JPS59232383A - 硬貨収納袋等の封印具 - Google Patents

硬貨収納袋等の封印具

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JPS59232383A
JPS59232383A JP10836883A JP10836883A JPS59232383A JP S59232383 A JPS59232383 A JP S59232383A JP 10836883 A JP10836883 A JP 10836883A JP 10836883 A JP10836883 A JP 10836883A JP S59232383 A JPS59232383 A JP S59232383A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、硬貨収納袋等の1j印具に関するものであ
る。
本発明者は先に、この種の封印具として、中空部を有す
るケースと、これの中空部内に収められた組押え片と、
1本の紐とによって構成された封印具を提案した(特、
願昭58−11985号参照)。この先提案による封印
具は、ケースを介してあたかも2重に形成された紐の輪
状部内に硬貨収納袋の口部を入れて、紐の両端を引張る
ことにより、袋の口部が紐の輪状部によって引き締めら
れるとともに、ケース内で組押え片によって紐の中間部
が押え止められて、硬貨収納袋をきわめて簡単に封印す
ることができる非常に便利なものである。
しかし先提案による封印具は、所定の厚みを有するケー
スの先端部の外側面が平面であるため、封印後に被封印
物に取付けられた状態においてケースを上下に揺動する
と、ケース先端部の外側面の上縁または下縁が支点とな
って、いわゆるてこ作用により紐にこれを引き出す力が
強く動き、これによって紐がゆるむおそれがあった。と
くに封印後に被封印物を持ち運ぶざいには、これに取り
付【プられた封印具が物や人の手に当って上下に揺動す
ることが非常に多いので、上記のでこ作用により紐がゆ
るむおそれがあるという問題があった。
この発明は、上記の問題を解決し、封印状態において封
印具が上下に揺動しても、紐が全くゆるまず、完全な封
印を果し1りる封印具を提供することを目的としている
この発明を、以下図面に示づ実施例に基づいて説明する
なお、この明細書において、前後、左右および上下とは
第1図を基準とし、前とは第1図上側、後とは同下側を
い)、また左とは同図左側、右とは同図右側をい)、上
とは同図図面紙葉の表側、下とは同裏側をいうものとす
る。
図面において、硬貨収納袋(2)等を封印するための封
印具(1)は、中空部(6)を有する合成樹脂製の小さ
い箱形のケース(3)と、これの中空部(6)内に収め
られたジュラコン等の合成樹脂製の組押え片(4)と、
これの両側に配置されたABS等の合成樹脂製の一対の
楔(50)  (50)と、たとえばナイロン製丸紐よ
りなる1本の紐(5)とによって構成されている。ケー
ス(3)の中空部く6)の左右両側壁(7)(8)は前
方に至るほど内側となるように傾斜せしめられており、
これら両側壁(7)(8)の前部にそれぞれ模嵌込み用
四部(51)(51)が設けられていて、これらの四部
(51)(51)内に、前端に至るほど先細となる模(
50)(50)がそれぞれ嵌め込まれている。なお凹部
(51)  (51)の長さは楔(50)  (50)
の長さよりも長いため、模(50)  (50)は四部
(51)(51)内において比較的自由に前後動し得る
また凹部(51)  (51)の前端部にはそれぞれス
トッパ(52)  (52)が設けられている。これら
のストッパ(52)(52)の高さは組押え突部(13
)  (13)の高さとばず同じであり、ストッパ(5
2)  (52)とケース(3)の上側壁(19)内面
との間には紐逃し用間隙(53)  (53)が形成せ
られている。楔(50)  (50)の各上縁部内側に
は紐逃し用切欠き部(54)  (54)が間隙(53
)  (53)とほず同じレベルに設けられている。な
お場合によっては、ストッパ(52)  (52)は省
略することもできる。模(50)  (50)の各内面
すなわち紛当接面はl1l(5)どの1f擦抵抗を増大
するために凹凸面となされている。勿論これらの紛当接
面は平面であっても差支えない。
ケース(3)の前端部には、横断面円弧形の紐ゆるみ止
め突部(37)が設けられている。これは封印状態にお
いて硬貨収納袋(2)とケース(3)との接触面積を少
なくすることにより、ケース(3)が上下に揺動するこ
とに起因するa(5)のゆるみを阻止するだめのもので
ある。
組押え片く4)は、平面よりみて略截頭三角形状を有し
ており、これの左右両側壁(11)(12)に3個の組
押え突部(13)が設けられている。また組押え片(4
)の後端部下側に薄肉部(17)が形成され、この薄肉
部(17)の先端部に戻止め突部(18)が設けられて
いる。これに対応してケース(3)の中空部(6)の下
側壁(20)の所定個所に、戻止め突部(18)を嵌め
入れる2個の掛止め用凹部(21)と、これの後側の1
個の戻止め突部待機用凹部(22)とが設けられている
。ここで、持1g!用四部(22)の底壁は平坦である
が、掛止め用凹部(21)の底壁は前方に至るほど上側
となるように傾斜している。掛止め用凹部(21)は連
続的に2つ配置されており、戻止め突部(18)が最初
の掛止め用凹部(21)内に嵌まり込むことにより封印
されるが、さらにこれより強い力で紐(5)を引き絞っ
ても組押え片(4)が前進し得るようになされている。
組押え片(4)の上側壁に、弾性を有する側面よりみて
倒U字形の支持部材(42)により外方に向ってイ1勢
された封印状態表示用突起(43)が設けられている。
そしてこの突起(43)と同側のケース(3)の上側壁
(19)の所定箇所に、突起(43)が嵌め込まれる封
印状態表示窓(44)があけられるとともに、同上側壁
(19)の内面に突起(43)と支持部材(42)の上
辺部(42a)とを案内づるための凹溝(45)が窓(
44)の前後両側にこれを延長するように設けられてい
る。
封印前の第1図および第5図二点鎖に示す状態において
は、突起(43)と支持部材(42)の上辺部(42a
)の前端部とは案内用凹溝(45)内に嵌まり込んでい
る。また支持部材り42)の基部後端には後方に至るほ
ど下側に傾斜した傾斜面(46)が設けられており、こ
の傾斜面(46)の存在により、封印前の状態において
支持部材(42)の上辺部(42a )をケース(3)
の内側に有効に逃がすことができるものである。
組押えハ(4)前端の支持部材(42)の屈曲部の両側
には、平面よりみて小さ−い三角形状の組押え片持上が
り防止用突部(47)  (47)が設けられている。
これらの突部(47)  (47)の上端は案内溝(4
5)両側の上側壁(19)部分にわずかな間隙をあけて
対向せしめられており、後述のように組押え片(4〉が
前進して、これと一体の支持部材(42)の上辺部(4
2a)の前端部が封印状態表示窓(44)の真下を通過
するさいに、この上辺部(42a)の前端部が表示窓(
44)内に嵌まり込むのを防止するためのものである。
また組押え片(4)の前端部と後端部とにおいてそれぞ
れ組押え突部(13)  (13)の左、右両側に薄肉
の紐分離用張出部(48)  (48)と(49)(4
9)とが設けられている。これらの張出部(48)  
(48)  (49)  (49)は組押え片(4)の
左右両側においてそれぞれ上下に配置される紐(5)部
分を相互に分離する役割を果すとともに、紐(5)が引
き締められたさい、組押え片(4)に片寄った力が作用
し1.:場合に、組押え片(4)がケース(3)内にお
いて回転づるのを防止する役割を果すものである。
第1図に示すように、1木の紐(5)の所要長さの中央
部には、′8TI(5)のずれを防止するための結び目
(23)が設けられ、この結び目(23)を中心として
紐(5)が略中央部で折り返えされて、この折返し部(
5a)が組押え片(4)をめぐってこれの後部に掛は合
わせられている。そしてこの組押え片(4)より一側の
紐部分(15)がケース(3)の前部左側の紐挿通孔(
21)より外側に取り出されて被封印物引絞り用第1輪
状部(1G)が形成され、同級部分(15)の中間部(
15b)がケース(3)の前部右側の紐挿通孔(27〉
より再び中空部(6)内に入れられて組押え片(4)と
右側の楔(50)との間を通過し、さらに同級部分(1
5)の先端部(15c)がケース(3)の後部右側の紐
挿通孔(28)より外側に取り出されるとともに、上記
組押え片(4)より他側の紐部分(25)がケース(3
)の前部右側の紐挿通孔(27)より外側に取り出され
て被封印物引絞り用第2輪状部(26)が形成され、同
級部分(25)の中間部(25b )がケース(3)の
前部左側の紐挿通孔(27)より再び中空部(6)内に
入れられて組押え片(4)と左側の楔(50)との間を
通過し、さらに同級部分(25)の先端部(25c)が
ケース(3)の後部左側の紐挿通孔(28)より外側に
取り出されている。
なお、組押え片(4)の左右両側において、折返し部(
5a)に近い紐部分(15)  (25)の始端部(1
5a )  (25a )と、同中間部(15b)(2
5b )とは上下に重なるように配置されている。ここ
で、紐部分(15)  (25)の始端部(15a )
  (25a )は、それぞれ封印のさいに押え止める
必要がないので、組押え片(4)上側の幅狭の支持部材
(42)の左右両側に配置され、かつ両横(50)  
(50)の紐逃し用凹部(54)  (54)とストッ
パ(52)  (52)の紐逃し用間隙(53)(53
)とに嵌まり込むようにこれらに対向状に配置されてい
る。これに対し、両組部分(15)(25)の中間部(
15b )  (25b )は、それぞれ封印のさいに
押え止められるために、押え片(4)の左右両側の組押
え突部(13)  (13)と楔(50)  (50)
との間に位置するように、シlcがって下側に配置され
ている。
ケース(3)はたとえばABS等の合成樹脂製であって
、第8図〜第11図に示すように、これは金型により成
形された下半体(3a)と下半体(3b)とを融着によ
り一体化することによりつくられている。下半体(3a
)は平面よりみて長方形を有し、下半体(3a)の左右
両側縁部に垂下部<29)  (3(1)がそれぞれ設
(プられるとともに、同後端部に後壁(31)が設けら
れている。後壁(31)と左右雨垂下部(29)(30
)の後端部との間には所要幅の間隙(32)(32)が
それぞれあけられている。下半部(3b)は上半部(3
a)と同大の長方形を有し、下半部(3b)の左右両側
縁寄りの部分に一対の立上り部(33)  (34>が
設けられるとともに、同前端部中火に平面よりみて三角
形の前壁(35)が設けられ、前壁(35)と左右両立
上がり部(33)  (34)の前端部同志の間にはそ
れぞれ紐(5)2本分を押通し得る幅の間隙(3G> 
 (36)が平面よりみて逆F形にあけられている。ま
た下半体(3b)の上側壁は組み合わせ後のケース(3
)の中空部(6)の下側壁(20)を構成するものであ
り、この下半体(3b)の上側壁後部には、前記組押え
片(4)の戻止め突部(18)を嵌め込むための戻止め
突部待機用四部(22)と、これの前側、の戻止め突部
掛止め用凹部(21)とが設【プられている。下半体(
3b)の左右両立上がり部(33)  <34)のそれ
ぞれ内側壁はケース(3)の中空部(6)の左右両側!
 (11)  (12)を構成するものであり、これら
の前部内側に楔嵌込み用凹部(51,)  (51)が
それぞれ設けられている。
紐ゆるみ止め突部(37)は下半体(3b)に設けられ
ている。
下半体(3b)に対して上半体(3a)を、これらの左
右両立上がり部(33)  (34)の外側に左右雨垂
下部(29)  (30)が位置するように組み合わせ
ると、下半体(3a)と下半体(3b)との間に中空部
(6)が形成されるとともに、前壁(35)の両側に中
空部(6)の前端に連通ずる紐挿通孔(27)  (2
7>が形成される。
また下半体(3a)の後壁(31)が左右両立上がり部
(33)  (34)の後端部同志の間に配置され、後
壁(31)と両立上がり部(33)  (34)との間
に中間部(6)の後端に連通ずる紐挿通孔(28)  
(28)が形成される。そして垂下部と立上がり部(2
9)  (33)と(30)  (34)とによってケ
ース(3)の左右両側壁が構成されるものである。
これらの下半体(3a)と下半体(3b)との間に組押
え片(4)と、一対の楔(50)  (50>と、1本
の紐(5)とを、上記第1図に示すように組み込んだ後
、図示しない接合装置により下半体(3a)の左右雨垂
下部(29)  (30>の下側壁と、下半体(3b)
の上側壁の左右両側縁部とを相互に融着することにより
、下半体(3a)と下半体(3b)とが一体に接合され
て、ケース(3)が形成され、ケース(3)内に組押え
片(4)と、一対の撲(50)  (50)と、紐(5
)とが所定の配置で組み込まれた封印具(1)がつくら
れる。なJ3、一対の梗(50)(50)の組込み作業
が容易になるように、たとえばm (50)  (50
)の成形時にこれらを互いに連結する薄肉の帯状連結片
を一体に形成して、両撲(50)  (50)を相互に
分離不可能なものとする場合もある。この場合には、帯
状連結片は組押え片(4)の下方もしくは上方に、組押
え片(4)の前後動を阻害しないように配置すればよい
上記封印具(1)は、たとえば長さ2cm、幅1.6重
m、厚みQ、6cm程度の小さいものであり、その使用
方法を、以下に説明する。
封印具(1)の封印前の状態では、第1図と第2図、お
よび第5図に二点類で示すように、組押え片(4)はケ
ース(3)内の後部に配置されており、組押え片(4)
の戻止め突部(18)は中空部(d)の下側壁(20)
の待機用四部(22)内に嵌まり込むとともに、封印状
態表示用突起(43)は支持部+J(42)の弾性力に
抗してケース(3)内に押え込まれている。楔(50)
(50)はケース(3)の左右両側壁(7)(8)の凹
部(51)  (51)内に比較的フリーの状態に嵌め
込まれている。紐(5)の第1輪状部(16)と第2輪
状部(26)とはケース(3)を介してあたかも2重の
輪を形成している。
そしてこれらの第1および第2輪状部(16)(2G)
内に硬貨収納袋(2)の口部を嵌め入れ、この状態にお
いてケース(3)の後部外側の組(5)の両端部(15
c )  (25c )を引っ張る。
すると、第1および第2輪状部(16)  (26)の
大きさが共に減少して、硬貨収納袋(2)の口部がこれ
らの輪状部(1(3)  (2G)によって引き絞られ
、両輪状部(16)  (26)が最も引き締められた
さいには、第3図〜第5図に示すように、組押え片(4
)が紐折返し部(5a)と−緒に前進せしめられる。組
押え片(4)両側の模(50)  (50)はケース(
3)の凹部(51)  (51)内に比較的フリーの状
態に嵌め込まれており、楔(50)  (50)が最初
から凹部(51)  (51)の後壁に当接している場
合はそのま)動かないが、模(50)  (50)が凹
部(51)  (51)内の前側に位置している場合に
は、上記のようにして皿押え片(4)が前進すると、そ
の反力により組押え片(4)両側の楔(50)  (5
0)がケース(3)の傾斜状側壁(7)<8)に沿って
後退し、結局いずれにしても模(50)  (50)は
四部(51)(51)の後壁に当接する。したがって楔
(50)(50)とストッパ(52)  (52)との
間に隙間があいた状態となる。
組押え片(4)の前進により、紐(5)の所要の中間部
(15b)(25b)が組押え片(4)の左右両側壁(
11)  (12)と模(50)  (50)との間に
挾まれて組押え突部(13)  (13)によって押え
止められるとともに、組押え片(4)の戻止め突部(1
8)が薄肉部(17)の弾性により薄肉部(17)と−
緒に内側に押え込まれたのち、この戻止め突部(18)
が掛止め用凹部(21)に嵌め入れられて、凹部(21
)の後壁に掛iプ止められることにより、組押え片(4
)の後退が阻止され、硬貨収納袋(2)の封印が完了す
る。
このとき同時に、封印状態表示用突起(43)が支持部
材(42)の弾発力ににリケース(3)の窓(44)内
に嵌まり込み、これによって封印状態を外部より判別す
ることができるのものである。なお、この状態において
は紐(5)の結び目(23)が突起(43)の下側に入
り込むため、突起(43)が結び目(23)によって一
層押し上げられることになり、したがって表示窓(44
)内に嵌まり込んだ突起(43)を少々外から押し下げ
てもケース(3)内に入り込まない。
このような封印状態においては、ケース(3)前端部の
横断面円弧形の紐ゆるみ止め突部(31)の先端が被封
印物(2)に当接せしめられている。したがってこの封
印具(1)付きの硬貨収納袋(2)を持ち運びするさい
などに、封印具〈1)が上下に揺動しても、封印具(1
)は紐ゆるみ11:め突部(37)の先端を支点として
揺動するため、従来のようなでこ作用が紐(5)に働く
ようなことがなく、11(5)がゆるむようなおそれは
全くない。
ここで、さらにこの紐(5)の締付けによる封印状態に
J′3いて両輪状部(16)  (26)の紐部分(1
5)  (25)のうちの一方たとえば紐部分(15)
の方だけが被封印物(2)側より強く引っ張られた場合
には、第6図に示すように、同紐部分(15)の中間部
(15b)に圧接せしめられている楔(50)がII(
5)との摩擦抵抗によってケース(3)の左右両側壁(
8)に沿ってわずかに前進し、紐(5)の中間部(15
b)が2次的な力によってさらに強固に押え止められ、
したがって紐部分(15)は被封印物(2)側には全く
引き出されることがない。このため紐(5)は決してゆ
るむことがなく、完璧な封印を果し得るものである。
なお、紐(5)の第1および第2輪状部(16)−(2
G)は、図示のものは硬貨収納袋(2)の口部に1回だ
け巻き付けられているが、これらの輪状部(16)  
(2G)を2回あるいはそれ以上巻きつけて封印するこ
ともできる。
なお、上記実施例においては、ケース(3)の前端部に
紐ゆるみ止め突部(37)が前方に張り出し状に設【プ
られているが、このような突部”(37)は、たとえば
第16図の変形例に示すように、ケース(3)の前端部
自体が横断面円弧形となされることにより、ケース(3
)に突部(37)が一体に設けられていてもよい。
また上記実施例および変形例においては、紐ゆるみ止め
突部(37)は横断面円弧形を有しているが、これは横
断面三角形であってもよく、要するに突部(37)は先
端に至るほど先細りとなる形状であればよい。
また、上記実施例においては、封印状態表示用突起(4
3)が横断面倒U字形の支持部IJ(42)を介して組
押え片(4)に取り付けられているが、その他の弾性力
を有J−る支持部材により突起(−43)を組押え片(
4)に取付けてもよく、また突起(43)の形状は任意
である。突起(43)は組押え片(4)の上側壁に設け
られているが、これは組押え片(4)の下側壁に設けら
れる場合もあり、この場合には戻止め突部(18)は上
側壁に設けるか、また場合によっては省略することもあ
る。勿論、表示窓(44)は突起(43)に対応してケ
ース(3)の上側壁(19)または下側壁(20)に設
けられている。
また上記実施例においては、ケース(3゜)が上半体(
3孕)と上半体(3b)とにより構成されていて、これ
らが互いに融着により一体に接合されているが、上半体
(3a)と上半体(3b)はいわゆる接着によりあるい
は溶着により接合して−b勿論よい。その他ケース(3
)を一体成形によりつくることもできる。またケース(
3)は、図示のものは箱形であるが、円筒形等の形状で
あっても勿論よい。ケース(3)と組押え片(4)は合
成樹脂製であるが、これらはその他の素材によりつくら
れてもよい。紐(5)はたとえばナイロン製であるが、
その他の合成繊維あるいは麻等の素材によりつくられた
ものであっても勿論よい。また紐(5)の所要長さの中
央部に結び目(23)が設けられているが、これは無く
てらよい。その場合、紐(5)の折返し部(5a)は組
押え片(4)に接着等により固定するのが好ましいが、
封印作業においては紐(5)は左右にずれ難いので、単
に紐(5)の折返し部(5a)を組押え片(4)に掛は
合わせるだけでもよいし、組押え片(4)に設けた嵌合
溝に折返し部(5a)を嵌め八れるようにしてもよい。
なお、このように1本の11(5)を折返し状態で使用
するのは、紐(5)を組押え片(4)に掛は止めるさい
に便利であるからである。したがってたとえば2本の略
同良の紐を用いて、これらの一端部を組押え片(4)に
それぞれ固定し、これらの2本の紐によって両輪状部(
16)(26)を形成することにJ:す、この発明を実
施するようにしても勿論よい。この場合には、紐(5)
は組押え片(4)を介して一連のものと  −なってい
るのであるが、2本の組(5)の各一端部を皿押え片(
4〉に別々に固定するのは若干面倒である。
また上記実施例では、組押え突部(13)  (13)
が組押え片(4)の左右両側壁(11)  (12)に
3個ずつ設けられているが、これらの組押え突部(13
)(13)は、少なくとも1個ずつ設けられておればよ
い。組押え突部(12)  (1’3)の形状は、図示
のものに限らず、適宜の形状であってもよい。
また実施例では、組押え片(4)の後部下側に薄肉部(
17)と戻止め突部(18)が設けられているが、これ
らは組押え片(4)の前部の上下両側および同後部の上
下両側のうち、少なくとも1箇所に設けられておればよ
い。勿論これらの組押え片(4)に設けられた戻止め突
部(18)に対応して、ケース(3)の中空部(6)の
上下両側壁(t9> (20)の所定箇所に戻止め突部
掛止め用凹部(21)が設けられる。またこの掛止め用
凹部(21)は、図示のものは2つであるが、1つある
いは前後方向に3つ以上連続状に設けてもよい。
なお、上記実施例においては、組押え片(4)の両側に
一対の楔(50)  (50)が配置されているが、こ
のようなPl!1(50)  (50)を用いることな
く、ケース(3)の左右両側壁(7)(8)と組押え片
(4)の左右両側壁(11)  (12)とによってそ
れぞれ紐(5)の中間部(1’5b)(25b)を押え
止めるようにしてもよい。またこの場合には、ケース(
3)の左右両側壁(7)(8)に組押え突部を設けるこ
ともある。
また上記各実施例では、この発明の封印具(1)によっ
て硬貨収納袋(2)を封印りる場合を示したが、これに
限らず、この発明の封印具(1)は、その他の種々のも
のを↑j印するためにも使用し得るものである。
この発明による封印具(1)は、上述のように、ケース
(3)と、これの中間部(6)内に前後動自在なるよう
に収められた組押え片(4)と、1本の紐(5)とによ
って構成され、ケース(3)の前端部に先端に至るほど
先細となる紐ゆるみ止め突部(37)が設けられており
、紐(5)を引き締めることによりこれの中間部(15
b )  (25b ’)が組押え片(5)によって押
え止めた封印状態において、ケース(3)前端部の紐ゆ
るみ止め突部(37)の先端が被封印物(2)に当接せ
しめられるようになされているものであるから、この封
印具(1) (=Jきの硬貨収納袋(2)を持ち運びす
るさいなどに、封印具(1)が上下に揺動しても、封印
具(1)は紐ゆるみ止め突部(37)の先端を支点とし
て揺動するため、従来のようなてこ作用が紐(5)に働
くようなことが全くない。したがって紐(5)がゆるむ
ようなおイれは全くなく、完全な封印を果し得るという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による封印具の一部切欠き平面図で、
封印前の状態を示している。第2図は第1図I −II
線に沿う断面図、第3図は同封印具の封印後の状態の一
部切欠き平面図、第4一部切欠き平面図で、封印後にお
いてさらに紐部分が被封印物側より引っ張られたさいの
楔の移動状態を示している。第7図は同封印具の分解斜
視図、第4図は封印具のケースの上半体の平面図、第9
図は第8図IX −IX線に沿う断面図、第10図は同
上半体の背面図、第11図はケースの上半体の底面図、
第12図は封印具の組押え片の平面図、第13図は同右
側面図、第14図は同背面図、第15図は楔の斜視図、
第16図は変形例を示す断面図で、これは第5図に対応
するものである。 (1)・・・封印具、(2)・・・硬貨収納袋(被封印
物)、(3)・・・ケース、(3a)・・・上半体、(
3b)・・・上半体、(4)・・・、組押え片、(5)
・・・紐、(5a)・・・折返し部、(6)・・・中空
部、(7)・・・左側壁、(8)・・・右側壁、(11
)・・・左側壁、(12)・・・右側壁、(13)・・
・組押え突部、(15)  (25)・・・紐部分、N
5a >  (25a >・・・始端部、(15b )
  (25b )−中間部、(15c)(25c)・・
・先端部、(1G)  <26)・・・第1および第2
輪状部、(17)・・・博肉部、(18)・・・戻止め
突部、(19)・・・1−側壁、(20)・・・下側壁
、(21)・・・戻止め突部掛止め用凹部、(22)・
・・持1幾用凹部、(37)・・・紐ゆるみ止め突部、
(42)・・・支持部材、(43)・・・封印状態表示
用突起、(44)・・・封印状態表示用窓、(48)・
・・紐ゆるみ止め突部、(50)・・・模、(51)・
・・楔嵌込み用四部。 以  上 第8図 第10図 第1拒1 第16図 手続補正書(方代) 1.事件の大小1M+和5881特s”pK’JI第1
08368 、Q2 発明の名称 硬貨収納袋等の封印
具3 補正をする者 事件との関係    持r「出願人 4代 理 人 5 補正命令の日付   昭和58年9 月27日6、
補正により増加する発明の数 7 補正の対象 明細書の図面の簡単な説明の欄8補1
1二の内容 手続補正書 昭和59年9月12日 1、事件の表示  昭和58年持重コ1願第10836
8  号2、発明の名称 硬貨収納袋等の封印具3、補
正をする者 事件との関係    持1′:1出願人住  所 豊中
市東豊中町3丁目1番15号氏名・名称   冨 1)
住 男 4、代 理 人 住    所 大阪市南区鰻谷西之町57番地の6 イ
ナパピル6階5 補正命令の日付   昭和  イ1 
  月   口6、補正により増加する発明の数 補  正  の  内  容 1、 明細書の特許請求の範囲の欄の記載を別紙のとお
り補正する。 2、同書10頁12行の「二点鎖」を「二点鎖線」と訂
正する。 3 同書14頁14行の「四部」を「切欠き部」と訂正
する。 4、 同書24頁9行の「左右両側壁」を「右側壁」と
訂正する。 5、 同書29頁5行f7) r (121t+31 
J ヲr (131031J トi正する。 6、 同書31頁4行の[前後動自在なるように」島 を削除する。 同頁10行の「押え止めた」を「押え止められた」と訂
正する。 7、同書32頁末行の「第8図■−■線に沿う」を「同
上半休の中央」と訂正する。 8、同書34頁5行の「紐ゆるみ止め突部」を「紐分離
用張出部」と訂正する。 以  上 特許請求の範囲 中空部(6)を有づるケース(3)と、これの中空部(
6)内【(められ/Cl1l押え片(4)と、1本の紐
(5)とによって構成され、ケース(3)の中空部(6
)の左右両側壁(7)(8)f>(前方に至るほど内側
となるように傾斜せしめられ、組押え片(4)の左右両
側に少なくとも1個ずつの組押え突部(13>  (1
3>が設(ブられ、ケース(3)の前端部に先端に至る
ほど先細となる紐ゆるみ止め突部(37)が設置ノられ
、紐(5)が所要長さの略中央部で折返えされて、その
折返し部(5a)が組押え片(4)にl) 4ノ合せら
れ、この組押え片(4)より一側の紐部分(15)がケ
ース(3)の前部より外側に取り出されて被封印物引絞
り用第1輪状部(16)が形成され、同紐部分(15)
の中間部(151])がケース(3)の前部より再び中
空部(6)内に入れられて組押え片(4)ど中空部(6
)の左右両側壁(7)(8)のうちの一方との間を通過
し、さらに同紐部分(15)の先端部(15c)がケー
ス(3)の後部にり外側に取り出されるとともに、上記
組押え片(4)より他側の紐部分(25)がケース(3
)の前部より外側に取り出されて被封印物引絞り用第2
輪状部(26)が形成され、同紐部分(25)の中間部
(25b )がケース(3)の前部より再び中空部(6
)内に入れられて組押え片(4)と中空部(6)の左右
両側壁(7)(8,)のうちの他方との間を通過し、さ
らに同紐部分(25)の先端部(25c)がケース(3
)の後部より外側に取り出されており、上記第1および
第2輪状部(16)  (26)内に被封印物(2)が
嵌め入れられた゛状態においてケース(3)の後部外側
の紐(5)の両端部(15c )  (25c )が引
張られることにより、第143よび第2輪状部(16)
  (26)の大きさが共に減少して、被封印物(2)
がこれらの輪状部(iG)  (26)によって引き絞
られ、両輪状部(1G>  (26)が引き締められた
さいに組押え片(4)が紐折返し部(5a)と−緒に前
進lしめられて、紐(5)の所要の中間部(15b )
  (25b )が組押え片(4)の左右両側壁(11
)  (12)と中空部(6)の左右両側壁(7)(8
)との間に挾まれて組押え突部(13)  (13)に
よって押え止められるどどもに、ケース(3)前端部の
紐ゆるみ止め突部(37)の先端が被封印物(2)に当
接せしめられるようになされでいる硬貨収納袋等の封印
具。 807

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 中空部(6)を有するケース(3)と、これの中空部(
    6)内に前摂動自在なるように収められた組押え片(4
    )と、1本の紐(5)とによって構成され、ケース(3
    )の中空部(6)の左右両側壁(7)(8)は前方に至
    るほど内側となるように傾斜せしめられ、組押えJ今(
    4)の左右両側に少なくとも1個ずつの組押え突部(1
    3)  (13)が設けられ、ケース(3)の前端部に
    先端に至るほど先細どなる紺ゆるみ止め突部(37)が
    設けられ、紐く5)が所要長さの略中央部で折返えされ
    て、その折返し部(5a)が組押え片(4)に掛は合せ
    られ、この皿押え片(4)より一側の紐部分(15)が
    ケース(3)の前部より外側に取り出されて被封印物引
    絞り用第1輪状部(16)が形成され、同紺部分(15
    )の中間部(15b)がケース(3)の前部より再び中
    空部く6)内に入れられて組押え片(4)と中空部(6
    )の左右両側壁(7)(8)のうちの一方との間を通過
    し、さらに同紺部分(15)の先端部(15c)がケー
    ス(3)の後部より外側゛に取り出されるとともに、上
    記皿押え片(4)より他側の組部分(25)がケース(
    3)の前部より外側に取り出されて被封印物引絞り用第
    2輪状部(26)が形成され、四組部分(25)の中間
    部(25b )がケース(3)の前部より再び中空部(
    6)内に入れられて皿押え片(4)と中空部(6)の左
    右両側壁(7)<8)のうちの他方との間を通過し、さ
    らに同紺部分く25)の先端部(25c)がケース(3
    )の後部より外側に取り出されており、上記第1および
    第2輪状部(1G)  (213)内に被封印物(2)
    が嵌め入れられた状態においてケースく3)の後部外側
    の紐(5)の両端部(15c )  (25c )が引
    張られることにより、第1および第2輪状部(16)(
    2G)の大きさが共に減少して、被封印物(2)がこれ
    らの輪状部(16)  (26)によって引き絞られ、
    両輪状部(1G>  (26)が引き締められたさいに
    組押え片(4)が紐折返し部(5a)と−緒に前進せし
    められて、1ll(5)の所要の中間部(15b ) 
     (25b )が組押え片(4)の左右両側壁(11)
      (12)と中空部く6)の左右両側壁(7)(8)
    どの間に挾まれて組押え突部(13)  <13)によ
    って押え止められるとともに、ケース(3)前端部の紐
    ゆるみ止め突部(37)の先端が被封印物(2)に当接
    せしめられるようになされている硬貨収納袋等の封印具
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