。これらの方法 。によつてもある程度審美性に
優れた床材や壁材を形成することはできるが、これら既
存の方法は何れも施工に著しく労力と時間を要し、また
必らずしも満足すべき審美的効果が達成されないにも拘
らず床面あるいは壁面の形成作業に高度の熟練を要する
ため工事費の高騰が避けられない。一方、このような既
存の方法に代わる床材もしくは壁材の新規な製造手段と
して、米国特許第3、170、808号明細書には、長
尺基材上に樹脂材料よりなるモザイク片を敷設し、配向
、接着した後、該モザイク片間の隙間に粉末状のマトリ
ックス樹脂を充填し、これを加熱下に加圧してモザイク
調床材を形成する方法が記載されている。
しかしながらこの方法には最終製品におけるモザイク片
の配設パターンに制約が加えられる欠点が付随し、また
粉末状のマトリックス樹脂が吸引クリーナによつて吸引
除去されないままモザイク片の表面に融着される危険性
も見受けられ、該粉末状マトリックス樹脂の残存量が多
い場合には床材表面の色相の鮮明性が大幅に損なわれる
。さらにこの方法は床材の製造工程が省略不能な複数の
連続工程から形成されているため工程管理が複雑化し製
品コストが高騰する。本発明の主要な目的は、上述の先
行技術に比較してシステムを構成する工程数を大幅に減
少せしめているにも拘らず、モザイクチップの配設パタ
ーンに多様性を与えることの可能なモザイク調床材の製
造手段を提供することにある。
本発明の他の目的は、モザイクチップの周囲にマトリッ
クス樹脂を強固に融着せしめた強度的特性に優れたモザ
イク調床材を提供することにある。
而して本発明のこれらの目的は、加工温度において流動
性の小さい熱可塑性樹脂モザイクチップと加工温度にお
いて流動性の大きい熱可塑性樹脂マトリックスチップと
を連続的に供給される長尺基材上に同時供給し、基材上
にこれらのチップよりなる重なクのない敷設層を形成し
た後、該敷設層を予備加熱し、さらに加熱下加圧して展
延し、モザイクチップの周クをマトリックスで埋没する
モザイク調床材の製造方法を採用することによつて工業
的に有利に達成することができる。以下、添付の図面を
参照しつつ本発明方法を詳述する。
第1図は本発明方法の工程概略図であり、第2図は予備
加熱によつて基材上に重なりのない状態で接着されたモ
ザイクチツプならびにマトリツクスチツプの平面図であ
る。また第3図は最終的に得られたモザイク調床材の平
面図である。本発明の実施に際し、モザイクチツプを形
成する熱可塑性樹脂は、ポリ塩化ビニルもしくはその共
重合体、ポリ塩化ビニリデンもしくはその共重合体,塩
化ビニル一酢酸ビニル,塩化ピニル一塩化ビニリデン,
塩化ビニリデン一酢酸ビニル、塩化ビニル一酢酸ビニル
ーピニルアルコールのような上記重合体もしくは共重合
体の混合物からモザイクチツブに要求される物理化学的
特性に応じて任意に選択することができる。これらの樹
脂材料は本発明に係る床材製造工程の加熱温度において
少なくとも後記マトリツクスチツプよりも流動性の小さ
いものでなければなよないが、この条件を満足するもの
であればこれ迄に例示した熱可塑性樹脂に限定されるも
のではなく、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、メ
タクリルあるいはABS等の樹脂材料も使用することが
でき、さらに必要に応じて各種の可塑剤、安定剤、充填
剤、滑剤あるいは顔料等を含有することもできる。また
マトリツクスチツプを形成する熱可塑性樹脂にも上記の
熱可塑性樹脂を使用することができるが、モザイクチツ
プを形成する熱可塑性樹脂の加工温度における流動性を
考慮し、該温度における流動性がモザイクチツプのそれ
よりも大きくなるような樹脂の種類あるいは組成を選択
する必要がある。
よジ具体的に説明すれば、モザイクチツプならびにマト
リツクスチツプを形成する熱可塑性樹脂の選択に際し、
樹脂の分子量、共重合すべき単量体の量、充填剤あるい
は可塑剤の含有量、あるいはこれらの組合せを調節して
加工温度におけるマトリツクス樹脂の流動性がモザイク
チツプの流動性よりも大きくなるように調節する。また
マトリツクスチツプの形成素材として使用する熱可塑性
樹脂は、上記の目的に基いて炭酸カルシウム等の充填剤
を含有することができるが、最終製品の光沢、強度、床
材表面におけるエンポス形成性等を実用上満足し得る水
準に維持するため、樹脂材料の重量に対し等量以下にな
るように配合することが望ましい。上記のモザイクチツ
プならびにマトリツクスチツプを形成する熱可塑性樹脂
は、それぞれ二ロロールミル等の装置に供給して混練し
、カレンダ加工または押出し加工してシート状に成形し
た後、ダイシングマシンに供給して定形切断するかある
いはクラツシヤで不定形切断してチツブに形成する。
これらのチツプは次いで振動供給装置へ供給するがチツ
プの形状、寸法、色彩あるいは質感の選択は自由であり
、必要に応じて形状、寸法、色彩あるいは質感等を異に
する複数種類のチツプの混合物を使用することもできる
。しかしながら後述する加熱下加圧による展延を容易化
しモザイクチツプの周うにマトリツクス樹脂を強固に融
着せしめたモザイク調床材を得るため、チツプの厚みは
それぞれほぼ同一にすることが望ましい。またマトリツ
クスチツプの厚みは加熱下加圧による展延に際しモザイ
クチツプ以上に加工温度における流動性を増大しモザイ
クチツプの周りの流動の自由度を確保するため、少なく
ともモザイクチツプの厚みと等しい厚みを有することが
望ましい。モザイクチツプとマトリツクスチツブは、所
望の混合比率に従つて配合され、連続的に供給される長
尺基材10上に公知の振動供給装置12によつて同時供
給される。長尺基材10はアスベスト、繊維布、樹脂フ
イルム、紙などから製せられた無端のチツプ載置用シー
トであり、本発明においてはチツプ載置面に接着剤を前
以つて施用しておくことは必らずしも必要でないが、後
続の工程におけるチツプの接着を容易化するため、恒速
供給に先立つて例えばアクリル樹脂系接着剤のような乾
燥した熱活性を有する接着剤をチツブ載置面に塗布して
おくこともできる。
.振動供給装置12の作動によつて長尺基材10上に
平担な重なりのない敷設層13を形成して載置されたチ
ツプは、赤外線ヒーターのような公知の加熱装置14へ
送られ該部で170乃至200℃に予備加熱され、次い
で加圧ロール16および加圧バンド17を有するロトキ
ユア等の公知の加熱プレス15へ送られ該部で加熱下加
圧されて展延し、モザイクチツプの周囲を流動性を増大
したマトリツクス樹脂で埋没した強固な融着状態を形成
する。
加熱プレス15における加熱温度および加圧力は、チツ
プを形成する熱可塑性樹脂の種類、組成あるいは該チツ
プの厚みによつても異なるので一律に規定することはで
きないが、少なくとも予熱温度以上に加熱しかつチツプ
敷設層13の単位面積当り5乃至50K9/iの圧力を
作用せしめて該チツプ敷設層を展延することが望ましい
。かくして得られたシート状物は、次いでフエストン型
アキユムレータ18等の公知の装置に供給して徐冷し、
厚みを減少せしめたモザイクチツプの周囲にマトリツク
ス樹脂が強固に融着したモザイク調床材19に形成され
る。本発明によつて製せられるモザイク調床材は、床材
の表面においてモザイクチツプとマトリツクス樹脂がほ
ぼ等高の実質的に平滑な表面を形成するもののほか、変
形例としてモザイクチツプとマトリツクスチツプを形成
するそれぞれの熱可塑性樹脂の重合度、充填剤の含有量
あるいは両チツプの混合比率を調節する等の方法によつ
て、徐冷工程において前記樹脂に収縮速度の差を発現さ
せ、床材表面にエンボスを顕出するものをも含むことが
できる。
以下、本発明方法を実施例によつて説明するが、説明は
例証の目的のみによつて記載するものであつて、本発明
の要旨を限定するものではない。
なお、特に断らない限り部または百分率は原則として重
量基準で表示するものとする。実施例 1 平均重合度1400f)PVC100部、DOP35部
、エポキシ系可塑剤3部、安定剤3部、炭酸カルシウム
200部(平均粒子径0.O8μを有するコロイド状炭
酸カルシウムと平均粒子径103μを有する重質炭酸カ
ルシウムとの等量混合物)、滑剤1部、およびO.5部
のライトグリーン色顔料を二本ロールミルで混練し、カ
レンダ加工して厚さ1.6?mのシートに形成した後、
ダイシングマシンに供給して一辺の長さ5rwtの正方
形に定形切断し第1のモザイクチツプAを作成した。
また、顔料が黄色であるほかは上記と同一のモザイクチ
ツプ製造工程によつて第二のモザイクチツプBを作成し
た。
一方、平均重合度650f)PVC100部、DOP3
0部、エポキシ系可塑剤2部、安定剤3部、滑剤1部、
および白色顔料0.15部から前記同様の工程に従つて
一辺の長さ3.5」厚さ1.6能のマトリツクスチツプ
Cを作成した。
第一のモザイクチツプA30部、第二のモザイクチツプ
B40部、およびマトリツクスチツプC30部よbなる
混合物をメタリングロール11およびドクターブレード
20を有する振動供給装置に同時供給し、該装置のシユ
ートから3m/minの速度で恒速移動する厚さO.9
m幅1900mのアスベスト製長尺基材上に移送し、該
長尺基材上にこれらのチツプ混合物の重なうのない敷設
層を形成した後、これを赤外線ヒーターへ供給して18
0℃に予備加熱し前記基材上のモザイクチツプとマトリ
ツクスチツプを軟化せしめた。
チツプ敷設層は次いでロトキユアヘ移送し該部で5!/
cr!iの加圧下185℃に加熱し展延し、該展延によ
つて137mに厚みを減じた、二色のランダム配置モザ
イクチツプの周うに流動性を増加したマトリツクス樹脂
が融着してなるシート状物を作成した。このようにして
得られたシート状物は、次いでフエストン型アキユムレ
ーターで徐冷し、両樹脂の収縮差を利用してマトリツク
ス樹脂の表面からモザイクチツプの上面が僅かに盛b上
つたエンボス状表面を有するモザイク調床材を作成した
。上記実施例に見られるように、本発明方法はモザイク
調床材の製造工程において、マトリツクスパウダーある
いはペーストゾルをマトリツクス形成材料としてモザイ
クチツブ間の隙間に別途供給する必要がないため、過剰
のマトリツクス樹脂がモザイクチツプの表面に残存した
まま融着されてモザイクチツプの表面を汚染する不都合
を全面的に解消するとともに、製造工程そのものをも先
行技術に比較して著しく簡単化している。さらに最終製
品は、マトリツクス樹脂内にモザイクチツプを不規則に
分散配置した特有の表面形態を有し、エンボス状表面形
成の容易性と併せて商品価値の向上も顕著である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の工程概略図であわ、第2図は予備
加熱によつて基材上に重なうのない状態で接着されたモ
ザイクチツプならびにマトリツクスチツプの平面図であ
る。 また第3図は最終的に得られたモザイク調床材の平面図
である。10・・・・・・長尺基材、16・・・・・・
加圧ロール、A・・・・・・第一のモザイクチツプ、1
2・・・・・・振動供給装置、17・・・・・・加圧バ
ンド、B・・・・・・第二のモザイクチツプ、13・・
・・・・チツブ敷設層、18・・・・・・徐冷装置、C
・・・・・・マトリツクスチツプ、14・・・・・・加
熱装置、・・モザイク調床材、11・・・・・・メタリ
ングロ15・・・・・・加熱プレス、20・・・・・・
ドクターブレード。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 加工温度において流動性の小さい熱可塑性樹脂モザ
    イクチップと加工温度において流動性の大きい熱可塑性
    樹脂マトリックスチップとを連続的に供給される長尺基
    材上に同時供給し、基材上にこれらのチップよりなる重
    なりのない敷設層を形成した後、該敷設層を予備加熱し
    、さらに加熱下加圧して展延し、該モザイクチップの周
    りをマトリックスで埋没することを特徴とするモザイク
    調床材の製造方法。
JP5976778A 1978-05-18 1978-05-18 モザイク調床材の製造方法 Expired JPS5923254B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5976778A JPS5923254B2 (ja) 1978-05-18 1978-05-18 モザイク調床材の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5976778A JPS5923254B2 (ja) 1978-05-18 1978-05-18 モザイク調床材の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54150465A JPS54150465A (en) 1979-11-26
JPS5923254B2 true JPS5923254B2 (ja) 1984-05-31

Family

ID=13122754

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5976778A Expired JPS5923254B2 (ja) 1978-05-18 1978-05-18 モザイク調床材の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5923254B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6122157U (ja) * 1984-07-11 1986-02-08 宮研工業株式会社 自動車用バツテリ−充電装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5962145A (ja) * 1982-10-02 1984-04-09 ロンシール工業株式会社 装飾シ−トの製造方法
JPH0118596Y2 (ja) * 1987-02-26 1989-05-31
JPH07100910B2 (ja) * 1987-08-18 1995-11-01 東リ株式会社 ペレット模様床材

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6122157U (ja) * 1984-07-11 1986-02-08 宮研工業株式会社 自動車用バツテリ−充電装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS54150465A (en) 1979-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5891564A (en) Decorative surface coverings
US5670237A (en) Method for making a surface covering product and products resulting from said method
US2962081A (en) Apparatus for producing decorative composition sheets
US3056224A (en) Tessellated surface covering
US4239797A (en) Non-skid floor tile
US3170808A (en) Method of fabricating a tessellated surface covering
CN109863275A (zh) 无胶无尘复合地板材料系统
US7306688B2 (en) Amorphous marble flooring through two embo system and process of making the same
US2888975A (en) Method of making a decorative surface covering product
CN108025588A (zh) 生产装饰墙板或地板镶板的方法
TWI669436B (zh) 地面裝飾瓷磚製造裝置
US3049761A (en) Process for producing colored sheet material
US6297297B1 (en) Flooring containing microbeads
US3385722A (en) Process for producing a thermoplastic composition surface covering
JPS5923254B2 (ja) モザイク調床材の製造方法
JP3468708B2 (ja) 装飾材
JP3103306B2 (ja) 装飾材とその製造方法
JPS60231874A (ja) 装飾材の製造方法
JPS5923255B2 (ja) モザイク調床材の製造法
JPH0351579B2 (ja)
US20030077431A1 (en) Jaspe pattern flooring and welding rod
JPS603988B2 (ja) 床敷体の製造方法
KR100430843B1 (ko) Pvc 수지로 된 칩층을 포함하는 바닥장식재
JP3713070B2 (ja) 装飾性シートの製造方法
JPS6315395B2 (ja)